こんばんは。
森澤 恭子です。
2022年12月より品川区長です。
戦後80年ということもあり、区長就任後初めて、広島へ。降り立ち、タクシーの中のニュースで流れていた言葉に、私はハッとさせられました。
「被爆」から80年。
広島の人たちにとっては、"戦後"ではなく"被爆"から80年なんだと。この節目に現地に来ることができたこと、有り難く思います。
式典会場に向かう道すがら、80年前の朝も、こんな空の下に、その後に起きることを想定もしない、人々の生活があったのだろうなと想いを馳せました。
「被爆80周年 広島市原爆死没者慰霊式並びに平和記念式」での、広島市長の平和宣言、こども代表の平和への誓い、広島県知事のあいさつは、それぞれ、どれも力強いものでした。
想いのこもったメッセージを聞きながら、
核兵器廃絶、核兵器のない平和な世界のために、唯一の被爆国である日本がどのような役割を果たすべきか。
を改めて考えさせられました。
◯広島市 松井一實市長の「平和宣言」より
「私たち市民は決してあきらめることなく、真に平和な世界の実現に向けて、核兵器廃絶への思いを市民社会の総意にしていかなれければなりません。」
「世界中の為政者の皆さん。自国のことのみに専念する安全保障政策そのものが国と国との争いを生み出すものになってはいないでしょうか。核兵器を含む軍事力の強化を進める国こそ、核兵器に依存しないための建設的な議論をする責任があるのではないですか。」
さらに印象深かったのは、湯崎広島県知事のあいさつでした。
◯広島県 湯﨑英彦知事 あいさつより
「抑止力とは、武力の均衡のみを指すものではなく、ソフトパワーや外交を含む広い概念であるはずです。そして、仮に破れても人類が存続可能になるよう、抑止力から核という要素を取り除かなければなりません。核抑止の維持に年間14兆円超が投入されていると言われていますが、その十分の一でも、核のない新たな安全保障のあり方を構築するために頭脳と資源を集中することこそが、今我々が力を入れるべきことです。」
ぜひ全文を読んでみてください。
湯崎知事の踏み込んだメッセージから、核抑止力とは何なのか、についても考えせられました。今こそ考えなくてはいけない、そして考え続けなくてはいけない課題です。
今回、様々な証言や写真、当時のことを描いた絵などを改めて見ても、原爆は一瞬にして、罪のない赤ちゃんから大人までの命を奪い、日常を、人生を一変させる悲惨で凄惨なものです。その後の後遺症なども含め長く人々を苦しめています。
果たして、人間が、同じ人間をそのような状態に追いやる、人類を破滅させるような、核兵器の抑止力をもってこの世界秩序を保とうとすることを容認していていいのか、今一度考えていく必要があります。
世界では戦争や紛争が決して過去のことではありません。
一方で、多くの犠牲と、先人たちの多大なる努力があって、今の平和な日本があるのだということをかみしめ、あたり前の日常があることに改めて心から感謝します。
核兵器廃絶、核兵器のない平和な世界の実現のためにー私も一政治家として、できることに、取り組んでいきたいと思います。
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品川区長 森澤 恭子
(2022年12月4日~)







