これはまだ大学生の頃の話です。


私は病気になりたてで、


まだ、病気自体を全く受け入れられていませんでした。


家族以外に病気のことを話す気には到底なれない頃、


大学の指導教授には、都合上、話さないわけにいきませんでした。


「家族以外には話していないので、秘密に。」と


念を押して、打ち明けました。


が、このバカ教授。


直後、病名を同期にばらしました。


同期から、「大変だね。」と言われ、絶句。


で、「えっと・・・話さないで下さいって、言いましたよね。」と


再度、お願いしました。


「わかった、わかった。すまん、すまん。」とか言ってたっけ。




・・・あれから10年。


こないだ、久しぶりに、バカ教授を囲んで、数名とお食事をしていたところ、


唐突にバカ教授が、


「KYOKOさんは、食べられるものと食べられないものがあるから。」と。


周りは、「え、なんですか?食べられないものがあるんですか?」と、不思議顔。


そりゃ、そんな不思議な発言したら、周りも聞くわな。


死ね、バカ教授。


余計なこと、言いやがって。


普通、わざわざ本人以外から、そんな話ふらねーんだよ。


などなど・・・内心、怒りが止まりませんでした。



このバカ教授には、かつて、体調がつらいときに言われた、


忘れられないひとことがあります。


「いいな~お前は。つらいのが体調に出て。俺はつらくても、休めない。」と。


えっと・・・休みたいから体調が悪くなってるわけじゃないんですけど。


難病になるってのが、どういうことか想像できないのか?


つーか、そもそもお前が休めない事情なんて、知らないし。


バカ教授、いつでも死んでくれ。