中医学には、「精(せい)」という生命活動を維持する基本物質があります。
今回は「精」について簡単にご紹介
「精」は原始的エネルギー物質のことで、人の成長・発育・生殖・老化などに関係するものと考えます。
「精(せい)」は二種類
「先天の精」
両親から受け継ぐ生命力の根源
「後天の精」
日々の食事より補充してゆく生命エッセンス
変化して人体の生理活動の維持するエネルギーになります
この二つの精は、中医学的概念の「腎(じん)」に蓄えられたものを「腎精(じんせい)」と呼びます。
「先天の精・後天の精」、「気・血・津液・精」も互いに協力しながら、からだの機能を維持しています
「腎精」の役割は
生殖をつかさどる
成長と発育をうながす
各種臓腑を滋養しながら様々な機能を支え、健康的な体質を維持する
などなど
「腎精」は日々減ってしまうものですが、日々の食事から生命エッセンスを補充してゆきたいですね
とっても簡単に「精」のご紹介でした