2023年2月23日(日)
20年前働いていた会社の仲間から連絡をもらった。
彼は5歳年下で確か私が27歳くらいの頃に
新卒で入社してきたと記憶している。
20年の時を経て、彼は今やかなり出世をしていて、
毎日忙しいに違いないが、それでもなお私なんかに連絡をくれるそのマメなところが、
きっと営業として成功する秘訣なんだろうと思う。
会社は外資系の医療関係の会社で、
その当初、トップの所長でも30歳くらい。
10人弱のメンバーで大学のサークル活動みたいに楽しい職場だった。
サークル活動の延長みたいなノリではあったが、
仕事自体は真剣そのもの。
月末になると、売り上げを上げるためにメンバー
一丸となって、目が回るような忙しさ。
でもちゃんと売り上げが上がると、
その分ボーナスにも所長評価で加算される。
一般的なOLよりかなりお給料はいただいていたと思う。
私が仕事というものの楽しさや喜びを覚えたのは、あの会社での経験に他ならない。
私の原点でもある。
私の日々の業務は営業さんから言われたオペ日に合わせて、
そのオペに必要な工具を病院に貸し出すという仕事だったのだが、
これが口で言うのは簡単だけれど、
工具の数は限られているし、
ドクターによって工具の好みや癖が違うので
間違えないように段取りし、
色んな病院に滞りなく回るようにしなければいけない。
そして毎日毎日、その重い工具を効率よく段ボールに詰めて出荷しなければいけない。
運送便の方が集荷にくる夕方前には、もう戦場。
絶対話しかけないで状態になる。
その何年間かで得られた特技としては、
空間認知能力だと思う。
パッと見ると測らなくても、ここにこれが入るとか入らないとかが分かる。
だって毎日毎日、大きさの違う様々なものを段ボール詰めしていたのだから。
今は全く職種の違うことを生業としているが、
そこで培った能力は相当いま役立っている。
その会社での仕事、本当に毎日ピンチの連続で、
ピンチの時の素早い行動や対処法なんかも
学んだと思う。
そんな中でできた仲間はいつまでも仲が良い。
皆んなもうなかなかの年齢になってしまったが、
きっと集まれば今でも大学サークル状態に違いない。
また皆んなに会いに行こう。
私に仕事の喜びを教えてくれた皆んな。
あの頃わたしいつもこんな格好してたんだよなぁ
コンサバが私の中の流行りだった
INTERIOR DESIGN PUPILLA