2023年3月6日(月)
相変わらず隙間時間を見つけては小説を読んでいる。
正確に言うと、
小説を読むための時間を無理矢理作っては、
読み続けている。
元々読書は好きだが、一昨年の夏頃からだろうか。
週に一度か二度は本屋に行き、
娘と共に小説を買い漁っている。
お陰で、まだ読んでいない本が部屋の片隅に
常に10冊くらいは積み上がっている。
まだ読まれる気配は、ない。
いつか読み返そうと思いつつ30年経ってしまった小説がある。
高校生の時に初めてその小説を読んで(当初話題だった)、なんだか訳が分からなかったけれど、
強烈に心に残る作品だった。
ようやく読み返した。
部屋の隅に積み重なった新刊をよそに古い小説を。
30年経って読んだその小説は話の筋は覚えていたものの、
初めて読んだのに近い感覚だった。
それだけ30年前に感じたことと、
30年経って感じた事は、違った。
主人公の男性が40歳近くになって、
20歳前後の自身の話を語る作品。
考えてみると、高校生の時の私はその主人公の過去の歳に近く、今の私は現在(主人公の)の歳に近い。
30年前によく分からなかったことが今は分かり、
30年前に手に取るように分かったことが今は分からない。
私は30歳の時に娘を産んだ。
ちょうど30年の年齢差。
そっか。自分の事だって30年前と今ではこんなに
考え方も感じ方も違うのだから、
娘と言えど、自分ではない違う人。
わかる訳がない。
娘。
先日、無事に高校を卒業し、4月からは東京。大学生。
関心するのは、一人暮らしのための準備なのか。
母への日頃の感謝なのか。
最近毎日夕飯を作ってくれる。
買い物までしてきてくれるオマケ付き。
こんな楽をさせてくれちゃって、
4月から貴女がいなくなってしまったら
ママはどうすれば良いのですか?w
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