ミイラの防腐剤や胃腸薬として使われた「クミン」の役割 | kyokoの「食べてキレイに健康に♪」

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飲食店フードコンサルタント・フードプロデュース・フードスタイリスト・料理研究家・フードアナリスト・健康美容アドバイザー・薬膳・食育講師として活躍。

元エステティシャンの経験や様々な食の資格、知識を元に
健康や食&美容に関する情報をお伝えします

今回は私のスパイスコレクションの中の「クミン」をご紹介します





皆さん「クミン」って食べたことがあると思いますが
よくカレーのスパイスとして使われてます。
最近では「クミン」で「体脂肪が落ちる」とか言われてますが
「クミン」の役割知ってますか?




クミンはエジプトではミイラの防腐剤や鎮痛剤、胃腸薬
して用いられたと記述が残っているくらいで
薬膳では腹痛、胃痛、下痢、腸内ガスの排出や、
肝機能の向上などが期待できます


肝臓は臓器の中でも
代謝・解毒・排出させたりとかなり重要な役目をしています

★肝臓が元気でいるうちは・・・ビックリマーク

有毒物を解毒させ老廃物を排出したり、脂肪を分解したり、
栄養素や糖質やたんぱく質を代謝させる機能があります。

★肝臓が弱ると・・・ビックリマーク

その役目が出来ないので、脂質を分解できず
太りやすくなったり、うまく解毒できずに老廃物がたまり
肌荒れの原因や、疲れが取れなかったりします。

なので肝機能の向上が期待できる「クミン」を食べると
肝臓が元気になり脂肪の分解がスムーズにいくことで
「体脂肪が落ちる」と言われているのかもしれません。

まあざっくりいうと、
体が正常な状態になると
自然と標準体形に戻る
わけです。


もともと「薬」の原料は食材です。
食材を『食べ物』として食べるか、『薬』として使うかに
分けていただけで
昔は『医食同源』食材を薬として使っていたのです。

今は医学が進み

食材→漢方→薬(加工)へと進化

「薬」にするにあたって加工や防腐剤などを用いるから
「薬」が悪いと言われていますが、
もし「薬」を飲まないのであれば、体に良い食材を
食べて下さい。

まず「病気を治す」薬や食材はないです。
食材や薬は、症状を和らげたり免疫力を上げるものです

病気を治すのは自分自身の細胞(免疫)「自然治癒力」なのです

だから日頃から体に良いもの、自分の体がほしがっているものに
気づき耳を傾けて食べて「免疫力を上げる」ことが大事です。

そして3大栄養素である「炭水化物・タンパク質・脂質」
バランスよく食べて、健康の3原則
「栄養・運動・睡眠」をきちんと心がけてくださいね


★クミンの料理の取り入れ方★

クミンは消化が悪い「牛肉」や「ラム肉」などの相性が良いです
体力をつけたいけど胃腸が弱い時などに
クミンパウダーと一緒に炒めたり
スープに入れて食べて下さいね。

*何事も量をとれば効果が上がるものではありません
1日のクミンの適量は1人小さじ1で十分だと思います。

*予防の一部としていつもの食材に取り入れてみてくださいね。
*キャラウェイと似ていますが、性質・薬効は異なるので気を付けてくださいね。



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