スポンサーが変われば『水戸黄門』は存続できた。「パナソニック ドラマシアター」が無くなったことで『水戸黄門』が「復活」したのは皮肉な話だ。
2015年以降の『水戸黄門』はスポンサーも時間帯も変わった。これは当然である。
〔17:31 - 2020年3月7日〕〔17:38 - 2020年3月7日〕
春日太一氏が「ガラパゴス的」という比喩表現を使ったせいもあるが、小生は最初、この辺の因果関係を よく理解できなかった。1990年代後半から民放が時代劇から撤退していった理由はスポンサーの意向だったのに、『水戸黄門』が2011年まで存続したのもスポンサーの影響力のせいだという理屈だった。
春日太一氏著「#なぜ時代劇は滅びるのか」43ページによると、『水戸黄門』の企画は1969年当時でも「アナクロ」(これも分かりにくかったらが「時代錯誤」のような意味らしい)とされ、TBS側が反対したが、松下電器の宣伝担当の逸見稔が強行したらしい。(続く)
(続き)次の44ページでは松下の主な顧客の年齢が30~40代だから、『水戸黄門』の高齢の視聴者は松下電器にとっても歓迎しにくいものだったという説明がある。それでも逸見稔は松下幸之助の意志を継いでナショナル劇場を続けた。(続く)
(続き)1995年の逸見稔没後も、松下電器(パナソニック)提供で『水戸黄門』は2011年まで続いた。その理由は松下電器の意向なのか、TBSの意向なのか、よく分からない。
〔午後6:40 · 2020年10月21日〕〔午後6:40 · 2020年10月21日〕
〔午後6:44 · 2020年10月21日〕〔午後3:19 · 2020年10月23日〕
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〔2014年(平成26年)12月16日~31日〕
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関連語句
〔水戸黄門〕
〔水戸黄門漫遊一座〕〔水戸黄門 金食い虫〕(twitter)
〔なぜ時代劇は滅びるのか @kyojitsurekishi〕(twitter)
〔#なぜ時代劇は滅びるのか〕(twitter)
参照