日本女子バドミントンでも中国人コーチが協力した。
アメリカ女子ソフトの監督が日本をたたえて言った「メダルの公平性」からいえば、ロシアと藤木スペインのメダルが不動だった以上、デュエットで日本がメダルを獲れて、チームで井村中国がメダルを獲れたのは世界のシンクロ界のバランスにとって非常によかった。私はチームでの中国メダル獲得を願っていた。まことに嬉しい。
日本だって初のメダルを獲った競技では嬉しいだろうし、その場合、過去のメダルの常連がメダルを逃すこともあっただろう。
日本では建前上「自分のため」の五輪参加がもてはやされているので、過去の日本のメダル連続は今の選手に関係ないだろう。中国人は国家を背負っているから100年の夢を語り、それに中国にとって初のメダルは意味がある。
井村コーチは『巨人の星』の星一徹や『柔道一直線』の車周作に似ている。
梶原一騎のスポーツ漫画では、主人公(星飛雄馬、一条直也など)の師匠が物語の後半で敵に回る。主人公は、場合によってはそのかつての師匠(の弟子)に倒されながらも、最後には勝利する。
井村コーチはもはや練習の中で日本人選手に教えることはなくなり、あえて敵にまわって実戦の中でかつての教え子を鍛えようとしたのだろう。
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梶原一騎の世界
梶原一騎のスポーツ漫画では、主人公(星飛雄馬、一条直也など)の師匠が物語の後半で敵に回る。主人公は、場合によってはそのかつての師匠(の弟子)に倒されながらも、最後には勝利する。
井村コーチはもはや練習の中で日本人選手に教えることはなくなり、あえて敵にまわって実戦の中でかつての教え子を鍛えようとしたのだろう。
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梶原一騎の世界
梶原一騎のスポーツ根性ものは、のちの水島新司やあだち充の台頭によって、80年代以降は過去のものとされ、おまけに梶原作品は明らかに「男」の根性を描いている。
ところが「女の戦い」である花様游泳が、偶然ながら梶原一騎の世界そのままになっているのである。
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井村コーチは契約の期限の関係で中国コーチを辞任。中国側は当然、慰留したが、井村氏は辞意を変えなかったようだ。
└→ジーコがウズベキスタンの監督、アドバイザー
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バンクーバー五輪に出る日本人選手も、外国人コーチから指導を受けている選手が相変わらず多い。
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08年8月末
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2008年7月~8月
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