「知ってます?40代は自らこの世を去る人が、1番多い年代なんですよ。」

本日40歳になった知人におめでとうと言ったら、そんな話をされた。
40代を生き抜いてやります!の決意と共に。

昔の自分を見ているようだ……。

僕の好きな浜田省吾の歌の歌詞に、40歳になる日のことを強く意識させられていた。

「40回目の誕生日に
 自分の頭を 撃ち抜く奴は
あまりに一途な 理想の世界を
描き続けた そんな男さ」

『MY OLD 50'S GUITAR』
浜田省吾

収録アルバム『誰がために鐘が鳴る』(90年)

芥川が35歳、太宰が38歳。
僕は30代後半の方が生や死を意識していたし、
実際に30代後半には1度、自らこの世を去ることを真剣に考えたことがある。

自分の頭を撃ち抜くか?
辛くても苦しくても生きるか?

僕は生き抜く道をを選んで今日まで来た。

「大丈夫!君が生きることを諦めさえしなければ、辛く苦しくても生き抜けるよ。」

そんな無責任な言葉は言えなかったが、
僕は昔の自分にならそう言いたい。