細見恭司 ㈱第一建設 ホテルアカデミー学長さんのプロフィールページ

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母のきものを整理していたら、思いの外、大島紬がたくさん出てきたので驚いた。大島紬は高価なものというイメージがあったからなおさらだ。貧乏文士(父のことです)が、そうたやすく手を伸ばせるわけがない。昔はさほど高いものではなかったのか。

いちばん驚いたのは、「佐和子が生まれたときに買った」と畳紙にメモ書きの残された1枚を発見したときだ。墨色の地に大小の花の図柄があしらわれたきもので、「花文泥大島」というのだと、きもの編集者のカバちゃんが教えてくれた。もはや70年の年月を経てしっかり生き残っているヴィンテージものである。

これを着て『徹子の部屋』に出演したところ、
黒柳徹子さんにたいそう褒められた。