どうも!毎度おなじみ(?)チーズ大好き「さすらいの食人S」です。

 

ヨーロッパの伝統的なチーズに学び、日本でもクラフトマンシップあふれるナチュラルチーズをつくる生産者が増えています。

 

“ジャパニーズ・ウイスキー”と同じように、ひとつのカテゴリーとして世界でも認められる日が、日本のチーズにも訪れる!」これまでの日本の食文化の変遷を考えれば、これも夢物語ではないはずです。

 

そこで、チーズの伝統国ではないけれど、実はクラフトマンシップあふれるチーズがたくさんつくられているアメリカ(工業的かつ大量生産のチーズばかりではないんです!)にひとっ飛び。

 

日本のアルチザンチーズに関するワークショップを仲間と行ってきました。

 

東海岸の古都、リッチモンドへ!

 

アメリカのチーズ関係者による大きな団体「American Cheese Society」主催のカンファレンスがこの夏、ヴァージニア州のリッチモンドで開催されました。たくさんのチーズ関係者が集まる、絶好の機会。私たちのワークショップもその開催に合わせて、実施してきました。

 

会場は、カンファレンスセンターからほど近い、おしゃれなギャラリースペースを貸切。

 

 

実は、参加者の募集は春にWebで行ったのですが、限定30名があっという間に完売!急遽、36名に枠を増やしましたが、それでもキャンセル待ちがあとを絶たずという盛況ぶり。

 

日本のアルチザンなチーズ=職人魂がこめられたチーズ。

 

いかにアメリカでも関心が高いかを感じつつ、当日を迎えました。

 

真の日本らしいチーズづくりとは?

 

HOW TO MAKE CHEESE TRULY JAPANESE 真の日本らしいチーズづくりとは?」と題した私たちのワークショップ。

 

「アメリカ・・・ドタキャンもあるのでは?」という我々の心配をよそに、時間通りにやってくる参加者たち。生産者もいれば、ディストリビューターや小売担当、さらには愛好家やジャーナリスト・・・「チーズ愛」にあふれたアメリカ人の熱意に、もう驚嘆です。

 

 

チーズは4つのテーマで紹介。スライドでチーズのレクチャーを行った後に、お待ちかねの試食へという流れです。

 

テーマ1. ヨーロッパの伝統製法を日本スタイルで

 

北海道・しあわせチーズ工房の「幸(さち)」。スイスとフランスの国境エリア、アルプスの山小屋でじっくり丁寧に銅鍋でつくられる製法を、北海道の足寄町で。

 

 

日本でも人気となった「ラクレット」のチーズ。これは北海道・十勝のモール温泉水で表皮を洗って熟成させたもの。十勝ブランドのひとつとして、人気も急上昇中です。

 

テーマ2. 日本の微生物を活かす

 

先日、TBS系列の人気番組「情熱大陸」にも登場した、千葉県大多喜町「チーズ工房 千」柴田千代さんの「竹炭 熟成」。チーズづくりに欠かせない乳酸菌も自家培養。デリケートな口あたりのチーズです。

 

 

こちらは、長野県佐久市「ボスケソ・チーズラボ」の「MIMAKI」。同郷にある黒澤酒造の蔵付き乳酸菌を使ったソフトタイプのチーズです。

 

テーマ3. 日本の特産食材とコラボ

 

こちらは味噌漬けのチーズ。北海道は十勝・大樹町にある「半田ファーム」のもので、濃厚な味噌のうま味がチーズに染み込んでいます。

 

 

こちらはドライフルーツにした柚子!ミルキーでフレッシュなチーズにまぶした「雪花 柚子」は、外国人にもスキーリゾートで有名な北海道のニセコから。「ニセコチーズ工房」は他にもたくさんの国産ナチュラルチーズをつくっています。

 

テーマ4. ヴィジュアルでも日本らしさを!

 

三角のシェイプ、富士山です。しかも、浮世絵でも人気の「赤富士」。国産の唐辛子パウダーがまぶされた山羊乳のチーズです。クリエイティブでおいしいこのチーズは、広島県「三良坂フロマージュ」から。

 

 

世界中で知名度も高いカマンベールタイプのチーズに、笹の葉をあしらって。こちらは北海道を代表するチーズ工房「共働学舎 新得農場」の「笹ゆき」です。

 

日本酒でペアリング!沸きに沸いた「試食&質問タイム」

 

日本酒も特別に日本から持参。

 

うま味たっぷりの特別純米酒「十旭日(島根)」、爽やかな酸味が心地よい「モダン仙禽 無垢(栃木)」、そしてハチミツのように甘い「貴醸酒 満寿泉(富山)」です。

 

 

一つひとつのチーズのこと、それらにひもづく日本の気候風土、日本の職人のこと・・・。

 

矢継ぎ早に尋ねられる質問に、できるだけ丁寧に答えたつもりですが、時間に限りあり。正味2時間のワークショップは、あっという間にお開きとなりました。

 

キーワードは「Education, Sharing, Networking」

食を通じた文化交流は、こうしたいわば“民間外交”がカギを握っています。そこには、熱意によって生み出される「感動体験」があるからです。

 

表層的なマーケティングだけではなく、心の温度が通ったものがあるかどうか。フードビジネスもそうです。「感動体験」に下支えされた外食産業は、きっと海外でも成功するはずだと改めて思いました。

 

(by さすらいの食人S)

 

協力:Japan Cheese Co.

 

 

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