アメリカ支配の下、金融、株式市場、先物、
不動産ファンドの勢いが歯止めが効かなくなっている。
日本はヨーロッパ、アメリカと違って、預金、現金主義、
投資には用心深い国民と思われていたが、
銀行の低金利のよる誘導により、NISA等の投機が活発になっている。
株式、為替、不動産投資は簡単に言ってしまうと人気投票みたいなモノで、
その上がり下がりで利益を生み出す、しかしあくまでもギャンブル。
これは安倍政権下の日銀のマイナス金利とされている向きもあるが、
それ以前の小泉政権下のアメリカ言いなりの郵政民営化がターニングポイント。
郵貯の莫大な資金がターゲット。それ以降は老後資金の2000万円、
メディア通じて煽るわ煽るわ、貯蓄から投資。
この調子でいくと日本国民の所有資産は半減、5分の一、それ以下。
バブルが弾ける時に誰にババを掴まさすか、財力の乏しい投資家、
それと年金機構が投資運用して莫大な国民の積立金が犠牲になるのが濃厚。

もちろん巷ではベンツ、レクサス等、高級車に乗り換える人は増えたが、
日本古来のヤクザの元祖、任侠が仕切っていた賭場、
アメリカで発展したカジノは、
欲の皮が突っ張った金持ちから金を吸い上げる為に、
VIP待遇をして最初は勝たしてどっぷりいい思いをさせておいて、
勝った何十倍のお金を簡単に吸い上げてしまう。
これらは古今東西、昔から変わらない博打の常套手段
大王製紙の御曹司・井川意高のカジノ106億円使い込みが物語っている。
言える事は胴元は損をしない仕組みなっている。

本来株式は資本主義における、経済発展の有効手段、
先物取引は本来、供給、価格の安定を約束するモノだが、
実際はそうとはならず、瞬時の情報、期待、品薄、社会的気配等、
原油価格は使用価値とはかけ離れた、産油国に200%有利に推移している。

現在の投資は経済理論とはかけ離れた、
最も資本を所有している胴元が好き放題、
もしくは何らかの目的があって資金を集めている。
京都、滋賀のマンション建設が活況を呈している。
滋賀は以前から動いていたが、
この2、3年は京都の街中で建設中のマンションが増えている。
ご存じのように日本の人口は驚くほど減少傾向。
中国が不動産バブルで経済が失速し、今尚ゴーストタウンが至る所にあり、
その処理に手こずっている。世帯数の2倍も3倍のマンションを建設し、
住まずして転売差益に群がった中国富裕層、
多くの人が群がった為、これは直ぐに破綻する羽目に、
ネズミ講は国の全員が手を出すと破綻するが、これの初期版。
京都、滋賀以外の都市でもマンション建設が進んでいるのなら、
日本の不動産も危ない、と言っても中国経済、
国からの締め付けに嫌気指した中国富裕層が買い漁っている、
とも言われていて、これはこれでヤバい。
いずれにしても投資目的で住まないマンションが増えていて、
これは住宅が一般労働者が到底買えない価格になって弾けるのだろう。

日本国が進めている投資を小学生から老人までやったらどうなるか、
この数年の株式の推移を見ると儲かるだろう。
こんなに儲かるから全員がやるとなると、そうはいかない。
誰しも楽して生活をしたい。工場で働く人がいなくなる。
米、野菜を作る人いなくなる。魚を捕る人も、道路工事をする人も、
一番いなくなるのは重労働、低賃金、人から蔑まされる職業。
もちろんこれは極論でこんな事態にはならないが。
現在、日本人の若い人がやりたくない職種に、
東南アジアの貧困層の若者が代わりに起用されているが、
いずれにしても将来的には日本の多くの若者が
これらの職業に就かざる得ない事態になるだろう。
未来志向のない利益だけを追求する投資経済は、
廻りまわってこれからの若者を窮地に追いやり、
合法的な奴隷環境も作ってしまう事にもなりかねない。


ヨーロッパ、アメリカ、日本が進めている投資国家は矛盾を孕んでいる。
又、資本を集めて利益追求の経済は随分前から限界にきていて、
東南アジア、アマゾンの天然資源の宝庫を利益を生み出す為に環境破壊、
秩序の破壊、アフリカの奴隷的低賃金の若い労働者の生み出し、
これは偏に冷酷な投機による利益の要求、金を生み出すマシーン化。
投資者はその事業が社会的、道徳的、地球自体の存亡、
そんな事を気にする事も無く、儲かったかどうかが重要事項。
お金儲けして何が悪い、と言う声も聞こえてくる。
その通り、この社会で生きる為にはお金が必要、大事。
その先端貨幣がビットコインとなるのか?
しかし錬金術師まがいの貨幣は集積回路の中を高速回転し、
膨大に熱量を発して仮想空間だけしか使えない幻の金貨。
永遠に現物を手にする事も見る事も出来ない貨幣、暗号資産なのである。

年末にとり止めも無い戯言を言ってしまった( ´艸`)。
もっと日本の抱えている問題点を掘り下げて述べてみたかったが、
年の瀬、何かと取り急ぎの野暮用が生じて、中途半端で悪しからず。

師走にかけて撮影して、未整理の写真を取り繕い、今年の写真納め。
北野天満宮はこの時期でも多くの参拝者が訪れているが、
その先の平野神社は桜の季節まではひっそりとしている。



鳥居前の桜の木は少し前に上部が折れてしまい、
残された幹から大きな桜の葉が伸びている。









桜苑は寂しい限り、









その中でひと際目を引くショッキングピンクの花。






彼岸花だが、

 


平野神社のこの花は頓にこの時期に咲くようになっているので、
そろそろ師走花に改名してもよさそう。









鳥居下に春めいた花を発見







この時期に余り立ち寄らない嵯峨清凉寺。



阿弥陀堂の初春の紅白の梅は、
今は右の白梅は枯れ枝を白くし、
紅梅後ろの楓が代わりに紅く、







こんなに遅く見頃を迎えているとは、










庫裏前のモミジはすっかり葉を落とし、










残り黄葉が形よく、









弁天堂は冬支度、









多宝塔、聖徳太子殿は落葉の中、










十日ほど前は艶やかに染まっていたと聞く、










多宝塔裏では源融の墓の前に咲く山茶花、









葉を落とす直前の真如堂の赤門、









本堂裏の屋根に掛るモミジ、










やはりこちらの手水屋にも山茶花、









最後は今期4回目の京都府庁、










ほぼ紅葉は枯れ落ちていたが、
東南角のこの楓だけが黄色く、

 

 

 

 

 





3回出くわしたウエディングドレスの新婦は流石にいない、

 

 

 

 

 





年を越せるだけでもありがたいか?( ´艸`)。