細野晴臣さんのドキュメンタリー映画が本日公開された。
残念ながら東京のシネスイッチ銀座、ユーロスペース、
京都の公開はまだまだ先になるが、待ち遠しいのでつい...

 



細野晴臣のプロフィールをざっと紐解くと、
1947年生まれの東京出身の音楽家。
漫画家を目指した事もあったが、
高校時代からフォークの洗礼を受け、
1969年に立教大学在学中にエイプリル・フールの
ベーシストとしてメジャーデビュー。
1970年に大瀧詠一、松本隆、鈴木茂とはっぴいえんどを結成。
1973年よりソロ活動を開始。同時に林立夫、
松任谷正隆らとティン・パン・アレーを始動させ、
荒井由実などさまざなアーティストのプロデュースも行う。

1978年に高橋幸宏、坂本龍一とYMOを結成し、
松田聖子や山下久美子らへの楽曲提供を手掛け、
YMO「散開」後はワールドミュージック、
アンビエントミュージックを探求しつつ、
作曲・プロデュースなど多岐にわたり活動。
2017年11月に6年半ぶりとなるアルバム「Vu Jà Dé」をリリース。
2018年には是枝裕和監督の映画「万引き家族」の劇伴を手がけ、
2019年3月に1stソロアルバム「HOSONO HOUSE」を自ら再構築した
アルバム「HOCHONO HOUSE」を発表している。
そして今年音楽活動50周年を迎え、
記念すべくドキュメンタリー映画が制作された。

日本人のミュージシャンで一番好きかもしれない。
もし間違ってミュージシャンを目指したなら、
おそらく師と仰ぎ、後を追いかけていただろう。
もちろん音楽の才能など全く持ち合わせていないし、
それ以上にカンタンに追いつける存在でも、
凡人などには到底理解できるお方でも無い(笑)。


ジャンルもフォーク、ロック、テクノ、エキゾチカ、アンビエント、
エレクトロニカ、ワールドミュージック、ニューエイジ、
歌謡ポップまで、とにかく細野晴臣にとってジャンルの壁は無い。
何処までもワールドワイドな音楽に接し、ホントに愛し楽しんでいる。

1970年代に多くのアーティストの作品で演奏に参加している。
あがた森魚、生田敬太郎、いとうたかお、井上陽水、
遠藤賢司、大野義雄、岡林信康、小椋佳、加川良、笠井紀美子、
加藤和彦、金延幸子、ガロ、喜多嶋修、小坂忠、斎藤任弘、
ザ・ディランII、沢チエ、ジミー・蒔田、高田渡、寺本圭一、
友部正人、中川イサト、中川五郎、中山ラビ、中島みゆき、
西岡恭蔵、布谷文夫、平尾昌晃、ブレッド&バター、星野源、
ミッキー・カーチス、南正人、南佳孝、森山良子、矢野顕子、
山下達郎、山本コウタロー、和田アキ子等、


細野晴臣のデビュー50周年を記念する同作は、
幼少期の音楽との出会いから、はっぴいえんど、YMO、
ソロとしての活動など細野の足跡が垣間見れ、、
作年の台湾公演を皮切りに、イギリス・ロンドン、
アメリカ・ニューヨーク、ロサンゼルスで開催された
ワールドツアーの模様も映し出される。

 



登場人物はバンドメンバーの高田漣、伊賀航、伊藤大地、野村卓史、
ヴァン・ダイク・パークス、マック・デマルコ、水原希子、水原佑果、
ロンドン公演に参加した高橋幸宏、小山田圭吾、坂本龍一、
監督は佐渡岳利が務め、ナレーションは星野源。


細野晴臣ファンに取っては見所タップリだが、
もう一つ気になる事がある、タイトルの『NO SMOKING』。
世界中が広がる禁煙網、細野晴臣は無類の愛煙家である。
増々肩身が狭くなる愛煙家の憂いが、
どうもこのタイトルに込められているようだ。

 


私は10年前まではヘビースモーカーで、
珈琲と煙草をこよなく愛していた。

昔の俳優の良し悪しは煙草の吸い方で判断され、
煙草を吸う名場面も多く残されている。
ハンフリー・ボガード、ジャン・ギャバン、
女性ではマルレーネ・ディートリッヒ。
吸い方で若者に影響を与えたのが、
「勝手にしやがれ」のジャンポール・ベルモンド、
何といってもダントツに格好良かったのが、
24歳でこの世を去ったジェームス・ディーン。
日本の女優でも淡路恵子、去年亡くなられた江波杏子さん。

江波さんは元々肺が弱かったので喫煙は避けていたが、
俳優になり、より良い演技を追求する為に煙草を吸いだし、
煙草の吸い方では日本一上手な女優と称されていたらしい。

細野晴臣さんは大きな声では言えないが、
「20世紀の文化を支援してきた紫煙に、
突然愛想をつかすわけにはいかないのです。」と、
死ぬまで禁煙はしないと言っているそうです。
この言葉はホントによく理解できるので、
何か細野さんを10年前に裏切ったような気にもなるが、
せめてご臨終の際は思い切り煙草を一服して、
紫煙の妄想とあの世に行きたいと思っている(笑)。

 


早く京都公開にならないかな~
もちろん細野さんに会いに行きます。