箱根駅伝…観戦記? | 無精庵徒然草

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無聊をかこつ生活に憧れてるので、タイトルが無聊庵にしたい…けど、当面は従前通り「無精庵徒然草」とします。なんでも日記サイトです。08年、富山に帰郷。富山情報が増える…はず。


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[以下、駄文風日記風レポートが始まります。読売新聞社主催の箱根駅伝について、ちゃんとした様子を知りたい方は、下記がいいです:
箱根駅伝公式Webサイト
箱根駅伝ミュージアム
 なお、この頁の最後に秘蔵画像が ! !


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→ 第84回箱根駅伝(東京箱根間往復大学駅伝競走)のポスター。



 走る。ただ淡々と走る。胸の中ではどんな思いが沸き立っているのか、それとも先へ先へと逸るばかりで、脳裏は真っ白なのか。
 昔、アラン・シリトーの小説に『長距離走者の孤独 』(新潮文庫)ってのがあって、小生は、その題名に惹かれて手に取ったものだった。


 主人公の「スミスは、練習のために早朝から走る。走りながら、いろいろなことが彼の頭の中に浮かんでは消える。いろんなことを考えながら、ただ黙々と彼は走る 」、社会の底辺を生きるしかない若者。
 本書が訳されたばかりの頃は、高度経済成長の真っ只中を突っ走っていて、当時は小生にしても実感などどれほど感じ取れたか覚束ない。


 今、日本は一握りの成功者(勝ち組)と圧倒的大多数の、生活の上で縮小再生産を余儀なくされる人々とに酷(むご)いほどに厳しく分断されてしまっている。

 ある意味、この作品は現代の日本にあってようやく共感を持って読めるようになったのかもしれない。沈みゆく戦艦大和にあって、船もろ共に沈むことを強いられる人々と、ボートか飛行機かそれとも真っ白な帆も誇らしいヨットで船から悠々と逃げ延びることの出来る、ほんの僅かな人々。


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← 神奈川大学の最終ランナー。



 自転車操業。先行きが真っ暗であっても、走り続けるしかない。止まれば…休めば…、その瞬間、命が尽き果てる:
スミスは、走ることが嫌いなわけではない。 走っているときは孤独だが、「この孤独感こそ世の中で唯一の誠実さであり現実であり、決して変わることのないという実感」であると考えている。彼の目に映る世の中があまりにも偽善にあふれているから、彼は、変わることのない真実を求めて憤り続けるしかない。


 どうして日本はこんな国になったんだ?


 ま、そんな野暮な話は止めにして、本題だ!



箱根駅伝…観戦記?


 過日、箱根駅伝の復路を応援・見物に行ってきた。目が覚めた時間が正午過ぎで、寝惚けていて目覚ましにテレビを見ようとPCで番組表をツラツラ眺めたら、「箱根駅伝」の文字が。
 箱根駅伝……録画……?
 そんなわきゃない!
 たった、今、走っている最中だ!

 小生、やっと目が覚めた。


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→ 憧れの白バイ。…だからって、小生を追わないでね。係員が10kmの看板を持っている。小生が目覚めた時、トップの選手はここを走りぬけていたわけである。


 チラッとテレビを見ると、先頭争いを演じているチームの選手はゴールまであと十キロとアナウンスしている。
 ゲッ! 間に合わないじゃん!


 あーあ、せっかく箱根駅伝のコースである第一京浜へは(真っ直ぐに向えば)自転車を駆れば十分あまりもあれば行ける地に住んでいるのに、例年なら帰省していて郷里のテレビで観戦のはずが、今年は事情があって東京で自宅待機で悶々としているという、ある意味、恰好の観戦の機会なのに、みすみす見逃してしまうのか…。


 見たい! 心は孤独なランナーを。そう、思いの丈がどんなに募るものがあっても、ひたすら黙して走るしかない、心は孤独な狩人 なのかもしれないランナーを見たいんだ!


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← 国士舘大学か。



 が、アナウンスする人の話だと、後続集団は京急蒲田駅近くをどうとか言っている。
 これは…。小生の俊足を以てすれば、先頭には追いつけずとも(とっくに可能な観戦ポイントを過ぎている)、後続集団のランナーの一人か二人くらいは、その雄姿を見ることができるかも!


 小生、特定のチームを応援しているわけではない。
 また、母校が出場しているわけでもない。


 要は、正月早々から頑張っている姿を見て、励みにする、自分を叱咤する、つまり、自分の気持ちを目覚めさせたい、それだけなのである。
(それに白バイを見たい!…これは内緒。)


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→ 国士舘大学のランナーだよねって聞くような状況じゃないって。



 慌てて着替え、愛車(真っ赤なポルシェ…じゃなく自転車)をかっ飛ばし、第一京浜へ。
 小生の観戦ポイントへ。
 段々、第一京浜に近付く。
 のはいいとして、あと一分もすれば第一京浜というところで、ゾロゾロと(までは行かないが)家路を急ぐ人の波が。


 見れば、第一京浜にはもう既に車が往来している。
 そう、下りも上りも車が横行しているのだ。 


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← 白バイ! 追われて逃げるとヤバイ!



 下りはいい。今日の箱根駅伝は復路だから、下りは交通規制が掛かっていないのは当然なのだ(なので、車で時間を適当に見計らって下り車線を車かバイクか自転車で走りつつ観戦ってのもいい)。
 でも、上り車線も車が走っている……ってことは、もう、ランナーは走りすぎてしまった。交通規制は上りも解除されたってこと……?


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→ この集団のトップは順天堂大学か?



 が、諦めの悪い小生、とりあえず第一京浜へ。白バイくらいは見えるかも。
 すると、ランナーが一人ガードの透き間越しに見える。
 小生、第一京浜に平行して走っている裏の道路を愛車を駆って、ランナーと併走しようとする。


 が!
 追いつけない! 自転車で懸命に走っている小生より、ランナーが早い!


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← 順天堂大学? 法政大学、さらに後続に東京農業大学が。



 とにかくランナーを一人でも見ることができたのだ。もう、諦めが付くってもの。
 でも、お巡りさんたち、交通規制を解除しようという動きにならない。
 第一京浜の沿道には人垣とまではいかないが、間を割って観戦するのは憚られる程度に観戦の人の波(列?)が延々と続いている。


 そうか、トップ集団はとっくに行き過ぎていても、全てのランナーが走りすぎたわけではない。箱根駅伝が終わったわけじゃないのだ。


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→ 東京農業大学、そして大東文化大学?



 小生、急いで自転車を止め、施錠し、鍵束をきちんとポケットに突っこみ、沿道の手すりに近付く。


 人の列はほとんど切れ目なく続いているのだが、幾重にもギャラリーが密集しているわけじゃないので(サンバパレードじゃないっての!)、人の頭越しではなく、肩と肩の透き間越しに沿道を見ることが容易にできる。


 待つことしばし。
 すぐに続くランナーが見えてきた。


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← 大東文化大学?



 そうそう、上り車線も車が走っているが、それは片側二車線のうち、真ん中側の車線は車が通行できるようになっているから。なので、遠目には車が走っているように見えるのは当然で、沿道側の車線は規制されていて、そこを選手や大会関係の車、パトカー、そして憧れの白バイ、その他が通っていくわけである。


 気になる婦人警官らも、ランナーの走る車線を真剣な表情で(グッと来る!)規制している。時折、沿道から一般者が走りこんでくる。


 すると、お巡りさんが駆けつけて、ランナーらと交錯しないよう、一層、神経を尖らせて規制しようとする。
 惚れ惚れするねーって、何処を見てる小生? 婦人警官を応援に来たんじゃないって。


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→ ついつい白バイを撮っちゃう。選手らを見守る大学関係の車からだろうか、メガフォンで「一人でも追い抜こうね」なんて、選手に声を掛けていた。



 一人、また一人とランナーが蒲田・大森本町方面から走ってくる。
 段々近付く。シャッターチャンス!
 が、ランナーは早い。一人のランナーを一枚、撮るのがやっとだ。


 これは、昨年で最後となった東京国際女子マラソンでの観戦などで経験していることだ。
 ランナーが行き過ぎても後ろ姿など撮らない。
 そんな余裕はない。とにかく、次の選手の雄姿を撮ることに専念する。
 で、余裕があったら、あるいはランナーとランナーの間に時間があったら、白バイや○×を撮るのだ。


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← 選手をあまり撮れなかったので、やっぱり白バイ。二台の白バイに、バイバイ!



 目覚めが正午過ぎという失態を正月早々やらかした小生だが、僅か数人とはいえ、箱根駅伝のランナーの雄姿を生で観戦できて嬉しい。
 喝が入った気分である。
 
 小生には、マラソンについては幾つかの思い出がある。
 それも、自分が走った思い出。
 小生は今はもう見る影もないが、こう見えても(?)走るのが大好きなのである。


 長距離走者の孤独をどんなに味わってきたことか。走ること。足で、あるいはオートバイで、時に書き続けるという形で。もしかしたらランナーズハイ って奴を味わいたいだけ、ただそれだけのために…。
 
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→ あーあ、行っちゃった。終わった。っていうか、選手は未だこの先10キロほど走る! 「2008年 (第84回) の箱根駅伝の結果 駅街ガイド - 箱根駅伝の結果.jp 」や、詳しくは「箱根駅伝公式Webサイト 」にて。



 一つは高校時代、体育大会で走ったもの(高校二年のときは5位。三年のときは7位。上位じゃない? でも、いずれもぶっつけ本番。体育系のクラブとは無縁の小生なのだ)。


 二つ目は、大学に入学した年の大晦日の真夜中のマラソン大会(大学のキャンパスに設定された20キロの山道・峠道をちょっと少なすぎる灯りと係員の誘導を頼りに走る。二百人ほど参加して、小生は16位。これもぶっつけ。賞品に日本酒を貰った。賞品が出る、それも16位なのに…と意外なことに嬉しかった。上位20位まで賞品がもらえるのだと、その時に知った)。


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← 1987年の青梅マラソン大会での小生の雄姿。真ん中やや右側、青のトランクスで走るのが小生。大会の一ヶ月前には両膝共に歩くのも辛いほどに故障していた。この時に使ったゼッケンなどはついこの間まであったはずなのだが…。写真、本邦初公開!



 三つ目は、青梅マラソン(これは、順位など論外。走る一ヶ月前に既に両足の膝を痛めていた。完走したという記録に残るギリギリのところで走りきった)。
 四つ目はスポーツグッズのミズノが主催するマラソン大会。
 これらの四つは、いつか、折を見てドキュメントタッチでレポートしたい。
 当時の日記が所在不明。資料が出てきたら、その資料で裏付けし、記憶の欠落を補いつつ書きたいと思っている。


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→ 30キロを規定時間内に走りきった直後の画像。多分、業者が撮ったもの。依頼すれば拡大写真を、というわけだろう。こうした業者がいなかったら、一人でバイクで会場へ向かい、(沿道の観客はともかく)誰の応援もなく走り、歩くのもやっとの足でバイクを駆って帰途に着いた小生なのだから自分が走った写真などあるはずもない。



 特に青梅マラソンの思い出は、「関越道でのあわや遭難事件 」に匹敵する思い出なので、いつか必ず書くつもりでいる(資料…廃棄してしまった可能性が出てきた。昨年末、書籍をほぼ全て処分した際、ドサクサで舞い上がっていて、雑多な書類と一緒に捨ててしまったらしいのだ!)。


(「東京国際女子マラソン…感動のラストシーン 」の中で、高校時代の体育大会と、大学での大晦日の深夜マラソン大会の二件については、簡単にだが、書いている。)

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