東京は広いと実感した。
かみさんの小学校の同窓会があるというので送り迎えで吉祥寺に行ったが、
片道3時間、待ち時間3時間、帰りに3時間の合計9時間もかかった。

待ち時間はオークスの馬券を買いに新宿に戻り、この往復で1時間ちょっとかかった。
検討する時間はわずかに10分足らずで、エイヤと買ってしまった。

吉祥寺に戻り、本日の一食目を食べるためにウロウロと探し回った。
気分としては、1時間ちょっと残っているので、ビールを飲みながらゆったりと食事が出来るところを探し回った。しかも、食後にはタバコが吸える店が望ましい。

ちょうど3時から競馬中継がはじまるので、オークスの頃はタバコが吸える時間となる。

久しぶりの吉祥寺だったが、人気の街らしく若者であふれていた。
新型インフルエンザの影響は大分薄くなったという実感だったが、まばらにマスクをしているヒトにも出会った。

(写真)肉屋に向かってのものすごい行列
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そしてこんな行列にもであった。
多分、一個120円のコロッケを買うための行列なのだろう。
並ぶほどの時間も無く、何の行列かを聞く余裕もなく、のちのために写真だけを撮りさらに歩き回った。

ジイ様が、競馬中継を聞きながら食事をする店はなかなか見当たらず、しょうがないから伊勢丹の地下のレストラン街にでもするかと諦めたが、まてよ、このままではいかん! と気を取り直し、メイン道路を外れた小路に入ったら、気になる店が目に入ってきた。

目を引いたワードは「レモンステーキ」。
酸味の利いたソースがかかったステーキなのだろうがこれも悪くない、ビールとあいそうだ。
ということで、ふらんす亭の「レモンステーキ」を食べることにした。

(写真)ふらんす亭のレモンステーキと名物のカレーの小鉢
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すきっ腹に不味いものはない。美味しいものを食べたかったら、すきっ腹にすることが間違いない条件だが、これを抜きにしても「レモンステーキ」はこの店の看板だけあって美味しかった。

ちょっと甘みがある酸っぱさと醤油ベースの濃くのあるソースと薄くスライスした牛の肩肉のステーキ。 脂っぽさを酸味で消し、肉の硬さを薄いスライスで逃げた「レモンステーキ」は、ビールに最高のつまみだった。

ライスは、カレーをかけて食べたが、牛肉カレーというよりもシチューに近く、カレーとしてはさほどでもないが、シチューライスとしてはそこそこだろう。

全体的に若者向きの脂っぽさと濃くがあったが、ビールのつまみとしては新鮮な味でもあった。

こんな調子だから、気になる競馬中継の方は、イヤフォーンで聞いていたが頭に入らず、レッドディザイアと追い込んだブエナビスタがゴール前で競っていて、1着か2着かは写真判定になった。
「わずかにブエナビスタが優勢か?」というアナウンサーの言葉を最後にプチッと切れてしまった。
しまった電池を換えてなかった! と後悔したが後の祭りだった。
3着は何がきたのだ? というところも気になったが、本日は“THE END”でした。

まあ~「レモンステーキ」に出会っただけでもいいか?
という慰めでかみさんをピックアップし3時間かけて帰宅した。

オークスの結果は、三連単で二番人気が入り、投資額は回収できなかったが不本意ながら取っていました。エイヤッと考える間もなく買ってしまったので、その中に紛れ込んでいた。
電池が切れ写真判定の結果が出た瞬間の感動が無かったせいか、いまいちリアリティが無く何かの間違いではないかとも思ったりしている。
しかし、身体には疲れが残っていてグッタリだった。東京は広いし、かみさんと行くと疲れる。これだけはリアリティがある。