土曜日となると受診者が二名のため健康診断が早く終わった。
20度を超える汗ばむほどの好天気なので、
一度は行列に並んで『玉ひで』の親子丼 を食べてみようかな?

ということで、11時20分に並んだ。
もう既に20メートルぐらいの行列が出来ていて、店の周りをぐるりと取り囲むように並んでいた。

(写真)行列が長~い長~い玉ひで
イメージ 1


待つこと40分で中に入ることが出来た。
下足番がいる古いタイプの上がり口から上に上がり、ここでも行列でチケットを求め5分ぐらい並ぶ。
土曜日のメニューは2品。「元祖親子丼」か「匠親子丼」。
バリウムを流すためにビールは当然として、やはり元祖かなということで、これを注文。

席に案内されざっと見ると30人は詰め込める感じだが、
掘りごたつ風のところに足をいれ座った瞬間に待たされることもなく、ビールと親子丼がきた。
この手際よさがないと行列をさばけないことは確かだが、素晴らしい、訓練された流れ作業に乗ってしまった感がある。

(写真)元祖親子丼
イメージ 2


45分並んで食べた一口目は、悪くはないが銀座の『比内や』で食べた時の感激ほどではなかった。
『玉ひで』はとき卵に火を通していて柔らかい食感を残しているが
『比内や』のは、これに生卵がかかっている分ツルッ~とした不思議な食感を作り出していた。

可もなく、不可もなくまた食べたいという気にもならない親子丼だった。
味的にはこれは作れそうな味だと思った。

行列の中で、「一度並んでみたかった。今日は並べて感激。」という出張族の若者5人がいたが、この言葉が適切な評価のようだ。
1300円で、45分並び、5分で食べるので1時間持つから素晴らしいのだろう。
これが行列のできる店の効用かもわからない。