店長の独り言&キャロット通信

「実りの秋」「収穫の秋」「味覚の秋」、美味しいものがどんどん出てく

るはずの秋です。が、今年の秋は、例年に比べると、「不作」のものが多そ

うです。当店の「農薬不使用」の野菜類も、産地がいつもとは違うものが

多く、苦労されています。慣行農法のお米は、比較的収量も良いみたいで

すが、しっかり出来ても、飲食業界の需要が少なく米価も下がって、農家

の方には苦労が絶えません。そんな農業ですから、後継者も少なく、日本

の農業の将来は不安ばかりです。先進諸国の中でも、ダントツに「食料

自給率」が低い日本は、現状輸入している食料が絶たれれば、食べるも

のがなくなります。世界中が異常気象の中、農作物が不作になれば、もち

ろん自国優先ですから、日本に食料をわけてくれるか、保証はありません。

異常気象が続く昨今、国民の食糧確保の為に政府は、国策として「農業」

を守るべきなんですが、対策は取られているようには思えません。若い人

が、就労する気になる農業をつくらないと、高齢者が農業をやめていけば、

日本の農業は、廃れます。現実に廃れていってます。食べるものがなくな

ります。今回の「総裁選挙」に、話題にも上がりません。困ったものです。

 農業を産業の「一つ」としか考えていない政策は、理解できません。農

薬使用量の「金・銀・銅」メダルは、中国・韓国・日本です。今後、中国が

ここから抜けていきます。「オーガニック農産物」として農作物を「強い」

輸出品と育成していこうとするロシアに見習った形です。日本は、反対に、

世界中で使えなくなった「農薬」の「吹き溜まり」になっています。「ラウン

ドアップ」アメリカで「発がん性あり」で裁判で負けて使えなくなったもの

が、日本のホームセンターにドーンと並んでいます。(「ラウンドアップ・グ

リホサート・アメリカ・裁判敗訴」でググれば、山ほどニュースが・・・。)

農薬の残留基準は「国」が安全性を担保してある・・・いいえ、日本の基

準は緩いんです。同じ「人間」なのに、基準が一桁ほど違います。日本人

は農薬に強いと思ってるみたいです、農水省・厚労省の方は。冗談でしょ。

店頭に2020年3月に三菱ケミカルに各国の残留農薬基準を調べさせ

たデータファイルあります。是非、覗いてみてください。何で基準が違う!

 ということで、当店が扱う野菜は「農薬不使用・化学肥料不使用」が基

準です。「低農薬・減農薬」は基準が不明確なので扱いません。健康に良

いとされる「野菜」を食べれば食べるほど、体に悪いでは、・・・・。化学肥

料も「硝酸態窒素」など、山ほど問題あります。安全なものだけ扱います。