大阪市の平松邦夫市長は8日の定例会見で、大阪府の橋下徹知事が掲げる「大阪都」構想について、「都構想が何かを変えるというのは幻想に過ぎない。体制を変えることがメリットにつながるというのは、ある意味目くらましだ」と批判した。

 平松市長は「日本中が経済の転換点の中で閉塞(へいそく)感に襲われているのに、橋下知事はわざと大阪だけがだめだという絞り込んだ議論をしている」と指摘。「大阪都ができたときに関西州はどうなるのか。大阪の中だけのことをやるロス(無駄)を考えるべきだ」と主張した。

 さらに、橋下知事の政治手法について「あまりにワンパターン。自分の意見を聞かない者は敵であるかのようにみなす手法が、本当に子供の教育にとっていいことなのか」と疑問を投げかけた。

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