タンヌーラ(旋回舞踊)

タンヌーラとはアラビア語でスカートを意味し、エジプトの様々な民族楽器による演奏と民謡歌手の宗教的な詩、そして預言者ムハンマドを賛える歌を朗誦する中でダルビッシュと呼ばれる旋舞手(ダンサー)がカラフルなスカートを身にまとい、長時間旋回し続けながら神との一体を図るという、イスラームのスーフィー信仰から発展した舞踊です。身にまとうタンヌーラ(スカート)は半径が1メートル以上あり、熟練の旋舞手が何枚も重ねたタンヌーラを高速回転を続けながら華麗に取り外していく様は圧巻です。

エジプトの文化遺産継承のため1988年に設立されたエジプト文化省直属の『Al-Tannoura Troupe』(エジプトタンヌーラ民族舞踏団)は、現在カイロ市内のスルタン・ゴーリー隊商宿にて毎週2回公演を行っており、エジプト国民だけでなくエジプトを訪れる世界各国の観光客が劇場へ足を運んでいます。同団は世界中で高く評価される民族舞踏団として各国で開催されるイベント、フェスティバルに招かれ公演を行っています。

タンヌーラのみをエンターテイメントとしてショーアップしたダンスは現在カイロ市内の高級ホテルやナイル川のクルージング船などでも楽しむことができます。



エジプトはナイルのたまもの-タンヌーラ

タブラ クワイエサ

タブラ クワイエサは日本人によるエジプト太鼓(タブラ)だけのアンサンブルバンドで、2001年にカイロで結成されました。メンバーは現在13人で、うち11人がエジプトへの音楽留学経験があります。2001年以降、年に数回エジプトに渡り、タンヌーラ民族舞踏団(前述)のメンバー(Adel YousefMuhanmad Yousefら)に直接教えを受けています。またハミス・ハンキッシュ(Khamis Henkishi)氏、サィード エル アーティスト(Saiid el Artist)氏など、世界的に有名な音楽家とも親交が深く、音楽を通して交流を続けています。

日本にエジプト太鼓(タブラ)とアラブ音楽の豊かさをひろく紹介することを目的とし、現在は東京都内を中心に全国各地(過去2年以内では鹿児島、大分、福岡、長崎、兵庫、大阪、京都、岐阜、愛知、静岡、神奈川、東京、埼玉、千葉、茨城、宮城の16都道府県)でコンサートやワークショップを開催しています。


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