倍以上 二酸化炭素 石炭は

 NHK等で、天然ガスの発電所のCO2排出量に比べ、石炭は倍のCO2が出てくると言っているのです。
 私もバクっとしたことを言ってしまう事が有りますが。黒鉛の発熱量が394kJ/molで、メタンの低位発熱量が802.3なので、炭素1個の発熱量は約倍になるのです。それに加え、天然ガスの発電効率は、コンバインドと呼ばれる物で、汽力発電所より効率が良いので、もう少し有利だと思います。日本の場合、液化天然ガスなので運んで来るエネルギー等も入っているのだろうか。でも昔液化に必要なエネルギーは、小さいと読んだことが有る気がします。
 完全に変わりとして使える方法だと、倍位です。石炭は、セメントの焼成炉のバーナーで使われることが有り、こちらが有意義な気がします。厳密には石炭に2割弱灰が有りますが、二個Cを燃やしても、CO2が2個です。メタンはCO2一個に、水分子が2つ出てしまうので、排ガス量が多く、排ガス持ち出し熱容量が少し多いです。石炭から灰を除去する必要が有り、普通の場所では使えないのですけどね。