おいしい給食3、席替えはポジションを全うできない | kuwanakenのブログ

kuwanakenのブログ

プラス思考は、好きじゃない。
前を向いたり、しゃがんだり、
振り返ったり、無理をせず、
幸せレンガを、積んでいこう。

 給食が大好きな甘利田先生の物語「おいしい給食3」が再放送されています。このテレビドラマは東海地方で放送されていなかったので、もっぱら再放送を楽しんでいます。僕も給食が大好きだったので、相槌を打ちながら見ています。

 

 給食以外でも、おもしろい場面がいくつも出てきます。たとえば席替えです。その教室ではくじ引きで決めていました。新しい席にみんなが座ると、先生が「お前は一番前へ変われ。後ろだと居眠りをする」などと、何人かの席を移動させます。

 

 甘利田先生は「今後、席替えはしない。なぜだか分かるか」生徒はシーン。「ポジションが重要だ。自分の置かれたポジションを認識しろ。そのポジションを全うしろ」甘利田先生は熱く語りますが、生徒たちはポカーン。

 

 高校三年生の時、毎月のように席替えをしました。50年前の話です。方法はくじ引きだったり、おみくじだったり。毎回手を替え品を替え、趣向を凝らした席替え方法を考えました。気を衒って、吹き矢で番号札を射抜いたことも。

 

 当時の担任A先生は「また席替えしたのか。やめてくれ」と怒りました。「誰がどこに座っているか分からなくなって、やりにくい」というのです。どうして嫌がるのか分かりませんでしたが、席替えはしなくなりました。

 

 蕎麦屋をやっている時、昼の忙しい時間が過ぎると、従業員を休憩に出したりして一人で切り盛りする時がありました。大勢のお客さんが来ても、伝票を書いている手間を惜しんで、注文は暗記しました。まだ、記憶力の良い頃の話です。

 

 ある時、北島三郎さんが20人くらい引き連れて来店されました。一度に全員の注文を聞いて、次々と捌いて行きました。調理が終わりかけた頃、席を移動する人が何人かいて、混乱してしまいました。座席と注文を紐づけて記憶していたのです。

 

 甘利田先生もA先生も、生徒と座席を紐づけることで管理し易くしたかったのだと思います。ポジション云々は、きっとこじつけでしょう。ストーブ横の席になった粒来君は、ストーブでピザトーストを作りました。ストーブ横のポジションを全うします。