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2018-04-03

飛び入りで助っ人ボーカル!

テーマ:酒&タバコ

話題は、2月に遡ります。

 

大雪のせいで、毎月クラブでやっているジャズライブが、中止になりました。

 

 

どうりで、店が静かだなあ、と。

 

ミュージシャンが揃わない。というか、誰も来られない。

 

アルトサックスのアベさん、ギターのオオタケさん、

 

ドラムのウチヤマさん、オルガンのミズサワさん。

 

4人が全員来られないなんて、初ですわ~

 

 

この大雪では、移動が危険なので、仕方がない。

 

客も、俺しかいなかったので、

 

大人の歌をカラオケで歌って、何とか場をしのいでいました。

 

(つのだ☆ひろとか、ビリー・ジョエルとか、クラプトンとか)

 

 

そうしたら、10時半頃になって、サイトウ君が登場。

 

おお、5人目のメンバー、ベース担当の彼ですね。

 

せっかくだから、歌ってもらおうということになりました。

 

 

11時から、彼のソロコンサート開始!

 

 

サイトウナオヤ君は、燕三条駅で路上ライブを定期的にやっていて、

 

固定の女性ファンもたくさんいる、30代のシンガーソングライター。

 

アベさんに声をかけてもらって、ジャズのバンドに参加しているんですね。

 

彼は、この店で定期的に単独ライブをやっているので、

 

ジャズが中止になった分、せっかくだから彼に歌ってもらおう、ということに。

 

しっかりギター持参で来ていたので、彼も快諾。

 

 

彼がミスチル好きなのは知っているので、会話が盛り上がって、

 

ミスチルを何曲か、カバーで歌ってもらいました。

 

俺の好きな「クロスロード」も。

 

 

前半終了して、休憩で談笑していると、

 

彼がふいに、チャゲアスの話題に食いついてきました。

 

…オレ、チャゲアス大好きッスよ~!

 

…おお、そうか、いいねえ。

 

…じゃあ、チャゲアス歌いますか!

 

 

すげえ、奴は、「ひとり咲き」を知っているんですね。

 

あれは、サビの要所要所で、微妙なハモリが入るので、

 

そこだけ、俺が手伝ってあげることに。

 

 

お~、なかなか、いい感じ☆

 

 

 

マスターが、せっかくだからもう一曲いきましょう、と言うので、

 

2人で相談して、「エピローグ」をやろう、と。

 

俺がサイドボーカルで、と思ったんですが、

 

…いや、ここは、桑さん、メインで。

 

…はあ~? マジですか~

 

…いいじゃないですか。身内しかいないようなもんだし。

 

 

そうか、俺ってもう、この店の身内になってたんだ。

 

…じゃあ、やったろか!

 

 

ここのジャズライブに通って2年くらいですが、

 

まさか、ステージ側に立つことになろうとは…

 

 

 

歌詞、大丈夫かなあ、と言ったら、

 

サイトウ君が、あ、スマホで見られますよ、と。

 

なるほど、コード付きの歌詞が表示されている。

 

…いやいや、こんなちっちゃい字、見えませんって。老眼なんだから!

 

 

大丈夫、この歌は、頭に歌詞がちゃんと入っているから。

 

 

…桑さん、ちょっと声下さい。

 

…あ、はいはい、あ~♪

 

…はい、OKです!

 

 

うわあ、ちゃんとミキサーで調整してくれるんだ、すげえ。

 

 

ギターの伴奏で、イントロが流れる。

 

さい~ごの~こ~と~ばを~

 

 

ウイスキー2杯目ということもあって、いい感じの酔った勢い。

 

サイトウ君は、上手にかぶせてくれました。

 

やっぱプロはカッコいいわあ~

 

これなら、遠慮なく声が出せますね。

 

 

きっちり最後まで、気持ちよく歌わせて頂きました。

 

みなさんのあたたかい拍手をもらって、いい夜になりました。

 

 

マスターがちゃっかり動画を撮ったそうです。うひゃー

 

 

 

大雪で、誰も来れないジャズライブ。

 

しんしんと降る雪の中で、フォークデュオの歌声が鳴り響く。

 

 

 

ホント、飲み屋では、色んなことが起きます。

 

 

自分らしく、なれる空間。

 

新しい自分に、なれる瞬間。

 

 

サイトウ君と、がっちり握手して、お互いに、ありがとうございました、と。

 

 

楽しかった。

 

また、君のライブ、聴かせてもらうね☆

 

 

 

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同じテーマ 「酒&タバコ」 の記事
2017-10-06

ジャズとカラオケ

テーマ:酒&タバコ

先日、行きつけのクラブRでの、月イチ開催のジャズライブ。

 

 

先月からようやく行けるようになったんですが、

 

前回は、ドラムのウチヤマさんが欠席だったので、

 

今回、久しぶりに4人が揃った演奏を、じっくり聴くことができました。

 

 

俺は、少し遅れて入店したので、すでに1曲目が始まっていたんですが、

 

ありゃりゃ、いつもと何か景色が違う…

 

 

よく見たら、ドラムのウチヤマさんが、ピアニカを持って演奏していました。

 

彼は、ピアノも弾く人だったから、お、これは面白い、と思いました。

 

で、サックスのアベさんがいないなあ、と思ったら、ドラム叩いてました(笑)

 

 

『…いやあ、ちょっと1曲目は遊んでみたよ~』

 

 

アベさんは、アルトサックスがメインなんですが、

 

今回は、ソプラノサックスを持参。

 

曲の途中で、楽器を変えて、楽しんでいました。

 

 

何だか、豪華な感じがする~

 

 

4人が揃ったのは久しぶりですね、と言ったら、

 

いやいや、桑ちゃん入れて5人揃ったんだよ、と言ってくれて、

 

何だか、照れくさかったです(汗)

 

 

今回のナンバーは、俺が初めて彼らの演奏を聴いた時の曲が多かった。

 

枯葉。 愛のためいき。わが心のジョージア。 哀愁のヨーロッパ。

 

そして、俺が来るようになってから、やたらにやるようになった、ルパン三世。

 

愛のテーマとラブスコール、どっちがいい?なんて聞かれて、

 

やっぱりラブスコールっすね、なんてお願いして。

 

 

アベさんと俺は、スコッチウイスキーを愛飲する男なので、

 

ジャズライブの夜は、スコッチの売れ行きがいいのだ。

 

 

サックスって、相当な肺活量が要ると思うんだけど、

 

彼は、酔っ払って、楽しそうに吹くんですね。

 

 

終盤、哀愁のヨーロッパになると、ギターのオオタケさんに任せて、

 

アベさんは、カウンターに来る。

 

乾杯して、サンタナのメロディーで盛り上がる。

 

ようよう!と、2人で大拍手をすると、オオタケギターは熱を帯びていく。

 

 

あまりにもカッコいいので、アベさんは、ちょっと嫉妬。

 

あ~、オレもう、いらねえなあ、なんて、駄々をこねる。

 

何言ってんすか、あんたが行かないと始まらんでしょ、と俺は背中を押してあげる。

 

は~いはい、なんて言って、しぶしぶ戻って、ラストの曲を熱演。

 

 

会場は、一気にヒートアップ。

 

割れんばかりの大拍手で、ライブは終了。

 

楽器を片付けて、しばしの歓談タイムになります。

 

 

ふと、アベさんが言う。

 

桑ちゃん、カラオケ歌ってよ。

 

 

あ、はいはい。

 

アベさんは、俺より5つ年上で、

 

俺に、やたらとアニソンを歌わせるのです。

 

 

彼のリクエストで、ルパン三世愛のテーマを、と。

 

そしたら、彼がおもむろにソプラノサックスを出すんですな。

 

伴奏でちょっと入るから、と。

 

普通のカラオケに、プロの演奏が入ると、すげえカッコいい。

 

面白そうだ、と、ウチヤマさんも、ピアニカを持って入って来る。

 

うわあ、間奏がゴージャス~

 

 

何だか、「耳をすませば」みたいになっちゃいました(笑)

 

 

そのまま、コブラのエンディング、シークレット・ディザイアと、

 

あしたのジョー2の第2期オープニング、ミッドナイトブルース。

 

 

3曲、ゴージャスカラオケを堪能させて頂きました。

 

すげえ、こんな豪華な演奏で歌わせてもらったのは、初めてです。

 

 

いい夜になりました~

 

 

 

俺、嫌なことや、耐えられないことがたくさんあっても、

 

このメンバーの演奏を聴くと、一時だけ、忘れられるんですね。

 

毎月、この時間があるからこそ、がんばれるのかもしれません。

 

 

俺は、楽器の演奏はできません。

 

でも、周りの人が言ってくれるんです。

 

桑ちゃんの楽器は、喉だから、と。

 

 

 

お客さんを喜ばせてくれる社交辞令も含まれているんだろうけど、

 

それでも、褒めてもらえるのは、嬉しい。

 

中傷されることの方が多い人生だったから…

 

 

気持ちのいい夜でした。

 

 

彼らとの出会いが、縁が、俺の人生を、彩ってくれています。

 

 

 

…まだまだイケるじゃん、俺!

 

 

 

今宵は、フェイマスグラウス・スモーキーブラックを飲んでいます。

 

もともと、雷鳥の絵がプリントされている、かわいらしいボトルのスコッチなんですが、

 

このボトルの絵は、なかなかシブい。

 

そして、大人の味ですね~

 

 

おっさんになると、なかなか、心の底から笑う、ということが少なくなっていくもの。

 

でも、

 

でも、

 

でも、

 

ジャズの夜だけは、無邪気な少年の気分でいたいのです。

 

 

 

だからきっと、俺はこうして、今日を生き抜くことができるのだ。

 

 

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2017-09-18

あれから、10年。

テーマ:酒&タバコ

先日、スナックKのカウンターで、懐かしい人に会いました。

 

 

俺がブログを始めてまだ1年くらいの時に、

 

娘が大怪我をして、救急車で運ばれたことがありました。

 

(「娘が頭蓋骨骨折で入院」の記事参照)

 

 

その時、お世話になった、児童クラブのS先生。

 

俺より10歳年上の、大人の女性であり、教育者で、ダンサー。

 

 

あの時は、大変な思いをしましたねえ、って。

 

7歳の娘が、脳外科病院にかつぎこまれて、

 

色んな人が、出たり入ったりして、ドタバタして、

 

意識がはっきりしない娘の周りで、ガヤガヤと…

 

 

 

娘は、もう17歳になりました。

 

おかげさまで、元気です。

 

俺なんかより、ずっとしっかりしています。

 

 

俺は、父親としては、ダメな部類に入ると思うんですが、

 

娘がちゃんと育って、大人になってくれれば、それでいい。

 

色んな人が、娘をここまで育ててくれたのです。

 

 

 

S先生も、恩人のひとり。

 

迅速に対応して下さったからこそ、適正な治療を受けられた。

 

児童クラブの皆さんが協力して下さったからこそ、娘は助かった。

 

 

俺は、ずっと、そう思っています。

 

 

娘が生まれたこと自体が、奇跡であり、

 

大怪我をしても、奇跡的に、助かった。

 

きっと、強運の持ち主ですね。

 

 

娘は、3歳までに、一生分の親孝行をしてくれました。

 

だから後は、自分の好きなように、人生を楽しんで欲しい。

 

 

 

S先生に、改めてお礼を言って、乾杯して、

 

彼女が好きな、昭和のフォークソングを、カラオケで歌って盛り上がりました。

 

 

まだ現役で、教育者としてがんばっていらっしゃるようです。

 

よさこいダンスの指導も、続けていらっしゃるようです。

 

 

それを聞いて、安心しました。

 

 

娘が入院した時、

 

もう、この仕事できないかも、と思ったらしいから。

 

 

いやいや、

 

貴女のような方が、教育現場に必要なのです。

 

貴女がいてくれたから、娘は助かったのです。

 

 

ひとりの子供が育つためには、

 

多くの大人たちの、支えが必要。

 

 

娘は今、保育士になるために、勉強しています。

 

S先生をはじめとする、素晴らしい大人の皆様の、ご指導の賜物です。

 

 

かなり、お酔いになった先生を見送って、

 

しみじみと、想いにふけりました。

 

 

娘が成人して、就職して一人前になるまでは、まだ死ねんなあ…

 

 

上田正樹の「望郷」を歌って、しめました。

 

 

一度だけ 生まれてきて どこかに悔いを残したら

 

誰かにいつか 話す人生が 恥ずかしいから

 

 

 

S先生、いい夜になりました。ありがとう。

 

また、お会いしましょうね。

 

 

 

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2016-10-16

mother

テーマ:酒&タバコ

糸井重里のゲームではありません。

 

長渕剛の、名曲です。

 

 

お袋の四十九日の法要が、先月にあって、

 

妻と娘が、何とか都合をつけて、行ってくれました。

 

行方不明だった兄も、帰って来ていたらしくて、

 

ちゃんと、接客をしていたそうです。

 

 

それがよかったのか、悪かったのか、俺にはわかりません。

 

ただ、それを聞いた瞬間、体の力が抜けたのをよく覚えています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ずっと、

 

ここ最近、

 

自分の愚痴ばかり書いて、

 

読者の皆様は、さぞドン引きしたことでしょう。

 

 

でも、

 

書かずに、いられなかったんです。

 

 

誰でもいいから、

 

俺の話を、聞いて欲しかったんです。

 

 

そうしないと、死んでしまうから。

 

 

死にたがりのくせに、

 

まだ、生きることに何かを見出そうとする、

 

哀れな49歳の醜いオヤジを、嘲笑して下さい。

 

 

 

その夜は、月が、おぼろげな姿で、ぼんやり見えていました。

 

 

俺は、じっとしていられなくて、外に出ました。

 

土曜日の夜は、大抵、どこの飲み屋も混んでいるので、

 

店の入り口まで行って、賑やかな声が聞こえたら、入るのをやめました。

 

 

そうやって、しばらく歩いて、40分くらい経った頃、

 

俺は、ふだんあまり行かない、フィリピン人のスナックに入りました。

 

 

静かだったので、扉を開くと、

 

ママさんと、年配のお客が1人いました。

 

よかった、空いてる~

 

(それは、よくないことなんだろうけど)

 

 

このお店は、椅子の座り心地がいい。

 

歩き疲れた下半身を沈めるのに、ちょうどいい。

 

俺は、そこにいられるだけで、充分でした。

 

 

キープしてあるボトルで、ロックを頼んで、大きく、溜め息をひとつ。

 

お二人の邪魔をしないように、大人しく飲んでいました。

 

 

その“お兄さん”は、ただの酔っ払いおやじではなく、

 

どことなく、品性がある人でした。

 

カラオケが途切れたので、ママさんが、桑ちゃん、何か歌ってよ、と。

 

フィリピン系のお店では、洋楽を思いっきり歌えるので、

 

俺は、映画「明日に向かって撃て」の主題歌、「雨にぬれても」を選曲。

 

 

そしたら、その“お兄さん”が、食いついてきたんですね~(笑)

 

映画の話ができる人って、そうそう出会えるもんじゃないから、

 

何だか嬉しくて、ポール・ニューマンとロバート・レッドフォードの話をして…

 

彼はすでに出来上がっていたので、俺が来てから1時間後に、帰りました。

 

いい時間が過ごせて、俺はすでに、その時点で満足でした。

 

 

 

彼がタクシーに乗って、ママと俺だけになって、

 

久しぶりですね、なんて話をしていたら、俺、思わず、言っちゃった。

 

 

実は、8月に母親が死んでね…

 

 

ママさんは、真摯な表情になって、俺に言いました。

 

…桑ちゃん、歌いなよ!

 

 

ビリー・ジョエル、エリック・クラプトン、ボズ・スキャッグス、シカゴ、

 

ホール&オーツ、ワム、エルヴィス・プレスリー、メリサ・マンチェスター、

 

ホイットニー・ヒューストン、ビートルズ、プラターズ…

 

 

あらゆるレパートリーを歌った後で、

 

どうしても、歌いたい歌があった。

 

それが、長渕剛の「MOTHER」。

 

 

俺は、歌詞を、少し変えて、歌いました。

 

「笑ってばかりいる」を、

 

「謝ってばかりいる」と…

 

 

親父が、怒鳴る。

 

お袋が、謝る。

 

子供には、余計な発言を許さない。

 

何か言えば、火に油を注ぐだけだから…

 

 

お袋のお見舞いには、2回しか行けなかったけど、

 

誰を見ても、謝ってばかりいる、お袋の姿がありました。

 

何か、悪いことが起こると、全部自分のせいにしてしまう。

 

お父さんを怒らせてしまった私が悪い、と。

 

お母さんがバカだから、みんなに迷惑をかけてばっかりで…と。

 

 

それは、違う。

 

俺は、ずっとずっと、そう言い続けてきた。

 

お袋と二人になると、お袋の愚痴を聞いてた。

 

お袋という存在がいないと、家庭が崩壊するのがわかっていたから。

 

でも、俺がしたことは、焼石に水だった。

 

 

兄は、肝心な時に、逃げてばかりいる男になってしまった。

 

幼い頃に、俺をさんざん奴隷のようにいじめたくせに。

 

俺は、家族の中で一番弱い立場だったけど、

 

自分のできることを、一生懸命やったつもりだった。

 

でも、俺が何かいいことをすればするほど、兄の株が下がってしまう。

 

そのことに気づいた頃には、俺は、行動不能になるほど、蝕まれていた…

 

 

 

俺は、無力な男。

 

がんばって、よかれと思ってしたことも、全部、裏目に出てしまった。

 

親父は、俺がいいことをすると、そのぶんだけ、兄を罵った。

 

娘が幼い頃は、かわいがってくれたけど、

 

孫がかわいいぶんだけ、兄とお袋が責められた。

 

 

親父は、常に誰かをいじめていないと、気が済まない人間だった。

 

祖父と、おんなじ。

 

いや、祖父よりも、たちが悪い。

 

 

そんな家に嫁入りして、病気になって、何度も手術するような痛い目に遭って、

 

どうして別れないんだろう、って、不思議に思ったものです。

 

病気になってしまったから、負い目があったのかもしれません。

 

でも、その原因を作ったのは、祖父と親父に間違いないんだから。

 

 

 

あんな親父でも、やっぱり、愛していたんだろうか。

 

今となっては、もう、聞くこともできません。

 

 

兄は、溺愛されて育ったような気もしますが、俺には、わかりません。

 

少なくとも俺は、「手のかからない子」として、放置されていたのはわかります。

 

兄は、病弱でした。

 

2番目と3番目の子供は、流産したそうです。

 

俺は、正確には、4番目の子供。

 

この子がダメだったら、もう子供はいらない、と親父は言ったそうです。

 

 

 

しかし、俺は、3900グラムで、この世に生まれました。

 

ついでに生まれた、余計な子供だったのか。

 

3人分の命を受け継いで生まれた、貴重な命なのか。

 

(まあ、実際、弱虫でダメな人間ですが)

 

 

親父の口癖は、

 

ウチの子供は、ロクなのがいねえ、でした。

 

 

生まれたこと自体を、最初から否定していたのか。

 

もともと、子供なんて欲しくなかったのか。

 

 

怒鳴ってばかりの、父親。

 

謝ってばかりの、母親。

 

 

その母が、親父に逆らったことが、何度かある。

 

最後の記憶は、去年の今頃でした。

 

あの時から、すでに、崩壊していたんだと思います。

 

その時、兄が必死で止めたらしい。

 

でも、俺が駆けつけた時は、逃げて、いなくなっていた…

 

 

俺が、何とかしてくれると思ったらしい。

 

…この、バカ野郎。

 

 

長男がそんなんだから、次男がうつ病になるまで苦しんだんじゃねえか。

 

 

母が死んだ日に、兄が行方不明になり、

 

四十九日の法要の直前になって、帰って来たそうな。

 

というか、兄が帰って来たから、四十九日の法要が決まったのか。

 

 

兄は、お通夜も葬式も、俺がうまく立ち回って何とかしたと思っていたらしい。

 

俺が、こんな状態で苦しんでいると妻が伝えると、愕然としたという。

 

俺もいつしか、兄を甘やかしている一人になっていたんですね…

 

 

 

俺はもう、彼らと家族でいることに、疲れてしまいました。

 

7月のあの日に、自殺しておけばよかった、と何度も後悔し、

 

去年のあの日に自殺しておけばもっとよかった、と後悔、後悔、後悔!

 

 

でも、死ねなかった。

 

それは、お袋が、まだ生きていたから。

 

 

俺が死ぬと、お袋の心が、壊れてしまうのがわかっていたから。

 

 

 

親父は、あの日の残酷な会話を、お袋に言ってないと思います。

 

自分にとって都合の悪い事実は、なかったことにしてしまうんです。

 

だから母は、

 

俺がどうして、実家に行かなくなったかも、知らないまま、あの世に行きました。

 

 

 

長渕剛の「MOTHER」に、こんな歌詞があります。

 

 

俺の机の引き出しには まともな字を書けた頃の

 

大きな人の手紙がしまってある

 

 

 

お袋の最後の文字は、今年届いた年賀状に添え書きした、たった一言。

 

 

元気になったら、また顔を見せて下さい

 

 

俺は、元気になれなかったけど、顔を見せたよ。2回も。

 

ものすごく、勇気を出して、行ったんだよ…

 

 

 

 

 

病院のベッドで、お袋は死んだように、眠っていた。

 

まともに会話できるうちに、会えてよかったと思う。

 

 

1回目に行った時は、まだ大丈夫だと思ったけど、

 

2回目に行った時は、もうダメかもしれないと思った。

 

 

俺の悪い予感は、的中することが多いんです。

 

 

最後に、手を握った時の感触が、まだ残っています。

 

 

ありがとね。

 

心配かけて、ごめんね。

 

 

お袋は、俺に、謝ることなんて何もないのに。

 

親父にだって、病院の職員にだって、何にも、謝ることなんてないのに。

 

 

弱く、それでいて、力強い感触が、俺の右手に、ずっと残っている。

 

 

 

Oh,MOTHR Oh,MOTHER Oh,MOTHER

 

謝ってばかりいる

 

 

だから俺は 何故謝っているんだいって 聞くと

 

また遠くを見て ただ 謝っているだけ

 

 

 

ママさんと2人きりのカウンターで、俺は、熱唱しました。

 

ママさんは、しっかりと、聴いてくれました。

 

 

…桑ちゃん、あたし、泣きそうだわ~

 

そう言って俺を見た彼女は、俺を見て、笑いました。

 

 

…桑ちゃんの方が、泣いてるじゃん(笑)

 

 

 

彼女も、色々あった女だと思います。

 

だからこそ、ここ一番という時に、強い。

 

 

俺にとって、忘れられない夜になりました。

 

 

 

 

 

この店は、いずれ、なくなると思う。

 

でも、俺は、この店のあたたかさを、忘れない。

 

 

俺が生きている限り、

 

俺の命が残っている限り、

 

この夜のありがたさを、語り継いでいきたいと思う。

 

 

可能なら。

 

俺が、明日も生きている保証なんて、どこにもないけど。

 

 

生きている限り、

 

俺によくしてくれた人たちのことは、ずっと忘れない。

 

 

読者の皆様、こんな記事を書いて、ごめんなさい。

 

書かずには、いられなかったんです。

 

どうか、許して下さい。

 

 

明日から、また、仕事をがんばります。

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2016-07-29

大人の、落ち着いた時間

テーマ:酒&タバコ
気がついたら、1ヶ月も映画に行ってませんでした。


これは、ブログを始めてから、初めてのことかもしれません。

そのくらい、精神的なレベルが低下しているんですね。


療養中の時を思い出すなあ…


人間、何かしら、楽しみがあるからこそ、生きていけるものなんですよね。


悪いことは、全部自分のせい。

いいことは、全部誰かのおかげ。


そういう姿勢でいれば、確かに、波風は立ちません。

しかし、つけこまれると、どんどん立場が悪くなっていきます。


自分なりに、処世術を学んだつもりで、生きてきたんです。

でもそれは、大きな誤りでした。とんだ思い上がりでした。



10代の頃から心をやんだ男の、妄想に過ぎなかったのです。


50間近になって、初めてそのことに気がつきました。

読者の皆様は、俺みたいにならないように、反面教師として捉えて下さい。




さて、6月後半から崩れてしまって、

死の淵をさまよっている状態が続いていますが、

それでも、何かしらの、小さな喜びがあったから、死なずに済んでいます。


それは、運転中にたまたまいい曲がFMで流れたり、

仕事の最中に、面白いことが起きたり、

誰かに、あたたかい言葉をかけてもらったり…


ちょっとしたことで、救われる時があります。

深刻な思考状態を、一時だけ、忘れる時があります。



それは、いいことだろう…

(井上陽水の「傘がない」の歌詞にこんなフレーズがありました)





今月に入って、自分ルールを破っていることがあります。

それは、週イチの休肝日を、守らなくなったこと。



薬の力だけでは、治まらない感情があります。


肉体を酷使する仕事をしていると、

家に帰って、酒を飲むと、ようやくオフモードになります。


俺にとっては、何よりの、安定剤。


酒は、百薬の長と言われますが、

飲み過ぎれば、毒になります。



なまじ、休肝日を守っていると、その前後に飲み過ぎちゃう。

毎日飲んでいる方が、適量でやめられるような気もするんですね。




そんなわけで、映画館にも行かず、DVDさえレンタルしない日々が続きました。



心に栄養が行かなければ、衰弱してしまう。

このままの状態は、よくない。











ここからが、本題です。



2月に開拓したお店「CLUB-R」で、月イチのジャズライブがあります。

じつはこれ、ずっと行っていたんですよね。

毎月、第4水曜に開催されるスケジュールになっていて、覚えやすい。

今月はどうしようかと思ったんですが、やっぱり行って来ました。



バンドリーダーは、アルトサックスのAさん。

ギターのOさん、ドラムのUさん、オルガンのMさんで構成される、カルテット。



6回連続で聴きに行くと、もう「常連」扱いになっちゃうもんですね。


Aさんは、スコッチウイスキーがお好きで、毎回一緒に酌み交わします。

俺より5つ上なので、色々と教えてくれます。

彼もまた、俺に色々と聞いてくれます。


このお店での、俺の立ち位置は、「映画のサントラに詳しい男」。

マスターが、勝手にどんどん宣伝しちゃっているらしい。


だから、この店のカウンターで飲んでいると、

色んな人を紹介されます。



自分の好きな話題で楽しめるのは、幸せなこと。

自分の乏しい知識や経験が、人の役に立つのも、幸せなこと。



映画が好きな人は、基本、音楽が好きです。


俺にとっては、まだジャズは、ほんの初心者レベル。

知らないことがたくさんあるって、きっと、幸せなこと。

教わるのも、教えるのも、

一緒に考えて、新しい領域を開拓するのも、俺は好きです。



きっと、このジャズライブの夜が、

毎月の、俺の密かな楽しみになっているんだと思います。



1ヶ月、映画館に行きませんでした。

でも、ジャズライブは、行きました。

バチは、当たるでしょうか。

楽しんだために、残酷な仕打ちを受けるでしょうか。



楽しむのは、「権利」であると、俺は思います。

妻や娘を見ていると、人生をしっかり楽しんでいるなあ、と感じます。

俺なんかより、楽しむ「才能」があるんですね。



妻は、決して恵まれた境遇ではありませんでしたが、

自由に意見を言うことが許される環境で、たくましく育ちました。


娘が生まれて、まず考えたことは、

俺のような苦しみを、この子に味わせたくない…



俺は、父親としては、世の中的に失格ですが、

可能な限り、娘の心に、いいものを残してあげたいと思っています。

娘はもうすぐ、17歳になります。

俺が17歳だった頃に比べたら、ずっと大人です。

俺はもう、彼女に教えることは、何もありません。

ただ、好きな勉強をさせてあげて、好きな道に行かせてあげたいです。


その一心で、今を生きています。




毎日を、必死で生きて、くたくたになって、

命を削って、見えない恐怖に怯え、死の誘惑と戦って、

今日を生き抜いた褒美として、酒をあおる。



月に一度の、楽しいひととき。


アルトサックスの、メロウな響き。

ギターが冴える、サンタナの「哀愁のヨーロッパ」が絶品。


今月は、新しいレパートリーを演奏して下さいました。


『…桑ちゃんがいつも聴いてくれるから、やってみたよ。』

何て、嬉しいお言葉。



彼らの演奏を聴く時間。

演奏後に、アイラモルトを酌み交わして、語り合う時間。

今回は、ラガブーリンの16年モノ。

常連の、酒屋の店長Tさんが、俺らのために入れてくれたボトルです。



うめえ~




ずっと、

ずっと、

ずっと…


苦しい時間ばっかりだったから。





俺は、

きっと、

どこかで、




生きる理由を、探していたのかもしれない。





早く、命を終わらせてしまいたいという気持ちは変わらないけど、

もう少しだけ、生きるのも悪くないかな…って。



長く生きたいなんて、絶対に思わない。


だけど、

あと数日でいい。


できれば、来月のライブの日まで、

もし許されるなら、

生き残ってみるのも、悪くない。



そう思える、楽しいひとときでした。

もう、味わえないかもしれないけど、

来月まで生き延びたら、

また、彼らに会えるでしょう。




今夜の晩酌は、「フェイマスグラウス」をロックで。

娘さんが描いた雷鳥の絵が、何ともかわいいボトル。


バーボンの「ワイルドターキー」は七面鳥ですが、

個人的には、こっちの雷鳥の方が、俺の好み。



娘が、バイトで悪戦苦闘している話に耳を傾けながら、

静かに飲むのに、ちょうどいいウイスキーです。



熟成されて、味わいが深くなっていく。



音楽も、

映画も、

芸術も、


自分の感性が豊かになっていけば、感じ方が変わる。




がんばって、

もう少し生き延びれば、

新しい世界に、出会うことができる。



俺には、あとどのくらい、時間が残されているんだろうか。

きっと、わからないから、いいんでしょうね。



大人の時間は、至福のひととき。


深く、

静かに、

ゆっくりと、


味わうべし。











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2016-03-04

日本アカデミー賞、安藤サクラ最優秀主演女優賞受賞!

テーマ:酒&タバコ
おめでとうございます!

今、酔っ払いながら、この記事を書いています。

映画熱イチオシの「百円の恋」が、

最優秀主演女優賞と、最優秀脚本賞を受賞しました。


感無量です~


これまで、この映画の真価を理解できる人は少ないと思っていたので、

あえて、読者の皆様にオススメしませんでしたが、

この瞬間から、解禁します。


もし、興味がおありでしたら、DVDレンタルで借りて見て下さい。


もし、何か感じるところがありましたら、俺が書いた記事にコメントして下さい。






今日も、色んなことがあって、くじけそうになったけど、

サクラちゃんの、たどたどしいコメントを聞いて、全部吹っ飛びました。



この映画は、挫折を味わった人に、見て欲しい。

この映画は、コンプレックスの塊を抱える人に、見て欲しい。

この映画は、世の中に絶望した人に、見て欲しい。



今、本気でそう思います。




今日まで、生きててよかった。

自分の感性を、信じてよかった。


この映画の素晴らしさを理解できる人がたくさんいて、よかった。



明日、親友と飲む予定です。

きっと、クリープハイプを、喉から血が出るほど歌うことになるでしょう。



命を削って、1本でも多くの映画を見てから死にたい、と思いました。




サクラちゃん、おめでとう!

自信を持って、これからも、胸を張って、いい仕事して下さい♪



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2015-12-16

電柱に激突。

テーマ:酒&タバコ
月曜の夜に、電柱にぶつかりました。

あ、車じゃないですよ。歩いててゴチンしたんです。


俺は、「歩きスマホ」はしたことがないんですが、

「歩きガラケー」は、酔っ払って歩いている時に、たまにします。

やっぱり、危ないですね~




体調が少しずつ、いい感じになってきたので、久しぶりに飲みに出たんです。

月曜は代休で、夕方に映画館に行って気分がアゲアゲになったので、

最近新しく開拓した、ホルモン焼きのお店に行きました。


初めて入った時は、友達と一緒だったので、今回は、ひとりで。

カウンターに座って、「晩酌セット」をオーダー。

寒いから、熱燗にしようと思ったんだけど、メニューに書いてない…

勝手がわからないので、とりあえず生ビールで飲み始めました。


で、1杯飲んだ後で、一応聞いてみました。

『…ここって、日本酒ってないんですか?』

『…あ、ありますよ。今は久保田と朝日山しかないけど。』

『…あ、あるんだ。メニューに書いてなかったから。』


すると、左側に座っていた常連さんと思われる兄さんが、

『…ほら、こっちに書いてあるよ。』と、別のメニューを。


A4のクリアファイルにコピーした紙が入っている、手作りメニューですが、

俺の目の前にあったメニューには、日本酒と焼酎のページが抜けていたんです。


『…こういういいかげんな店だから、すまんな、兄ちゃん。』

『…あ、いえいえ。教えて下さってありがとうございます。』


で、2杯目に熱燗(2合)をもらいました。

うめえ~ あったまる~

もつ鍋に、よく合いますね☆


お客も少なかったので、お店の人やお客さんと、色々話しました。

うんうん、新鮮な刺激が心地いい。


常連さん2人と仲良くなれたので、出だしとしては上々でしょう。


生ビールを最初に飲んだので、1合徳利を追加。

ししゃもと、豚バラも追加。


お値段もリーズナブルで、懐にやさしい、良心的なお店ですね。

また、時間と心の余裕がある時に、寄ってみようと思います。



いい気分で酔っ払って、いい感じでお店を出ました。


で、1分後にゴチン。



かがんで歩いていたので、前傾姿勢で、おでこをぶつけてしまいました。

やっぱり、歩き慣れない場所は、気をつけた方がいいですね。



俺は、老眼が始まっているので、飲みに出る時は、眼鏡をかけています。

カラオケのデンモクの文字が、見えにくくなってきたもんで(笑)


何となく、眼鏡がずり下がっているような気がする…

う~ん、これは、フレームがおかしくなっちゃったかな。


友達が経営している、最近オープンしたスナックに顔を出して、帰りました。



翌朝、鏡を見てびっくり。

鼻の骨の部分に、真横に傷が残っていました。


うわ~ なんてやんちゃな傷… ガキじゃあるまいし。

ここに絆創膏を貼ったら、余計にマヌケだよなあ。


さわると、痛い。


眼鏡屋の友達に電話して、この終末に見てもらうことにしました。

彼が言うには、眼鏡をしていたから、かえって助かったのかも、と。

ちょうど、眼鏡のつなぎ目の部分が当たったようにも見えるもんね。



おでこをぶつけたのに、傷が残ったのは、鼻。

やっぱり、歩きながらケータイをいじくるのは、やめた方がいいよなあ。




読者の皆様も、どうか気をつけて下さいね。


あ~ 鼻痛てえ…



誰かに会う度に、ケンカしたんですか?なんて言われそうだなあ。


…もう、そんな年頃じゃねえって。









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2015-12-05

大人のコラム 「そして、ひとりで飲みに行く。」

テーマ:酒&タバコ
さて、あれからしばらくの間、こんこんと眠りました。



7時くらいによろよろと起き上がり、コーヒーを入れて、

ゆっくりと、

ゆっくりと、

喉の奥の奥に、流し込む…


今日のCDは、セロニアス・モンク。





何気に、見慣れた映画DVDを画面に流しながら、ぼんやりと過ごす。


今日も、風が冷たい。

時たま、アラレが窓ガラスにぶつかる音がする。



新潟の冬も、本格的になってきたなあ。







熱燗を妻に頼むと、卵焼きと一緒に出てきました。

娘は、日本酒の匂いが嫌いだったけど、最近は慣れたようです。

俺は、しょう油をかけるのが好きなので、わざと薄味にしてもらいます。



今宵は、

黄桜が、

いつもより、しみるなあ…



戦闘が、

健常者にとっては、何でもないちょっとした戦いが、

俺にとっては、死を覚悟した壮絶な戦いが、

とりあえず、

いったん、

終わりました。






…生き残った。



俺は、呼吸をしている。

手足も、ちゃんと動く。


妻と娘が、何やら、楽しそうに笑っている。

笑っている内容はさっぱりわからないけど、家族の笑顔は、美しい情景。



まだ、生きろと言われているような、

死ぬには早い、と言われているような、

不思議な気分。






少しだけ、

ほんの少しだけ、外の空気を吸いたくなりました。



今夜は荒れていますが、

数時間だけ、歩いて来ようと思います。


お金もないから、1軒だけ、ちょっとだけ、どこかに顔を出して来ようかと。

今夜くらいは、いいよね…




出かける前に、ほろ酔い気分の、おっさんの戯言を聞いてもらっていいですか?

今夜は、「大人のコラム」で、語ってみましょう。









(ここからが本題です)




俺は、基本、単独行動が好きです。



映画はもちろん、飲みに行くのも、圧倒的にひとりが多い。

入ったことのない扉を開けるのは、ワクワクして面白い。


人は、安心できる空間を好むもの。

居心地のいい場所からは、動きたくないと思うもの。


普通の人はそうなんでしょうが、俺の場合は、ちょっと違う。




子供の頃からずっと、居心地の悪い場所で、我慢する時間が長かったので、

いつも、「ここから抜け出して、違うところに行きたい」という思いが強かった。



争いの絶えない家族のもとを離れ、遠いところへ旅立ちたい。

同級生たちの仲間に入れなくて、また入るのもしんどくて、

入ったら入ったで、その関係を「維持」するのがしんどくて…


そんなんだから、「暗い奴」と思われていたんだと思います。

屈託のない笑顔で話せる人が羨ましいけど、何だか、世界観が違う。


無理してあいつらと仲良くする必要もないな、と思ったものです。


かといって、友達が全くいなかったわけじゃありません。

中学生の時は、他のクラスに、趣味の合った友達がいました。

ただ、自分のクラスに、仲良くしたくなる人がひとりもいなかっただけ。


煩わしくて疲れる「馴れ合い」よりも、「孤独」であることを楽しんだ。

それが、俺の思春期であり、今でも、生き方の根本にあります。



人は、環境がよければ、表情も行動も、素直になれるものです。

抑圧された環境や、ギスギスした空気感があると、強張ってしまうもの。





初めての人と話す時に、まず、「手がかり」を探すでしょう。

年齢、性別、出身地、職業、家柄、学歴、趣味、年収、貯金、家族構成…

そういうものがわからない人とは、怖くて話せないのかもしれませんね。



だから俺は、身内や友達が経営しているお店には、あまり興味がないんです。

俺のことを知っている人との会話は、範囲が限定されてしまうから。



俺は、何かしら、軽い取っ掛かりがあれば、初対面でも楽しく話せます。

相手の個人情報をむやみに聞かないから、相手も、俺について詮索しない。

外的な知識だけで会話するのは、虚しい。

内的なキャラ同士で会話する方が、ワクワクして楽しい。


知らない人の方が、話しやすいこともあるから。

それを楽しむことができる特殊な空間が、飲み屋のカウンターなんですね。



家飲みも、いいでしょう。

仲のいい友達同士で、家族ぐるみの付き合いをして、居酒屋で延々と話すのもいいでしょう。

カラオケボックスで、自分たちだけの空間を確保して、歌いまくるのもいいでしょう。



でも、俺、それだけだと、寂しいんです。



みんなで飲んだ後も、ほんの少しだけ、「自分の時間」を過ごしてから帰る時があります。

そうしないと、心が酸欠になっちゃうから。



いつも同じ人とばかり話していると、脳が成長しなくなるんです。

新しい風を入れて換気をしないと、空気が淀んでしまうんです。



俺と一緒に飲んだことのある人はわかると思いますが、

飲み屋にいる時の俺は、普段の俺とは、ちょっと違うんです。


それは、「その場所にふさわしい自分になる」ということ。



俺は、行きつけのお店の数だけ、顔を持っている。

そう言っても、過言ではない気がします。



それって、すごく楽しいこと。



行く場所が増えれば、引き出しも増える。

色んな人と出会い、色んな話をした分だけ、深みのある男になれる。


俺は、おっさんですが、学習能力は、未だに健在です。

刺激され、活性化して、相乗効果を生み、結果、盛り上がっていく。



人間観察はもちろん、人のいい面も、悪い面も、自然と見えてくる。



俺には、20年以上付き合っている、古い飲み友達もいれば、

ついこの間知り合ったばかりの、新しい飲み友達もいます。


短い付き合いで終わる人。

長く、付き合える人。



人同士というのは、相手がいるわけだから、

自分さえよければ…では成り立たないし、その逆でも成り立たないもの。



ちょうどいい距離感で、ちょうどいい頻度で。


俺は、個性が強い男なので、

たまに話すぶんには、面白いのかもしれないけど、

ずっと一緒にいると、ウザいんだと思う。

急激に仲良くなった人ほど、あっという間に、俺のもとを離れていく(笑)


俺は一見、人当たりがよくて優しい人間に見えるみたいだから、

ダークな発言をすると、「そんな人だと思わなかった!」なんて言われちゃう。


勝手に人のイメージを決め付けんじゃねえよ。




ごくたまに、昔の知り合いに、お店で会うことがあります。

俺のカラオケの歌声って、特徴があるみたいで(笑)


顔を見ても、パッと思い出せないけど、

話しているうちに、そういえば、前にもこんな話をしたっけな…と記憶がよみがえる。


会って1時間くらいしてから、思い出すこともありました。

何だか、ちょっとした推理サスペンスですね☆



俺はきっと、忘れかけた頃に現れると、楽しい男なんでしょうね。



俺との出会いがきっかけで、友達になる人がいたり、カップルが誕生したり…

仲直りさせたり、世話のやける酔っ払い担当にされたり…




そんな風に、色んな駆け引きがあって、ひとり飲みは盛り上がっていくんです。


俺が、どんな男に見えるのかは、相手の勝手。

いちいち、こう思ってくれ、なんて言う方が野暮ってもんでしょう。



今は、稼ぎが少ないし、借金を返して、娘の学費を工面するために、

飲みに行く回数は、かつての5分の1くらいになっています。

でも、飲みに行くのは、やめない。

映画館に行くのと、ひとり飲みするのは、俺のライフワークだから。



いつも、楽しい時間を過ごせるとは限らないけど、

楽しい時間を過ごすための技術は、人一倍持っているつもりです。





ひとり飲みは、自分と静かに向き合う時間。

俺が、俺らしく生きるための、貴重な時間。



琥珀色のグラスをかざして、自分に乾杯。


酔いがまわって、嫌なことを一瞬だけ忘れられて、


生きていることを、ひしひしと実感できる、幸せなひととき。





月が、きれいだから。

夜風が、気持ちいいから。


出かける理由は、何だっていい。



天候が悪けりゃ悪いで、それはそれ。

空にだって、泣きたい時があるさ。




桑ちゃんは、夜の街を、ふらふらと歩いて参ります。
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2015-11-27

大人のコラム 「何でも人括りにするんじゃねえ」

テーマ:酒&タバコ
今週は、大人のコラム週間になってしまいました、

たまには、こんなスタイルもいいもんです。


オヤジというのは、気がつくと、愚痴ばっかりこぼす存在だと思います。

まあ、オバチャンも似たようなもんだと思いますが(笑)


言いたくなる気持ちもわかるし、

言いたくても言えない気持ちも、よくわかる。


だから、上手に小出ししましょうね。




明日の夜は、飲み仲間の忘年会なので、ブログは休みます。

そんなわけで、今夜は、もう一発かまします。





最近は、情報がやたらとあふれているので、取捨選択が大変でございます。

映画ブログを書いている人の記事をたまに読むと、

みんな同じようなことが書いてある…


公式ホームページとか、ウィキペディアとか、大手サイトの紹介文とか…


なるほど、これって、本のあとがきを読んで、読書感想文を書くようなもんですな。



…ただのカンニングじゃん!



俺は、人の文章をブログに引用する時は、「○○より」と、ことわりを入れます。

ギャグで書く場合は、ネタとして黙って利用することもありますが、

基本、できるだけ、自分の言葉で表現するようにしています。



…だって、人の真似ばっかりして、楽しいか?




さて、前置きが長くなりましたが、本題にいきます。


本屋に行くと、「わかりやすい○○」「簡単に覚えられる○○」といったような、

バカ丸出しのようなタイトルの本が、実にたくさんあります。


俺は、中学生の頃、参考書を探す時に、よく騙されたものです。


書籍や文章というものは、著者や編集者のセンスによって、

いくらでも簡単になるし、難解にもなっちゃう。

筆者が「簡単」だと思っても、読み手にとっては決して「簡単」じゃない。



わかりやすく言うと、

簡単にまとめると、

一言で言えば、こうなります…って、なってねえよ!





かつて、黒澤明監督に、インタビューした若い女性記者が、こう質問したそうです。

『…監督にとって映画とは、一言で言うとズバリ、何ですか?』


彼は、こう答えたそうです。

『…君は馬鹿か。人が人生をかけて取り組んでいるものを、

 一言で簡単に言えるわけがないだろう。』



彼の対応は、正しいと思います。

「質問に対しての答えになっていない」と言う人がいるかもしれませんが、

そもそも、質問の仕方がおかしいし、失礼でしょう。



以前、「TVチャンピオン」というバラエティ番組があって、

優勝した人に必ず聞く“お約束”のようなキーワードでした。

あなたにとって、○○とはズバリ、何でしょうか?って。

番組的には、予め答えを用意してもらっているのがミエミエでしたが、

たぶん、その女性も、そのノリで聞いたんでしょうねえ。




地下鉄サリン事件や、阪神淡路大震災が起きた当時、ニュースでよく耳にした言葉。

『…昨日までの動きを、簡単にまとめました。』


俺は、イラッときました。

…人の不幸を、簡単にまとめるな!




個性的な人を見ると、『…ああ、典型的な○○タイプの人ですね。』と言う。

犯罪者に精神科の通院歴があると、必ず結び付けて報道される。

犯罪者がアニメやマンガ、ゲーム好きだと、必ず関連付けて報道されてしまう。


人は、みんな違う生き物なのに。

精神病にも、色々あるのに。基本、大人しくて無害な人が多いのに。

アニメやゲームをすると、自動的に犯罪者になるわけじゃないのに。



あいつは、○○の家系だから、悪い奴に違いない。

あの家は、家柄が悪いから、ろくな連中じゃない。

ウチの子がおかしくなったのは、悪い友達に影響されたからだ、なんて。



老人の犯罪が急増しています、だって?

老人が多いんだから、あたりまえじゃん!

外国人の犯罪が急増しています、だって?

外国人が多いんだから、あたりまえじゃん!

夏になると、水の事故が増えます…って、ああもう!




因果関係というのは、そんなに単純じゃないし、

学問や文化も、簡単に説明できるほど、薄っぺらじゃない。


簡単に覚えたことは、簡単に忘れてしまう。

何となく聞いたことは、右から左に受け流してしまう。

噂がひとり歩きしたり、風評被害が起きる要因は、こういうところにあります。



入り口や、入門は、さらっとでいいでしょう。

ただ、それがすべてだと、思わないで欲しい。


俺だって、豚の仕事をする前と今では、豚に対しての認識が大きく変わりました。


広く浅く、色んなことを知っている人。

一般常識や、流行の世界に明るい人。

世間知らずだけど、一部の領域に関しては、やたらに詳しい人。



俺は、「芸能人の○○に似てる」とか言われるのが、嫌いです。

誰か知らんが、そんな野郎と一緒にするな!と言いたい。



『…お前みたいな変な奴は、見たことがねえ。』


そう言われるのが、一番嬉しいかな。



俺は、誰にも似ていません。

だって、俺は俺以外の何者でもないですから。


「似ている」「おんなじタイプ」と思うのは、その人の勝手。

それを、いちいち否定しません。

勝手に、そう思えばよろしい。



俺は、やたらと群れるのを、嫌います。

基本は、単独行動。

ただ、思考や感覚の幅を広げるのに、人との会話が重要なのです。



たぶん俺は、短い時間だけ一緒にいると、楽しい男なのかもしれません。

だけど、ずっと一緒にいると、たちまちウザがられてしまう自信があります。



「いい人」を演じるのは、基本、疲れるもんだから。



無理してまで、人に合わせる必要はありません。

無理してまで、人が期待する行動をする必要もありません。

無理してまで、相手に好かれようとしても、ボロが出ます。


無理がたたると、俺みたいに、心が崩壊します。




だから俺は、期待を裏切ることに、むしろ快感を覚えるところがあります。

ざまあみろ、勝手に人を決めつけやがって。



貴様らの枠に簡単に収まるほど、俺は単純じゃねえ。




何故なら、人は、変わっていくものだし、成長していくもの。

いつも同じじゃないからこそ、「今」が貴重になる。



感性も、脳細胞も、固定された途端に、退化していく。



だから、目の前にいる大切な人を、よく見つめて欲しい。

自分が思う以上に、相手の心は絶えず変化していくものだから。



今日の幸福は、明日には崩壊するかもしれない。

今日の友情は、明日には崩壊するかもしれない。


簡単にできたものは、簡単に崩壊します。

これは、俺の経験上、間違いないこと。



その反面、今日崩壊したことが、明日には奇跡の復活を遂げる時もあるんです。




苦労して身につけたものほど、いざという時に強固である。

苦悩して理解したことほど、自分の最大の武器になる。




情報や、選択肢が多いと、悩みや迷いも多くなってしまいます。

何が大切か、何が余計か。

やたらと人に聞いても、ググっても、考えない人は、さらに混乱するだけ。


惑わされるな。

心眼で、見極めよ。



今の自分にとって、一番大事なことは何か。

それを常に頭に置いて、混乱した世界を生き抜くべし。



流されてばかりだと、心も思考も漂流してしまうから。






俺にとって、映画とは何か。


そう聞かれたら、今は、こう答えることにしています。


『…俺が、俺らしく生きるための、習い事です。』



この答えは、10年後には、変わるかもしれない。

もしかしたら、明日には、違うことを言っているかもしれない。


次の瞬間には、しなやかに変化していく。

それが、人間という存在の不思議さであり、面白さでもある。



天気と同じように、生き物は、いつも同じじゃない。

それを知っているだけで、人生はどんどんカラフルになっていく。



俺は、どのタイプにも属さない男として、生きていきます。

朱に交わっても、簡単には赤くなりません。

赤くなったふりはしますが、いつでも青になります。


つかみどころのない、うなぎのような男。

自分でも未だに、よくわからない部分が無数にあるんですから。




俺を、「典型的な○○タイプの男」と自信を持って断言できる人は、

いつでも挑戦してきて下さい。お待ちしています。



…すかさず、斬り返してみせますから。











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2015-11-26

大人のコラム 「悪口の境界線」

テーマ:酒&タバコ
昨夜は、中途半端な記事になってしまって、

カテゴリーとしては「メンタルコラム」的な文章になってしまいました。

「大人のコラム」と言うよりは、「酔っ払いオヤジの愚痴」レベルですな(笑)


酔っ払うと、思考の核が、ぼやけちゃうことがあるんですよね…


今週は、映画に行けないと思うので、最新映画記事を読みたい人は、

来週くらいまでお待ち下さい。





そんなわけで、昨日の続きをもう少し、考えてみたいと思います。



「悪口」を広辞苑で引いてみると、「人を悪く言うこと」とあります。

なあんだ、そのまんまじゃん! 大したことねえな、広辞苑。


と言ってしまえば、俺は、広辞苑の悪口を言ったことになるのかな?



「批評」や「批判」は、「感想」や「意見」の中に含まれると思う。

俺の中では、「悪意のある言葉」が、「悪口」にあたるんじゃないかと。



「悪口」を、相手に向かって堂々と言うのは、「罵倒」「非難」になるのかな。

「悪口」を、相手がいないところで言うのは、「陰口」「噂話」になるでしょう。

「悪口」を、独り言でつぶやく分には、「愚痴」なのかな…



俺は、「陰口」や「噂話」を、あまり信用していません。

本人との会話による情報が、一番の判断基準になります。


しかし、相手の「言葉」そのものを、鵜呑みにしたりはしません。

その人の、全身から伝わってくるオーラを、感じ取るのです。



うまく言えないけど、いい印象のある人。

うまく言えないけど、嫌な感じのする人。

うまく言えないけど、謎めいた人…



「何となく」とか、「違和感を覚える」とかって、大事なんです。

俺は、言葉にできない感情を、心の奥にしまっておく能力があります。

すっきりした答えが出ないことを、脳の奥にストックしておく能力があります。


だいぶ経ってから、ある瞬間に、「これだ!」と気づくことがあるんですね。




で、本題に戻ります。



「悪口」というのは、「相手を一方的に攻撃する言葉」と定義したい。


語られる言葉に、「自分の気持ち」が入っていないから、恐ろしいのです。




ああされて、こう思った。

あんなこと言われて、悲しかった。

ひどいことをされて、悔しかった。


あくまでも、「自分」を主役にして、語って欲しいんですね。



何もかも、あいつのせいだ。

あいつが来てから、ろくなことがない。

あんな奴と、仲良くするな。

あんな奴、いなくなってしまえばいい。



それは、「自分」を主役として、言っているのか。

「みんな」という「得体の知れない存在」を主役として、言っているのか。



俺は、そこに、一線を引きたいんですね。



自分にとって「悪人」でも、他の人にとっては「善人」かもしれない。


単に、その人が「嫌い」なら、それはそれで構わない。

だけど、「あいつはみんなに嫌われている」と言うと、話が変わってしまう。


個人的に思うなら、その人の感性の問題で済まされる。

大勢を巻き込んで言うのは、「主役が不在」になってしまうんですね。


「みんなが言っているから」

「それが常識だから」

「みんなやってることだから、問題ない」



いいや、問題ありです。



「悪口を言う」こと自体は、悪いことじゃないのかもしれない。

「言い方」や「視点」によって、凶器にもスパイスにもなる。



人は、人を批判せずには、生きていけない。

人は、人を傷付けずには、生きていけない。


何故なら、人は「比べる」ことによって、思考の領域を広げるからです。



あれはダメ、これはダメだと、何も言えない人間になってしまう。

極度に失敗を恐れるようになり、行動力や会話力が乏しくなってしまう。


失言したっていい。

失敗したっていい。

誤解したっていい。

間違って覚えてしまってもいい。


気づいた時に、ちゃんと謝ればいい。

気づいた時に、原因を学べばいい。

気づいた時に、正しく認識し直せばいい。

気づいた時に、笑い話にすればいい。



自分の過ちを素直に認める潔さがある人なら、

人の間違いを、堂々と指摘することができるはず。


そして、いつまでもネチネチ言わずに、爽やかに処理してしまえばいい。


それが、俺の思考の基本。




ところが、「言ってもわからない人」という輩がいる。

言い方を工夫しても、遠回しに言っても、伝わらない。

その人は、「人の話を聞く能力」が乏しいんだと思う。



一度や二度ならいいけど、理不尽なことを延々とされるのは、やっぱり困る。



そこで、「愚痴を言う」ことをオススメしたい。

「愚痴を聞いてくれる人」がいるのは、幸せなことである。


「愚痴」を広辞苑で引くと、「言っても仕方のないことを言って嘆くこと」とあります。

お、いいじゃん。まさにその通り。さすがは、広辞苑。



嫌なことをされたら、怒っていいし、文句を言っていい。

ただ、「怒り方」や「言い方」に、一工夫あればよし。


その代わり、いい点を見つけたら、ちゃんと褒めてあげて欲しい。



よくて、当たり前。

悪かったら、激怒。


これでは、ギスギスした世の中になってしまうでしょ。



俺は、父親から罵倒ばかりされて育ったから、心が捻くれているのかもしれません。

だけど、人として、何が一番大事かは、少しずつ理解しているつもりです。


48歳にもなって、まだ子供みたいなことで悩んでばかりですが。



でもね、

小さいことをおろそかにしていると、

だんだん、感性が濁っていくのが、わかるんです…



俺は、

どんな小さなことでも、悪いことをしたら、謝るようにしています。

どんな小さなことでも、嬉しかったら、お礼を言います。


「ありがたい」という漢字は、「有り難い」と書きます。


してもらって当たり前、という考えからは、絶対に浮かんでこない気持ちですね。






ありがとう。

ごめんなさい。

いただきます。



俺の好きな言葉の、ベスト3です。




ありがたいと思うから、また、がんばれる。

悪かったなあと思うから、次は優しくしてあげようという気持ちになる。

おいしい食事ができる喜びを実感できるからこそ、この仕事ができる。



不平不満、大いに結構。

愚痴はどんどん、ぶちまけろ。


聞いてもらって、聞いてあげて、

助けてもらって、助けてあげて、



与える方が、先になってもいい。

もらう方が、先になってもいい。


大事なのは、「好循環」させていくこと。

「悪循環」の恐ろしさを人一倍知っている俺だから、力説するのです。




もう、「地獄」はたくさん。

少しでもいいから、「安息」を、味わって欲しい。


俺は、汚れている人間だから、

清らかな心や、健全な感性に触れるだけで、幸福感を得られる。





桑畑は、色んなカラーの人たちに支えられて、何とか生きています。


俺は、みんなが思っているほど、いい人間ではないし、

みんなが思っているほど、極悪人ではないつもりです。




もうダメだ、と思った時に、優しい言葉をかけてくれる人。

暴走してどうにもならない時に、真摯な言葉をかけてくれる人。



俺は、「ダメな人間」の部類に入る男だけど、

「完全なダメ」には、なり切っていないと思っています。


少しでも、人間らしい部分が残っているうちは、まだ大丈夫。



豚の鼻を撫でながら、自分に、「よしよし」とつぶやいています。




大人には、誰でもなれる。

でも、大人でい続けることは、なかなかできないこと。



俺は、「大人の男」になりたい。



倒れそうで、倒れない。

死にそうで、なかなか死なない。


そんな、マカロニウエスタンの主人公みたいな、

一部の人にしか理解できない男を、

一生かけて、演じてみたい。



悪口は、必要悪なんです。

要は、使い方の問題。





すいません、もうすでに、かなり酔っ払っています。


また、戯言を書いてしまった。

不快に感じた人がいたら、ごめんなさい。



しょうもない男は、薬を飲んで、布団に入ります。





おっさんの愚痴に付き合って下さった、心優しい読者の皆様に、感謝です。


今夜も、ありがとう。


おやすみなさい。いい夢を。















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