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2017-01-04

2016年 映画熱ランキング その5 「名台詞編」

テーマ:ランキング

やっと、ここまで来ました。

 

これで、ランキング記事は最後になります。

 

いい映画には、いい台詞があり、

 

マヌケな映画には、マヌケな台詞がちゃんとある。

 

…それぞれに、カッコいいのだ。

 

 

 

 

【名台詞編】

 

 

 

1.「…飲み過ぎたら、また会えるかと思って。」

 

  「知らない、ふたり」での、韓英恵の台詞。

 

  泥酔してベンチで倒れ込んでいた時に出会った彼が忘れられなくて、

 

  同じ行為をしたら、また会えるんじゃないかと思ったんですね。

 

  何とも、かわいらしい女心が表れています。

 

 

 

2.「…君と同じで、お互い、初めてだ。」

 

  「ブリッジ・オブ・スパイ」での、トム・ハンクスの台詞。

 

  これから緊張感漂う交渉をする前に、その場をふっと和らげます。

 

  百戦錬磨の、プロフェッシュナルであり、人柄を感じさせる名台詞ですね。

 

 

 

3.「…息子は、思いつきで色々やった。嫌なことは、全部、俺のせいだよ。」

 

  「神様メール」での、神様の台詞。

 

  息子というのは、イエスのことですね。

 

  長く生きていると、色んなものを見ないといけない。

 

  色んなことがあったから、こんなに性格がねじ曲がってしまったのかも。

 

  やっぱり、全知全能なんだから、本当なみんなお見通しなんでしょうね。

 

  深みを感じさせる、名台詞だと思います。

 

 

 

4.「…礼はいりません。仕事ですから。」

 

  「シン・ゴジラ」での、國村隼の台詞。

 

  怪獣撃滅作戦のために、自衛隊に協力を頼む時に、長谷川博己が、

 

  協力してくれてありがとうございます、と言うと、この言葉が帰って来ます。

 

  戦う現場の男たちのカッコよさを、短く伝えていますね。

 

 

 

5.「…楽しんでいたんじゃない。楽しいふりをしていただけだ。」

 

  「傷物語Ⅱ」での、アララギ君の台詞。

 

  このシリーズの醍醐味は、言葉の駆け引きにあります。

 

  相手の言葉を自分で咀嚼し、自分の感性に照らし合わせて、

 

  自分の考えを、簡潔に相手に返していく。

 

  ただ何となく会話するのではなく、会話することによって、

 

  お互いに、深い領域に入っていくのが楽しい。

 

  この映画を見ると、思考力と会話力がアップすると思いますよ。

 

 

 

6.「…パパとママのことは忘れてもいいから、

 

   自分がユダヤ人だということは忘れるな。」

 

  「ふたつの名前を持つ少年」での、父親の台詞。

 

  命を犠牲にして、息子を逃がそうとする父親との別れ。

 

  信仰がなければ、そういうことは言えないでしょう。

 

  少年はこの後、災難に遭いながらも、たくましく逃亡して行きます。

 

  ユダヤ人って、やっぱり、優れた民族なんだと思います。

 

 

 

7.「…わかろうとしない人間にいくら説明したって、理解してもらえないよ。」

 

  「怒り」より。

 

  人は、簡単に、信用を失います。

 

  それは、人を信じるより、疑うことの方が簡単だから。

 

  人のいい話よりも、悪い話を好むのは、古今東西、みんなおんなじ。

 

  ダークサイドに生きる人たちは、単純な思考の持ち主じゃない。

 

  ひどい目に遭ったからこそ、身に付く知恵や教訓というものがあるのだ。

 

 

 

8.「…否定すればするほど、疑われるからね。」

 

  「少女」より。

 

  さっきの台詞と、似ていますよね。

 

  人は、先入観の塊りだと思った方がいい。

 

  いったんそういうイメージを持たれると、ずっと、そういう目で見られる。

 

  無意識って、怖いもんです。

  

  悪気がないのに、悪い方向に思考していくのは、もっと怖いです。

 

  だからこそ、信頼できる人に出会えたのは、幸せなことなんです。

 

 

9.「…この世界は広過ぎて、時間が短い。」

 

  「ルーム」より。

 

  狭い空間で、長い時間を過ごした人間が、外に出ると、

 

  あまりの情報量の多さに、戸惑うものだと思います。

 

  体験したことの深さを、心の中で咀嚼し、意味を考えていく。

 

  それをするには、人生という時間は、あまりにも短いのかもしれない。

 

  何も考えないでぼーっと過ごしているのも、もったいないけど、

 

  それはある意味、贅沢な時間の使い方なのかもしれない。

 

  自由に使える時間って、やっぱり貴重ですよね。

 

 

 

10.「…解決だな。未亡人なら、売る可能性は高い。」

 

  「ブラック・スキャンダル」での、ジョニー・デップの台詞。

 

  なかなか土地を売らない男を殺害することに決めた時、

 

  奴がこの世から消えて、奥さんだけになれば、確実に売るだろう、と。

 

  殺しが日常的になっている、空恐ろしい台詞だと思いました。

 

 

 

11.「…意志は、思考をエネルギーに変える。」

 

   「永遠のヨギー」での、ヨガナンダの言葉。

 

   ヨガは、宗教ではなく、科学だそうな。

 

   彼の言葉は、すごくシンプルで、わかりやすい。

 

   変にひねっていなくて、ピュアな気持ちで伝えようとしているからかも。

 

   本来、相手にちゃんと伝わる言葉って、ソフトでストレートなんですよね。

 

 

 

 

12.「…見ろ、お前も血が出たぞ!俺とおんなじだ!」

 

   「クリード」での、クリードの台詞。

 

   強敵と試合で打ち合っている時に、相手が出血。

 

   絶対に勝てない相手じゃない、と確信したから言える言葉だと思います。

 

   ボクシングって、やっぱりカッコいいよなあ。

 

 

 

13.「…子供扱いをして、すまなかった。」

 

   「ホワイトゴッド」での、父親の台詞。

 

   女の子をひどく叱るのかと思いきや、意外な言葉が…

 

   彼は、いい父親になれたかもしれない男でした。

 

   離婚の原因はわからないけど、娘はどう思ったのか。

 

   残酷な展開になっていく狭間での、ほっとする台詞でした。

 

 

 

14.「…理由のない怒りが、一番一番怖いんだ。」

 

   「殺されたミンジュ」より

 

   “復讐部隊”の隊長が、隊員たちに言う台詞。

 

   得体の知れない行動は、恐ろしい。

 

   その奥には、得体の知れない恨みというものがあったり、

   

   得体の知れない衝動があったりする。

 

   もともと、人の心なんて、わからないものなのだ。

 

   わからないからこそ、一部でもいいから理解したいって思うのでしょう。

 

 

 

15.「…興味あるものを、絶やさないこと。」

 

   「氷の花火 山口小夜子」での、本人のインタビューより。

 

   美しさと若さを保つ秘訣は何ですか、的な質問に対して、

 

   彼女が答えた言葉だったように記憶しています。

 

   人間、やりたいことや、興味のあるものを失うと、途端に老けていくもの。

 

   いい意味での貪欲さは、やっぱり大切ですね。

 

 

 

16.「…自然が教えてくれた教訓よ。“思いあがるな”って。」

 

   「X-ミッション」より。

 

   名前はわかんないけど、ある女性が言った台詞です。

 

   体を張って、危険に挑むからこそ、ギリギリの判断ができるんでしょう。

 

   ずっとうまくいってるからといって、その運が永遠に続くわけじゃない。

 

   自然の力を前にして、人間なんて、ちっぽけな存在でしかない。

 

   でも、ちっぽけだからこそ、自然の偉大さがわかる、とも言えるのでしょう。

 

 

 

17.「…それで、いい。君は、生きたい側の人間。俺は、違う。」

 

   「ピンクとグレー」より。

 

   「君の名は。」は、男女が時空を超えて入れ替わる物語でしたが、

 

   こっちは、親友だった男同士が、時空を超えて入れ替わってしまいます。

 

   立場が逆転したら、人生はどうなるのか。

 

   “いいキャラ”だった性格は、どう変化していくのか。

 

   重くて暗くて、でも、魅力的な題材です。

 

   素材と、環境で、人の生き方は、まるで違ってしまうんですね。

 

 

 

18.「…それは、どんな景色なんでしょうね。」

 

   「聖の青春」より。

 

   羽生と一緒に飲んだ時に、唯一、謙虚な話し方をした、印象的な場面。

 

   天才同士でしか、行けない領域というものがあるんだなあって思いました。

 

   ただ、この台詞を、2回も聞くと、くどくなってイカン。

 

   ああ、もったいない。二歩で、永遠の千日手みたいな印象になってしまった。

 

 

 

19.「…最後のひとりになっても、戦うんじゃなかったんですか!

 

    うちはまだ、左腕も両足も残っちょるのに!」

 

   「この世界の片隅に」より。

 

   爆弾で、幼い命と、つないでいた右腕を同時に失った後で、

 

   ラジオで終戦の知らせを聞き、呆然とする主人公。

 

   今までの感情が一気に噴き出して、大粒の涙を流します。

 

   「マイマイ新子」の時の、ヤクザに殴り込みをかける時のテンションと同様に、

 

   大人しい女の子が、怒りまくる姿は、観客の胸に響きます。

 

   心優しい人にだって、限界というものがあるのです。

 

   がんばってもがんばっても、報われないことはたくさんある。

 

   それを乗り越えた人だけが、真に優しくなれるのでしょう。

 

 

 

 

20.「見ている人間と、見られている人間は、

 

    対等に、同じ重さで向き合わなきゃいけないのに。」

 

   「火 Hee」での、桃井かおりの台詞。

 

   怠惰で適当な女に見える主人公が、時たま、鋭いことを言う。

 

   話を聞いてくれる精神科医に、苛立ちをぶつけることで、

 

   自分の思考を整理しようとしているのかもしれない。

 

   とにかく、目が離せない、不思議な映画でした。

 

 

 

21.「…君は、何も悪くないのに、いつも自分のせいにする。」

 

   「インフェルノ」での、ラングドン教授の台詞。

 

   相手を理解しているから、言えるんでしょうね。

 

   この言葉を言われた女は、こう言い返します。

 

   「…今も、優しいのね。」

 

   ドタバタコメディでしたが、このシーンはロマンチックでした☆

 

 

 

 

 

以上で、2016年のランキング記事は終了です。

 

今年は、何本の新しい映画に出会えるのか、楽しみです。

 

 

読者の皆様が、健やかな一年を過ごせますよう、心よりお祈りいたします。

 

今年も、どうぞよろしくお願いします。

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2017-01-04

2016年 映画熱ランキング その4 「ワースト編」

テーマ:ランキング

ワーストというのは、俺にとってはある意味、褒め言葉。

 

インパクトがあって、記憶に残った映画だということ。

 

世の中の批評なんてどうでもいい。

 

…ただひたすら、己の感性に聞くべし!

 

 

 

【ワースト映画編】

 

 

1.仮面ライダー1号 (4月4日鑑賞)

 

 

ぶっちぎりの第1位。予想を上回るヒドさでしたね~

 

物足りなさと、やり過ぎ感と、残尿感も漂う、哀愁のジイさん映画。

 

 

昭和の時代に、初めて仮面ライダーで登場した時の藤岡弘は、超細身で、

 

自前の服で出演して、自分でスーツアクターもやって、主題歌も歌った。

 

うはは~ 見事な体形になりましたなあ。ライダーベルトが、痛々しい。

 

改造人間も、普通に体脂肪がアップしていくんですねえ。

 

思えば、せがた三四郎の頃から、どっしり系になってたっけ。

 

探検隊の藤岡隊長の頃は、マッチョでそれなりにカッコよかった。

 

でも、仮面ライダーは…

 

 

あ~ 変身して欲しい願望と、もう変身しなくていいよというブレーキが、

 

俺の頭の中で、変身ベルトのように、グルグル回転。

 

まさに、ブレーキとアクセルを間違えて、変身しちゃった~!的な。

 

 

変身したらしたで、戦わないといけない。

 

老人の、超スローモーションの動きに合わせる、戦闘員もタイヘン。

 

まるで、晩年のジャイアント馬場状態であります~

 

 

戦え!本郷猛!腕を振り回せば、敵は勝手に吹っ飛んで行く!

 

タックルの電波投げのように、気合いだけで、やっつけろ!

 

 

若者に説教。若い女に何故か慕われ、死んでからまた生き返る。

 

ああ、永遠の、仮面ライダー1号!

 

涙なくして、見られない勇姿。

 

今、藤岡弘&ライダーチップスの「レッツゴー!ライダーキック」を聴きながら、

 

この記事を書いています。くそう、何てカッコいいんだ。

 

 

爆音上げて、やって来た。

 

誰だ、誰だ、悪を蹴散らす、嵐の男。

 

稲妻のように、有毒排気ガス撒き散らして、風圧で変身。

 

赤いマフラーなびかせて、転んで怪我して入院して、2号が誕生。

 

命を回せ!ベルトを回せ!ダイナモ回せ!フルチャージ!

 

 

どうか皆さん、この映画、思い切りスルーしちゃって下さい!

 

通りすがりの、仮面ライダー1号ですから。

 

 

…おのれ、本郷! くれぐれも、逆走すんなよっ!

 

 

 

2.無伴奏 (4月13日鑑賞)

 

 

斎藤工の、あの視線がヤバい。

 

今も、脳裏に焼き付いています。くそう、いまいましい俳優だ。

 

あれは、獲物を狩る、獣の目でしょう。

 

成海璃子が脱ぎまくって濡れ場を披露してがんばったのに、

 

記憶に残るのは、斎藤君の、強烈な眼光…

 

ああ、悔しいっ!

 

池松君と成海ちゃんの濡れ場よりも、

 

斎藤君と池松君の濡れ場の方が、何倍も濃ゆかった。

 

これは、心を凌辱される、禁断の映画。

 

 

男の体臭というか、興奮した獣臭が漂ってきそうな、ヤバいオーラが。

 

ダメだ!この映画を見てはいけない!人生が狂うぞ!

 

 

成海ちゃんの、健全なヌードに、かろうじて救われた1本でした。

 

 

 

 

3.眼球の夢 (11月19日鑑賞)

 

 

ただのエロ映画じゃん!と言ってしまえばそれまでですが、

 

これは、よく見ると、深~い意味が…(ないか)

 

眼球というのは、不思議な器官。

 

脳と直結していて、信号が最速で送られていく。

 

五感の中でも、情報量を一番頼っているのが、視覚だと思うんですね。

 

その眼球に魅せられた変態たち。

 

 

俺が個人的に、一番セクシーだと思う器官は、唇なんですが、

 

目は、口ほどにものを言う、っていいますよね。

 

やっぱり、目ヂカラって大事だわ~

 

目が、人を誘惑し、おびき寄せる。

 

眼球をたまらなく愛するがゆえに、凌辱したくなる。

 

美しいからこそ、破壊したい。

 

きれいなものを、汚さずにいられない。

 

 

ああ、倒錯していく。

 

さあ、狂気の世界へ、ご一緒しましょう。

 

 

 

 

4.怒り (9月21日鑑賞)

 

 

この映画を思い出すだけで、ムラムラと、怒りが込み上げてきます。

 

だって、ムチャクチャなんだもん~

 

でも、そこがいいんですよね。

 

てっきり正統派女優だと思った広瀬すずが、

 

無残にレイプされるだけでも正視に堪えないのに、

 

いい人そうなキャラが、どんどんぶっ壊れていくんです。

 

 

これは、サスペンスとしては、奥が深いと思う。

 

あまりにも優しそうに見える人は、実はヤバい。

 

簡単に人を信じてはいけない、と言われているようであり、

 

簡単に人を疑ってはいけない、と言われているようでもあり、

 

見る側の、心の本質が問われているような、挑戦的な映画です。

 

 

ものをあまり考えない人には、ただの物語ですが、

 

俺、怖くて怖くて仕方がありませんでした。

 

心が敏感な人は、見ない方がいいです。

 

…トラウマになっても、知らねえぞっ!

 

 

 

 

5.聖の青春 (12月8日鑑賞)

 

 

ああ、せっかくいい映画だったのに、もったいない。

 

俺がこれをワーストに入れたのには、理由があります。

 

それは…

 

全くおんなじ場面を、2回も出しちゃったから!

 

 

どうやら、一般の人は、大事なことは2回言われないと覚えないみたいで、

 

情報が少ないと、すぐに“説明不足”とか言って騒ぐ傾向がある。

 

俺、こういうの、イライラするんですよね。

 

せめて、セリフなしにするとか、省略するとか、

 

そこでカットされた大事なことを、その時だけ表現するとか、

 

やりようは、いくらでもあるのに、

 

まんま同じ場面を、2回も繰り返す!

 

ああ、せっかくの場面が、軽くなってしまった。

 

 

しかも、将棋映画でしょ?

 

二歩ですよ、二歩!

 

これ、村山さんが見たら、怒るんじゃないかなあ、なんて思いました。

 

 

 

6.貞子VS伽耶子 (6月20日鑑賞)

 

 

これは、絶対にコケるに違いないと思って見たんですが、

 

…まんまじゃん!

 

…何の捻りもないじゃん!

 

…ただの、ギャグじゃん!

 

 

ムカつく以前に、呆れてしまいました。

 

で、登場人物が、ほぼ全滅(笑)

 

もう、どうでもいいや、という気分満載の、ゴミ映画です。

 

DVDが10円で売ってても、俺、買いません。

 

 

 

7.インデペンデンス・デイ リサージェンス (8月6日鑑賞)

 

 

前作よりパワーアップしたらしいんですが、

 

俺的には、1億分の1以下でした。

 

…ショボいっ!

 

 

 

8.ジェイソン・ボーン (10月15日鑑賞)

 

 

終わったかと思っていたジェイソン・ボーンシリーズが、まさかの復活。

 

心躍るような、得体の知れない不安に包まれるような…

 

果たして、その予感は、嫌になるくらい見事に的中しました。

 

スピードもパワーも、大幅にダウン。

 

やっぱり、火星から帰って来たら、体力が落ちたんですね~

 

 

次回作はぜひ、左腕にサイコガンでもつけて、また記憶なくして下さい。

 

 

 

 

9.アンジェリカの微笑み (3月8日鑑賞)

 

 

巨匠だかなんだか知らんが、ジイさんのセンズリ映画じゃねえか!

 

人間、棺桶に片足突っ込む年齢になると、世界が変わるんですねえ、きっと。

 

若い女性の死体に魅せられた、写真家の青年が主人公。

 

もともと、人とコミュニケーションがうまく取れない彼は、

 

依頼された仕事で撮影した、被写体の女性(死者)に、恋をしてしまう。

 

 

「ネクロマンティック」というマニアックな死体愛好家映画があったけど、

 

どうも本作は、妄想の中だけで生きている男の物語らしい。

 

ああ、つまんねえ~

 

これだったら、ダッチワイフの方が数段ましですね。

 

 

 

10.ザ・ウォーク (2月1日鑑賞)

 

 

ビルからビルに、ワイヤーを張って、綱渡りをします。

 

以上。終わり。

 

 

しかしまあ、世の中には、色んな人がいるもんですなあ。

 

CGだってわかっていても、画面を見ていて、ドキドキしてしまいます。

 

そういう、深層心理に迫る緊張感はいいんだけど、

 

土壇場で、回れ右ばっかりして、行ったり来たりするアレは、どうもイカン。

 

ギャグなんだか、テンション上がる場面なんだかわかりませんが、

 

俺、萎えてしまいました。

 

 

…さっさと落ちてしまえ!

 

 

 

 

11.ザ・ガンマン (2月7日鑑賞)

 

 

ショーン・ペンといえば、名優扱いになってますが、

 

俺にとっては、永遠のチンピラ。「バッドボーイズ」とか、懐かしい。

 

いやあ、この映画も、相当派手にムチャクチャですなあ。

 

リーアム兄さんのアクションに対抗して作ったのかもしれませんが、

 

これ、やり過ぎで、スカスカボロボロの、スカボロー・フェア。

 

 

病気を抱えているのに戦うっていうのは、どこか、変。

 

「21グラム」の時のタバコと似たようなもんでしょうか。

 

おいおい、病気はどこにいった?と思わせるのは、

 

韓国映画の「鬘」とおんなじ。(ちなみにあっちは白血病)

 

 

戦ってるか、病気でゴホゴホしてるかのどっちか。

 

で、こういう奴に限って、なかなか死にません(笑)

 

「カジュアリティーズ」より、ヒドい役柄でした、はい。

 

 

 

 

12.インフェルノ (11月6日鑑賞)

 

 

こっちは、トム・ハンクス主演の、サスペンス謎解き映画ですが、

 

内容は、「ザ・ガンマン」とおんなじです。

 

ラングドン教授ジイさんは、体力も衰えて、今にも死にそうです。

 

老体にムチ打って、冒頭から命かけまくりです。

 

で、都合よく助けてくれるおねーちゃんがいて、

 

色んなピンチで、介助やら介護をしてくれます。

 

こういうの、ジイさんたちの夢なんだろうなあ。

 

 

今回の素材は、ダンテの「神曲」。

 

煉獄って、この世とあの世の狭間にある世界なんですよね、

 

棺桶に片足どころか、全身入れられて、地中深く埋められても、

 

若いおねーちゃんが助けてくれるんでしょうな。

 

 

やっぱり教授って、オイシイ職業なんですね。

 

 

 

 

13.ライト・オフ (9月14日鑑賞)

 

 

これは、ホラー映画なんですが、マヌケで笑えます。

 

暗くなると出てくる幽霊(モンスター)なんですが、

 

明るくなると、消えてしまいます。

 

だから、停電の時とか、ガンガンやって来るんですね~

 

 

懐中電灯とか、スマホとか、光るものがあれば、大丈夫。

 

う~む、これは、X-MENのサイクロップスと戦わせてみたくなりますな。

 

 

古いSF映画「暗闇の恐怖」を思い出して、クスッと笑っちゃいました。

 

 

 

 

14.殺されたミンジュ (6月6日鑑賞)

 

 

キム・ギドクほど、ひでえ映画ばっかり撮る人もいないでしょうな。

 

で、今回も、かなりやらかしてくれました。

 

彼は確信犯なので、“わかって”やっているところがスゴいんですよね。

 

 

復讐というのは、どういう形でやるのが理想なんだろう。

 

映画を見ていて、ずっと考えていたんですが、

 

これは、やり方がなかなかチープですな。

 

かといって、じゃあどうしたらいいんだよ、と聞かれると、

 

俺も、万人が納得できるようには、言えない。

 

 

でも、悔しかったから、頭にきたから、やらずにはいられなかった、

 

殺されたミンジュさんも、その報復を受けた者たちも、

 

加害者であり、被害者であり、何か“得体の知れない力”に巻き込まれた。

 

 

世の中は、理不尽だらけで、現実は、理想も正義もあったもんじゃない。

 

ただ、そういう中で、心のありようを問い続けていくのが、大切なんだと思う。

 

 

性格の悪い彼氏に、強引に凌辱されながらも、体が反応してしまう女。

 

そういう自分に苛立ちを覚えたのか、抱かれながら、

 

一筋の涙を流す場面が印象的だった。

 

 

キム・ギドク監督は、この路線で、これからも、命削って作って下さい。

 

今回も、ムチャクチャヒドかったッス。

 

 

 

15.ヘイトフル・エイト (3月8日鑑賞)

 

 

タランティーノのマニアックなヒドさも、どんどん突き進んでいます。

 

「ジャンゴ」でも、かなりやらかしてくれましたが、今回もすげえ。

 

何しろ、品性がないようで、プライドとずる賢さはたっぷりある連中ばっかり。

 

みんな、最初っから怒りまくっていますなあ。

 

 

ジェニファー・ジェイソン・リーは、やっぱりいい女優さんです。

 

紅一点だけど、きったねえ役柄を、堂々と演じ切りました。

 

殴られ強い女って、カッコいい。

 

「黙秘」「ルームメイト」の頃は、めちゃめちゃ美人だったけど、

 

年食って汚くなってきてから(わざとか?)は、味が濃くなってきた。

 

「マシニスト」の脇役も、出番が少ないのに、印象深かった。

 

 

やっぱり、男も女も、存在感のある人って、ギラギラしていますよね~

 

彼女の映画を、もっとたくさん見たいと思いました。

 

きったねえ女、最高!

 

 

 

 

16.ヤクザと憲法 (5月7日鑑賞)

 

 

ヤクザの世界で生きる人たちを撮影した、ドキュメンタリー映画。

 

たぶん、“よそゆき”の部分しか見せていないんだろうなあ、と思います。

 

実際の生活は、もっと生々しくて、ダークな雰囲気なんじゃないかと。

 

でも、そんなの、映画で上映できるわけないじゃん。

 

だから、おとなしめの生活ぶりを見せて、普通の人みたいなイメージにしている。

 

それじゃ、ヤクザの魅力をアピールできないでしょ。

 

取材陣は、鋭いツッコミや質問をぶつけて、何とか話を聞き出そうとしますが、

 

彼らは、一切、ボロを出しません。

 

だって、出したら、捕まっちゃうもんね。

 

 

それでいて、ヤクザは健康保険に入れないとか、人権がないとか、

 

軟弱なことを、幹部のおっちゃんがこぼす…

 

ヤクザと宗教団体ってのは、似ているような気がする。

 

人権やら、国の保護なんて主張したら、殺しも伝道もできんでしょ。

 

そんなの、自分たちのルールで世界を作っているんだから、

 

己の覚悟で、美学を貫けばよろしい。

 

一般人になりたかったら、足を洗うしかないけど、

 

一度首をを突っ込んだら、なかなか抜けられないのが、この世界。

 

 

俺も、宗教団体にいた時は、ズルズルいっちゃったけど、

 

うまく抜けるのには、コツがあるんです。

 

 

本気でヤクザやりたいなら、堂々とやればいい。

 

中途半端にやって、弱音を吐くくらいなら、早くやめちゃった方がいい。

 

 

新入りの青年の、純粋な心も、彼らの中では、空回りしているような印象。

 

彼を本気で育てる男が、あの中にいるんだろうか。

 

時間が経てば経つほど、全てが、嘘くさく見えてくるのは、俺だけか。

 

 

 

17.追憶の森 (5月7日鑑賞)

 

 

自殺を目的として、樹海に入る人は、大勢いるらしいけど、

 

最近は、海外からもわざわざ死にに来るんですね。

 

そのくらい、魅力的な場所なんだろうか。

 

 

死のうと思って樹海に入った主人公は、男に出会う。

 

どうも、道に迷って出られなくなっているようにも見える。

 

どうせ死にに来たんだから、放っておけばいいのに、

 

わざわざ彼は、その男と行動を共にすることになる。

 

やっぱり、本気で死にたいと思ったわけじゃないんですね、きっと。

 

 

で、ドタバタして、変なところで転落したりして、そこそこ怪我もして、

 

でも何とか歩くことはできて、樹海をぶらぶら散歩。

 

 

出会った男(渡辺謙)は、すでに死んでいて、幽霊になっているようにも見える。

 

でも、その逆かもしれない。

 

基本、2人しか出てこないので、いくらでも解釈できそう。

 

 

ただ、ひたすら、寒いんですよね。

 

何というか、画面から冷気が出ている「ような…

 

春に見たんですが、何だか、体がスース―しちゃって、変な気分でした。

 

 

 

 

18.蜜のあわれ (4月8日鑑賞)

 

 

文学映画である。

 

相当、変てこな映画である。

 

かなり、異様な場面の連続で、どこまでが現実なのか、わからない。

 

そのわからんところが、きっと文学なんだろうなと思う。

 

 

二階堂ふみが、オールヌードで“金魚”を妖演。

 

高良健吾のきれいな背中とお尻が、印象的だった。

 

 

主人公は、老境にさしかかった作家。

 

やたらと嫉妬深く、怒りっぽい。

 

語り部的な立場の金魚屋に、2人の、ワケありの女。

 

う~ん、みんな、どこか、非現実的で、怪しい精神世界を持っている。

 

全体的に嘘に満ちていて、どこか、居心地のよさそうな、不思議な魅力。

 

ありえない感じなんだけど、そこがきっと、文学。

 

ここの住人に、なってみたいと思いました。

 

 

甘美な世界は、きっと楽しいだろうから。

 

 

 

 

19.女が眠る時 (3月14日鑑賞)

 

 

若い女と、ジイさん。

 

滞在中のホテルのプールサイドで、このカップルを目撃した主人公は、

 

2人が、どういう関係なのか、気になって仕方がない。

 

尾行し、部屋に忍び込んで、謎を探る。

 

 

若い女は、よく眠る。

 

ジイさんは、それをビデオカメラで撮影する。

 

ただ、それだけ。

 

それ以上のことは、しない。

 

そのまんま、物語は続く。

 

 

江戸川乱歩のような、エロティックさを秘めていて、

 

それでいて、何がどうこうというわけじゃない。

 

だから、「蜜のあわれ」と同様、一般の人にはオススメできない。

 

妄想を楽しむ映画だから。

 

 

女が、ただひたすら、眠る。

 

何という、セクシーな姿なんだろう。

 

 

 

 

20.イレブン・ミニッツ (12月17日)

 

 

すごい映画なんだけど、突き詰めて考えてみれば、

 

だから何だよ、という感じなんですね。

 

う~ん、この映画は面白いのかどうか、だんだんわからなくなってきちゃった。

 

 

こうしている間にも、色んな人のそれぞれの時間があって、

 

自分たちの生きる物語に、一喜一憂して、

 

それが、同時並行に流れている。

 

 

さっきの映画もそうだけど、

 

映画そのものに、“覗き”という行為の側面がある。

 

人の生活を覗き、人の恋路を覗き、人の知られざる部分を覗く。

 

時には感情移入し、時には傍観し、時には涙する…

 

 

人は、誰かのことが気になってしょうがない生き物なんですね。

 

映画が好きだってことは、色んな世界を疑似体験したいっていうこと。

 

それは、甘美な領域であり、抑えがたい誘惑の光を放つ。

 

映画を見ること自体が、変態行為であり、

 

犯罪に足を踏み込み、手を染める行為でもあるのだ。

 

 

監督が、主犯。

 

観客全員、共犯。

 

映画が、記録された媒体である以上、過去のシロモノ。

 

それを、臨場感たっぷりに楽しめるのが、映画の魅力なのだ。

 

読書だけでは味わえない、音楽だけでは味わえない。

 

物語と、視覚と、聴覚の、不思議なハーモニー。

 

 

だから、どうした。

 

そこから、自分なりに感じ取り、自分なりに考えていく。

 

そういうことを積み重ねていくからこそ、

 

自分なりの、見方のスタイルが出来上がっていく。

 

 

それは、マニュアル的なもののコピーではなく、

 

まず、自分の感じ方ありき、であって欲しい。

 

人との感じ方が違うからこそ、自分の個性を理解できるのだから。

 

昨年の終盤に見た「イレブン・ミニッツ」は、

 

バラバラに見える要素が、どこかでつながっていく面白さを表現している。

 

 

1つ1つは面白くないんだけど、全体の構成に、意味がある。

 

つまんないものでも、並べ方や、見る角度で、何かが派生する。

 

 

面白さは、人から与えられるものじゃなくて、自分で掴むもの。

 

ワーストとベストは、紙一重。

 

ベストで選んだそれぞれの部門の10本と、

 

ワーストで選んだ20本は、それぞれ、違った形で、俺の心に残る。

 

 

時間が経てば、新鮮な気持ちは、色あせていく。

 

しかし、時間経過とともに、熟成されていく感覚も、確かにあるのだ。

 

 

飲みやすくて軽いお酒よりも、

 

くせのあってぐっとくる強いお酒の方が、ダイレクトに、心にしみる。

 

 

…ワースト映画、万歳!

 

 

 

 

(次は、名台詞編)

 

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2017-01-01

2016年 映画熱ランキング その3 「アニメ・特撮編」

テーマ:ランキング

さて、2016年は、アニメと特撮が、大豊作の年でした。

 

選考にも、時間がかかってしまいますなあ。

 

熱燗を5合くらい飲んだので、もうヘロヘロ~

 

ホワイトベルグにスイッチして、のりしおのポテチをつまみながら、

 

特撮音楽を流して、この記事を書いています☆

 

 

 

 

【アニメ・特撮編】

 

 

 

1.シン・ゴジラ (8月1日鑑賞)

 

 

やっぱり、コレしかないでしょう。

 

今更、この映画のよさは、解説するまでもない。

 

この時代に、これだけの映画を作ることができたことがすごいことだし、

 

この映画を、劇場で見ることができた幸運にも感謝しています。

 

 

日本は、災害国家であり、協調性もあり、治安がいい。

 

今、怪獣が出現したら、どうするか?

 

昨夜のNHK紅白歌合戦にも、ゴジラが登場しましたが、

 

やっぱり、日本の最終兵器は、ゴジラとヤマトでしょう。

 

 

サムライは、日本人の魂に宿っている。

 

それは、何もしなくても、確実に受け継がれているのだ。

 

追い詰められた時、絶体絶命の時、発動する。

 

 

…それが、サムライ・スピリッツ!

 

 

2.聲の形 (12月11日鑑賞)

 

 

これは、かなり、手強い映画でした。

 

ほのぼの系のアニメだからと思うと、痛い目に遭いますよ~

 

家族3人で見に行ったんですが、これは、安易に批評できない。

 

誰かが好き、誰かが嫌いなどと言った瞬間に、

 

俺自身も、“嫌な奴”になってしまう。

 

 

そう、これは、実にリアルな物語なのだ。

 

原作が少女マンガじゃなくて、少年マンガであるところがポイント。

 

セリフや行動が、実にダイレクトなんですね~

 

 

聴覚障害者の映画は、「ザ・トライブ」「LISTEN」「あぜみちジャンピン!」など、

 

色々見てきましたが、これが一番、インパクトがあります。

 

 

頭では、こうすべきだ、なんて偉そうなことを思い描いていても、

 

実際の行動は、そう単純にはいかない。

 

この映画のテーマは、「いじめ」なんですから。

 

 

いじめはよくない、ということは、誰でも知っていること。

 

じゃあ、実際にいじめを目にした時に、どう行動できるのか。

 

いじめを防ぐことにはみんな関心があるけど、

 

何故いじめが起きるのかは、誰にも答えられない。

 

 

そういう深いテーマに、鋭く踏み込んでいるのが、本作だと思うんです。

 

 

俺は、生き物を扱う仕事をしているので、

 

いじめが起こるメカニズムは、多少は理解しているつもりです。

 

やっぱりねえ、集団で襲い掛かられると、個という存在は、弱いのです。

 

面白いからとか、何となくとか、

 

条件さえ整えば、誰でもいじめや虐待をする可能性はあるんです。

 

 

固唾を飲んで、画面を見守るしかありませんでした。

 

この映画は、道徳の授業に使ってもらいたい。

 

 

いじめられる理由も、いじめる理由も、平等に描写しています。

 

善側とか、悪側とかじゃなく、心の奥にある“何か”を、掴んで欲しい。

 

人間は、それぞれが、異質な存在。

 

見慣れない者に対して、抱く感情。

 

笑顔だけでは、仲良くなれない。

 

健常者であろうが、障害者であろうが、

 

好きなものは好きだし、嫌なものは嫌なんです。

 

 

そこから、眼を背けたままでは、何も始まらない。

 

 

この映画を見た時、俺は正直言って、悔しかった。

 

もっと若い時に見ていたら、何か変わったのかもしれないし、

 

言われるまで気づかなかった自分に、嫌気が差した気もした。

 

 

あ~ ちくしょう。

 

弱いものいじめは、嫌いだ。

 

しかし、この映画の主人公は、普通の女の子よりも、ずっと強かった。

 

でもそれは、生きるために必死だったからなのかもしれない。

 

 

心が、折れる音を、聞いた気がしました。

 

目を背けずに、先入観を捨てて、見てもらいたい映画です。

 

 

 

 

3.この世界の片隅に (11月24日鑑賞)

 

 

入院する直前に、見た映画です。

 

これもまた、かなりヘビーな展開になりますので、覚悟して見て下さい。

 

戦時中の広島が舞台ということもあって、展開は予想できますが、

 

まさか、こういう展開になるとは…

 

(予告編をよく見ていれば、わかったことなんですが)

 

 

主人公は、おっとりした女性。

 

周りがピリピリしていても、おたおたしているところが、何ともかわいらしい。

 

こういう人が身近にいると、何だかほっこりしちゃいますよね。

 

彼女は、絵を描くのが好きでした。

 

戦争がなかったら、今の時代だったら、絵本作家になれたんじゃないかと思います。

 

 

その彼女が… あんなことに。

 

大切なものを失う、ということが、どんなことか。

 

幼い命を守ることができなかった。

 

大事な右腕を、なくしてしまった。

 

 

爆風のトラウマが、あの時どうしてもっと早く…という思いが、

 

彼女の心を、いつまでも責め続けます。

 

その描写が、もの凄い。

 

俺は、自分がうつの地獄にいる時のことを思い出して、

 

吐き気をもよおして、危うく退席してしまうところでした。

 

 

でも、この映画は、ちゃんと見なければ。

 

ここで逃げたら、俺は、前に進めない。

 

 

彼女に寄り添う気持ちと、彼女に手を引っ張ってもらう気持ちが混在して、

 

俺は、最後まで何とか、映画を見ることができました。

 

 

ああ、つらい。切ない。かわいそう。

 

でもね、生きることって、そんなことの連続なんです。

 

それを人一倍味わっているので、魂が震えるんですよね。

 

 

この映画で好きなのは、やたらとチューする場面が多いこと。

 

おとなしい人が、本気で怒るところ。

 

大粒の涙をこぼして絶叫する場面は、痛々しいけど、美しかった。

 

 

日本人を学ぼうとする人は、この映画をお見逃しなく。

 

 

 

4.傷物語Ⅱ 熱血編 (9月5日鑑賞)

 

 

全部で三部作なんですが、何だか、この映画に興奮しました。

 

対決シーンが、カッコいい。

 

セリフのやり取りが、スリリング。

 

そして、大人な感じの音楽が、耳に心地いい。

 

 

やっぱり、アニメーションはいいなあ。

 

俺、あんまり知らないので、このくらいにしておきます。

 

俺の周りに、もっと詳しい人が、たくさんいますから(笑)

 

 

 

5.ルドルフとイッパイアッテナ (8月20日鑑賞)

 

 

日本が作ったCGアニメとやらを見たくなって、ひとりで見て来ました。

 

かわいい絵柄ですが、物語の展開はハードですねえ~

 

飼い猫というのは、ぬくぬくして羨ましいイメージでしたが、

 

飼い主の都合で、どうにでもされてしまう危険性を秘めている。

 

 

大切に飼われていた猫が、ある日突然、失踪してしまう。

 

それは、ほんの軽い、好奇心でした…

 

何となくしてしまったことが、取り返しのつかない大事になってしまうことは、よくある。

 

しかし彼は、運がよかった。

 

新しい友達との“出会い”が、彼を救ったのです。

 

 

色んな境遇の猫たちを知り、新しい知識を得て、彼は成長していきます。

 

そして、生まれ育った家に帰るための計画を立てます…

 

 

ああ、どうなるか。無事に帰れるのか。

 

それは、帰ってみないと、わからない。

 

でも、帰らずにはいられない。確かめずにはいられない。

 

 

結果は… ああ、何てこった!

 

 

失ってから、初めて気づくことがある。

 

失ったから、新たに得られるものもある。

 

 

目を開いて、周りをよく見ろ。

 

今まで見えなかったものが、見えてくるはずだから。

 

 

 

 

6.バットマンVスーパーマン (4月1日鑑賞)

 

 

何でまた、この2人が戦うのか?

 

そもそも、能力が違い過ぎでしょうが!

 

色々とツッコミたくなる企画ですが、意外と面白かったんですなあ、これ。

 

 

超能力やら飛行能力やら耐久性やら、スーパーマンがはるかに上。

 

それに対して、バットマンは、知恵と武器と小細工で対抗。

 

ダイナミックな攻撃力と、ちまちました策略で戦うのが、すっげえ笑えます。

 

 

勝負にならんかと思いきや、スーパーマンがほどほどにバカなので、

 

なかなか、両者一歩も譲らない、激しい戦いに!

 

 

結末は、なんだあやっぱりそんなもんか、でしたが、

 

少なくとも、「フレディVSジェイソン」よりは、ずっと面白いッス。

 

 

 

7.傷物語Ⅰ 鉄血編 (3月5日鑑賞)

 

 

個人的にはⅡの方が好きですが、これはこれで面白い。

 

ヴァンパイアの再生能力って、すごいんですねえ。

 

舞台は新潟っぽいんですが、どこか、異世界を感じさせる場所。

 

春の心地よい風を感じながら、グラマラスな女子高生と会話するのもまたよし。

 

 

映画「べっぴんの町」での、男と女のやり取りが俺は好きなんですが、

 

本作のやり取りがまた、知的で露骨でダイレクトで、実に楽しい。

 

 

ああ、身体能力とか、再生能力とか、繁殖能力とか、生命力とかって、

 

やっぱり、エロが原点なんだろうなあ。

 

 

美しいものには棘があり、かわいい唇には牙がある。

 

誘え!抱きつけ!絡みついて、血を吸い上げろ!

 

 

命は、流れて循環するからこそ、レベルアップしていくのだ。

 

 

 

 

8.ローグ・ワン (12月29日鑑賞)

 

 

やっぱり、公開すれば、見に行かないわけにはいきませんなあ。

 

12歳くらいの頃から、SWを見ている世代なので。

 

今回も、マヌケで楽しいです~

 

今年は、エピソード8。来年は、ハン・ソロの番外編。

 

再来年は、エピソード9と、毎年のように新作が公開されます。

 

こりゃあ、なかなか死ねませんなあ。

 

 

レイア姫役の、キャリー・フィッシャーが急死したそうで、お悔やみ申し上げます。

 

本作のラストシーンのCGは、マネキンみたいで、すっごくキモかったです、はい。

 

 

 

9.オデッセイ (3月16日鑑賞)

 

 

マット・デイモン渾身の力作。宇宙船ダイエット映画でございます。

 

トム・ハンクスの「キャスト・アウェイ」は、無人島ダイエット映画。

 

クリスチャン・ベールの「マシニスト」は、不眠症ダイエット映画。

 

 

やせたかったら、宇宙船に乗って、取り残されよう!

 

 

 

 

10.君の名は。 (8月26日鑑賞)

 

 

話題の映画ですが、俺的には、“盛り込み過ぎ感”が大きい。

 

それまでの新海作品のテイストを全部盛り込んだ、濃厚なフルコース。

 

これは、贅沢過ぎて、腹一杯になりますわ~

 

 

この映画の面白さは、今更言うまでもないので、他の人の記事を読んで下さい。

 

俺が思うに、手に油性ペンで字を書くなら、

 

手のひらじゃなくて、手の甲の方がいいでしょうな。

 

ただでさえ、多感な年ごろなんだから、多汗でしょうから。

 

 

個人的には、彼女の妹と、彼の親友のメガネ男子がかわいくてよかったッス。

 

 

新海監督、次回作のハードルが上がりましたなあ。

 

でも、彼の才能が多くの人に認められるのは、大歓迎です。

 

 

中国人が、これを見てびっくりしたそうな。

 

へえ~ 日本人って、普通に恋愛するんだ~

 

そりゃそうだ、中国のTVや映画に登場する日本人は、みんな野蛮なイメージだから。

 

これで、日本人のイメージがアップすればいいね☆

 

 

 

 

(次は、ワースト部門です)

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2017-01-01

2016年 映画熱ランキング その2 「邦画編」

テーマ:ランキング

さあ、ユルユルと、記事は進んで参ります。

 

すでに、熱燗2本目に入っていますので、ほろ酔い状態です。

 

やっぱり、邦画は日本酒でしょう☆

 

 

 

【邦画編】

 

 

1.知らない、ふたり  (3月28日鑑賞)

 

 

ダントツに、これが第1位です。

 

群像劇って、登場人物を覚えるのが面倒くさいというイメージがあるんですが、

 

これは、今泉力哉監督の才能がなせる技でしょう。

 

 

本作は、一番、俺の心に残っています。

 

恋愛映画って、以前はすごく苦手だったんだけど、最近は、そうでもない。

 

きっと、恋を語るのが、無性に恥ずかしかったのかもしれませんね。

 

今は、楽しんで見られるようになりました。

 

俺も、やっと、大人になってきたのかなあ…エヘヘ。

 

 

この映画の素晴らしさは、簡単には説明できません。

 

見た人の感性とか、過去の恋愛遍歴に左右される領域だと思うから。

 

 

俺は、共感できる部分が多かった。

 

前作「サッドティー」も傑作でしたが、本作の方が、明るいです。

 

だから、楽しい。

 

恋をしてこなかった人が、恋をしてみたい、と思えるような映画です。

 

 

ああ、もう、これくらいしか書けません。

 

気になる人は、3月に書いた、俺の紹介記事を読んでみて下さい。

 

 

わかる人には、わかるし、わからない人には、わからない。

 

そこが、たまらなく、いいのだ。

 

 

 

 

2.ピンクとグレー (3月3日鑑賞)

 

 

これもまた、心をわしづかみされたような、強烈な作品でした。

 

立場が逆転したら、人は、どう変わるのか?

 

ありそうで、なかなかないけど、もしあったら、こんな風なのかもしれない。

 

まさに、映画は人生の疑似体験であることを、体現したような傑作です。

 

 

思春期の友情というのは、簡単に芽生えるもの。

 

それは、絶対的な“差”が、まだ発生していないから。

 

多少の差異はあるにしても、基本は、平等な立場。

 

 

でもね、大人になると、そんなに簡単じゃないんです。

 

男同士でも、女同士でも、男と女でも。

 

 

軋轢とか、嫉妬とか、しがらみとか、優越感とか、劣等感とか。

 

色んなものが、心に渦巻いて、ある日突然、爆発する。

 

あるいは、少しずつ、くすぶり続けて、次第に熱を帯びていく。

 

 

怖いのは、立場が逆転した時。

 

絶頂と急降下は、いつも背中合わせ。

 

そういう意味では、これはとてもコワい物語であると言えます。

 

 

さあ、自分がそういう状況になったら、どうしますか?

 

一緒に、考えてみましょうか。

 

 

 

3.リップヴァンウィンクルの花嫁  (4月4日鑑賞)

 

 

岩井俊二監督は、ファンタジックな作風でありながら、

 

世の中の理不尽さを、ストレートに表現します。

 

一切手加減せず、痛々しいくらい、生々しい。

 

物悲しさと切なさの向こうに、美しさが垣間見えるんですよね。

 

 

主人公は、お人よしで、素直で、騙されやすい女。

 

職業が、学校の講師であることで、生徒たちからも、からかわれる。

 

真面目でおとなしいから、いいようにやられてしまう。

 

ネットで出会った男にも、その日に体を許してしまう…

 

 

彼女のハンドルネームは、クラムボン。

 

宮沢賢治が好きなんだなあ、とすぐにわかる。

 

で、トラブルが起きて、変えるんだけど、カムパネルラ(笑)

 

バレバレじゃん~ 大丈夫か、彼女。

 

 

もう、彼女が、心配で心配で、たまりません。

 

で、ハンドルネームがランバラルの男がいて、アムロがいて、

 

ああ、もう、バレバレで、イライラしてしまう~

 

 

でも、映画を見ているうちに、先入観が吹き飛ばされていくんです。

 

 

お人よしって、悪いことじゃない。

 

騙されやすいのだって、決して短所じゃない。

 

はっきり自己主張できなくても、いいようにあしらわれても、

 

それは、生きていく上で、決定的な致命傷ではないのだ。

 

 

そこに気づくと、俄然、映画が面白くなっていく。

 

 

不思議で、かわいらしくて、着地点があるようでないような、変てこな映画です。

 

 

ラストのあの“かぶりもの”は、意味深で笑えました。

 

 

 

 

4.少女 (10月15日鑑賞)

 

 

派手な大作におされて、ひっそりと終わっちゃった感じがしますが、

 

俺的には、インパクト絶大でした。

 

思春期の女の子は、特別な心の領域を持っているもの。

 

それは、男子にもあるんですが、女子の方が深いと思う。

 

 

そこが、いい。

 

 

物語は、女の子が書いた、“渾身の小説”をもとに展開していきます。

 

何故、それが生まれたのか。題材は、何か。

 

そして、その小説が、そんな運命をたどったのか…

 

 

さわやかな青春物語ではありません。

 

そんなんだったら、俺の記憶に残るはずもない。

 

はっきり言って、ドロドロでございます。

 

しかしながら、かわいくて、いじらしくて、キレイなのです。

 

それはきっと、俺が男だからだと思うんですが、

 

女子からすると、嫌悪感も少なからずあるかもしれません。

 

 

自分にないものを、探して、求めて、永遠に、手に入ることはない。

 

それが、夢やロマンというもの。

 

 

だからこそ、一瞬の輝きが、美しい。

 

次の瞬間には、脆く崩れ去る運命だったとしても、

 

いや、それだからこそ、魂に刻まれるのだ。

 

 

 

 

5.風の波紋 (5月7日鑑賞)

 

 

いやあ~ これは、ヤラレました。

 

こんなに面白いとは思わなかったんです。

 

 

新潟県と長野県の県境にある、とある小さな村に住む人たちを見つめた、

 

良質のドキュメンタリー映画。

 

実はこれ、見終わった後と、現在感じることに、差異を感じるんですよね。

 

それを差し引いても、いい映画だったと思う。

 

 

居場所というのは、生きていく状況の中で、自然に決まってしまうものだけど、

 

少なからず、自分で選んで決めたものなんですよね。

 

あいつがこう言ったからとか、騙されたとか、色んな言い分はあるかもしれないけど、

 

最終的には、自分で“ここに住もう”と決断した結果であることは、間違いない。

 

 

今思うと、画面に登場する人たちは、“よそいき”の顔だったのかもしれない。

 

映画に映っていないところでは、もっと非人道的なことが行われていたりして…

 

 

でも、そんなことをしていたら、どんどん、人がいなくなってしまう。

 

過疎が進んでしまうのには、ちゃんとした理由があるのだ。

 

田舎であろうが都会であろうが、関係ない。

 

居心地のいいところに、人は集まってくるのだ。

 

 

そして、居心地のよさは、人によって感じ方が違う。

 

それで、いい。

 

 

冒頭で、雪下ろしをするバアちゃんが、最高にカッコよかった。

 

 

 

6.淵に立つ (10月15日鑑賞)

 

 

これは、一番強烈だったような気がします。

 

あまりにもヒドいので、ワーストの候補にいったん入れたんですが、

 

ここまで最低の物語を、本気で撮っていることを評価して、ランクイン。

 

 

日本人の、長所と短所が、入り混じった、正視に耐えない場面の連続。

 

後半はひたすら、心が痛くてたまらない時間を過ごすことになります。

 

これなら、リップヴァンウィンクルの花嫁の方が、ずっと健全かも(笑)

 

 

さあ、これを見るなら、覚悟して下さいよ。

 

好奇心と油断が、悲劇の始まり。

 

退屈でモヤモヤしている時の方が、人は幸せなのかもしれない。

 

 

しかし、である。

 

面白そうなものって、魅力あるでしょ。

 

…ね、だから、ご用心!

 

 

 

7.永い言い訳 (12月5日鑑賞)

 

 

こっちもドロドロですが、まだ、毒は少ないかも。

 

本木雅弘は、だんだん、いい俳優になっていきますね。

 

誰もが、少なからず、イライラしながら、生きている。

 

話を聞いてくれる人に甘え、自分の都合の悪い部分には、目をつぶる。

 

 

主人公は、そこそこ売れたけど、最近は鳴かず飛ばずの、小説家。

 

奥さんは、元美容師(たぶん)で、夫の髪をカットしている。これが冒頭。

 

この会話だけで、全ての状況が理解できてしまう。西川監督、すげえ!

 

 

罪悪感というのは、人によって違う。

 

自分のせいじゃないと思い込むのは、才能だと思う。

 

自分が悪いと思う能力のある人は、優しいけど、哀しい。

 

ここに登場する人たちは、それぞれに、強い。

 

子供ですら、強い。

 

それは、自分の弱点を理解し、ちゃんと向き合っているから。

 

 

一番大変なのが、主人公。

 

しかし彼には、小説を書くという、才能があった。

 

それが彼を救っているのかどうか、俺には、わからない。

 

人生において、様々な経験をしたことが、文章に生きてくる。

 

それは、自分の精神世界を、第三者に語れるということでもある。

 

 

自分は、そういうの、苦手だから。

 

それで逃げ回れるほど、人生は甘くない。

 

必ず、どこかで、ツケを払う時が来る。

 

それはまさに、命をかけた戦いなのだ。

 

 

 

8.火 Hee (12月17日鑑賞)

 

 

あまりにもインパクトがあったので、見たばっかりですが、ランクイン。

 

桃井かおりという存在が、とても不思議な生き物に見える。

 

彼女は、どこまで、“人”なんだろうか。

 

いや、彼女こそが、“人”そのものであり、“生きている女”なのだ。

 

 

人は、嘘をつく。

 

男は、男なりの嘘をつくし、

 

女も、女なりの嘘をつく。

 

世の中は、嘘でいっぱい。

 

 

しかし、である。

 

多くの嘘の中に、真実が存在するのも事実だし、

 

多くの真実の向こうに、隠された“大きな嘘”が存在するのもまた、事実。

 

 

この映画を見ていると、自分の立ち位置が、危うくなっていくのがわかる。

 

きっとそこは、狙っているのかも。

 

 

桃井姐さんは、手強い。

 

まさに、妖怪であり、魔物であり、得体のしれない存在。

 

 

あ~ でも、そこがいいんだよね~ ちくしょう。

 

 

 

9.クリーピー 偽りの隣人 (7月2日鑑賞)

 

 

黒沢清監督だってわかっているから、ある意味、安心。

 

相変わらず、風と光と影を使った描写は、秀逸。

 

彼の作風として、

 

意味もなく、突拍子な行動を取ってしまう、人間の面白さがあります。

 

「CURE」とか、懐かしいですよね~

 

 

真面目な男は、融通が効かないという欠点があります。

 

そこを、ぶっ壊すのは誰か。

 

まるで、今村昌平監督の「うなぎ」を見ているようでした。

 

やっぱりねえ、クソ真面目で難しい男は、一度は壊れた方がいいんです。

 

そこから何かを学べないような男なら、それまでの話。

 

 

終わった、と思った瞬間から、新しい生き方が生まれるのだから。

 

 

 

10.FAKE (8月6日鑑賞)

 

 

最後は、あの人の映画です。

 

誤解と偏見って、どうやって生まれるんだろう。

 

報道とか、ウワサ話とか、イメージで洗脳されるのって、実際、怖いと思う。

 

先入観。既成概念。異質な者に対する警戒心。

 

一般人なら、たかがしれていることなのかもしれないけど、

 

有名人だと、落差が大きいんだろうな。

 

 

いつの世でも、“しゃべったもん勝ち”みたいな風潮があって、

 

自己主張が下手な人は、いいようにやられてしまう。

 

嘘だって、つき続ければ、本当になってしまうんだろうか。

 

 

多くの人が同じ認識を持つと、“力”が生まれる。

 

ひとりひとりには、悪気はなくても、集団の力というのは、

 

無意識のうちに、理不尽な暴力となっていく。

 

 

同じ映画でも、見る人によって感じ方が違うように、

 

ひとりの人間をどう評価するかは、千差万別。

 

だから、“みんながそう言っているから”という安易な判断が、俺は嫌いなんです。

 

 

自分自身に対する戒めとして、この映画を記憶しておきたい。

 

劇場でお会いした森監督のお話が、心にしみました。

 

 

仕方のないことは、世の中に無数に存在する。

 

だからこそ、あがいてみたくなるのだ。

 

 

 

 

(次は、アニメ・特撮編です)

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2017-01-01

2016年 映画熱 ランキング その1 「洋画編」

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皆様、あけましておめでとうございます。

 

昨年、母が他界したので、本来なら、年始のあいさつは控えるべきなんですが、

 

話し言葉としては、問題ないんじゃないかと。

 

だって、世の中おめでたいムードなんだから、それはそれでいいじゃん♪

 

 

昨夜は、7種類の銘柄の違うビールを飲み比べして、がっつり寝ました。

 

昨日が仕事納めで、明日は仕事始め。

 

コーヒーをゆっくり飲みながら、ジャズを聴いて、静かなひととき。

 

 

さあ、毎年恒例の、ランキングの集計を始めます。

 

俺が昨年、劇場で見た映画は、56本でした。

 

この中から、独断と偏見でピックアップした作品を、部門別にご報告。

 

 

なお、通常はネタバレしないで書くのがモットーですが、

 

ランキング記事は、多少のネタバレが入りますので、ご容赦下さい。

 

 

 

 

 

 

【洋画編】

 

 

1.ロスト・バケーション (8月6日鑑賞)

 

 

文句なしの第1位は、シンプルなサメ映画。

 

これ、よく練られてますね~

 

おねえちゃんが、たったひとりで、サメに立ち向かう物語です。

 

俺は、孤独な状況で戦う話が好きなので、

 

これは、嫌なことを一時忘れて、夢中で楽しめました。

 

教訓とか、感動するかなんて、どうでもいい。

 

大事なのは、そこにのめり込める自分に、心地よさを感じ取れるかどうか。

 

 

この映画で一番笑かしてくれたのは、サメ君です。

 

がんばれ、サメ! 

 

さっさと、その女を食い殺せ!

 

 

 

2.ブラック・スキャンダル (2月7日鑑賞)

 

 

地味~な映画ですが、奥行きがとても深い。

 

ジョニーの悪っぷりは、何とも味がある。

 

もともと、“いい人オーラ”を放つ男なので、

 

悪役をやると、嘘っぽい。(フェイクとか、リバティーンとか)

 

 

そこが、いい。

 

 

「ゴッドファーザー」のマーロン・ブランドのように、

 

ドスが効いていないしゃがれ声が、実にいい。

 

本気で、人を脅す時。

 

本気で、人を殺す時。

 

 

彼は、実に、楽しそうだ。

 

 

 

3.ホワイト・ゴッド (1月10日鑑賞)

 

 

やっぱり、この映画も、忘れられない。

 

見たのは年初めだったんだけど、鮮明に記憶に残っています。

 

13歳の女の子が主人公で、わんこがたくさん出てきて、

 

やたらとパンチラがあって、PG12で、流血があって… ああ、素敵☆

 

 

俺的には、本作の主人公は、捨てられたわんこ。

 

大人の都合で、最愛のわんこと離れ離れになった少女は、

 

必死になって、探します。

 

 

しかし、わんこにとっては、全てが、生きるための戦いでした。

 

 

おっちゃんに出会って食べ物をもらい、売り飛ばされ、

 

闘犬としての訓練を受け、次第に強くなっていく、サバイバルわんこ映画。

 

奴には、群れを率いる統率力があった…さあ大変!

 

250匹のわんこ軍団が、街中を疾走する場面は、圧巻。

 

ジュラシックなんとかのCGではなく、本物のわんこ軍団です。

 

 

暴走!暴走!暴走!

 

人間を食い殺せ!

 

銃弾をかわして、喉を噛みちぎれ!

 

獣をナメんじゃねえぞ、オラオラ!

 

 

血に飢えたわんこと、血なまぐさと、少女のパンチラと生足。

 

 

何だか、不思議に楽しいです。

 

 

 

 

4.神様メール (6月6日鑑賞)

 

 

何と、神様は、引きこもりでした。

 

神業だか神通力だかを駆使して、ひたすら、いたずらに没頭するクソジジイ。

 

う~む、唯一絶対神って、嫌な奴に決まっているよねえ。

 

しかし、この神様、相当なマヌケでございます。

 

まあ、長く生きていると、性格がどんどんねじ曲がっていくんですな。

 

 

神様ジジイは、どうしても外に出ないといけない事態に。

 

シャバに出て、やたらと態度がデカいジジイは、忌み嫌われます。

 

“自称”神様は、そこらじゅうにいっぱいいるもんね~

 

 

主人公は、神様の娘。(10歳くらいだから、孫なのかもしれませんが)

 

彼女は、いい仕事しますよ~

 

12人の使徒を集めるんですが、第1弟子のおねえちゃんは、障害者。

 

彼女が失ったものと対面する時に流れる曲は、ヘンデル。

 

哀しく美しい、名場面でした。

 

やっぱり、色んなタイプの人と出会うと、たくましくなっていくんですね。

 

引きこもりの気難しいジイさんにも、そういう時代があったのでしょう。

 

そう思うと、登場人物の全てに、奥行きが出てきます。

 

 

で、神様の奥様が、実は食わせ者でした…と。

 

このバアさん、神様よりも性格悪そうですわ(笑)

 

 

 

5.クリード チャンプを継ぐ男 (1月28日鑑賞)

 

 

ご存じ、ロッキーシリーズの続編です。

 

これは、見ておかなければならないし、見ずにはいられないんですわ~

 

今回は、死んだ親友アポロの息子が登場。

 

彼は、年老いたロッキーに出会い、ボクシングを教えて欲しいと頼む。

 

当初は渋っていたロッキーも、彼の素性を知って、考えが変わる。

 

 

病に侵され、余命を削りながら、2人で一緒に生きようとする姿が、美しい。

 

街の路上で、ロードワークをする場面で流れる、あの名曲…

 

ああ、俺は、ロッキーと同じ時代を、こうして生きてきたんだ。

 

 

療養している時に、キックボクシングのジムに通って、

 

サンドバッグを叩いている時、シャドーをしている時、

 

ロッキーのテーマが、あしたのジョー2のテーマが、脳内を駆け巡った。

 

 

男は、戦う生き物である。

 

駄目だとわかっていても、無理だと承知の上で、無茶をする。

 

理由なんて、どうでもいい。

 

ただ、そうせずにはいられないものを持っているのが、男であることの証しなのだ。

 

 

 

6.ブリッジ・オブ・スパイ (1月10日鑑賞)

 

 

これもまた、男たちの、静かな戦いの物語です。

 

トム・ハンクスは、超人的なキャラではなく、

 

普通の、誠実で素直な男を演じるのが、実にお見事。

 

優しさとユーモアにあふれ、弱い者をいたわり、礼儀正しい。

 

そんな彼が、危険な場所で、難しい交渉に挑む。

 

これほど、ワクワクする素材はないでしょう。

 

 

「たそがれ清兵衛」もそうでしたが、

 

大きな仕事を頼まれた時に、いったんは断り、誰か他の人に…と。

 

しかし、やれるのが自分しかいないとわかると、引き受けることに。

 

 

覚悟をして臨む、男の佇まいは、美しい。

 

 

スパイという職業は、決して派手なものではないはず。

 

トム・クルーズのアレは、アクション映画。

 

本当のスパイ映画は、サスペンス映画であって欲しいんですね。

 

だから、「007」は、マヌケでいいのです。

 

トラブルで追い詰められて、サラリと切り抜けるのが、スパイ。

 

目立たず、地味に、さり気なく。

 

素朴で、静かに忍び寄り、気配を殺して…あ、それは忍者か。

 

 

とにかくねえ、トムは、いい俳優なんです。

 

最後の、ベッドで眠りこける場面は、最高にカッコよかった☆

 

 

 

7.エージェント・ウルトラ (2月7日鑑賞)

 

 

この映画、全然期待してなくて、たまたま時間が合ったので見たんですが、

 

すっげえ笑えて楽しかったッス。

 

主人公は、コンビニでバイトする、おとなしい青年。

 

ある夜、車を盗みにに来た2人組を制止しようとして絡まれ、

 

とっさに、カップスープとスプーンだけで、2人の暴漢を秒殺!

 

実は、密かに特殊な訓練を受けた、シークレットソルジャーであった。

 

記憶を消されていた男の前に、お迎えの上司が訪れる。

 

しかし、それを阻止しようとする謎の殺人部隊が襲い掛かって来て…

 

ああ、まるでマンガの世界のような、アホ映画。

 

でもねえ、なかなかこれ、出来がいいんですな。

 

 

こういうの、結構好きだったりします。

 

 

 

8.ルーム (5月22日鑑賞)

 

 

さあ、これはまた、手に汗握る系の、脱出サスペンス。

 

密室で、母親と息子が、仲良く暮らしています。

 

でも、何か変だな…と思ったら、実は、監禁されていた!

 

あ~ これは、健全な映画ではないと、すぐにわかります。

 

どうして監禁されたのかも、すぐにわかります。

 

そこで、母親は、脱出計画を、息子に話します。

 

 

男の子にとって、未知なる世界への冒険は、大人になる第一歩。

 

しかし、危険とリスクが伴う上に、母親の命もかかっている。

 

そこが、サスペンスの肝。

 

少年は、5歳の誕生日を迎えたばかり。

 

実際の行動は、思うように素早くいかない。

 

ああ~ 危なっかしくて、ドキドキハラハラ。

 

予期せぬ事態に遭遇する連続の中で、少年は、いかに切り抜けて行くのか。

 

 

本作のいいところは、“その後”もきっちりと描いている点にあります。

 

「千と千尋の神隠し」や「百円の恋」は、情景のみでしたが、

 

しっかりと、見据えているのがよろしい。

 

 

大人の映画なんだなあ、と感じました。

 

 

 

9.永遠のヨギー (9月25日鑑賞)

 

 

これは、ヨガを世界に広めた男の、ドキュメンタリー映画。

 

彼の風貌が、実にいい。

 

本当に大切なことは、多くを語らなくても、ちゃんと伝わるもの。

 

彼の行動力と存在感が、人を動かしたことが想像できます。

 

 

ヨガは、宗教ではなく、科学だそうな。

 

説明する言葉。体現する説得力。そして、人柄。

 

いいものは、人の心に直接訴えかけ、自然に伝わっていくもの。

 

 

体をほぐすのと同様、心をほぐしてみることも大事ですね。

 

 

 

10.レヴェナント 蘇えりし者 (4月26日鑑賞)

 

 

最後は、レオナルド・ディカプリオの力作。

 

川で魚をつかまえて、生でかじる場面は、感慨深いものがありました。

 

「タイタニック」で村八分にされ、寿司バーでくだを巻いていた時の味が蘇る!

 

…くそう、醤油はねえのか!(注:そんなセリフはありません)

 

「老人と海」のアンソニー・ホプキンスの、

 

『…塩を持ってくればよかった。』の言葉を思い出しますな。

 

 

熊に襲われ、瀕死の重傷を負い、息子も殺され、復讐を誓った男。

 

悪役のトム・ハーディが、いいですねえ~

 

根っからの悪人ではなく、

 

オレだって、生きるために必死だったんだよ!という匂いがプンプン。

 

彼と対峙すると、デカプーがおぼっちゃんに見えくるから不思議。

 

 

アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督の映画は、

 

たまたまそうなって、善側と悪側になってしまった、というシチュエーションが多い。

 

悪気はなくても、結果として悪役になってしまう。

 

善意のつもりが、悪く受け止められてしまう。

 

悪意をぶつけたつもりが、逆に褒められてしまう。

 

 

はい、よくあることです。

 

 

世の中は、誤解と偏見がいっぱい。

 

それを、疑似体験できるのが、映画の醍醐味の1つでもあるんです。

 

 

 

年を取るにつれて、ありきたりの映画に、興味がなくなっていくのを感じます。

 

やっぱり、生きるための刺激を与えてくれる作品に、たくさん出会いたい。

 

 

読者の皆様がどう捉えるかは、自分の勝手。

 

俺がどう感じるかは、俺の感性の問題。

 

 

違うからこそ、面白い。

 

 

(次は、邦画編です)

 

 

 

 

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2016-06-28

映画熱11周年特別企画 歴代映画ランキング ~自殺映画編~

テーマ:ランキング
「追憶の森」を見た記念に、自殺をテーマにした作品をピックアップしてみました。



一般的にはタブーとされているジャンルかもしれませんが、

自殺についてオープンに会話することで、救われるきっかけになることもあります。


俺も、自殺志願者の端くれとして、ずっと考えてきたひとりの人間として、

このタイミングで、ブログ記事として書いてみたくなったのです。



語り合うための素材として、思考を整理するツールとして、

参考にしていただければ、幸いです。



もう自殺するしかない、と思っている人ほど、見て欲しい。

追いつめられた心が、ほんの少し、変化するかもしれません。


映画を見るのが生きがいである男の、ささやかなメッセージ。


人の命って、何なんでしょうね。



では、ど~んと22本、ご紹介します!






1.「イリヤ」(2000年日本 39分)



自殺映画の金字塔といえば、やっぱりコレでしょう。

タイトルは、フランス語で「存在」という意味。

近未来、自殺はアートになりました。

これから自殺する人を撮影する、アーティストの女性が、主人公。

淡々とインタビューしていく彼女には、恋人がいました。

しかし彼女は、彼氏の苦悩に気づかないまま…


マニアックな短編映画です。時間は短いけど、インパクトは絶大。

人の命は、あっという間に終わってしまうんですから。


どういう終わり方をするか、自分で選ぶ権利があってもいいんじゃないかな。





2.「生きない」(1998年日本 100分)



たけし軍団のダンカンが脚本・主演して、ロカルノ映画祭でアキュメニカル賞を受賞。

何やら、怪しいバスツアーが出発。

実は、多額の借金を抱えた男たちの、保険金目当ての自殺ツアーなのであった!


しかし、父親の代わりに参加した少女の存在が、ツアー客の心に変化をもたらしていく…


この作品に登場する人たちは、“できることなら、死にたくない”と思っています。

でも、もう死ぬしかない。ああ、どうしよう?


シュールなギャグが炸裂する、なかなかの秀作だと思います。




3.「ブリッジ」(2006年アメリカ 94分)



これは、本物の自殺映画です。

ゴールデンゲートブリッジは、観光地として有名ですが、

毎年、多くの人がここから飛び降りて死んでいます。


固定カメラを設置し、2004年から2005年の1年間を撮影。

カメラが捕らえた7名の自殺者は、本当に死んでいます。


遺族や友人のインタビューを通して、色んな情景が浮かんでくる。

66メートルの高さから、海面に激突する瞬間って、どんななんだろう。


この映画を製作した、エリック・スティールに敬意を表します。

社会派ドキュメンタリーの、稀有な傑作です。




4.「カミハテ商店」(2012年日本 104分)



高橋恵子が、23年ぶりに映画で主演した作品。

山陰地方の小さな港町、上終(かみはて)には、自殺の名所で有名な断崖絶壁がある。

その近くで商店を経営する、初老の女性が主人公。

訪れる客は、彼女が焼いたコッペパンを食べ、牛乳を飲んだ後に、静かにいなくなる…


この映画を見て、イライラする人は多いでしょう。

自殺は、止められるものなら、止めた方がいいのかもしれない。


しかし、止めようがないものも、確かに、ある。

止めようとしたばっかりに、かえって拍車をかけてしまうことも、ある。


それは、止める側の自己満足で、言っているだけかもしれない。

自分はできるだけのことはやったから、後は勝手にしろ、と。


善意の言葉が、人を殺すことは、よくある。

主人公の表情を見ていると、色んな人を見送ってきたんだなあ…と思う。


どうにか、なること。

どうにも、ならないこと。



情報量が少ない映画なので、感性で味わって下さい。

本当の意味で、人の気持ちに寄り添うってどういうことなのか、考えてみて欲しいです。




5.「迷宮カフェ」(2015年日本 112分)



これは、わかりやすいヒューマンドラマです。

今まで紹介した作品は、濃過ぎて見られない、一般の人にオススメ。


主演は、関めぐみ。彼女は、隠れ家的なカフェを経営しています。

実はここには、“ある特別なメニュー”があるらしい。


『…季節のメニューを。』という合い言葉で、その“コース”を受けられます。



この映画、予告編で内容が99%ネタバレしているので、

劇場には行きませんでした。できるだけ、予備知識なしでご覧下さい。


さて、色んな人がやって来ます。

死にたいと思う人には、人に言えない秘密がある。


そういう人たちの、「受け皿」「駆け込み寺」は、絶対あった方がいい。

ただ、それをやれる人は少なく、理解が得られる可能性も低い。


物語的にはベタベタですが、題材はとても貴重。

彼女がすることにイチャモンをつける権利のある奴なんて、絶対にいない。


人の気持ちと向き合うことは、自分と向き合うことでもあるのだ。





6.「スーサイドショップ」(2012年フランス・ベルギー・カナダ合作 79分)



パトリス・ルコント監督の、異色アニメーション作品。

このお店では、様々な自殺ツールを扱っています。

首吊り用ロープ、各種毒薬、切れ味抜群の刃物…


この店、楽しそうだ。ぜひ、行ってみたい。

近所にあったら、間違いなく通っちゃうなあ、きっと。


苦悩は、シュールなギャグで笑い飛ばすのが一番カッコいい。


ぜひ、カミハテ商店の隣りにオープンしていただきたいですね☆






7.「ブラックジャックⅣ 拒食、ふたりの黒い医者」(1995年 51分)



ユルい劇場版でなく、OVA版の方です。


安楽死を扱った作品として、俺がよく話のネタにする作品。

ブラック・ジャックのライバルとも言うべき存在、ドクター・キリコ。

どんなにお金があっても、逃れられない苦痛というものがある。


命を得ようと、必死に医療にすがる者もいれば、

命を捨ててでも、苦痛から解放されようとする者もいる。


お金がなくて、医療を受けられない貧乏人と、

最高の医療をいつでも受けられる人と、どっちが幸せなんでしょうね。


「痛み」って、つくづく、不思議な感覚だと思います。





8.「幻の光」(1995年日本 110分)



たしか、江角マキコのデビュー作だったように思います。

是枝監督も、これがデビュー作で、ヴェネチア映画祭で金のオゼッラ賞を受賞。


主人公ゆみ子は、12歳の時に、祖母が失踪。

結婚して息子が生まれた後に、夫が自殺をしてしまう。


何故、2人を止めることができなかったのか。

どうして、自分の前から、大切な人が次々と消えていってしまうのか。


残された者の気持ちを、この映画で考えてもらえたら…と思って、ランクイン。





9.「11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち」(2012年日本 119分)



三島由紀夫といえば、割腹自殺で有名ですが、イメージは、骨太。

彼を、ARATAが演じるというので、すごく興味を持って映画館へ行きました。

彼は、この映画から、名前を「井浦新」に変更しました。

三島由紀夫を演じるのに、ふざけたアルファベットじゃ失礼だ、と思ったらしい。


彼が演じると、三島が苦悩しながら、自分のやるべきことを模索していたと感じます。

心が強い人がいれば、脆い人もいる。

でも、弱いからこそ、死ぬ勇気がなくて、この世に居続けることもできるのかもしれない。


彼が自殺しないで済んだら、どんな人生を送ったでしょうね。




10.「人間失格」(2010年日本 134分)



やっぱり、これも外せない1本でしょう。太宰治の代表作です。

主人公は、天才的な魅力を放つプロ作家ですが、

酒と女に溺れるヘタレでもあります。

河村隆一が演じた「ピカレスク 人間失格」もありますが、

俺としては、生田斗真が演じたこちらの方がよろしいかと。

(同時期に公開された「源氏物語」とキャラはおんなじですが)


う~ん、こういう男は、モテるんでしょうなあ。


こんなイケメンに、一緒に死んでくれないか、なんていって口説かれたら、

世の女性たちは、キュンとしてしまうのかもしれませんね。



しかしまあ、豪華キャストだこと。

色んな女優さんが登場しますが、俺が一番オイシイと感じたのは、

ズバリ、室井滋さんです☆

薬局の女店長なんですが、実にいい。

太宰斗真が迫るシーンは、爆笑でした。


これから死のうとしている男性諸君は、

せっかくだから、死ぬ前に、物語の1本でも書き残してみませんか。





11.「自殺サークル」(2002年日本 99分 R15)




園子温監督の、有名な伝説の映画です。


新宿駅のホームから、54人の女子高生が一斉に飛び込みます。

『…いっせーの!』という掛け声が、何ともかわいらしい。



何で?と誰もが思うでしょう。

自殺する理由を説明しろ、なんて聞く方がヤボってもんだ。

本気で死のうとする奴は、黙ってひとりで死ぬ。


この映画は、世の中の人をたくさん怒らせたんじゃないかと思います。

酷評する人も、実に多い。


だから、この映画は面白いのです。


わからんと言う人は、続編と言われる「紀子の食卓」も、合わせてご覧下さい。






12.「宵闇せまれば」(1969年日本 43分)



さあ、超マニアックな映画です。ちなみに、モノクロ作品。


大島渚脚本で、実相寺昭雄監督。すげえ!

DVD「青い沼の女」(火サス)に収録されています。


内容は、“自殺ゲーム”でモメる若者たちの物語。


ガスの元栓を開き、締め切った部屋で、どれだけ我慢できるか。

こんなアホな“遊び”をやってしまう奴らって一体…


最初は、バカだなあ、こいつらという気分で見ていたんですが、

中盤から、次第に熱を帯びていくんですね~


主役(であろう)ジュンの、これでもかドアップが、妙になまめかしい。

口から流れ出る唾液の、エロティシズム… ああ、たまらん。


死を目の前にした人間の言葉は、真実そのものなのだ。





13.「ドニー・ダーコ」(2001年アメリカ 113分)



この映画、知ってる人はそこそこ多いでしょう。

今をときめく、ジェイク・ギレンホールの出世作です。

精神科医の役で、キャサリン・ロスが出演しているのも、ちょっと嬉しい。

そして、製作総指揮も務めたドリュー・バリモアは、教師役☆



え~と、あと28日と6時間42分12秒後に、世界が滅びますよ~

そんなこと言われたら、君はどうする?


無視するか、がんばっちゃうか。


これは、はっきり言って、面白いです。

俺は、どうせなら、こういう方面でがんばってみたい男です。


え?これがどうして自殺映画なのかって?

それを言ったら、ネタバレになっちゃうじゃん!


人の運命は、わかんないからこそ、深い意味を持つのです。





14.「運命に逆らったシチリアの少女」(2008年イタリア・フランス 110分)



これは、撮り方はアレなんですが、内容はとても深いです。

父親を暗殺された娘さんが、復讐を誓う物語。

実話だったかどうか忘れましたが、こんなことって、あるような気がします。


強い意志を持った女性は、世の中にたくさんいますが、

純粋な誇りを感じさせる人は、ある種の魅力を放つ。


思わず、協力したくなる…?

さあ、それは、好みかもしれませんね。


ラストまで、きっちりとご覧下さい。





15.「4分間のピアニスト」(2006年ドイツ 111分)




俺のブログでは、何度も紹介した作品ですが、やっぱりランクイン。


本作は、正確には「自殺映画」ではなく、「自殺行為映画」かと。

まあ、冒頭で、自殺した女のポケットからタバコをくすねるシーンから始まるので、

ある意味、「自殺映画」に入れちゃってもいいと思います。


女子刑務所で、抑圧された生活をする、受刑者が主人公。

彼女には、ピアノの才能があります。

しかし、性格は捻じ曲がりきっています。


ある音楽家のバアさんが、彼女の才能を見抜きます。

あんた、ピアノのコンクールに出てみない?

はん?イヤなこった!


ピアノ版「あしたのジョー」と言われる、伝説の映画。


どうせ、みんな、いつ死ぬかわかんないんだ。

今のこの瞬間を、本気で生きられたら、それで後悔はない。


才能を認めてくれた人と出会えるのは、とても幸せなこと。


ドイツ映画って、カッコいいですね☆




16.「226」(1989年日本 114分)



五社英雄監督。

これはもう、説明するまでもなく、「自殺映画」です。

「三島由紀夫」と一緒に、お楽しみ下さい。


命をかけて、やり遂げたいと思えることに出会えるのは、幸せなこと。

歴史の上では、結果論だけが取りざたされますが、

彼らが情熱を注いだ「真実」に、俺は注目したい。


我、狂か愚か知らず。一路遂に奔走するのみ。


同志に出会えた、幸運。

同志と運命を共にできる、幸福。


音楽も、素晴らしい。


ちなみに、2月26日は、我が家の結婚記念日です(笑)





17.「リリイ・シュシュのすべて」(2001年日本 146分)




これも超有名ですが、内容はあまり知られていないような…


でも、俺的には、インパクト絶大な作品でした。


岩井俊二監督は、残酷でグロな対象も、美しく撮ってしまう。

そこがかえって、悲しいまでに心に突き刺さるんですよね。


中学生。

いじめ。

万引き。

カツアゲ。

援助交際。

レイプ。


そして… 自殺。


救いようのない現実の中に、生きる意味を見い出そうとして、もがく。


子供とか、大人とかは、関係ない。


生きることは、傷つくことであり、痛みに耐えることである。

戦うリスクよりも、逃げる狡猾さを選んでしまっても、それは、仕方のないこと。


誰もが、何かに怯えながら、必死に毎日を生きているのだ。


蒼井優と、伊藤歩の、役者魂の熱演が、とても素晴らしい。



醜悪な世界の中にあるからこそ、ピュアなものが際立つのかもしれないですね。


この映画は、深読みすればするほど、面白くなっていきます。







18.「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」(1978年日本 151分)



え~ 今更、説明するまでもないでしょう。

「永遠の0」で、三浦春馬が、

『…テロと特攻は、全然違うんだよ!』と激怒する場面が、微笑ましかった。


この映画に、理屈は不要だと思います。


俺たちには、まだ残っているじゃないか。

戦うための「武器」が。






19.「BROTHER」(2001年日本 114分)




北野武監督の、超有名な映画です。


日本人と黒人って、何だか気が合いそうな気がして、面白い。


ここで注目して欲しいのは、寺島進の名演です。


…おおっと、それ以上は、言えねえ!(汗)




20.「エリ・エリ・レマ・サバクタニ」(2005年日本 107分)




青山真治監督の、超有名な…というか、カルトな映画かな。


タイトルは、イエス・キリストが処刑される直前に残した言葉です。


またしても、自殺が大流行。

「レミング病」に感染すると、自殺したくなるんだそうな。

病気による自殺なのか、自分の意志で自殺するのか、その境界線は…?


浅野忠信&中原昌也が奏でる不思議な音楽。

この音を聞くと、病気の進行を食い止めることができるらしい。


映画は、視覚と聴覚を融合した、総合文化芸術。

普段、視覚ばかりに頼っている人ほど、いい刺激になるかも。


世の中って、ノイズ(雑音)に満ちていますよね。

自分にとって、有益な要素を選択することが、生命力の根源なのかな…と。




21.「機動警察パトレイバー劇場版」(1989年日本 120分)



冒頭でいきなり、“犯人”が自殺します。

薄笑いを浮かべて、飛び降りる男…


ああ、今思い出しても、すごいインパクト。

全てを確信して、自らの死を選ぶ。

自分のプログラムに、絶大な自信を持っているからなのか。


特車2課後藤隊長は、彼の真意を探求していく。

知れば知るほど、自らもまた、深い闇にとらわれていく…


ケータイがまだ普及していなかった時代に、

よくぞここまでクオリティの高い作品が生み出せたものだと思います。



人間、やることがなくなると、あっさり死んじゃうものなのかも。







22.「素晴らしき哉、人生!」(1946年アメリカ 130分)




最後は、まともな映画を紹介しましょう。不朽の名作です。(ちなみにモノクロ)


時期的には、クリスマスに見ることをオススメします。


ある男性が、人生を悲観して、死んでしまいます。

しかし、彼の死を惜しんだ天使が登場。

彼の亡き後、世界がどうなったかを、特別に見せてくれます。


自分なんて、いなくなった方がいい。

そう思っている人は、この映画を見てから、もう一度考えて欲しい。


世の中は、ひどいことだらけだけど、悪いことばっかりじゃない。

人生は、つらいことだらけだけど、楽しいことも、確かに、ある。


…自分がもし、この世に生まれてこなかったら?

あの人との、出会いもない。

最愛の人は、

無二の親友は、

愛する家族は、

親切にしてもらった「忘れられない記憶」があれば、

親切にしてあげた「忘れてしまった記憶」もある。




自分が死ぬのを喜ぶ人がいるのなら、

自分が死ぬのを悲しむ人も、必ず、いる。


冷静によく考えれば、わかることも、

追いつめられてしまうと、見えなくなってしまう。


この映画、「グレムリン」で使われてたような気がするけど、もう忘れちゃった。

でも、20代の時に見て、生きる勇気が湧いてきた記憶が、たしかにある。



生きることに疲れたら、何でもいいから、映画を見てみよう。

この映画を見終わるまでの時間はせめて、死ぬことを忘れてみよう。



人から「死ぬな」と命令されると、死にたくなってしまうかもしれない。

「お前なんか死んでしまえ」と言われると、なにくそ、と思うかもしれない。



人は、自分が生きたいと感じれば、生きられる。


話を聞くなら、その人の「本当の声」を、聞いてあげて欲しい。

話をするなら、自分が本当に言いたいことを、本気で聞いてくれる人に、話して欲しい。


生命力というものは、いつか消えてなくなってしまう。

早いか遅いかは、誰にも決められない。



生きる人は、生きる。

死ぬ人は、死ぬ。


生きられる人は、がんばって生きる。

死に行く人も、最後の瞬間まで、がんばって生きようとしている。


自分も人も、自分の思い通りにはならない。

運がいいのか悪いのかなんて、誰にもわからないし、決められない。




でも、これだけは、強い気持ちを込めて言おう。


誰もが、必死に、自分の人生を生き抜こうとしているのだ。



自殺志願者諸君。

死ぬのは、いつでもできる。


俺が紹介した20本の中で、気になる1本があったら、

それを見てからでも、遅くはないですよ。



騙されたと思って、映画を見てみよう。



…もしかしたら、人生を変える1本に、出会えるかも。






(アップした当初は20本でしたが、後で2本思い出して追記しました)
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2016-01-03

2015年映画熱ランキング その5 ~名台詞編~

テーマ:ランキング
1.『…憎まねえと殴れねえだろ。』(百円の恋)


“バナナマン”新井浩文が、嫌なおっさんを殴ってこう言います。

ボクシングは紳士のスポーツですが、こいつは殴りたくなりますなあ。


でも、こいつはこいつで、味のある奴なんですよね。

しかしまあ、変な奴らばっかり出てくるけど、実際にいそうなんですよね。




2.『…寒さもまた、大切な調味料なのだ。』(リトルフォレスト冬/春)



農産物は温度管理が大事ですが、自然の厳しさに耐えて生き残る力こそ、

真のおいしさに近づくのではないかと、個人的に思います。


人間も、厳しい状況に耐えた人ほど、強くなっていくんじゃないかな。




3.『…殺して生きるか、生きて殺されるか。』(ハーモニー)



とにかく、台詞の多い映画でした。

深くで緻密な言葉の羅列に、ショボい映像が気にならなくなるほど。

もしかして、台詞を際立たせるために、あえてビジュアルをスカスカにしたのかも…




4.『…殺しのライセンスは、殺さない権限でもある。』(007 スペクター)



殺しちゃいけないと言われるから、殺したくなる。

殺せと言われれば、殺したくなくなっちゃう。


「権限」を与えられるということは、恐いことでもあります。




5.『…いなくなる、は、自然なことですよ。』(欲動)



命が残り少なくなった夫と旅にでた妻に、

コーヒーを淹れてくれた現地の男が、こうつぶやきます。


生まれることも、死ぬことも、あるがままに受け入れるのが一番。




6.『…水滴が美しいのは、抵抗の少ないところを移動するから。

   人間はいつも、逆のことをしている。』(天才スピヴェット)



子供がこんなに深い言葉を発するとは、やはり天才ですね。

わざわざ遠回りして、困難な道を選んでしまう人は、たくさんいます。

みんなが楽で簡単な人生を生きることができればいいんでしょうが、

それでは、人間らしさも同時に失ってしまうような気がします。




7.『…どれだけ本物に見えるかじゃない。

   どれだけ自然に見えるかなんだ。』(アットホーム)



國村隼の、味のある台詞です。

偽物には、偽物の美学がある。

堂々として、周囲に溶け込むことが、生きるために必要なスキルなのかも。




8.『…何だよ、愛してると言ったらケンカになるのかよ。

   二度と言うもんか!』(チャップリンからの贈りもの)



普段言わないことを言うと、怪しまれて、痛くない腹をさぐられたりします。

普段から言い過ぎていると、言葉そのものが、軽くなってしまう。


相手の状態をよく観察した上で、タイミングよく的確な言葉をかけられるといいですね。




9.『…長い戦争だったんだね。』(I LOVE スヌーピー)



読書感想文を書くパートナーが、赤毛の女の子になったことで、

チャーリーブラウンは張り切って、難しい本に挑戦します。

図書館で見つけた「戦争と平和」があまりにも分厚いので、こう言います。


でもチャーリー、その本を読んでくれたことを本当に喜んでくれたのは、

赤毛の女の子じゃないくて、“彼女”だと思うよ。




10.『…あなたが変わっているおかげで、世界はこんなに美しい。』

    (イミテーションゲーム)



変わり者と言われている人は、他の人が想像もできないような力を秘めているもの。

それをうまく引き出してくれる環境があってこそ、力を最大限に発揮できる。

才能のパートナーは、友達だったり、恋人だったり、理解ある上司だったり…


誰かがたどった道をたどるのは容易いけれど、

何もないゼロの状態から、何かを生み出すのは、至難の業。


産みの苦しみが大きければ大きいほど、達成した時の喜びは大きいのだ。




11.『…真実は美しくない。だけど、人を自由にさせる。』(ゼロの未来)



なるほど、これもまた、天才だからこその名台詞ですな。

限りなくゼロに近いのと、全くの無は違う。

あることを証明することの難しさと、

ないことを証明することの難しさは、やっぱり違う。


俺はきっと、これを見たから、「007 スペクター」を楽しめたのかも。

で、「天才スピヴェット」「イミテーションゲーム」を見たからこそ、

この映画も楽しめたんだと思う。


やっぱり、俺の中で、映画はちゃんとつながっているんですね。




12.『…古いけど、ポンコツじゃない。』(ターミネーター新起動)



新しければ、いいってもんじゃない。

古ければ、価値があるってもんじゃない。


必要とされるものは、生き残るし、

不要になったものは、廃棄されていく。


今は、まだ大丈夫。

でも、次の瞬間には、影も形もなくなってしまうかもしれない。

そう思うと、何にでも価値が出てくるような気がしませんか。


だから、ものを捨てられない人は、優しい人なんです、きっと。




13.『…日本で音を間違えるとどうなる? スシのネタにされるんだ!』

    (ボーイ・ソプラノ)



日本での公演を控えた、メンバーたちのジョーク。

ネタという意味をちゃんと知ってたら、かなりレベルの高い切り口になりますね。




14.『…今から、傷つけるよ!』(心が叫びたがっているんだ)



礼儀正しくことわってから、怒りを相手にぶつける女の子。

もともとおしゃべりで、話す能力は人一倍高かったのに、

ある出来事が原因となって、言葉を発することができなくなってしまった…


閉ざされた扉を開くのは、外部から無理矢理じゃいけない。

開きたいと思う心が、内部から熱を帯びてこそ、最初の数ミリが動くのだ。


ずっと使っていなくて封印されていた部分だからこそ、

心のクレ556をさしてあげて、ゆっくりほぐしてあげましょう。





15.『…相手が望んでいる答えを言う必要はない。』(エクソダス 神と王)



こういう「余裕」を持った教育をしてくれる人に育てられた人は、幸運ですね。

俺なんか、相手が望む言葉を言い続けなければいけない環境にいましたから…

考える基準が、常に相手にあると、自分の心はいつも不安定になる。

人の機嫌ひとつで、抹殺されてしまう危険性がつきまとうから。


自己を意識し、素直に考えて出た言葉こそが、自分を表現していく指標となる。

自分が本当に望んでいることがわかってこそ、澄んだ瞳で人の心と向き合えるのだ。




16.『…そうですね、私、かわいいですから。



主人公が実際にかわいいかどうかは別にして、

病んでる感は充分にある雰囲気を持った名台詞ですな。


嫌味には、さらなる嫌味をもってお返しする。

目には目を、ではなく、ナイフには銃を、といった感じでしょうか。


こいつきっと、大きなトラブルに巻き込まれるわ~


危うくもふてぶてしい女。

「百円の恋」とは、正反対の世界にいる女ですね。


かわいさは武器であり、鎧である反面、弱点でもある。

どうせなら、後半はもっとぶちかまして欲しかったな。




17.『…本物はもっとハンサムですよ。』(博士と彼女のセオリー)



あなたがホーキング博士ですか?と聞かれて、彼はこう答えました。

さすが、ジョークも超一流ですね☆


俺も、街角であなたが桑畑四十郎ですか?と聞かれたら、そう答えるとしましょう。

本物は、三船敏郎ですから。




18.『…誰かに言われたからじゃない。村人たちみんなの意志なんだ。』

    (海難1890)



目の前に困っている人がいたら、迷わず助ける。その人が誰であろうと。

そういう、心の本質を認め合った友情は素晴らしいと思う。


時間を越えて、国同士が育んで来た絆は、大切にしていきたい。

本来なら、どんな国の人も、そういう心を持っているはずだから。


日本人はおめでたいのかもしれないけど、それこそが、日本の最大の長所。

今も日本は、色んな国に、色んな種を撒き続けています。




19.『…誇らしいのう。』『…誇らしいぜ。』(バケモノの子)



少年が育っていく姿を見て、大泉洋とリリー・フランキーがつぶやきます。

自分たちが愛情を注いだ存在が、立派になってひとり立ちしていく。


それは、何にも代えがたい、極上の喜びとなって、心に残るものです。





20.『…言葉もない。だが、これだけは言える。神が最初に泣かれた。』

    (グローリー 明日への行進)



自由のための行動ゆえに殺されてしまった同志の家族たちを前に言います。

血を流してでも、命を失っても、やらねばならないことが、現実にある。


民衆を率いていくのが、牧師だからこそ、こういう言葉が出てくるんだと思います。

神が味方をしたくなるような、人道的で勇気ある行動こそ、祝福されるのだ。





21.『…君は、それでいいのか。』(杉原千畝)



仕事だから、しなくてはならないこと。

仕事だから、してはいけないこと。

仕事をすることは、規律に従うことは当然なんですが、

その枠を超えて、人としてそれでいいのか、という問題は、

誰もが一生のうちに何度もぶち当たる壁だと思います。


迷った時は、心の声に従え。

これは、俺の座右の銘です。


どこかで悔いを残したら、いつか誰かに語る自分の人生が、恥ずかしいから。




22.『…髪形、変えたな。』(スター・ウォーズ フォースの覚醒)


ハン・ソロが、久しぶりにレイアに会った時に言います。


この短い台詞に、色んな思いが込められています。

映画を見終わった後、何度も何度も、この台詞を思い出しました。

えっ、何でかって?

そりゃあ、ここまで言えば、想像がつくってもんでしょう。

俺にこれ以上、言わせないで下さい。

あ、気づいちゃった?

…イヤな予感がする。





23.『…この世界に戻ったのか?』『…立ち寄っただけだ。』

    (ジョン・ウィック)



キアヌ・リーブス扮する殺し屋が、古い仲間に聞かれて、こう答えます。

そうだねキアヌ、全然カッコよくなかったから、立ち寄るだけにした方が賢明だね。

もう戻らなくていいから、無理しなくていいから…ね。




24.『…自分のゴーストに従え。』(攻殻機動隊 新劇場版)


これって、スター・ウォーズの「フォースに従え」とニュアンスが似てますね。

自分が本来持っている心が指し示す方向こそが、進んで行く道となる。


命令や強制もされないからこそ、自らの意志で、共に立ち向かうことができるのだ。





25.『…いや、大丈夫だ。』(日本の一番長い日)



ほとんどの人が、サザエの殻の例え話が名台詞だと言うでしょう。

しかし俺は、この言葉が、心に残りました。


役所広司が切腹する場面で、介錯が必要ですかと聞かれて、こう答えます。

すげえ、切腹中に、普通に人と会話しているなんて…!

しかも、彼の口調は、とても穏やかです。


やるべきことをやり切った男の清々しさを感じさせる、絶妙な一言でした。


一昨年前に見た「蜩ノ記」も、彼が主演でしたね。

彼は、サムライを演じるために生まれてきた男。


昨年は、「バケモノの子」で宮本武蔵を思い出し、

この映画でまた、男の生き様を学びました。



映画は、人生の教科書であり、

名台詞こそ、人生の教訓である。



いい場面を、旬な時に、じっくり味わう。

これこそが、俺の人生の醍醐味なのです。



この喜びを味わうために、今年も俺は、映画館に通います。










以上で、2015年映画熱ランキング記事は終了です。

ほとんどが記憶に頼って書いていますので、

細かい点で違っているかもしれませんので、どうぞご容赦下さい。


今年も、ブログが続くようにがんばりますので、よろしくお願いします。


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2016-01-02

2015年映画熱ランキング その4 ~ワースト編~

テーマ:ランキング
1.フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ


これはヒドい。

エロ映画としても、女性のための恋愛映画としても、アカンでしょう。

主演女優さんがキレイな人だっただけに、かわいそうになりました。


これって「ルルの時代」のパクリみたいなもんじゃん~

原作は主婦が書いたそうですが、想像力が足らん!


この映画に出てくる青年実業家、全くといっていいほど仕事していませんね。

たぶん、すぐに会社を誰かに乗っ取られるのは確実かと。


続編を出す勇気があるなら、やってもらいましょう。

俺、ちゃんと見に行っちゃいますから(笑)




2.I Love スヌーピー



誰が何と言おうが、この映画はヒドいと思います。

世の「ピーナッツ」ファンがどう思っているのかはわかりませんが、

俺が12歳で心を病んだ時に、シンプルな言葉で救ってくれた“恩”があるので…


たぶん、健常者が見るぶんには、これでいいんだと思います。


でも、俺は違う。


これって、「ドラえもん」のアレと同じくらいのシロモノかもしれませんね。

きれいなところだけ、オイシイところだけ、つまみ食い。


おぞましい。

鳥肌が立っちゃうくらい、気持ち悪い…


俺は、劇中のチャーリー・ブラウンが、痛々しくて仕方ありませんでした。

彼がかわいそうで、画面から何度も何度も、顔を反らしました…


心を病んだ者が、健全なキャラを演じるのは、苦痛なんです。

きっと、映画が終わった後の彼は、ベッドで号泣しているかもしれない…


映画を見た時のコンディションが最悪だったから、そう感じたのかも。

そうだったとしても、それがまた、俺の中で、大きな意味を持つのです。


今は、やっぱりこの映画、見ておいてよかったのかも…って思います。



チャーリー、君は今、どんな気分だい?

俺は、ライナスになって、安心毛布の端を、君に握らせてあげたい。



(この映画記事は、事情があって削除しましたのでご了承下さい)





3.カリフォルニア・ダウン


一応、ヒューマニズム映画みたいなスタイルなんですが、

うっわ~ これはヒドい!

レスキューするのはいいんだけど、何と、自分の家族しか助けない!

他は、どうなろうが、お構いなし。


自分たちだけ、助かればいい。

他の奴らなんて、知ったことか!


う~む… ある意味、アメリカそのまんまで、潔いかも。


おかげさまで、全編、笑いっぱなしでした。

ここまで自己中心に徹すると、逆に気持ちがいい。



俺がもし遭難しても、俺のことは遠慮なく見捨てて、

家族を助けに行ってくれ。


お前が来たら、「もうダメだ」と思うから。





4.風に立つライオン



これもまた、試写会が当たったので、見に行った映画です。

さすが、さだまさしの歌が原作だけあって、いかにもな作品でした。


いや~ やりたい放題ですなあ~


大沢たかおは、「眉山」でも医者の役だったし、TVドラマ「JIN」もあって、

すっかり白衣の似合う俳優になりましたね☆


でもこれは、ちょっと…いやいや、かなり“やり過ぎ”だと思います。


「がんばれ」を連呼するのって、健常者には心地いいのかもしれないけれど、

俺みたいな人間にとっては、拷問なんです。


「関白宣言」の続きで出た“あの歌”でも、がんばれを連呼する歌詞があったなあ。

あの歌詞は、うつの自殺を奨励しているような感じがして、苦痛なんです。



「がんばれ」は、人にではなく、自分に対して言う言葉だそうな。

本当にそう思っているなら、さださんの歌が、全部嫌味に聞こえてきます。


そんなことを言う自分も嫌だし、ああ、何だか切ない。



俺にはきっと、一生かかっても、理解できない世界なんだと思う。


この映画を、俺なんかが見ちゃって、ごめんなさい。


でも、正直に言います。


この映画が、大嫌いです。





5.ソレダケ



石井監督の最新作が劇場で見られるということで、行って参りました。

いやあ、相変わらず、青くさいですね~


とっかかりは抜群。

中盤にかなり盛り上げて、終盤はドッチラケ…


さすが、彼のスタイルは不変ですな。


これからも、中学生みたいな映画を、撮り続けて欲しいです。


唯一の見どころは、村上淳を、正しく起用しているということ。

「新宿スワン」なんか、実にもったいなかったから。


でもやっぱり、彼の映画って、つまんないのが多いなあ

きっと、そこがいいんでしょうね。





6.おんなのこきらい



これはぜひ、女子の方に見ていただきたい。

「サッドティー」とは違った角度で、考えさせてくれますよ。


世の中、きれいごとだけでは、やっていけない。

それはわかっているんだけど、百も承知なんだけど…


でも、この映画、俺的には中途半端でした。

だって、主人公がアレなんだもん。


冒頭から、悲しくなってしまいました。

だから、クライマックスは…

やっぱりなあ、という感じ。


どうせなら、もっとひねりましょうよ、監督。

そこまでやるんなら、その先まで突き進みましょうよ。


そんなところできれいにまとめちゃって、それでいいんですか?


まあ、俺みたいなおっさんの意見なんて、どうでもいいか。

世の中の女の子は、こんな風な思考なのかもしれない…


それはそれで、勉強になります。


ただ、ホントにそれでいいのか、世の女子たちに、考えてもらいたいですね。




7.エクソダス 神と王



聖書の「十戒」を題材にした、宗教映画です。

「ノア」もヒドかったけど、これもヒドいですね~


まあ、聖書そのものがヒドい書物なんだから、仕方ないか。




8.ソロモンの偽証 後編


前半にあれだけ盛り上げておいて、

エンディングに、名曲「アルビノーニのアダージョ」を使用して、

俺的には、続編への期待感がすごかったんですが、



…まさかの、大コケ(涙)


ブログでは、それなりの文章を書いたかもしれませんが、早く忘れたいです。

まつこちゃんが、かわいそう過ぎる…


彼女と、「嫌われ松子の一生」の中谷美紀共演で、スピンオフ映画撮ってもらえないかな。

でないと、彼女の魂が、浮かばれないって。


いじめられている友達を助けることって、勇気ある、尊い行為なんだってことを、

俺は、物語の中で、教えて欲しかった。


賢明な読者諸君は、前編だけを見て、想像力を膨らませて欲しい。


どうしても後編を見たいと思うのなら、止めません。



見てしまった後悔と、見なかったことの後悔。

さて、どっちがいいか、自分で決めて下さい。


はい、警告はしましたよ。

後は、自己責任で。

見るも見ないも、あなた次第です。




9.ナイト・クローラー



期待したほどには、暴走していませんでした。


世の中の評価は、ものすごいみたいなんですが、俺的には、イマイチ。

この仕事、俺がやったら、もっとすごい結果出しているかもしれないから。


ジェイク・ギレンホールは、いい俳優だと思います。

今回は、イカレた役柄だけど、彼なりに好演していると思います。


でもそれは、アメリカでの評価でしょ。


悪いけど、日本には、もっとすごい俳優がたくさんいます。

この題材で、日本を舞台にしたら、かなりヤバイかも…


塚本晋也、村上淳、滝藤賢一、手塚とおる…

ああ、次々と浮かんでくる、リストアップが怖い。



狂っている映画なら、日本がダントツにスゴいと思いますよ。





10.ジョン・ウィック



日本大好きなキアヌ・リーブス主演ですが、

褒めてあげたい気持ちでいっぱいなんですが、

彼の苦労を労ってあげたいんですが、

功績を称えてあげたい気持ちでいっぱいなんですが…


これ、かなりヒドいですね(笑)



ターゲットはたぶん、日本人じゃなくて、

日本大好きなアメリカ人なんじゃないかと思います。



ぜひ、トム・クルーズの「アウトロー」とジョイント企画してもらいたい。

ジャック・リーチャー VS ジョン・ウィック。


手足の長さで、ジョン・ウィック優勢か。

小刻みな素早さで、ジャック・リーチャー優先か。


まあ、どうでもいいけど(笑)
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2016-01-02

2015年映画熱ランキング その3 ~アニメ・特撮編~

テーマ:ランキング
1.心が叫びたがっているんだ



今年見た中で、一番出来がよかったので、これがベスト。

青くさいところが、青春していてなかなかよろしい。


心を病むには、それなりの原因がある。

それは、触れられたくないことだけど、

誰かにわかってもらいたいことでもある。


主人公の女の子に共感する人が多ければ多いほど、

この映画が生まれた意味がある。


もともと元気いっぱいだった人なら、

自然治癒力だって強いはずだと、俺は思うんです。


友達というのは、そう簡単にできないものだけど、

心の波長が惹かれ合うと、自然に感情の回路が出来上がっていく。


後はお互いが、どれだけ歩み寄るか、相手を理解しようとするかにかかっている。


日本人らしい、いい映画です。

本作が、心を病んだ青少年たちの、いい教材となりますように。





2.バケモノの子



試写会が当たったのでたまたま見ることができたんですが、

そうでなかったら、自分ではまず行かなかったと思います。


期待していなかった分、意外な面白さを味わえました。


「ここさけ」は、女の子が主人公。

こちらは、男の子が主人公。


役所広司と津川雅彦の師弟関係は、「宮本武蔵」を思い出させてくれます。

お互い、あのまんまの関係で演じてくれたので、俺の心にヒット。


たぶん、世間の評判とは、違うところで楽しんでいるんだと思います(笑)


「オズの魔法使い」も「ハリー・ポッター」も「千と千尋の神隠し」も、

どうやって戻って来るかがテーマでしたが、本作は、行き来が自由!(爆笑)


これはオイシイ。

俺、この世界で生きてみたいです☆





3.攻殻機動隊 新劇場版



ああ、初々しい素子がたまらん。

全身擬体化されているのに、何でこんなにセクシーなんだろう。


きっと、あんな機能やこんな機能も充実しているんだろうなあ…


ムッフッフ。





4.スター・ウォーズ フォースの覚醒




本来ならもっと上位にランクインしたいところですが、

まあ、俺的には、このくらいのポジションということで。


新章スタートということで、精神的には盛り上がっています。


娘が大人になるまでは生きようと思いますので、

このシリーズが、俺の命をつないでくれるかもしれませんね。


BB-8が、かわいいですね☆



あのライトセーバーは、俺、使いたくないなあ。

だって、自分の手首が切れそうなんだもん(汗)




5.ハーモニー


めっちゃ期待したんですが、

内容もめっちゃ面白かったんですが、

総合的には、中途半端だったかな…


その理由は、ズバリ「絵柄」に魅力を感じなかったからです!

アニメーションの最大の魅力は、やっぱりビジュアル。

次に声優、そして音楽。


俺が本作を5位にランクインさせたのは、物語が優れていたから。

きっと原作は、素晴らしいんだと思います。


絵柄が作り物くさいので、エロアニメかダッチワイフにしか見えませんでしたけど(笑)

乙一の「陽だまりの詩」みたいな印象ですね。


きっとこれも、計算された絵柄なのかもしれないけれど、

世のアニメファンの印象は、どうだったのかな。





6.ベイマックス


意外といい出来で、娘も面白いと言っていたので、ランクイン。

これって、日本人向けに作られたのかなあ。


そう思いたくなるような、鏡餅みたいな、木魚みたいなデザインでしたね。

(実際は、鈴をイメージしたんだとか)




7.屍者の帝国


「ハーモニー」よりも、絵柄は充実していますが、

こっちは、中身が無理矢理だったような印象…


この力量で、「ハーモニー」作ってくれよ!


内容は、ホモで死体愛好家の、夢とロマンあふれる倒錯した世界です。


…変態、万歳!




8.ミュータント・タートルズ


亀だって、やればできるんだぜ。

浦島太郎に助けられた奴は、チキン野郎だ。

ナメんなよ、人間ども!


そんな、“アメリカから日本への挑戦状”とも言える、変てこな映画。

のろのろイメージの亀が、まさかの忍者!

その意外性がウケたのか、すっかり長寿シリーズになっちゃいました。


待て待て、ニンジャ・タートルズたちよ。

日本には、ガメラという怪獣がいるんだぞ。忘れんなよ。


そのうち、合体技で、映画化もありなんじゃないの~?




9.シン・シティ 復讐の女神



ビジュアル的にも、物語的にも、なんじゃこりゃ~な映画です。

おいおい、お前、それだけかよ!なんて感じで、延々とツッコミができます。


目は疲れるけど、バカばっかりで、楽しい気分になりますな。

俺も、この世界で生きることを許されるなら、行ってみたい。


たぶん、一晩で死にますな(笑)





10.ターミネーター 新起動 ジェネシス



長寿シリーズですが、やっぱり公開されれば見に行きたくなるのが人情。


シュワちゃん、まだまだ健在ですなあ~

「ロボコップ」の新作がヒドかったので、

こっちはそれなりに評価してあげたいと思いました。


ターミネーターは、2で盛り上がって、3でコケました。

エドワード・ファーロングがヤク中になっちゃったせいですね。

4は、せっかくクリスチャン・ベールが出て盛り上がったのに、

大御所シュワちゃんのせいで、なかったことになっちゃった。


おい、クソオヤジ、ちゃんと責任取って、次を盛り上げろよ~!



(次がコケたら、五郎丸にオファーが来たりして)


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2016-01-01

2015年映画熱ランキング その2 ~邦画編~

テーマ:ランキング
1.百円の恋


文句なしでダントツで、この映画です。

もう、この映画に惚れました。

生涯で忘れることのできない、大切な恋人を得た気分です。


いちいち説明するのが面倒くさいので、

見たい人は見て欲しいし、

別にどうでもいい人は、見なくてよろしい。


一言だけ、言いましょう。


俺の命を、救ってくれた映画なんです。



クリープハイプを、カラオケで熱唱するウザいおっさんを見たら、俺かも(笑)

主題歌「百八円の恋」は、もうすでに百十円となった今では、

本作も、賞味期限が過ぎちゃった“期間限定映画”なのかもね。




2.白河夜船



吉本ばなな原作だそうで、女を勉強するのにいい教材だと思いました。

「百円の恋」の影響もあって、安藤サクラが“都合のいい女”を演じています。


彼女の脱力感、いいですね~


彼氏が井浦新というゴージャズな組み合わせもナイス。

脇役に谷村美月をやらせたのが、絶妙。


はなっから、普通の観客をターゲットにしていないところも気に入った!




3.欲動


何てったって、杉野希妃です。

彼女は、プロデューサーとしても女優としても、すごいですねえ。


「ほとりの朔子」を見てからずっと気になっていたんですが、

本作も、素晴らしい演技でした。

どっちも、脇役なんですけどね(笑)


主演した「禁忌」は、残念ながら劇場で見られなかったので、DVDで観賞。

新潟で公開されてたら、絶対見に行っただろうけどなあ。


綾野剛はどうでもいいので、彼女が出演していたことで、3位!




4.野火



塚本晋也が、戦争映画を撮った!

まるで、血の匂いが漂ってくるような、力作でした。


監督ご自身も、新潟の映画館シネウインドに2回も足を運んで下さって、

アンコール上映も行われたりして、新潟で大人気。


終わった後の余韻が、「マタンゴ」に似ていますね☆





5.杉原千畝



歴史というのは、現政権に都合の悪いものは封印・黙殺される側面があるもの。

俺が学校で習ったことと、現代の授業では、きっと全然違うんでしょうね。


日本人として生まれた以上、自国の歴史を誇っていいと思う。

嘘をついてまで守るものでもないし、

真実を曲げてまで、他国に媚びる必要もない。


年末に見た映画ですが、俺の心を熱くしてくれた映画だったので、ランクイン。

ギリギリまで尺を縮めて、要所要所を丁寧に描いている、優しい秀作です。




6.ソロモンの偽証 前編


宮部みゆき原作のサスペンスで、2部作というだけあって、期待いっぱいで観賞。

素晴らしい出来でした~


ただし、前編だけ。


この映画は、前編だけ見て、後編は見ないで、

一生ワクワクしながら、充実した人生を送りましょうね☆




7.GONIN サーガ


このシリーズ、好きなんですよねえ~

ビートたけしがバイク事故を起こした直後で、眼帯して出演していたのが懐かしい。

本木雅弘も椎名桔平も、若い~ セクシ~


本作は、20年も経ってからの、まさかの続編!

すげえ、「GONIN2」はなかったことになっているんですね(笑)

大竹しのぶが堂々とセーラー服着てたのがすごかったです。

余貴美子がキックミット蹴る姿も、カッコよかった。


で、本作は、あの人とあの人が、サプライズ出演!

主題歌に、あの歌を使ってくれたことが、俺の涙腺を刺激しました。


若い奴らにはわかんねえだろ、やーい!(笑)




8.日本のいちばん長い日


戦後70年になってから、良質の戦争映画が続々と作られて、いいことです。


戦前であろうが、戦中であろうが、戦後であろうが、人間の本質には変わりがない。

この映画は、戦争を終わらせるために命をかけた男たちの、熱いドラマです。

リメイクだから、前作の方がよかったという意見も多数ありますが、

今の時代に、これが堂々と作られたことに、意義があると思うのです。


「杉浦千畝」も、「海難1890」も、「ムルデカ」も、「氷雪の門」も、

みんなどこかでつながっている、日本の大切な歴史なんですね。




9.リトル・フォレスト 冬/春


自分が農業に従事しているせいもあって、

今までと違った視点で、映画を楽しめるようになりました。


自分で収穫した作物を、自分のアレンジで楽しんで食すって、素敵ですね☆


春/夏編もよかったですが、こちらもなかなかよかったです。




10.ジヌよさらば


松尾スズキ監督というから、きっと変てこな映画だろうと思って見たら、

思った以上に変てこで、脳が狂いそうになりました。(もうすでに狂っていますが)


「ジヌ」というのは「銭」のこと。

お金のかからない生活の話ではなく、お金を使わない生活の話。


やっぱりおかしいなあと思うことばっかりだけど、

これを作っちゃった監督の心意気に敬服して、ランクイン。



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