FUJITA'S BAR
2017-03-29

映画 「ユーリー・ノルシュテイン監督特集上映」

テーマ:洋画

アニメーションって、やっぱり素晴らしい芸術ですね。

 

 

ユーリー・ノルシュテインという名前を知ったのは、高校生の時。

 

高畑勲監督が絶賛していた記事(たぶん、アニメージュ系)を読んで、

 

レンタルビデオかなんかで、「話の話」を見た記憶があります。

 

 

その当時は、俺もまだ感性が瑞々しかった頃で、

 

日本やアメリカのアニメはもちろん、

 

チェコ・フランス合作の「ファンタスティック・プラネット」とか、

 

中国の水墨画アニメ「鹿鈴」(NHKで放映)とか、

 

カナダのフレデリック・バック監督の「木を植えた男」とか、

 

色んなアニメーションをかじった思い出があります。

 

 

ユーリー・ノルシュテインは、ロシアの監督。(当時はソ連)

 

彼の作品を見ることができただけで、えらく興奮したものです。

 

 

で、彼の作品が、何と豪華6本立てで見られる機会が!

 

素晴らしい!待ってました!

 

監督生誕75周年記念企画だそうで、彼は今でも新作を製作中。

 

 

そのうちにDVDで見られるんだろうけど、そんなのはどうでもいい。

 

俺にとっては、劇場で見られるということが、至福のひとときなのだから。

 

新潟で、一週間限定上映だったので、初日に行って参りました。

 

 

上映作品は、

 

①「25日・最初の日」(1968年 9分)

 

②「ケルジェネツの戦い」(1971年 10分)

 

③「キツネとウサギ」(1973年 12分)

 

④「アオサギとツル」(1974年 10分)

 

⑤「霧の中のハリネズミ」(1975年 10分)

 

⑥「話の話」(1979年 29分)

 

以上の6本。全部で大体、80分くらいです。

 

 

 

俺が一番気に入ったのは、「霧の中のハリネズミ」でした。

 

い~い絵柄ですねえ。詩情あふれる、ぐっとくる映像美。

 

ディズニーの「ファンタジア」に出てくる「くるみ割り人形」を思い出しました。

 

光と影の、幻想的な構成がお見事。

 

今回の上映は、デジタル処理をしているらしいので、

 

個人的には、オリジナルのまんま見たかったけど、

 

そこは、時代の流れだから、しょうがない。

 

これを、劇場で見られた幸運を、ひたすら噛みしめたいだけです。

 

 

 

で、笑えたのが、「アオサギとツル」。

 

男と女の心理って、こんなもんかもしれませんな。

 

告白とか、プロポーズって、どちらが優位になるんでしょうね。

 

ユーモアと気品に満ちた、オシャレなアニメーションでした。

 

 

 

子供の頃って、世界がとても深く見えて、

 

刺激も怖さもビンビンに感じられて、

 

毎日が、冒険と新発見の連続だったように思う。

 

俺は、暗い少年時代を過ごしたけれど、

 

映画と音楽と本が、俺の魂に、命を吹き込んでくれた。

 

 

だから、感激した心って、一生の宝物なのです。

 

それは、誰に否定されようが、決して変わることはないのです。

 

だって、自分がそう「感じた」ことは、まぎれもない真実だから。

 

 

 

「話の話」を見たのは2度目だけど、

 

若い頃に見た時と、全くおんなじ感覚で楽しめました。

 

やっぱり、あのシーンは、びっくりしますわなあ。

 

俺、未だにホラー映画かと思っていますから。

 

 

 

映画は、活動写真。つまり、写真が動く。

 

アニメーションは、絵が動く。

 

動くことによって、生き物になる。

 

そこに音声が加わって、言葉を発し、

 

音楽や効果音が、世界観を広げていく。

 

 

やっぱり、映画こそが、総合芸術だと思うのです。

 

俺は、映画に出会わなかったら、ここまで生きてこられなかった。

 

映画の仕事に就くことはかなわなかったけど、

 

映画を見続ける「観客」というポジションだけは、確立できた。

 

 

このブログだって、ほとんど誰にも読まれていないけど、

 

俺が生きた証しとして、可能な限り、感じたことを語っていきたい。

 

 

 

物語は、語り継がれて、だんだんと面白くなっていくものだから。

 

 

アニメーションは、奥が深い。

 

同じものを見ても、感じ方は千差万別。

 

みんなが同じように感動できる映画って、大抵、つまらない。

 

自分だけのオリジナルな感じ方を見つけると、それが傑作になる。

 

 

好きな世界の中では、わがままでよろしい。

 

人に合わせない。迎合しない。ご機嫌なんて、とってたまるか。

 

 

俺は、自分が生きる力を得るために、映画を見続けているだけだから。

 

 

アニメーションこそは、これからもさらに進化していく素材だと思う。

 

だから、自分が感じたことを、大切にしたい。

 

 

…俺の心は、いつだって、霧の中にいるハリネズミなのだ。

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