FUJITA'S BAR
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2015-05-31

U-NOTE Ⅱ 「ジムをやめました。」

テーマ:ケガ・病気
今日で、ジムを退会しました。


実は、娘が高校に入学してから、すぐに辞めるつもりだったんですが、

もたもたしているうちに、5月になっちゃいました(汗)


思えば、ジムの扉を開いたのは、自分自身でした。

あの頃は、療養の真っ只中で、増え過ぎた体重を何とかするために、

近所をウォーキングし始めた時だったと思います。


1月に見学に行って、2月に入会。

その頃はまだ練習生も少なくて、のびのびトレーニングできたように思います。

厳格な指導ではなく、ユルい教え方で、救われた記憶があります。


通い始めた頃は、80キロ台後半だったんですよ(笑)

当時は、俺が最年長でした。

若い練習生の中に入って、ぜいぜいやっていた俺は、さぞ滑稽だったと思います。


最初は苦しくて大変だったけど、だんだんと発汗体質になっていって、

再就職する頃には、7キロくらい落ちていました。

そこからは、ご承知の通りです。

今では、64キロ代をキープ。

ジムに通い始めた頃から、23キロくらい落としたことになります。



ダイエットの目的も果たしたし、

この仕事を続けていると、怪我も多いし、体力的にも時間的にもキツい…

週イチなのに、行けない月が、次第に増えていきました。


でも、簡単には、辞めたくなかった。

せっかく得た「居場所」を、あっさり捨てたくなかった。



大きな転換点は、娘がずっと通い続けているということ。

最初は、俺が通っている姿を見て、興味本位で始めたんだと思います。

でも今では、すっかり「ジムの顔」になっています。

当初は、数人しかいなかったレディース会員も、今では20人以上います。


飲み会も、最初は男ばっかりで、むっさい感じだったんですが、

今では、華やかで賑やかな雰囲気が出来上がりました。


ジム内でも、新たなカップルが続々と誕生し、新しい命も誕生しています。


うんうん、実にいいことだ。





何にもないところから、新たに「何か」を生み出すのは、すごく大変なこと。

ジムは、改装して、もっとデラックスになりました。

これも、先生の暖かい人柄と、優しい指導方法による賜物だと思います。


その「創成期」の段階に、一緒にグローブを交えることができたことが、嬉しい。



俺は、いなくなったけど、娘を「後継者」として残しました。

娘は、部活とジムを、うまく両立させながら、ちゃんと通い続けています。


ひとりっ子は、とかく周りから「ひとりぼっちで寂しいね」と言われますが、

娘はその分、友達を作る能力に長けています。


子供がいない夫婦もいれば、子宝に恵まれている人もいる。

たくさんいても、性別のバランスで悩む人もいるし、

どんな状況であっても、文句を言う人は必ずいるのです。


娘は、俺よりずっとしっかりしています。

俺みたいな、頼りない親でも、育つものは育つのです。


ジムは、娘にとって「大切な居場所」になりました。



俺は、今日で、ジムを「卒業」します。


ここで、色んなことを学びました。


弱い自分を克服し、新たな領域を開拓しました。




剣道を、8年。

合気道を、半年。

そして、キックボクシングを、3年4ヵ月。

これって、男の経歴としては、ハクがつくと思いませんか?


俺は、みんなが好きなスポーツはできないけど、格闘技は大好き。

みんなと同じことはできなくても、何かしら、できることは必ずある。



ジムに通って、学んだことは、

「俺は、ダメな人間じゃない」ということ。


この気持ちを、ずっと大切にして、これからも生きて行こうと思います。



皆様、大変お世話になりました。


これからの、ジムの発展をお祈りします。



さようなら。

ありがとう。




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2015-05-31

映画 「新宿スワン」

テーマ:邦画
男は男らしく、スカッと生きたいですね。


新宿歌舞伎町を舞台とした、スカウトマンたちの抗争を描いた物語。

原作は、ヤングマガジンで2005年~2013年まで8年間連載の超人気マンガ。

2007年に深夜でTVドラマ化され、この度、劇場版公開となりました。


原作を全然知らないで見たので、普通に楽しめました。

最近はずっと重いテーマの映画が続いたので、明るい映画が見たかったんですよね。


主演は、綾野剛。やっぱり彼は、ヘタレ役がよく似合います。

本作では、純粋で真っ直ぐな、男気あふれる青年を、気持ちよく演じています。


彼の「アニキ」的な立場になる男を演じるのは、伊勢谷友介。

シブい声と風貌が、風格を感じますね。


綾野君の「ライバル」的なポジションの男に、山田孝之。

「クローズ」の人なつっこいキャラではなく、今回は、謎を秘めたストイックな男。


ヒロイン的存在の沢尻エリカは、相変わらずアカンかったですが、

クラブのママを演じた山田優は、意外とよかった。

濃ゆい顔立ちの女性は、着物姿がよく似合いますね☆


そして、「大親分」を演じるのは、吉田鋼太郎。

NHK朝ドラ「花子とアン」で、石炭王を演じたおっちゃんですね。




さて、映画ですが、普通に楽しめる、大衆娯楽的な作品に仕上がりました。

これは、どんな人が見てもそれなりに楽しめると思うので、

友達同士やカップルで行っても大丈夫でしょう。

PG12ですが、別に小学生が見ても、問題なし!




新宿という街には、独特の雰囲気がある。

渋谷とも銀座とも新橋とも違う、何かがあると思う。

初めて東京に出た時は、迷わず歌舞伎町を歩きましたね~

俺がいた頃はまだコマ劇場があって、待ち合わせ場所に使って…

でも、2年前の3月に行った時は、すっかり情景が変わっていました。

あそこは、やたらに工事が多いのも、ひとつの特徴。

やっぱり、街そのものが「生きもの」っていう感じがするんですよね。



映画でも言ってたけど、田舎と違って、「よそ者」という意識がない。

誰でも、そこで成功するチャンスはあるし、すっと入って行けるような何かがある。

そりゃあ、人が多い分だけトラブルや危険もあるだろうけど、

俺、新宿の雰囲気、結構好きだったんですよね。


南口には「まんがの森」があって、規制がユルかったエロ本がいっぱい売ってて、

焼き鳥屋とか、屋台みたいな店が密集しているフィールドがあって、

映画の帰りによくブラブラしたっけなあ。



アメリカで言えば、ニューヨークみたいな場所でしょうか。

自由と活気にあふれ、欲望と裏切りが渦巻く、魔性の巣窟…なんちゃって。


ここではきっと、日常的に、すごい物語がリアルに生まれているんだろうなあ。

作家や芸術家、クリエイターたちにとって、刺激的な街なんだと思う。



映画は、風俗店で働く女性をスカウトする「スカウトマン」たちが登場します。

チンピラ風の男や、ヤクザ風の男、用心棒みたいな男に、チャラい男…

彼らには彼らの「美学」と「プライド」があり、仕事に対しての「こだわり」もある。


野郎同士なんだから、衝突は当たり前。

喧嘩腰の会話もたくさんあるけど、何だか、見ていて楽しそう。

いいなあ~ 俺もあの中に入りたい~ (ムリだけど)


実際の世界は、こんなに甘っちょろいシロモノじゃないんだろうけど、

こんなことやっちゃったら、ただではすまないはずなんだけど、

その辺は、実に「ユルく」できているんですなあ。


マンガだから、ここまでやれるんだ、なんていう声も聞こえてきそうですが、

現実でトラブルが起きた時に、頭で考えても、うまくいかないことの方が多い。


そんな時は、「感性」がモノを言うんですね。



「直感力」が優れている人は、とっさの時に、対処が早い。

「考える」よりも「行動する」ことで、何かを掴もうとするから。


俺も、行動する前にはあれこれ悩む方なんですが、

いくら考えてもどうしようもない時は、あえて行動しちゃった方がスッキリします。

やる前から悩むよりも、やってから悩んだ方が、思考がそれだけ進むから。


特に、若いうちは、可能な限り、行動しちゃった方が面白いんですね。



俺は、高校卒業までは実におとなしく、度胸も行動力も乏しかったけど、

19歳で上京して、入社した大手企業を自分の意志で辞めた瞬間から、

自分の「本当の人生」が始まったように記憶しています。


東京の「大きなふところ」が、俺に生きるエネルギーを与えてくれたんですよね。



映画の若者たちを見ていると、実にストレートで、気持ちがいい。

内容はほとんど「クローズ」「ワルボロ」みたいなもんですが、

男が意地と誇りを賭けて戦う姿は、やっぱり絵になるし、カッコいい。


こういう映画、たまに見ると、いいもんですね。



キャバクラ、ソープランド、麻薬、暴力のオンパレードですが、

作品自体は、すごく健全(笑)

それはやっぱり、脚本が鈴木おさむだからかな~?

同じ「すずき」でも、松尾スズキだったら、もっと面白くなったかも…(たぶんR18♪)



個性豊かな俳優が、チョイチョイ登場するのも、何だかとてもワクワク。

村上淳とか、金子ノブアキとか、深水元基とか、関根勤とか… ああ、楽しい☆


これ、やっぱりすごく贅沢なキャストですよね~



原作は全38巻だそうで、「ホスト編」なんかもあるそうなので、

この映画がヒットしたら、続編も作られる可能性大ですな。

(その時は、園子温監督じゃなくなるかもしれないけど)



園監督作品だから、とことん暴走するんじゃないかな~と思っていましたが、

思ったよりも「おとなしい映画」でしたよ(笑)

こりゃあ、園監督作品のファンには、ちょっともの足りないかもしれませんね。





映画にも、色んなジャンルがある。

濃い味付けのものもあれば、薄味のものもある。

がっつり甘いのもあれば、甘さひかえめでヘルシーな素材もある。

熱くて火傷しそうなものがあれば、クール過ぎて凍傷になってしまいそうなのもある。


それらを、バランスよく味わって、映画を感じ取る「感覚」を高めたいものですね。



頭のいい奴、悪い奴。

腕が立つ奴、臆病な奴。

考えが浅い奴に、深く思考する奴。


見た目と中身は、ギャップがあるほど、面白い。

そういう人間関係は、実に刺激的だし、盛り上がる。


言いたいことを言い合える関係って、そう簡単にはできない。

一緒に戦って、一緒に血を流して、一緒に泣ける関係なんて、一生無理かもしれない。


それでも男は、そういう「心の領域」を、常に求めているのだ。

「男のロマン」は、もう死語かもしれないけど、すごく大切なもの。

生きていくために、最小限に必要なものは、そう多くない。


それは、誰にとっても同じものではない。

たぶん、人によって全く違う性質のものかもしれない。


だけど、その「根底」にあるもの。

その「本質」だけは、どこかに共通点があるのかもしれない。


全く違うタイプの者同士が、深く理解し合えるようになるためには、

そこまで「ぶつかっていく」必要性があるのかもしれない。


そう思わせる「何か」があるからこそ、人は誰かに惹かれ、行動する。

気になる「何か」を確かめるために、男は突っ走る。



頭なんて、よくなくていい。

喧嘩に強くなくてもいい。



自分で考え、自分で感じ取り、自分の力で行動する。

そのことに、その結果に「責任」を感じ、「けじめ」をつけること。



それこそが、「一人前の男」になるための鉄則である。




迷った時は、心の声に従うべし。


…男たちよ、気持ちよく生きようぜっ!










【作品データ】

監督:園子温 原作:和久井健

脚本:鈴木おさむ 水島力也

撮影:山本英夫 音楽:大坪直樹 主題歌:MAN WITH A MISSION

出演:綾野剛 山田孝之 伊勢谷友介 豊原功補 吉田鋼太郎

   金子ノブアキ 村上淳 深水元基 山田優 沢尻エリカ



 (2015年 PG12 上映時間:139分)






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2015-05-30

そろそろ、映画に行きたいな。

テーマ:エッセイ
2週間連続の、6日勤務を、何とかこなした。

ここ最近は、帰りが遅いことが多い。


平日のレイトショーは、かなり無理。

家でビールを飲むと、すぐに眠気が来てしまう。


今日も、DVDで好きな映画を見ている。

いい映画は、何度見ても、やっぱりいい。



でも、そろそろ、新しい映画が見たいかな。


明日は、待望の休日。


体調と相談してから、また考えよう。
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2015-05-24

メンタルコラム 「こんな時に限って」

テーマ:メンタルコラム
俺は、「慌てた時」に、よく失敗をします。


「慌てる」という言葉は、「心が荒れる」と書きます。

要するに「チキン」なんですね。


職人系の仕事が多かったから、手先が器用なイメージがあるかもしれませんが、

たまたま、ひとりで黙々とやる仕事が性に合っていただけのこと。

チームワークが苦手なので、基本、ひとりが楽なんです。

球技のスポーツがダメで、格闘技ばかりやっていたのも、そういう理由から。


手先を動かす仕事をしている時に、人から手元を見られるのが嫌なんですね。

人が見ていると、何だか値踏みされているようで、テストされているようで…

自意識過剰になってしまって、パニックになってしまうんです。


これはたぶん、「予想外の出来事」に怯えているということなんだろうな。



子供の頃から、家族の会話の大半は、怒鳴り声だったように思う。

平穏な時間よりも、ピリピリした時間の中で少年時代を過ごしました。

いったん「争い事」が始まると、収束するまでの間、緊張を強いられたものです。

俺が口を挟もうものなら、火の勢いが増してしまうから、ひたすら耐えるしかなかった。


あの時間って、苦痛なんですよね~


夜になって、家族が寝静まると、ようやく「静かな時間」が訪れます。

その時間で、受験勉強したり、プラモデル作ったりしていたっけ。



人から見られるのを嫌う心理は、「視線恐怖」とか「醜形恐怖」となって現れます。

自分が、他人の目にどう映っているのかを、極度に気にしてしまう。

これは、「嫌われたくない」という八方美人の心理とは、明らかに異なります。


俺は基本、人から嫌われる方が楽なんです。

好かれると、相手の期待に応えないといけないと思ってがんばっちゃうので、

すごく疲れてしまうんですね。


前の職場でも、期待されて、会社の主力商品を数多く担当したから、

力を出し続けて、やることもどんどん増えて、潰れてしまいました。

いったん「こいつはもう使えない」となると、見捨てられるのは早いもんですな。



今の仕事を始めて、もうすぐ2年になるんですが、

やっぱり、予想外のことが起きると、慌てますね。


豚の体調が悪化したり、天気の変化が目まぐるしかったり、

上司が突然、「細かいチェック」をしたり…

きちんとやれている時は、全然見られなかったりするんだけど、

あやふやな状態の時に限って、見られたりするんですよね~


こういうことって、以外と多いんじゃないかと思うんです。



これから勉強しようと思った時に、「勉強しなさい」と言われる。

これから掃除をしようと思った時に、「少しはきれいにしたら」と言われる。


やる気、なくなっちゃいますよね。


人間、わかりきったことを言われると、イラッときてしまうものです。



これもある意味、「予想外の事態」に戸惑っているんだと思います。


生きている限り、トラブルというものは、必ず起こる。

仕事をしている限り、失敗をしてしまうのは、仕方がない。


人間、他人の失敗は遠慮なく責めるけど、自分の心配には寛容なものです。

人に厳しく自分に甘い人は、人の気持ちがわからない人。

わからないことで、たくさん得をしているんでしょうね。



ストレスは、可能な限り、少ない方がいい。

ストレスを感じる度合いは、人によって様々。



「こんな時に限って」と感じるのは、自分の都合。

相手(事象)は、そんなことお構いなしにやって来る。

だから別に、わざわざ「狙い撃ち」しているわけじゃないのだ。

悪気はないし、いじめようとしているわけじゃないのだ。


ただ、タイミングが悪かっただけなんだ。


だから、何もかも悪い方に考えるのはよそう。



そんなこと、わかっているんですよね。

わかっているからこそ、イラつくんですよね。


人間の心って、そういうものだと思うんです。



もし、あなたの大切な人が、そういうことで苦悩していたとしたら、

言いたいことを一瞬だけ飲み込んで、理解してあげて欲しいんです。


たぶん、ほんの一時の精神状態だから…



そういうことが重なると、「どうして自分だけが、こんな目に遭うのか」

と思いたくなってくるものなんです。


霊障だとか、先祖の祟りだとか、変なことを考え出さないうちに、

あなたの愛情の力で、その人の心を救ってあげて欲しいのです。


そういう「心をフォローする会話」ができる関係は、素敵ですよね。




小さなことが積み重なり、大きな事態に発展していく。

些細なことが発端となり、収拾がつかない状態に豹変していく。


「突然おかしくなる」わけじゃないんです。

本当は、「初期の段階」で、気づいて欲しかったんです。


それが、言える人と、言えない人がいるんです。

それに、気づく人と、気づかない人がいるんです。


気づくようにわかりやすく言える人がいれば、

誠心誠意伝えているのに、聞こうとしない人もいる。


肝心な部分を、わかり合える人たちは、幸いである。

一番大切な瞬間に、すれ違った人らちは、わざわいである。



誰が、悪いわけじゃない。

誰かのせい、というわけじゃない。



でも、そこで救われた魂は、永遠の安心を得るのです。

そして、そこで失われた魂は、次第に屈折していくのです。


どちらが、幸せなことなのか。

どちらが、不幸せなことなのか。


俺には、よくわかりません。


ひどい目に遭ったからこそ、その後の人生にプラスに働く場合がある。

幸運な出会いがあったからこそ、その後の人生が救われる場合もある。




「こんな時に限って」は、

「絶妙のタイミング」でもあります。


「もうダメだ」と思うか、「ピンチはチャンス」と思うか。

どうするかは、その人の勝手であり、自由なんです。


思考は、いつも、自由でありたい。

「どうなるか」は、決められないけど、

「どう感じるか」は、「自分のわがまま」を通していいんです。





それが、今日一日考えて、俺が到達したところ。


読者の皆様、「自分の感じ方」を、大切にして下さいね。











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2015-05-24

U-NOTE Ⅱ 「気分の上がり下がり」

テーマ:ケガ・病気
この時期は、精神病者にとって、とても不安定です。


心配事があればあったで、なければ新たに作り出し、

常に、何かに恐怖して怯えてしまっている毎日なんです。


ああ、我ながら、情けない~


孔子は、「四十にして惑わず」と言ったそうですが、

俺は四十八にもなって、惑ってばかりです。

(まあ、昔と今では、環境も寿命も違うんでしょうが)


健常者なら、理屈や精神力でどうにかなるんでしょうが、

思い込みが強ければ強いほど、抑え込むのにも強い力が要るんです。

頭でわかっているのに、どうにもならないのって、つらい…




これはもう、「自分はそういう生き物」だと割り切って、付き合っていくしかない。

自分と他者を比べてばかりいると、どうしても悪いところに目が行ってしまう。

ないものを数えるよりも、あるものを数えた方が、楽しいんだけどね。


ここ最近は、読書が進まなくなりました。

集中力が長くもたなくなってきたのかもしれませんね。


映画は、映画館に行けば見られるけど、家でDVDを見ると、しんどい。

アメーバにもログインはするけど、記事を更新できないことが多い。

何かを書きかけて、途中で嫌になって、下書き保存もせずに消しちゃったり。

何だか、自分の発する言葉全てが、無意味になってしまう気がするんですね…


そんな文章では、読まされる方もたまったもんじゃないでしょう。

せっかく書くんだったら、少しでも面白い文章にしたいと思うのが人情。

だけど、パワーがない時は、しょうがないもんね。

それでも、文章を書くという出力ができるのは、幸せなことなんだと思う。

自分のいい部分も悪い部分も吐き出すことができたから、今の自分があるんだろうな。



今思うと、発症したばかりの頃の文章は、地獄の苦痛の中からの叫びだった。

思い出す度に、激しい動悸に襲われます。

現在は、社会復帰して、新たな職場も得て、何とか仕事をしていますが、

次の瞬間には、何もかも崩れて全て失ってしまうんじゃないか、

という「恐怖」と闘いながら、毎日を必死に生きています。


この病気を患ってから4年半が経ちますが、俺の経験上言えることは、

「少し元気がないくらいがちょうどいい」ということ。

元気がなさ過ぎれば、それはそれで問題だけど、

元気があり過ぎる時も、それはそれで厄介なんです。


双極性障害(躁鬱病)の人の場合は、上がり過ぎると、急激にダウンするのがヤバい。

俺の場合は、ポピュラーな鬱病なので、普通か、下がるかのどちらか。

その上限と下限の振幅が大きければ大きいほど、精神が受けるダメージも大きい。


だから俺は、興奮し過ぎないように、自分でブレーキをかけてます。

若い頃は、限りなく暴走して楽しんだ瞬間もありましたが、

今は、そこまでの体力も気力も乏しくなってきました。


しかしながら、「楽しむ能力」「喜ぶ能力」「感謝する能力」は健在です。

決して大回りせず、小さく立ち回って、コンパクトに楽しむ。

何もかも大げさに笑い飛ばすことができるのは、若者の特権。

俺くらいなおっさんには、小出しにしてもらって、シンプルに楽しむのがいい。


身の丈に合った「心地よさ」を追求するのが、今の俺にはちょうどいい。

人と同じことを真似ても、同じ喜びは得られない。

その人からヒントを学び、それを自分なりにアレンジしていくのが、

大人の男としてのたしなみのようにも感じるんですね。



世の中、心が不安定な人は、たくさんいます。

健常者の中にも、落ち着きのない人は、よく見ます。

でも、次の瞬間にすぐ立ち直れる気力を持っているから、大丈夫なんです。


俺は、自分が何に対して弱くて、何に対して強いのか、わかっているつもりです。

元気な時は、それなりに好きなことをやればいい。

気持ちが沈んでいる時は、できるだけダメージを受けないように、じっとしていればいい。


今日は、天気もよくて、ふらっと散歩でもして、カフェに顔出したい気分ですが、

たぶん、こういう時は、それもまた、疲れてしまうことになっちゃう。

今日みたいな日は、できるだけ人と会わず、家で静かな音楽を聴いて過ごします。


うつの時によく聴くCDを、以前に何枚か紹介しましたが、

やっぱりこういう時のベストは、ジョージ・ウィンストンの「ディセンバー」ですね。

これを、音量を少し下げ気味にして、ずっと聴いていると、落ち着くんです。

頓服薬を飲んで、座椅子に深く沈んで、時たま、思い出したようにパソコンに向かう。


コーヒーを飲んだり、ハーブティーを飲んだり、

お気に入りのビスケットをかじったり。


自分が、無理をせずに、ありのままの自分でいられる「時間」と「空間」。

これらを、静かに感じられるひとときが、大事なんですね。


うつ病の人は、休息を取ることが苦手。

本来休むべき時なのに、神経が高ぶって、休めない。

本来眠る時間なのに、緊張状態が続いて、眠れない。


これは、とてもとても、苦しく、つらいことなんです。


このブログは、映画が好きな人も、映画が好きじゃない人も、

心を病んでいる人も、心が健在な人も、読んでくれています。

俺の発する言葉は、誰かには響かなくても、他の誰かの心には、きっと届いている。

そう思って、あらゆる題材を、自分なりにアレンジして、書き綴っています。



人が、孤独から逃れるためには、誰かと話すのが、一番いい。

しかし、孤独な自分の心をしっかりと見つめるのもまた、大切なこと。


今日は、自分の心と、向き合ってみたい。

静かに、ゆっくりと、自分の弱い心に付き合ってみたい。



浮かぼうともがくから、余計に沈んでしまう。

沈むのを覚悟で、力を抜けば、時間とともに、また浮かび上がってくる。

そういうものなんですね。


体にも、心にも、自然治癒力というものがある。

本来の力に身を委ねることで、何か「新しい力」が生まれることもある。


今はダメかもしれないけど、ずっとダメな状態が続くわけじゃない。

そういう自分を上手に受け入れて、そう感じた自分の心を大切にしたいんです。



そこから、何かが見えてくるはずだから。



ホーキング博士は、「ブラックホールは、さほど暗くない」と言いました。

俺は、「孤独という世界は、さほど暗くない」と言いましょう。


真っ暗であるということは、ささいな光がすごく新鮮に感じられる状態なのだから。





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2015-05-22

映画 「博士と彼女のセオリー」

テーマ:洋画
思考力と感性が健在なら、人は幸せに生きていける。


東京では3月に公開された映画ですが、新潟では遅れて始まりました。

でも、劇場で見ることができて、うれし~


「theory」とは、「理論」という意味。

原題は「The Theory of Everything」。

さあ、どう訳すかは、皆様の自由です。


20代の頃、ホーキング博士の本を2冊読みました。

難しい言葉を極力使わずに、わかりやすく面白い表現に魅了され、

知的好奇心を刺激されたのをよく覚えています。


この映画を見たいと思った理由は、恋愛をテーマにしている点。

単なる知的な映画ならば、俺の触手は反応しなかったでしょう。

単なる難病ものであれば、以下同文。



さて、映画ですが、実にロマンチックな作品に仕上がりました。

本作には、ユーモアと気品が漂っています。そこがいい。



真に頭のいい人は、こういう人なのかもしれない。

彼は、天才物理学者としても、ひとりの男としても、

非常に優れた、稀有な人物であると確信します。



女性を口説く言葉が、いいですね~


ダンスパーティーのセリフは、男の俺でもシビレました。

セクシーさとユーモアは、男としてとても重要な要素なんですね。


ホーキング博士は、体を動かす機能はどんどん低下しても、

「あっち」の機能はバンバンだったそうな(笑)


…すごい!

はっきり言って、すごい!


思考能力と、女を口説く能力と、アレの力だけは、神は彼から奪わなかった。

つまり、最小限必要な力だけは、ずっと持ち続けたわけですな。


不幸な身の上と思うか、好都合と考えるか。

そこは、映画を見る者の、「心の自由」でよろしい。



俺は、ここ数年で、色んなものを失ったけど、一番大切なものは残りました。

俺を見捨てていった友達も何人かいたけど、それは、その人の勝手。

新たな友達も得たし、飲み仲間も、居場所も獲得した。


「不幸」こそは、「新たな幸福」の始まりなのかもしれない。



ホーキング博士は、色んな思考をした人だと思います。

宇宙理論を考えて構築し、好きな女を口説いて結婚して、子供もたくさん育み、

愛情の伝え方も、自分の気持ちの伝え方も、苦悩しながら考え続けた。


彼の「精練された言葉」は、実にシンプルで、奥が深い。


思考能力と、計算能力と、言葉のアレンジと、感性の鋭さは、連携しているんだと思う。



なるほど、原題の意味が、少しずつ見えてくるような気がしますね。





考えることは、基本、楽しいこと。

「イミテーション・ゲーム」の主人公も、考えるのが楽しくてしょうがない男だった。

考えることを職業にできた人は、幸いである。

もちろん、働くからには、苦悩や苦労がつきまとう。

だけど、自分の好きなことで悩むのなら、本望と言えるんじゃないかな。



「博士の愛した数式」の寺尾聡は、「数式と戯れる」という「遊び」を楽しんでいた。

「アマデウス」のモーツァルトは、天真爛漫な性格と発想で、クリエイティブな仕事をした。

「神童」のうたちゃんは、『…大丈夫。あたしが音楽だから。』と言い放った。


天才の言うことは、時折、意味がよくわからないことがある。

そこを、「誰にでもわかる表現」で言える人は、真の天才である。


俺は、そう思うんですね。



「わかる人にはわかる。わからない人は、それでいい。」

それでいい場合と、それじゃよくない場合がある。

それは、相手が「好きな人」だった場合なんですね。


好きな人には、自分のことを正しくちゃんと理解して欲しいと思うもの。

相手がどうでもいい人なら、誤解されたって構わないかもしれないけど、

最愛の人には、ちゃんと伝えたいって思うものでしょ。



本作は、優れた科学映画でもあるけど、

俺としては、優れた恋愛映画だと思いたいんですよね。


その理由は、映画を見ればわかります。


ホーキング博士は、実にロマンチックな男性だと思う。

理論を紐解いたり、自論を展開するセンスは、頭脳だけでは不充分。

人としての感性や感受性は、自分発なのか、相手発なのか。

(ちなみに広辞苑では、感性と感受性は同義語扱いになっているみたいです)



自分発の思考を、外界に照らし合わせて検証するのか。

相手発の思考を、自分の中で検証して、出力していくのか。

恋愛を経験した人なら、わかりますよね~



俺は、たくさん恋をしました。

叶わぬ恋もあれば、叶う恋もありました。

一時的に盛り上がって終わった恋もありましたが、

恋だと気づかないまま、始まらずに終わった恋もありました。


いやあ、人間って、面倒くさい生き物ですね~



ブラックホールというのは、そんなに黒くないんだそうです。

「常識」というのは、次の瞬間に「非常識」になってしまう運命にあります。

その度に、「風上に立とうとする人間」と、あえて「風下に立つ人間」がいます。

「その場限りの損得」ではなく、「自分にとっての重要ポイント」と取らえる者…


その違いは、なんでしょうか。


『…テキトーに、うまく切り抜ければそれでいい。』と思うか、

『…これをちゃんと超えなければ、前に進めない。』と思うか。


俺は、はっきり言って、後者です。


テキトーに切り抜けて、人から評価されても、ちっとも嬉しくない。

自分で考えて自分で切り抜けて、罵倒される方がずっとまし。


嘘の自分を好かれるよりは、本当の自分を嫌われる方が、気持ちがいいんです。



さあ、ホーキング博士の思考と感性を、どこまで深く理解できるか。

男性諸君、この映画で、果敢に挑戦してみて下さい。



…あなたにも、「天才」としての素質が、必ずあるのだから。







【作品データ】

監督:ジェームズ・マーシュ 原作:ジェーン・ホーキング

脚本:アンソニー・マッカーテン

撮影:ブノワ・ドゥローム 音楽:ヨハン・ヨノンソン

出演:エディ・レッドメイン フェリシティ・ジョーンズ

   エミリー・ワトソン チャーリー・コックス


 (2014年イギリス 上映時間:124分)


☆第87回アカデミー賞主演男優賞受賞

☆個人的には、エミリー・ワトソンが魅力的でした♪
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2015-05-22

「夢は牛のお医者さん」がドキュメンタリー映画賞を受賞。

テーマ:エッセイ
嬉しいニュースが飛び込んでまいりました。

昨年3月に劇場公開され、ブログでも紹介した「夢は牛のお医者さん」が、

第24回日本映画批評家大賞において、ドキュメンタリー映画賞を受賞しました。


新潟県人として、素直に喜びをかみしめております☆



この作品は、獣医を夢見た小学生の女の子にずっと密着取材をして、

テレビ新潟で放映された素材を追加撮影・編集して劇場映画にしたもの。


俺は、そんなにドキュメンタリー映画に詳しいわけではないですが、

今まで映画館で見た中では、「ヒロシマナガサキ」「隣る人」と並んで、

俺の中では歴代ベスト3に入る、素晴らしい作品なんです。



俺自身、畜産業に携わる人間なので、彼女の純粋な気持ちがよくわかります。

今の仕事に就いてまだ日が浅かったから、すごくタイムリーな映画でした。

思い出すと、ジーンときますね~



現在までに、39都道府県49館で公開。

自主上映は150回以上。

観客動員数は、5万人以上だそうです。


キネマ旬報ベストテン文化映画部門3位。

日本映画ペンクラブ賞文化映画部門1位。



いい映画が、正しく評価されるのは、とてもいいことです。

授賞式は、28日。

お金を払って劇場で見ることができて、すごく幸せに思います。



実は、ここ数日、とても大変な思いをして凹んでいたんですが、

このニュースを聞いて、元気が出てまいりました(笑)


明日もう一日がんばれば休みなので、しっかり仕事して来ますね。
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2015-05-17

第14回 のあのあシアター開催のお知らせ

テーマ:酒&タバコ
第3シーズンの2回目は、6月14日(日)に開催します。

テーマは、「変態さん、いらっしゃい!」



前回は、健全な映画をやったので、こんどはいかがわしい映画でいきましょう。

上映作品は、以下の2本。




①「クラッシュ」(1996年カナダ 上映時間:101分)

監督・脚本:デヴィッド・クローネンバーグ

出演:ジェームズ・スぺイダー ホリー・ハンター



カナダの巨匠、デヴィッド・クローネンバーグ監督作品が、いよいよ登場。

あらゆる映画ジャンルの中で、彼のポジションは偉大です。

交通事故に遭った主人公は、怪しげな連中と出会うことによって、

禁断の領域に足を踏み入れていきます。


無機質な車と、有機的な人間が、欲望とエロスによって融合されていく。

倒錯した世界の映像美を、興味深々でお楽しみ下さい。


(同じタイトルの映画が4本存在しますが、一番変な映画ですのでお間違えなく)




②「六月の蛇」(2002年日本 上映時間:77分)

監督・脚本:塚本晋也

出演:黒沢あすか 塚本晋也 寺島進


クローネンバーグを迎え撃つのは、日本のカリスマ変態監督、塚本晋也。

人妻をストーカーし、盗撮して、脅迫する男を、監督ご本人が演じています。

狼狽する人妻役は、脱ぎっぷりのいい女優、黒沢あすか。

モノクロの画面に漂う、湿気あふれる変態美学をご堪能下さい。





エロティックな2本立てですが、女性も大歓迎ですので、お気軽にお越し下さい☆



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2015-05-17

U-NOTE Ⅱ 「何とかクリア。」

テーマ:ケガ・病気
先ほど、家に帰って参りました。

ああ、すっげえ疲れた~


この気分は、最初に発病して、1年半後に職場復帰しようとした時に、似ています。

会社が近づくと、動悸が激しくなり、呼吸困難になるのです。

同様に、実家が近づくと、呼吸は乱れ、全身に変な汗をかいてしまいます。

エヴァンゲリオンの「ATフィールド」が、何重にも感じられます。


そこはたぶん、正気と狂気の「境界」なんですね。

それ以上行くと、身に危険が迫るからと、体が反応するのかもしれません。

脂汗を流しながら、実家に向かいました。



実は、住んでいる家が借家なので、2年に1回、契約更新があるんです。

その時に、保証人の判子をもらわないといけないんですね。

俺が親父にものを頼むのは、この時だけ。

他は、経済的に独立しているので、世話はかけていません。

社会に出た以上、保証人になってくれる人は、貴重なんです。

だから、どんなに関係が悪化しても、実家との縁を切るわけにはいかない。

色んなことを言われても、歯を食いしばって耐えてきました。


あんな親父だけど、もう24年間も保証人をやってくれているので、

その一点だけは、感謝しています。

保証人になってくれる人がいるって、幸せなことなんですから。


そのおかげで、まだ何とか、親子の真似事みたいなことができるというもの。



実際の契約は7月なんですが、手続きは6月にやります。

で、いきなり契約書を持って行くと、突っ返されるんですよね。

その話を持って行く前に、あらかじめ、お願いをしに行くのです。


電話をして、今親父がひとりで家にいることを確認してから行きました。

頼みごとをするタイミングは、午前10時半から11時くらいの時間帯がベスト。

もちろん、手土産のお酒も、慎重に選びます。


今日は、「越乃寒梅」を買いました。新潟の有名なお酒です。

本当は特選にしたかったけど、お金がないので上選で。

それでも、俺の精一杯の気持ちは伝わるんじゃないかと。


日本酒好きな親父は、俺の手土産を喜んでくれました。

今日は幸い、機嫌がいい方らしく、罵声は飛びませんでした。

世間話をして、娘のことを聞かれ、仕事は順調かを聞かれ…

3分の2は、親父の愚痴を聞かされましたが、何とか大丈夫でした。


で、今まで言えなかったことも、思い切って言いました。

読者のみなさんは覚えているかどうかわかりませんが、

俺が今の仕事に就いたばかりの時、親戚のおじさんと喧嘩になったこと…

このことは、ずっと言わないでおこうと思ったんですが、

親父が、『…最近あいつ、オレの顔を見ると逃げて行くんだよなあ。』と言うので、

これはチャンスだと思い、あの時起こったことを、正直に言いました。


親父は、黙って聞いてくれました。

『…なるほど、それであいつ、あんな態度を取ったんだな。』

おじさんは、俺がすぐに親父に告げ口したんだと思ったんですね。

喧嘩腰にものを言う割りには、堂々と人と向き合えない男なんです。


親父は、俺に言いました。

『…お前の仕事のことは、誰にも言っていない。必ず、文句を言う奴がいるからな。』

俺は、自分の仕事が恥ずかしいなんて思ったことは、一度もありません。

だけど、世の中には偏見を持っている人が必ずいるから。

『…だから、むやみに仕事のことを話さない方がいい。』親父はそう言いました。



親父の話によると、何をやっても、必ず文句を言ってくる奴がいる。

そのせいで、親父も相当悔しい思いをしたんだそうです。

怒りっぽい親父だけど、ぐっとこらえる時もたくさんあったんだろうな…



このことは、ずっと胸にしまっておくつもりだったし、告げ口も何だか嫌なので、

親父には言わないでいたことだったんですが、やっぱり、言っておいた方がいいみたい。

ずっと言えなかったことが言えて、少しだけ、胸のつかえが取れました。


親父は、俺の怒りの感情を、理解してくれました。

娘が目の前でいじめられて泣かされているのに、父親として黙っていられるか!

いくじなしだった俺が、我慢できなくて、珍しく怒ったんです。

俺は、怒ることが嫌いだったので、ずっと後ろめたさを感じていました。


親父は、こうも言いました。

『…あいつは、すぐに逃げるんだよなあ。』

思い出してみると、あの時はたしか、俺がすごんで立ち上がったら、

彼はすぐに後ろに下がって、部屋の隅まで移動したんだっけ。

俺が怒鳴りながら前に出ると、『…警察を呼べ!』と叫んだんだっけ。


喧嘩をふっかけたのは向こうなのに、相手が向かって来ると、逃げ腰になる…

『…あいつのそういうところが嫌いなんだ。』う~む、なるほど。


親父は、俺が手を出さなかったことを褒めてくれました。

言い合いやつかみ合いだけなら、ケガ人はいないから。


もう二度と来るなと言われて、俺も二度と行かないと言ったと言うと、

あんな奴のところになんか行かんでいい、と「お墨付き」をもらいました。



やっぱり彼は、親戚中の中でも、「問題児」だったんですね。

親父は、妹を嫁にやった以上、縁は切れないけど、存在は無視しています。

しかしまあ、ウチの親戚は、面倒くさいのばっかりなんだよなあ…



人の悪口で盛り上がるのは、本当はよくないんですが、

「共通の敵」を作ると、一時的に仲良くなれるという宇宙の法則があるので、

今日のところは、この話題で何とか切り抜けました。


来月になって、契約書が送られて来たら、判子を押してくれる約束をしました。

今夜は、あの酒でいい気分になってくれるでしょう。



何を言われるかビクビクして、

あるいは、俺が苛立って、親父に危害を加えたりしないか、

ずっとずっと、そのことばかり心配していたんです。



いい年して、自分の親を怖がってどうする、という声が聞こえてきそうですが、

どう言われるかもそうだけど、それよりも、自分が暴走するのが怖いんです。

俺が、怒りに奮えて、親父を殴り殺したりする可能性だってあるんだから。


人との関係は、こじれると面倒なんです。

親子はもちろん、恋人や友達だって、そうなんです。


その怖さを、俺は人一倍知っているので、最悪な事態だけは避けたい。

そういう思いで、あらゆる状況を想定して、シミュレーションするんですね。


今日は、思っていたよりも、穏やかに話をすることができました。

まずは、第1段階終了です。

次は、契約書記入の段階で、スムーズにいけばOK。


2年に1回の契約更新は、親子であることを確認し合う節目でもあるんです。



今日は、俺、よくがんばったと思う。

普通の人から見たら、何でもないことだけど、

うつを抱えている者からしたら、すごいがんばりなんです。



実家を後にしてから、いつものカフェに寄って参りました。

常連仲間と話しているうちに、やっと少し落ち着いてきました。



ああ、面倒くさいなあ、俺。

でも、何とかクリアできて、よかった。



心配して下さった方々、ありがとうございました。





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2015-05-17

U-NOTE Ⅱ 「不安の種」

テーマ:ケガ・病気
読者の皆様、おはようございます。

実は今、俺は不安でいっぱいなんですよね。


今日は、どうしても実家に行かないといけなくて、もうしばらくしたら行って来ます。

ああ、親父と顔を合わせたくない~


俺がうつになった直接の原因は、仕事のストレスとパワハラでしたが、

そういう体質になってしまったのには、家庭環境の問題が根本にありました。

何度もブログで打ち明けてきたことなので、読者としてはうんざりするでしょうが…


親父は、いくつになっても、傍若無人な態度が変わりません。

自分はいつも正しくて、うまくいかないのは全部人のせい。

自分が間違ったことさえ、家族のせいにするんです。

だから、人の意見など、聞く耳持たない。

俺が意見を言おうものなら、烈火の如く怒り出して、二度と顔を見せるな、と言う。


だから、俺は、家族の団欒とか、居心地のいい食卓に、縁がないんです。

いつも、次の瞬間には親が暴走して、暴言や暴力が吹き荒れる…

そういう不安に怯えながら、子供時代を過ごしてきたから。


俺は、映画の仕事をしたかったのですが、親も担任も生徒指導の先生も猛反対。

自分の意見をうまく主張する力が乏しかった俺は、うまく丸め込まれました。

東京の企業に就職した時は、親も先生もすごく喜んでくれたけど、

もともと、やりたい仕事じゃなかったせいもあって、1年半で辞めました。

その時の、親父の狼狽ぶりが、落胆ぶりが、忘れられません。


俺は、心の底で、思ったものです。

『…ざまあみろ。』


子供は、親の道具じゃない。玩具でもない。踏み台でも、奴隷でもない。

何でも言うことを聞く子供なんて、生ける屍とおんなじ。

今までになくいっぱい怒られたけど、どこか安心している自分がいました。


どうせ、この男とは、一生理解し合えない。

家族だと思うから、つらいのだ。


俺は、とにかく、家にいたくなくて、逃げ回りました。

この家にいたら、気が狂ってしまう。

自分を守るために、自分が壊れてしまわないために、正気を保つために、

ひたすら、ただひたすら、逃げ回りました。


世の中の人たちは、「何て卑怯な男だ」と嘲笑するでしょう。

だけど、俺には、そうするしかなかった。

たぶんこの気持ちは、誰にも理解してもらえないし、理解してもらいたいとも思わない。

48歳にもなって、未だに、こんなレベルで悩んでいるおっさんなんて、見苦しいだけ。



あと少ししたら、重い腰を上げて、実家に行って来ます。

行く目的は、あとでお話しします。


カップに残った冷えたコーヒーを飲み終えたら、行って参ります。


無事に、帰って来られますように。


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