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2014-02-26

U-NOTE 700 「15回目の結婚記念日」

テーマ:ケガ・病気
行きつけのレストランFで、家族で食事をしてまいりました。

ほっとするひとときって、大切ですね。


おいしいものを、おいしく食べられることに感謝。

スイーツをサービスしてくれた、粋なマスターにも感謝。



この1年、色々あって大変だったけど、

今日も、色々あって大変だったけど、

おいしいごちそうと共に、ゆっくりと消化していきたいと思います。


明るい家族と、優しい仲間たちがいてくれて、よかった。

これでまた、がんばれそうな気がします。
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2014-02-24

豚コラム その64 「上司の一大事」

テーマ:豚コラム
先週の後半に、上司の奥さんが入院することになりました。


4月に出産予定で身重の体だったんですが、妊娠中毒症になったとか…
血圧やら肝機能やら、あちこちに問題が発生したそうで、緊急入院になったみたいです。


上司は、奥さんを病院に送って、行ったり来たりしています。

当然ながら、通常の仕事量が半分以下になります。

肥育舎は、俺が任されることになりました。


今までは、俺が治療豚を見逃しても、上司が後からチェックして、
追加の治療豚を注射するように指示してもらっていました。

しかし、先週の金曜日から、俺がひとりで豚舎を回っています。

絶対に、見落としがあってはいけないのです。

いやあ、すげえプレッシャーでした~


日曜日だけ休みだったんですが、生きた心地がしませんでした…

それで、ヘトヘトになっていたんですね。



今日出勤して、上司に状況を報告しました。

どうやら、豚舎のカーテンの開け閉めとか、病気の状態とか、
自分で判断して対処したことが、的確だったみたいです。

おかげで、今日は、豚たちが比較的元気でした…


やっぱり、豚が元気なのは、ありがたいことです。

豚が元気なら、上司は機嫌がいい。

奥様は、検査を受けている最中で、容態によっては、切開して出産だそうです…


母親という存在って、すごい。

何たって、人間の中で人間を製造しちゃうんだから。

豚も人間も、最終的には、本人の生命力に委ねるしかない。

まさに「神の領域」なんだなあと思います。


命が生まれることって、奇跡なんですね。

ありがたいことです。


今日も、おいしくいただきます。

豚さんたち、ありがとうね。







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2014-02-23

U-NOTE 699 「無理をしない」

テーマ:ケガ・病気
実は、すごく疲れています。


仕事はもちろんのこと、プライベートでも気を張ることが多くて、

気がついたら、かなり疲弊していました。


病気がひどかったころは、とても背負えなかった荷物も、

今では、ある程度、持てるようになれました。


そこが、危ない。


人の善意というものは、基本、ありがたいものなんですが、

その「正義」が、心を苦しめてしまうことがあります。


せっかく俺のためを思って言ってくれるのだから、感謝しなくちゃ…

世間一般的には、ありがたいことなんですが…

やっぱり、苦しいものは、苦しいんです…


うつ病の人間の感情は、健常者には理解できない部分があります。

病んだ原因を理解しているなら、言ってはならないことだってあるんです。

自称「良識ある人間」たちの言うことには、落とし穴があります。

「正しい言葉」ほど、確実に、病んだ人間を追いつめていくのです。


その「微妙な感覚」がわからない人は、

延々と、自論を展開して、病人を追いつめていきます。

その人こそが、うつ病患者を生み出す原因になっていることも多いです。

本人には、全く自覚がないことだし、言っても、まず理解できない…

「自分とは関係がないこと」だと思い込んでいるから…


そういう、自称「正しい人間」が、無意識のもとに「いじめ」を行っている。

自分の感覚が基準になっているから、相手の気持ちは永遠に理解できない。

そして、自分の許容範囲を超えた反応をされると、途端に冷たくなるのです。

こんなにしてあげているのに、何で素直に喜ばないんだ!…と。


想像力の欠如、感覚の鈍さ、自分本位の考えが、

知らず知らずのうちに、大切な人を地獄に落としていく。

人を傷つける恐ろしさを知らない人ほど、人の気持ちに鈍感です。

そして、そういう人に限って、自分が傷つくことには超敏感です。

自分に刃が向けられた途端に、全力でそれを否定します。

相手が傷つこうが、死にかけていようが、自分を守るためだけに行動します。


そういう場面を、嫌というほど、たくさん見てきました。

純粋な心が踏みにじられていくのを、目の当たりにしてきました。


「鈍感な正しい人間」は、相手を思いやったつもりでも、

出力される言葉は、自分本位なのが特徴です。

それは、聞けば聞くほど、気持ち悪い。


俺が、歪んでいるのか。

「正しい人間」の方が、歪んでいるのか。

それは、誰にもわかりません。


ただ、その言葉は、確実に俺を追いつめる。

その言葉は、俺にロープを握らせる。

その「正しい言葉」が、俺の心をえぐる。

その「正義」が、俺を殺そうとする…


言っている本人は、「そんなつもりはない」と、平然と言う。

自分は正しいことを言っているだけだから、問題ない、と言う。

「お前の心が間違っているから悪い」と、あっさり言う。


どうか、よく考えて欲しい。

あなたの愛する人が、心を病んでしまったら、どう対処すべきか。

「正しい愛し方」だと信じていたことが、もし、そうでなかったら…


人の心は、自分の思い通りにはならない。

自分の心だって、自分の思い通りにはならない。

「こう言えば、こう返ってくるはず」などと、過信してはならない。


相手の言葉を、そのまま鵜呑みにすることは、危険なこと。

自分の感覚を研ぎ澄ませて、相手の真意を理解する姿勢が大事なんです。


「無理」をして病気になった人に、これ以上の「無理」をさせてはいけない。

「無理」をし過ぎた人は、もう「無理」をしてはいけない。

「無理をしない」ことが、「心を休める」ための、第一歩なんですから。



俺は、発病した当初、一日中、体が震えていました。

昼も夜もなく、時間の感覚すらなくなりました。

ただ、ひたすら、恐怖に震えているだけでした。

誰に何を言われても、相手の望むような反応ができませんでした…


回復期には、ある程度の「元気」がよみがえってきます。

しかしそれは、非常に危うい性質のもの。


一歩間違っただけで、1つボタンをかけ違えただけで、確実に死に向かうのです。


話をすると、楽になれる人がいる。

話をすると、余計に疲れる人がいる。

俺は、相手がどんな人であろうと、自分を思って言ってくれるなら、

必死で、相手が喜ぶ言葉を返そうとしてきました。

その「正しい気持ち」を踏みにじりたくなかったからです。


だけど、最近、その「限界」が見えてきました。

自分の心が、危険信号を発したのです。


俺には、できることと、できないことがある。

俺には、無理なことがある。


「根性がない」とか、

「人間としてあり得ない」とか言われても、どうにもならないことがある…


仕方がないんです。

心が狭い男なんです。

期待されても、応えられないんです。


だから、できないことは、やっぱり、できません。

必要最低限以外の「無理」は、やっぱり、できません。


そうするしか、今は、生きる方法がないんです。


どうか、ご理解下さい。



今週は、映画に行けませんでした。

来週は、行くことができるように、少しは元気になりたいと思っています。


明日から、また仕事です。

今夜は、早めに休みます。


色々、ごめんなさい。
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2014-02-23

U-NOTE 698 「余計な一言」

テーマ:ケガ・病気
俺は、よく人を怒らせます。

その理由は、「余計な一言」を言ってしまうからです。


それを言わなければ、いい関係が続いていたんだと思います。

それさえ言わなければ、波風は立たずに済んでいたんだと思います。


しかし、あえてそれを「言わなければならない」状況があるんです。

我慢に我慢を重ねても、いい人間関係は決して築けないから。



例えば、誰かが努力して、友達に料理をふるまったとします。

みんな「おいしい」と言ってくれて、喜んでくれたとします。

ところが、1人だけ、「もっとこうすればよかったのに…」と言います。

その人にとっては、「そうすればもっとよくなる」という思いで言ったのでしょう。

しかし、言われた側にとってみれば、それは「ダメ出し」された気分になるんです。


『…たしかにそうかもしれないけど、今回は時間がなくて…』などと言おうものなら、

『…あら、それくらい簡単なことよ。時間なんてかからないから。やり方はね…』

と、調子に乗って自論を展開し続けます。

相手は、料理の指導をしてくれ、なんて頼んだつもりはないのに。


どうして、こういうことが起こるでしょう。

それは、相手の気持ちを無視して、自分の気持ちを優先するからです。


こういう人は、人の気持ちに鈍感なので、ブレーキが効きません。

相手が我慢して、社交辞令でやんわりと返事をしてくれることに全く気づかず、

相手の言葉をそのまま鵜呑みにして捉えて、自分の主張を続けるのです。

それは、「一言言わないと気が済まない」からなんです…


料理をふるまった人は、どんな気持ちになるでしょうか。

『…こんなに文句を言われるなら、もうあの人を呼ぶのはやめよう…』

そういう思いが湧いてきても、無理はないのではないでしょうか。




相手が自分の話を聞いてくれるから、何でも話していいというわけじゃない。

相手が聞きやすいように、話し方を配慮したり、反応を注意深く観察したり、

相手がその言葉を言った真意を、お互いに注意する必要があるのです。


会話というのは、相手がいてこそ成立するもの。

相手がどんな感情で自分の話を聞いてくれているのか、理解する努力が必要なんです。


『…あの人は、自分の言うことを何でも聞いてくれる。』

そう思えるのは、相手が影で無理をしていることを全く考えていない人だと思います。


俺は、しばしば、「都合のいい人間」として扱われてきました。

相手に怒りを感じても、それをあえて口に出さず、やんわりと返答してきました。

社会人として、そうすべきだと思い込んでいたんですね。


ところが、そういう生き方をずっとしてきて、40年経ったら、発病してしまいました。


俺は、我慢強い人間だと自分で思ってきましたが、実は心が弱かったのです。

病気になって、自分の愚かさ、醜さ、無意味な生き方を思い知らされました。

我慢することで「役に立っていた人間」は、いとも簡単に崩壊したのです。


俺は、我慢の限界になると、激怒するようになりました。

ため込んでいたパワーが、風船が割れるように、一気に爆発するのです。

大人しい人間が怒り狂うと、恐ろしい。

制御できない感情が、どこまでも暴走していくんです。



『…こんな些細なことで、人を傷つけたくない。』

そういう思いが、自分の心の中に、「思い」を封じ込めます。

もともと人格者でもない俺は、その「思い」をうまく消化できない…

それはいつしか「毒」となって、心を蝕んでいく結果となったのです。


だから、「怒りの感情」は、ためこまずに、「小出し」にした方がいいのかもしれない。

思ったことをズバズバ言ってしまえば、その都度「放出」ができるから。


しかし、俺には、そういうことがうまくできないんです。

不快な思いをしても、相手に対して強い態度に出ることが苦手…

ストレートにぶつけることができず、やわらかい言葉で対応してしまう…

それが、ますます相手をつけ上がらせる結果になってしまうんです。


それは、子供の頃から、誰にも話を聞いてもらえなかった環境が影響したかもしれない。

話をちゃんと聞いてもらえた経験がある人は、物事を自然に言うことができる。

俺の場合は、自分の話を聞いてもらうために、常に話し方を工夫してきました。

こういう風に話せば、相手は興味を持ってくれる。

こういう言葉を使えば、相手は耳を傾けてくれる。

年齢が1桁の頃から、そういう努力をしないと生きていけなかったんですね。


「空気を読む」という言葉がよく使われますが、

それは、「身勝手な人」に合わせるか、「おとなしい人」に合わせるかでまるで違う。

大抵は、「うるさい人」が勝ってします。

わあわあ言う人は、面倒がられて、周りが折れてします。

いわゆる「言ったもん勝ち」の状態ですね。

声のデカい人が、口喧嘩で勝ってしまう理由とおんなじです。


世の中は、強い方が勝つ。

弱い人は、弱さゆえに負けてしまい、貧乏くじを引く。

しかしながら、強さゆえに負けてしまうこともあり、

弱いからこそ、勝ち取れるものもある。


相手に悪いから…と遠慮ばかりしていても、相手のためにはならない。

それを許したら、相手は味をしめて、自分にしたことを、他の誰かにまたしてしまう。

そのことの方が、俺は恐いと思うんです。


あんたの言った言葉で、俺は怒りを感じた。

それを、どんな形でもいいから、相手に伝える必要がある時があるんです。

最近になって、俺は、そういう努力をし始めました。


言えば、すぐ簡単に謝る人もいますが、そういう人の中には、無反省な人も多い。

その場だけ取り繕って、3歩歩くと忘れてしまう。

何度も何度も同じ言葉で人を傷つけ、自分は言いたい放題。

もともと、改める気持ちがないから、平気でそういうことができるのかもしれない。



会話そのものが、うまくできない人もいる。

先天的か後天的かに関わらず、その人にとって精一杯な場合もある。

そういう人は、それで充分、伝わってくるものがあります。


しかし、「健常者」の覆面を被って、正論ばかり言う人が俺は大嫌いなんです。

自分の経験を歪んだ心で捉え、人を見下すことで快感を得ようとする人々…

俺は、そういう人たちのご機嫌を取ることに、ほとほと疲れ切ってしまいました。


だから俺は、「余計な一言」をどんどん言い返してやろうかと思っています。

人から、好かれる必要なんてない。嫌われて当たり前。


ただ、「言い方」だけは、工夫するけどね。



俺は、いつも、たくさんの人を怒らせている男。

それも、面白いじゃん。
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2014-02-20

U-NOTE 697 「20キロのダイエットに成功」

テーマ:ケガ・病気
昨夜、ジムで体重を測ったら、65.1キロでした。

ついに、20キロのダイエットに成功したことになります。


ジムに通い始めて、今月で2年になります。

ジムのトレーニングと、肉体労働の相乗効果で、余分な肉が落ちました。


続けていると、結果が出るもんですね。


標準体重まで、あと2キロだけど、もうこのくらいでいいかな…と思います(笑)
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2014-02-20

映画コラム 「しなやかな視点」

テーマ:映画コラム
映画の感想は、人によって違います。

それは、見る人の視点がバラバラだからなんでしょうね。


目線の高さ、角度、奥行き、心の距離、年代、コンディション…

様々な要因が複雑に絡み合って、その人の、「その時の視点」が決まるんですね。


例えば、思春期の頃に見た映画って、自分なりに「名作」になるんです。

感覚が純粋で敏感な頃に出会った映画だから、いいものを多く吸収できるんですね。


お腹が空いている時の食事と、空いていない時では、おいしさが違うでしょう。

寂しい時にかけてもらった言葉と、イライラしている時とでは、印象が違うでしょう。

つまり、その時の「気分」が、鑑賞したり味わったりする時の基準になるんですね。


俺は、評論家ではないので、面倒くさい言葉は、できるだけ使いません。

誰にでもわかる言葉で、「自分が感じたこと」を素直に述べます。

だから、俺の書く文章が間違っていると言う人は、とんちんかんなんですね。

俺がそう感じたことは、事実なんですから。


俺の言葉を、鵜呑みにする読者は少ないです。

8年間続けてきましたが、「鵜呑み読者」はほとんどいなくなりました。

今残っている「賢明な読者」は、俺の言葉を「立体的」に捉えてくれます。


「桑畑がこう言っているということは、こんな映画だろう」

「彼がこんな風に言う時には、きっと何かがある」

こんな具合に、俺の文章から想像力を働かせてくれるんですね。


だから、俺のブログは、人によってまるで印象が違うんです。

そこが、面白い。

俺が面白いんじゃなくて、読者とのやり取りが絶妙で刺激的なんです。

これぞ、ブログの醍醐味。相乗効果。化学反応。


一元的な見方しかできない人は、すぐに「つまらない」と言う。

しかし、どういう風に「つまらないか」を説明できない。

「面白い映画」を見たら、「面白いから見なよ」と言う。

でも、どういう風に「面白いか」は説明できない。

「とにかく見ればわかる」と言う。

しかし、見せた相手が「面白くない」と言うと、

「あっそう、じゃあ、別にいいや」とか「何で?」と反応する。


「面白く感じるかどうか」は、その人の勝手なんですよね。


「みんなが面白い」というから、これは「面白く」感じないといけない。

一番人気の映画だから、とりあえず「面白い」と言っておけばいい。

そんな風に考えてしまったら、それはとても寂しいことです。


同じ映画を100人が見たら、99人が感動しても、

「つまらん」と感じる人が1人でもいていいのが、健全な社会だと思います。

「みんなが楽しめる感動的な映画」なんて、世の中に1本もありませんから。



俺は、名作と呼ばれる映画から、アクション、ホラー、社会派ドラマ、

ドキュメント、恋愛、歴史、戦争、宗教、アニメ、特撮、短編映画など、

あらゆるジャンルの映画を見ます。

そうすることで、自分の思考と感覚を柔軟にしておきたいからです。

色んなものをバランスよく吸収することで、心が健全に保たれるもの。


ゴミ映画やクズ映画、バカ映画もよく見ます。

それは、自分の「視点」をしなやかにするための「訓練」になるからです。


俺は、どんな下らない映画でも、熱く語ります。

自分の「しなやかな視点」の自由性に、絶対的な自信があるからです。


こんな見方は、誰もしないかもしれない。

こんな捉え方があったら、面白いじゃん。

こんな解釈の仕方があったら、粋だと思う。


全ては、「映画を楽しむ」心から出発しているんですね。


みんなが「面白い」と言うと、斜めに構える。

みんなが「つまらない」と言うと、俄然興味が湧く。


若い頃、合コンに参加した時も、

「一番人気の女の子」よりも、「ぽつんと端にいる女の子」に興味を持ったし、

「友達がいっぱいいる男」よりも、「孤独に強い男」とよく話したもんです。


「俺」じゃなくてもいい人には、俺は声をかけない。

「俺」を必要としてくれる人は、俺にとっても必要な人。

だから、俺の友達は、変わった男がたくさんいるんです(笑)



「映画を楽しむ視点」は、「人生を楽しむ視点」でもあります。

俺にしか見えない、いいものを感じ取りたい。

俺にしか感じられない、いいものを表現したい。

俺だから書ける文章があり、俺だから言える言葉がある。


人は、みんな違う生き物。

だから、面白い。


考え方や感じ方が違うのを、理解し合おうとする心が、美しい。

美しいものは、よりよいものを生み出していく。

映画は、捉え方ひとつで、人生が楽しくなる。



映画が好きな人は、「映画熱」にお越し下さい。

俺の文章から、考えるための材料を読み取って、肥やしにして下さい。

反発するもよし、憤るのもよし。

あなたなりの、オリジナルな考えを生み出すために、ここを利用して下さい。


俺は、逃げも隠れもせずに、いつもここにいます。


「映画熱」の読者の皆様が、よりよい人生を送れますように。

あらゆることに対して、「しなやかな視点」を持つことができますように。


それこそが、人生を楽しむ「極意」であると、桑畑は考えています。







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2014-02-19

映画 「オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ」

テーマ:洋画
長生きするのって、楽じゃないんですね。


巨匠ジム・ジャームッシュ監督の最新作は、ヴァンパイアカップルの物語。

岩井俊二の「vampire」もなかなかでしたが、こっちはスゴい。

構想7年という時間が、丁寧に作られた映画のクオリティを象徴しています。


本作は、ストーリーを追う映画ではないような気がします。

登場人物の存在自体が、「物語」を形作っているように感じるんです。


ジム・ジャームッシュのスタイルは、独特です。

一般の観客には理解できない、アートな雰囲気があります。

今回は、内容はシンプルですが、込められた「想い」がとても強い。

しなやかで、優しくて、ワイルドで、強烈で…


基本的に、静かな場面が多い映画です。

寡黙な主人公の細かい表情から、色んなものを読み取って下さい。

彼に寄り添うヒロインの様子から、2人の絆を感じ取って下さい。


静かな時間をゆったりと過ごせる関係って、美しいと思いませんか。


長い時間でも、短い時間でも、結ばれた魂は、永遠のもの。

夫婦とか、恋人とか、そういうカテゴリーを超えた関係。

出会う前は、もともと1つだったのかもしれない。

そう思えるような、あたたかい、居心地のよさを感じる2人。


そういう空気が、この2人にはあります。


ダークサイドで生きる彼らは、ひっそりと暮らしています。

自分たちが「異形の者」であることを、きちんとわきまえています。

人間社会において、「共存」できるスタイルを常に意識しています。


ところが、その「均衡」が崩れたら…


彼らは、慌てません。

彼らは、焦りません。

ただ、黙々と、やるべきことをやります。


長く生きた者にしかわからない「世界」があります。

短い生涯だった者にしかわからない「世界」があります。

長い者には、長いなりの苦悩があり、短い者には短いなりの哀しさがあります。


どちらがいいかとか、そういう問題じゃない。

生物は、それぞれみんな「寿命」が違う。

それは、その生物にふさわしい長さなのかもしれない。

個体にも、それぞれに合った「寿命」があるんだと思う。

「みんな同じ」「平等」という尺度は、「時間の長さ」じゃない。


誰にも、比べられないものなのである。


長く生きたから、幸せなんじゃない。

短い生涯だったから、かわいそうなんじゃない。


その人の人生の価値は、その人が決めればいい。

周りが勝手に決めて、押し付けるものであってはいけない。


映画の2人は、自分たちの運命を、全て受け入れて生きている。

俺は、そう感じました。


ただの「ユルい映画」だと思うか。

奥の深い「熱い映画」だと思うか。


俺は、こう思います。

「他の誰よりも、生きることを楽しんでいるカップル」の映画だと。


ヴァンパイアって、なかなか面倒くさい。

でも、その「面倒くささ」が魅力なんですね。

長生きするのって、楽じゃない。

さっさと人生が終わっちゃった方が、ずっと楽だと思う。

だけど、なかなか思い通りにはいかない。

そこが、いいんでしょうね。


よくも悪くも、自分の命である。

せっかく授かったものを、ちゃんと受け入れて、楽しむべきは楽しむ。

そういう「力の抜けた」素敵なカップルだと思います。


観客も、肩の力を抜いて、リラックスして楽しみましょう。



この映画を見た後は、赤ワインで乾杯ですね♪






【作品データ】

監督・脚本:ジム・ジャームッシュ
撮影:ヨリック・ル・ソー 音楽:ジョゼフ・ヴァン・ヴィセム
出演:トム・ヒドルストン ティルダ・スウィントン
   ミア・ワシコウスカ ジョン・ハート
   アントン・イェルチン ジェフリー・ライト

 (2013年アメリカ・イギリス・ドイツ合作 上映時間:123分)



☆ティルダ・スウィントンは、「スノーピアサー」と真逆の役でした。
☆ジョン・ハートは、「スノーピアサー」とほぼおんなじ役でした。
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2014-02-18

映画 「スノーピアサー」

テーマ:洋画
走り続けて、戦い続けて、列車は走るよ、どこまでも。


韓国映画界の鬼才・ポン・ジュノ監督最新作。

このおっちゃんのは、「混乱」と「混沌」を描くのが実にウマい。
ムチャクチャな映画ですが、何だかとても楽しかったです。


2031年。地球温暖化を食い止めるために使用された科学薬品の影響によって、
地球上の全ての陸地が凍ってしまった…ってそんなアホな(笑)

「グエムル」では、アメリカがよくわからん科学物質を川に流したおかげで、
走る巨大魚が韓国人を食い殺す話でしたが、
今回はどうも、日本が悪役という「韓国のパターン」のようですね☆


原作は、グラフィックノベルだそうで、そっちの物語の方が気になるなあ。
ジャンル的には、「蟹工船」みたいな「プロレタリア文学」になるんでしょうか。

何しろ、「永久機関」である特殊なエンジンで動くすごい列車が、
メンテナンスもろくにしていない線路を、17年間も走り続けていることがスゴい。

先頭車両には上流階級の人が住み、後方車両には貧困層の人が住む。

あっはっは。やっぱりこれ、「バカ映画」だと思います(笑)


そういうわけで、何でもありの映画なので、とことん暴走してもらっちゃいましょう。

ノリとしては、香港映画の「エボラシンドローム」に近いかも。
どうせムチャクチャなら、とことん「突っ走って」もらいたい!

黒澤明の「暴走機関車」よりも、キリスト教の「塩狩峠」よりも、
セガール親父の「暴走特急」よりも、こっちの方が笑えます。

ポン・ジュノ監督作品としては、「ほえる犬は噛まない」に次ぐ面白さですな。


本作で一番スバラシかったのは、ティルダ・スウィントンがダントツ。
彼女、こんなにコミカルな役柄が演じられるんですね~

三角メガネに出っ歯… これは彼女の「役者魂」が感じられる演技です。
何だか彼女、とっても楽しそうだったなあ(笑)


主役のクリス・エヴァンスは、わりと普通だったように思います。
準主役のソン・ガンホを彼と張り合わせることによって、存在感を出したんでしょう。

でも、娘役がコ・アソンだったことにより、思いっきり「グエムル」してました(笑)
彼女はきっと、監督のお気に入りなんでしょうなあ。
やたらと無駄にドアップになっています~


特筆すべきは、ジョン・ハートとエド・ハリスの存在感です。

どちらも、正義役も悪役も両方こなせる俳優だけに、
登場してから退場するまで、全く目が離せませんでした(汗)

この2人の熱演を味わえるだけでも、本作を見る価値はあります。


そして、ソン・ガンホ… うう、このおっちゃん、俺と同い年なんですよね(涙)

彼って、どんな役を演じても、どこか共通するキャラがあるんです。

「殺人の追憶」では、悪徳刑事ではなく、インチキ刑事。

「大統領の理髪師」では、真面目に生き過ぎてヒドい目に遭った男を演じました。

「反則王」だと、真面目に悪役やってましたなあ(笑)


本作では、彼を「ハードボイルド」的な男として前面に出し、
韓国人が欧米人に負けていないよアピールをしたようですが、
彼の持つ「お人よし」の雰囲気が、少しばかり「邪魔」していたようにも感じます。

でも、そういう「中途半端」なところも、韓国映画の魅力なんですよね。


ポン・ジュノ監督の才能が、アメリカとフランスに評価されているのは喜ばしいこと。

650メートルの巨大な列車セットを作らせただけでも、大した男だと思います。

次回作は、もっと「彼らしさ」を全面的にアピールするような作風を期待したいですね。



「pierce」は、「突き通す」「突破する」という意味があります。
 (アドバンストフェイバリット英和辞典より)

「ピアスを開ける」という言葉も、これから来ています。

映画的に言うと、「風穴をあける」という感じになるのかな…?


列車が延々と走るというシチュエーションだけでも、俺はかなり恐怖を感じます。
しかしながら、乗っている連中は、呑気なもんなんですなあ。

氷の塊にぶつかる時だけ、みんな大人しく「伏せ」をするのが爆笑でした。
争い事があっても、共通の危険に対しては「共同体」なんですね~

都合のいい時だけ仲良くしたりするのは、何だかシュールでした(笑)



スノーピアサー号は、「地球」という「乗り物」の象徴かもしれない。

争い事や、憎み合うことがあっても、最低限のルールは守らなければならない。

いがみ合っていても、どこかで「調和」が保たれているのが、この世界。


表立って行動して、目立っている人物だけが、偉いんじゃない。

日陰で一生懸命働いて、実直に生きている人たちのことを忘れてはいけない。

「英雄」というのは、「大衆」の「願望」が作り出す「幻影」のようなもの。

「地位」とか「名誉」とか「財産」とかを失った時にこそ、真価が問われる。

その人が、本当は「何」をしたかったのかがわかる時にこそ、答えが出る。


誰もが、矢面に立ちたくない。

できれば、物陰に隠れて、おいしい思いをしたいもの。

しかし、誰かが何かをしなければならない時がある。

その時に、勇気を持って前に進む人こそが、「突破口」になる。

キリの先端は、一番痛い思いをするのである。


「穴」が開いたら、続く人たちが、続々と突き進んで行く。

2番手、3番手の人が、「自分こそが英雄」だと自慢する。

1番手の人の業績は、闇に埋もれてしまうのが常である。


映画を見たら、誰が「キリの先端」だったのかを、よく考えて欲しい。

見る者の視点によって、映画の印象は、まるで変わってくるものだから。


不運を「誰かのせい」にして嘆くよりも、

幸運を「誰かのおかげ」として感謝できる心が欲しい。


ピンチは、チャンスかもしれない。

絶望は、世界が変わる瞬間かもしれない。


純粋な心を持って、世界をよく見て欲しい。

希望なんて、そこらじゅうに転がっているんだから。


暗闇を砕いて、氷壁を砕いて、心はどんどん強くなっていく。

倒れたら、次の者が、突き進めばいい。


志を同じくする者は、たとえ敵味方であっても、どこかで通じ合うもの。


…過酷な状況にぶち当たったら、自分の「心の声」に従うべし!






【作品データ】

監督:ポン・ジュノ 脚本:ポン・ジュノ ケリー・マスターソン
原作:ジャック・ロブ バンジャマン・ルグラン ジャン・マルク・ロシェット
撮影:ホン・キュンピョ 音楽:マルコ・ベルトラミ
出演:クリス・エヴァンス ソン・ガンホ コ・アソン
   ジョン・ハート エド・ハリス ティルダ・スウィントン


 (2013年韓国・アメリカ・フランス合作 PG12 上映時間:125分)
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2014-02-17

「なぞの転校生」が面白い

テーマ:TV
テレビ東京で1月から放映されているTVドラマが、新潟でも始まりました。

東京ではもうすでに6話くらいまで進んでいるみたいですが、
新潟では、昨夜でやっと2話です(笑)


原作は、眉村卓のベストセラー。NHKで昔、ドラマがあったそうですが、
俺は小学生だったので、全然知りませんでした。

その名作が、岩井俊二によって、新しい物語に生まれ変わったそうな。


先週たまたま、新聞の番組欄でこのタイトルを見つけて、
気になったので録画したところ、これがなかなか面白い。

主演は、中村蒼ですが、俺的には、本郷奏多が気になるんですね~
彼って、「GANTZ」で、小生意気な少年役だった俳優ですよね~


監督は、「夜のピクニック」の長澤雅彦。
エンディングテーマは、清水翔太。この歌、なかなかいいですね。

第1話は、ラストで爆笑でした。
第2話は、ミッキーカーチスが爆笑でした。
花屋のシーンは、名場面ですね☆

奏多君の、人間っぽくない演技が、なかなか興味深いです。
彼の持っている、独特のオーラが、ドラマに生命力を吹き込んでいます。


これは、来週もちゃんと見なくちゃ~

首都圏在住の方は、どうか内容を教えないで下さいね(笑)





※次回、映画の記事を2本続けて書きます。
 くれぐれも、期待しないでお待ち下さい。


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2014-02-14

メモリアル傑作選 「陽だまりの詩」(映画「ZOO」より)

テーマ:DVD ・ アニメ
13分しかない、短い短編アニメです。


少女が目覚めると、そこはベッドの上でした。

近くには、白衣の男性が椅子に座って、自分を見つめていました。

全裸の自分に、服を差し出し、「ついて来なさい」と言いました…


彼女は、「作られた存在」でした。

彼は、何者なのか。

自分は、何のために作られたのか…


この作品のテーマは、「死」を受け入れるということだと思います。

時間がたくさんある人と、時間が少ない人とでは、生き方が違う。

そもそも、時間の概念とは何だろう。

人はみな不公平のようであるが、そもそも「平等」って何だろう。

あらゆる存在に等しく訪れる「死」が、何かを語っている。


俺は、この作品がとても好きです。

理由は、うまく言えません。

だけど、これを見ると、何だかホッとするんですよね。

この世界を思い出すと、何だか安心するんです。


たぶん、見る人の多くは、「寂しい話だね」と思うかもしれない。

でも俺は、この作品が、大好きです。


年を取ったら、もう一度見たい。

死を間近にした時に、また見たい。

そう思える力が、この作品にはあります。


その時の俺は、どんな男になっているだろう…?

それが、楽しみでもあります。


かわいらしくて、純粋で、切ない物語です。

バレンタインのロマンチックな夜に、オススメです。



ハッピー・バレンタイン。

楽しいひとときを。
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