私は36歳で子宮頸がんと診断された。

その診断をされた帰り道からずっと考えてることがある。


33歳の時に会社の健康診断を受ける手続きをしていた時、総務の方から、今年は子宮頸がんの検診も受けれるよーと教えてもらったのに、痛そうやし、痛いの嫌やし面倒くさいと思って断った。


思えばあの時から、頻繁ではないが少量の不正出血をする時があった。

その頃はピルを辞めた時期で、ホルモンバランスが崩れてるからだろうと思ってた。


面倒くさいはホントに良くない。

私の悪い癖やわ。


あの時検診を受けていたら、大きな手術もすることなく、こんなに短く髪の毛を切ることもなかったのかなと考える。


どうせ抜けるから短く!と思って、ベリーショートのヘアスタイルを色々見てたけど、抜けるのわかってるのに、これ似合うかなぁ?とかもっとカッコいい感じにしたいなぁとか考えながら探してることに気付いて虚しくなった。


好きな髪型したかったなぁ。


脱毛が始まったら帽子も被るけど、かわいいターバンを巻いてローリン・ヒルやアリシア・キーズの様にお洒落カッコいいみたいな格好したいなぁとか考えたり。

でも、そんなオシャレしても会う人もおらんし、どこも行くとこないけど。

あぁ。ぼっちって寂しい。

みんなどうやって友達作ってるんやろう。


抗がん剤治療が辛いというのは経験が無くても想像できるから、明るく考えてるよう努めてるけどたまに暗くなってしまうなぁ。


って思ってたら私の手を枕に寝にきた。

くうちゃんも早く服脱げるように今日も嫌なお薬飲んだし、私も頑張るよ。

抗がん剤まで後一週間。

しっかり食べてしっかり寝て体力付けて、

完全に叩き潰す勢いで挑みたい。