このお話は、
結婚できない46歳独身女性が結婚にむけて出版する。
という限りない努力の記録です。
どうか、リリーフランキーさんに伝えてください。
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やっとこれを書く日がやってまいりました!
お待たせしました!
エイプリルフールも去ってしまい、多少なりともトーンダウンしていた。
しかし、4月2日は金曜日。
いつもだいたい金曜の夜にTさんはやってくる。
その日はとても素敵な仕事をして、上機嫌でやってきた。
私は、1週間後に控えた引っ越しに向けて風水さんに部屋割りを見てもらいに
夕方からお出かけしていた。(次は姉を入れて3人暮らし)
だから、お互い帰宅は21時。
帰ってきて、いつものように超絶おもろいシェアメイトKと3人で仲良くご飯を食べ。
朝、家から仕事場へ出発
家出るときに、なにかを置きっぱなしに。
「忘れ物?」
「また今日来るから置いてくわ」
なんだか。。。素敵よね~ 置いて帰られるって。。
なんて思いながら送り出し
夕方仕事終わりに、Tさんは再びやってきた。
超絶おもしろKはソファーで寝ている。
昨日は3人で夜中に花見をした。
今日は2人で花見をしたい!
桜と私の甘い思い出をぜひとも人生に作りたい!
と、駐車場まで迎えに行ってお花見をしてから帰ってくる。
(もちろん、手ぐらいつなぎますよ。)
そして、Tさんは自分の脇に私の手をつっこみますよ。
(勘違いするよね~ でも、後で聞いたら、これもたぶんなんとも思ってない行動
こわいよね~スキンシップが通常の人って。なんとも思ってないのよ。
世界七不思議に入れてほしいわ)
そしてまた3人で夕食をいつものようにわいわい夕食を食べる。
で、また朝に見送る。
日曜日は私が講座が1日あったので、外出。
Tさんは久しぶりにゆっくり家で過ごしはるんかなーと思ってたら
12時昼にLINEが来る。
「今日帰り何時になる?」
おーーーーーーーーーーーーーーーーー
3日連続ですか?????
すごくないですか?
2日連続を更新しました!3日目突入!
Tさんはどうやら諸所の用事をして、おいしいわらび餅を届けてくれようと思ったらしい。
うれしいよね。
わらび餅買った時、私の事考えてくれてたの??すごいよね~好きよね~
もう好きよね~
思うよね。思うよね。思うよね。普通思うよね。
その夕食も3人で仲良く食べ、グーカーとTさんは寝てしまった。
朝、超絶おもしろKが出勤した後
二人でいちゃこらしていた私は、もうそりゃいうよね。
「もう好きでしょ!」「だいぶ好きでしょ!私の事」
「いや、好きではない」
えーーーーーーーーーーーーーーー
そうなん?
どこのウキペディアみたらそんな事かいてあるん?
ここまで来て、好きじゃない。
そんな事、この世界にあるの?
そうか。この人はもう「好き」という単語が言えない世界に行ってしまったんだな。
残念だけどしょうがない。
でも好き以外なら、言えるだろう。
そしてついでに「つきあえない」※これは後日また書きます。
私「好きでしょ」
T即答「好きじゃない」
私「つきあおう」
T即答「つきあわない」
私「結婚しよ」
間
T「・・・・」
間あいた!!!!間あいた!!!!
それって結婚ちょっと考えたでしょ。
好きは✖付き合う✖結婚△
って事でしょ!!!!
「じゃあ、結婚しよ」
は~???とTさんは言いながらタバコを吸いに換気扇の下へ
私も一緒に換気扇の下へいき、話を続ける
「エイプリルフールあったでしょ」
そこで、Tさん素早く察し!
「おまえ、そんな事考えてたんか!すげ~な!」
「あぶないとこやった~ 4月1日来てたら出されるとこやった」
驚きはあるものの、そこには若干おもしろさを感じている
Tさんの目の輝きを私は見逃さなかった。
そこからは、怒涛のやりとり。
テイやから。エイプリルフール的にテイやから。
だってジョークの国の人でしょ?
そんな人がこんなおもろい事やらんわけない。
で、ついでに離婚届けも一緒に書いてあげる。
1年ごとに更新、もしくは最初は1年そのあとは3年ごとに更新して
お互い続けていこうってなったら結婚つづけよ!
そして、今までどおり
別居でいいから、あなたはあなたの家に
私は、超絶おもしろKと一緒に住むから。
それなら、、、、と
いや、、、、、俺騙されてない?大丈夫?
そのおもしろ話に巻き込まれていいのか葛藤しまくっている様子。
このジョークの国を提唱している人が
そんな事否定するわけない。
こんなおもろい事やらないわけがない。
どんどんTさんをその気にさせていき。
「じゃ、いきますか」
ほんまにテイやからな~絶対に勝手にだすなよ~
「わかってますよ。テイですから」
ちょっとクールダウンも必要かと、しばらく間をおいていると
Tさん自ら、
「じゃ、新婚初日は何食べる?初のランチはどこにする?」
いえーーーーーーーーーーーーーーい!のってきました~
ですよね。ジョークの国に招待したのはあなたですもん
そうですよね!さすが、私の好きになった人!おもろ~い。
しかし、私がウキウキと
「さあ、しゅっぱーつ!」と準備できたころには
Tさんは、こんな気持ちにまたなるとは。。。。と
(それはつまり、また牢獄に入るような、もう人生終わった的な悪いほう)
すっかり無口になってしまった。
多少なりとも、私も
あーこれは役所までの道のりで、なんだかんだ言って無しになるかな~と思うぐらいの
落ちぐあいだった。
しかし、さすが私の惚れた人!
エレベーターを降りて歩きだしたら
「さぁ、新婚の初ランチは何食べる?」
復活劇です。すごい。。。。どうなってんのかな?この人は。
役所まで15分ほどの道のりに
何度も、あーーーーこの胸が締め付けられる感じ、いややーーと言ったり
今日は新婚初夜やね。と言ってみたり。(その日は帰ったんだけどね)
躁鬱を何度もくりかえし。
心配で、
「どーなってんの?さっきから言ってる事が全く逆で大丈夫?」
「もうやめる?」
ってついに私も言ってしまった。
だが、そこは私の惚れた人
「あかん、なんか今までの自分があかんあかんって止めるんやけど
ちょっと離れたとこにいるもう一人の自分がおもろーーーーって
なってんねん」
「その二人が右肩、左肩交互に出てくんねんwwwwww」
おもろい~人生でそんな事ある?漫画みたいな事ある~?
私も自分から言い始めたけど、すごい面白くなってきて
ルンルンと二人でパンを買って
初の食事は、役所の裏の公園でパンを食べる事にした。
旦那様にパンとおやつを買ってもらい。
るんるんと役所に向かう。
飲み物は、コンビニで買おうとしたけど
「先に飲み物買う?紙もらいに行く?」と聞いたら
紙もらいに行く。というので
おもろがってる人が肩から出てるうちに!と紙をもらいにいそいそと役所に行った。
ここからは、前のブログをご参考に。
そして、生まれて初めて婚姻届けと離婚届けを手にした私は
スキップしてスキップして46歳スキップしましたね~
いいぇーーーーいって言いましたよね。
それぐらいいいでしょ。テイですから。
そして、公園のベンチを探しテンションあがりまくって飲み物を買い忘れていたので
自販機でコーヒーを買い。
初の記念写真。
初のです。ずっと撮りたかった。でもつきあってもなくて、好きとも言われず。
撮れなかったの。
この写真。一生忘れない。
婚姻届けと1枚
離婚届けと1枚
後でみると、離婚届けのほうがTさんは笑っている。複雑だ。。。。
即座に超絶おもしろKにLINEする。
朝、なんの気配もなく二人で見送った。4時間後
こんなことになってますのよ!
私、ついにこんなことになってますのよ!
家族中に送りたかった。
世界中に送りたかった。
でも、Kにしか送れなかった。。。。。テイだから。
超絶おもしろKも
「ええーーーーーーーー!」
「どっち?」
「ほんま?」
「うそ?」
「おめでとう?」
「じょうだんの国のひと?」
さすがっす。わかってらっしゃる。じょうだんの国を。
そして、帰り道
「絶対テイやからな。絶対勝手に出すなよ~」
と笑いながら責められながら、しかし
「おまえすごいな~
おまえの好きだけで、勢いだけでここまでもってきた
このストーリーは全国のアラフィフ女子と✖イチの男どもに勇気を与える!
これは書け!出版しろ!
そこまでしたら、俺は結婚する!」
「そこまでいったら、もう結婚認めるわ」
と、このブログを書くことの出発点となる言葉をいただいたのである。
(私はこの時点で、出版するほどの情熱が結婚につながるのだと思っていたが
後日改めて聞いてみると、出版してTさんの枠を超えた人にまで勇気を与えるのなら
そのためなら結婚でもなんでもしてやる。という大きいのかなんなのかわからない優しさだったのである。最後まで、私の事は好きではないらしい。もうここまで来たら壮大なストーリーにのるしかない)
さあ、そして家に帰り、すぐにでも書きたかったが私にはその日仕事があった。
正直、本来ならもうずっとパソコンに座っていなければいけない時間だった。
慌てて、帰りパソコンに向かい。
サクサク処理をして、仕事の本番は18時30分。
今日、浮かれていろいろしていた間にたまった仕事に向かった。
だんだん、クールダウンしてくると
Tさんにちょっと考える時間も必要かな。。。と思いはじめ
「今日、終わるの21時になるけど、
書くのはまた今度にする?」
優しさと自分への逃げ道を作ってみた。
Tさんは
「書いてかえる」
あら~ もう本気のジョークの国のお手本のような回答
さすがっす!先輩さすがっす!
21時無事仕事が終わり、3人でご飯を食べ。
映画化された時に、誰を配役にするかまで決まってしまった。
「ほな、書きましょか。」
まずは離婚届けから先に練習に。
間違えてもいいように。
これが難しい。とっても難しい。
なんか気分が仕事のようになってきた。
そして、続いていよいよ婚姻届け!
これもまた難しい。そして戸籍謄本が二人ともいることが判明
勢いあまって出せない。ぜんぜん出せない~残念すぎる。
ジョークがジョークがちょっと薄くなる~
でも、気を取り直し、Kに動画をとってもらいながら無事に印鑑まで押した。
もう、この怒涛の1日で私の目は塩がしみたように痛かった。
もうへとへとだった。
Tさんも、へとへとの顔をして、
私が勝手に絶対出せないように、婚姻届けを大事に持って帰った。