ある時 トイレから出てくると娘の姿が消えていた。私は、パニックになりながら、大声で名前を叫びながら 駆けずり回って娘を探した。名前が嗚咽に変わる頃に、館内放送が流れた。
「迷子のお知らせです…◯◯から来た娘1号ちゃんが お母さんのKUUさんを探しています…」
…その場にへたり込みそうになりながら指定された所に行くと 娘が 担当のスタッフに褒められて得意そうに笑っていた。良かった…、本当に良かった。目を離した自分を死ぬほど責めた。
先日、東京で娘らと久しぶりに散策した。
みんな乙女なので乙女神社にお参りしたり…
いっぺん行ってみたかった、あの、
スターバックスリザーブロースタリー☆
珈琲だけでなく、紅茶フロアやBARもある。
そこで、帰る頃になって 娘1号が 消えた。
…えっ?、さっきまで その辺にいたよな?
娘2号が 電話するが繋がらない。
まさかこんなに大きくなって迷子はなかろうが、今時 物騒だし、1号は小さいから簡単に連れ去られそうで…急にドキドキして一階から3階まで駆け上がってフロアを眼を皿のようにして探した…。すると紅茶フロアで、試飲とかしながら 何やら紅茶を買っていた…。
私はホッとしたが 「もおー!!心配したがーっ!黙ってはぐれないでよーっ!!」言ってしまった。…そして 東京駅に着いた。
改札口まで見送りの娘1号が、
「はい!コレ!お土産やで!」
と さっきこっそり買うてた紅茶を差し出す。
…えっ?うちらに買うてくれてたんか…。
乙女神社の御守りも…
…娘からの東京土産。
久しぶりに姉妹で楽しそうにしてた姿と笑い声、乾杯、並んで買ったタピオカやカツ丼、…。











