裏メニュー? | Shoeshine TOKYO ブログ

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東京は新橋を中心に「靴磨き専門店」として日々皆さまのお足元を輝かせる技術に拘り続けています。

革のコンディションを整え、美しい輝きを放つように仕上げます。

清潔で人目も気にならないお店ですので、初めてのお客様や女性のお客様も安心してご来店下さいませ。


テーマ:
こんなお手入れもご用意してます!

こんにちは、梶原です。

今回は、通常の磨きメニューには無い特別なサービスをご紹介します。

まずはこちらのお靴。



革の表面に水ジミ銀浮き塩吹きと、雨による3大トラブルが起きてしまっています。

メニュー表には載せていないものの、こうした症状の改善を希望されるお客様は少なくありません。

そんな時にオススメしているのが、靴の「水洗い」です。

今、「靴を濡らしてしまって大丈夫なの?」と、疑問に感じた方。

ご心配は無用です。

そもそも動物の"皮"がなめされて"革"になる過程では、大量の水が使われます。

そして、人間の"肌"も間違いなく"皮"であるわけで、肌に適度な水分が必要なのは当然ですよね。

それは革になってからも同様で、革にとって水分は決して敵ではありません。

では、なぜ"水ジミ"なんて起きるのでしょうか?

それは、雨によって濡れた部分が乾いた状態(乾燥して塩分を含んでいる)と、初めから濡れていない部分の状態とでは革のコンディションが異なるからで、その境目が一直線にキレイに別れる事は無いので、どうしても波打ったシミになってしまいます。

続いて、"銀浮き"とは何でしょう?

それは、革の表面がミミズ腫れのようになった状態を指します。
起毛していない一般的な革肌のことを"銀面"と呼ぶのですが、この銀面が雨に濡れて乾く際に、革の通気性が悪い状態だと水分が上手く蒸発出来ずに革の内側から銀面を押し上げてしまうのです。

その結果、銀面が凸凹に隆起してしまった状態を「銀浮き」と言います。

銀浮きは、クリームやワックスの厚塗りによって革の通気性が阻害されてしまっていると、雨に濡れて乾く際に起こる事があります。

当店のメニューでも毎回"クラシック"ばかりを選ばれると、クリーナーを使わない為重ね塗りになってしまいますので、定期的に"ケアシャン""アフター"で、古いクリームと新しいクリームを入れ替えていただく事をオススメいたします。

さらに、"白く塩を吹いたようになる"原因は、ご想像のとおり塩分が原因です。
その塩分は雨だけでなく、靴の中で掻いたご自身の汗の塩分も影響しております。

革は吸湿性が良い素材なので、ある程度の塩分は水分と一緒に吸収してくれます。
しかし、革の中に留めておける塩分には限界がありますので、それが飽和してくると、雨で濡れた拍子に今度は水分と一緒に革の表面に浮き出てきてしまうのです。

これらの症状が出てしまうと、通常のお手入れでは根本的な解決にはなりません。

革の内部に溜まった汚れや塩分を除去する為にも、一度革全体に水を通してあげて、革用洗剤を使って余分なものをキレイに洗い流してあげましょう。

さあ、水洗いをかけた後に仕上げた状態がコチラ!



以下、ビフォー&アフターをご覧下さい。
















いかがでしょう!気になる部分はキレイに除去出来ましたね。
水洗いには、ただ靴をキレイにするだけではなく、深く入った履きジワも整えてくれるメリットがあります。
そして、トラブルが起きてからの対処が早いほど良い結果に繋がりやすいのです。

このお靴もすっかりコンディションが回復したので、これでまた気持ち良くお履きいただけますね。

ただし、一度銀浮きを起こした革は、水洗いをかけてキレイになっても、雨に濡れれば再発してしまう可能性がございますので、あらかじめご了承下さい。

靴の水洗いは、表革でもスエードでも3,240円で承ります。(※磨きメニューの料金は別途かかります)

雨によるトラブルでお悩みの方は、是非一度ご相談下さいませ。

お待ちしております。

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