あなたのココロの
パーソナルトレーナー。
真理カウンセラーの
かとちゃんです。

【心理の刃】
心理を学んでいると、
ある日こんなことを思うようになります。
「あの人は◯◯タイプだ」
「だから、ああいう行動をとるのか」
「だったら、こう直せばいいのに」
「わかってないな」
これ、もう完全にOUTです。
心理の知識は、
人をジャッジするための
ものではありません。
本来は、
**「自分を整えるため」**の道具です。
でも心理の刃は鋭い。
人の心を分析するだけに、
使い方を誤ると相手を
スパッと切ってしまう。
そしてその切れ味に、
自分が酔ってしまうこともある。
なぜかというと──
心理ってある意味、
** 究極の「正論」 **
だからなんです。
「あなたの課題はここですね」
「それは防衛反応ですよね」
なんて言われたら、
ぐうの音も出ません。
正しいけれど、痛い。
そしてその正論は、
ときに人の心を
凍らせてしまうものです。
だからこそ、
心理を扱う人には、
**「正しさ」ではなく
「やさしさ(慈愛)」**が必要なんです。
心理を他人に向けると、
知らず知らずのうちに
マウントを取ってしまう。
「あの人はわかってない」
「自分のほうが理解してる」
そんなふうに思った瞬間、
切れ味鋭いだけに、
せっかくの学びが
相手にも自分にも
**「猛毒」**に変わります。
なぜなら
他人を切る(裁く)人は
他人を傷つけるだけでなく
やがて同じ刃で
自分も切る(裁く)ように
必ずなるからです。
*
心理は「他人」ではなく、
「自分」にだけ適用するもの。
相手と向き合うときは、
その人の心を読み解く前に、
自分の中で何が起きているかを見つめる。
イラッとしたなら、
「何に反応したんだろう?」
悲しくなったなら、
「どんな思い込みが動いたんだろう?」
それを紐解き、鎮め、
世界へとフラットに向き合っていく。
それが本当の使い方です。
*
もちろん、
他人に使うこともできます。
他人を「理解」し、
「相手の心がラクになるため」に。
心理を“さばく刃”ではなく、
“包む手”として使う。
そもそも心理を学ぶのは、
「自分の心をラクにしてあげるため」
であり、
「人と心地よく関われるようになる」
ためのもの。
そしてもうひとつ。
学ぶ前の自分と
同じような苦しみの中にいる人を、
「ああ、自分も大丈夫になったのだから、
きっとこの人も大丈夫だ」
と信じられるようになり、
場合により、必要に応じて
手を差し伸べられる
自分になるためにあるのです。
心理とは、
人を変えるためのものではなく、
自分を含めた
人を信じる力を育てる学び。
人がラクに、幸せに
生きられるようになるための智慧。
誰でも陥る道なので、
今日はこれ、
ちょっと口酸っぱくして言っときます。
この記事も、
他人をさばき自分を苦しめる道具に
使われたら──
かとちゃん泣いちゃう(^ω^)
……いや、泣いてねえし。
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