俺的良ゲーその7『ファイナルファンタジーVI』 | 俺的糞ゲー処刑ブログ

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※このブログは、独断で決めた糞ゲー(クソゲー)を処刑し、良ゲーを褒め称えるゲーマーのためのレビューブログ(たまにゲームと関係ない話あり)である

ファイナルファンタジー6プレイ動画
FFシリーズの中で一番面白いのはどれか?と言われれば迷わずこのゲームを答える。
それだけこのゲームは完成度が高い。

このゲーム、とにかくキャラクターやストーリーの見せ方が素晴らしい。
キャラ一人一人にきちんと見せ場があり、どういう性格なのか、どういう過去があるのかが
きちんと描かれている。これは、現代のリアルなポリゴンなどなくても、ドット絵だけでこれだけのものが
表現できる、ということを示している。
また、戦闘はFF4から続くアクティブバトルだが、キャラごとに固有の必殺技があり、テンポも良く、
とても楽しいものになっている。
どのキャラでも魔法を覚えられる魔石システムは確かに個性がないが、逆に言えば、
どのキャラをどのように育てるかはプレイヤーの自由であり、育成の楽しさに繋がっていると言えるだろう。

当然、このゲームにも駄目な部分はある。
例えば、チョコボの操作は3D視点になったために操作はしにくいし、シャドウを助けるイベントは
わかりにくく、助けられなかったユーザーは多いだろう。召喚獣も、4や5に比べて影が薄く、あまり戦闘で
役立たないものも多い。クリスタルがなくなったのも、このFF6からである。
しかし、それらを含めても、魅せるストーリー、多彩なキャラクター、楽しい戦闘と育成要素などは、
FFシリーズの集大成であり、最も完成度が高いと言っていいだろう。
現在のFFは上記の全ての要素がスケールダウンし、ムービーを見るための糞ゲーと化しているが、
かつてこれだけ面白いRPGがあった、という揺るがない事実は永遠に語り継がれていくことだろう。