くさまです。


移動中に、石原知事が3月を目途に新党を結成するという記事を読んでいます。


大阪では維新の会が国政を狙い、みんなの党が連携を模索しています。


別に聞かれてもいませんが


くさまはこういった「新党」ブームに大きなアレルギーを持っています。


実は一番といっていいほど苦手です。


僕が政治家を志した大きなきっかけにもなっています。


都筑のくまのルーキー日記


僕が小学校4年生のとき(1993年)に細川内閣が発足しました。


あの時つくられた日本新党の理念は


既成の政治・政党を打破して日本に新しい政治体制を作り上げる


というものだったと思います。


当時、「新党ブーム」となり、自民党も分裂し


日本新党以外にも多くの政党ができました。


新党さきがけ・新生党・自由党・新党みらいなどがそうです。


それらのほとんが1,2年の短命に終わり、新進党に合併したと思ったら


新党友愛・フロムファイブ・国民の声・太陽党・・またすぐに分裂し


それらの経緯を経て、1998年に民主党が結党されました。


少なくとも僕が小学高学年~中学にいっていた5年間は、


自民党と共産党以外は、少数政党の合併・分裂が続いていたわけです。


確かに細川内閣の発足には、


全く何もわからなかった小学生の僕でさえも


何か変わるのではないかという期待感に胸がおどった記憶があります。


細川さんとかの替え歌とかもつくった記憶があります。


ただ、裏切られた記憶のほうがとっても鮮明に覚えていて


ちょうど、小学校6年生の時に「三権分立」を学び


国会が立法府だと知り


皆さんの生活のため」と選挙カーいつも言っている国会議員は


さぞや立法を多くしているんだなと調べてみたら


ほとんど議員立法がありませんでした。


小学生ながら、政治家って何なんだと思いました。


ここがまさに僕の最初の原点でした。


新党ブームは


国民不在で議員の独りよがりの気が子どもの時からしていました。



そしてそれからの20年間、


いつの間にか分裂した元の自民党に戻ったり


知らぬ顔でプロフィールを消して他の党で選挙に出たり


新党の記憶を自分のなかで消し去っている政治家を多く見るにあたり



また、何より自分が議員になってみて


大阪維新の会に自分の持論をまげても協力している元市長をみたり


いわゆる「新党」で当選したけど、


その党は絶対に次までもたないと確信して活動している議員をみたり


自分の意見が通らないから、その時の流れでやってしまおうとする議員をみたり


性格の好き嫌いで政党を動く議員をみたりするにあたり


新党を結成する人がいくら立派でも


国民の生活を考えての政治家の新党参加行為は


ほとんど無いと、今は確信しています。


政治家も人。


自分を守りたい弱き心は人として仕方がないとも思います。


ただ、


僕はそういったブームに乗る政治家が一番嫌いです


思想的には相いれませんが


息詰まっても信念を曲げず頑固に活動を続ける旧社会党や共産党のほうが


とても共感を持てます。



先人の多くの犠牲で、


やっとの思いで獲得できた議会制民主主義を腐らせるのは


制度ではなく政治家そのものです。


だからこそ僕は、


先輩が何人いようとも、

自分の一意見を通すことがとっても難しくても


まだまだ体質的には古くても


自民党の中で、地道に、信念を持って、恐れずに、


まったんからドンドン活動していきたいんです。


自分の中で「政治を変える」ということは


自民党をいかに変えられるかだと思っています。


そして、最も古いといわれていた地方の自民党


特に横浜の自民党を政策立案型の地方政党にもっと変えていけば


新党が集合離散している間に、政治は地道に必ず変わると思います。


また、地道に世界の平和と民主主義を守っていきたいと思います。


ということで、聞いてないと思いますが


くさまは新党ブームには乗りません。