大正13年9月22日 | 胡桃澤盛のブログ

胡桃澤盛のブログ

戦間期の農村に生きた一青年の日記。長野県下伊那郡河野村。大正デモクラシーの時代、左傾青年運動にも心を寄せていた胡桃澤盛(くるみざわ もり)は、やがて村長となって戦時下の国策を遂行する。その日記には、近代日本の精神史が刻み込まれていると言えよう。

九月二十二日(月曜) 晴

繭掻きをした。面白くない。

昼休みに『放浪』という本を見た。□□と云う人の作で、余り大した物では無いが面白いと思った。