この週末は、ばあばのお供で早朝に高速道路をひた走り、福島市の花見山に行ってきました。

 

>>花見山情報(開花情報・交通規制・駐車場・Map・シャトルバス情報など

>>花見山公式HP

>>注意事項他

 

というわけで、折角ですので福島県が全国に誇る「お花見のメッカ」、花見山地区についてご紹介

しちゃいます。なおもし「いいなあ、行ってみようかなあ」なんて思われた方。

特に桜のシーズンは「桃源郷」と言われるように、一見の価値あり!ですよ。

是非トライしてみて下さいね(お花の開花情報は、上記のリンク先でご確認ください)。

 

ちなみに訪れた2017年4月16日(日)は、快晴&地域全体が満開最高潮と、最高のお花見日和と

なりました。

 

(以後、写真がてんこ盛りですので、心してお進み下さい。)

 

 

さあ、やって来たのは福島市の渡利(わたり)地区。

この愛すべき鄙の風景には、そこかしこに美しい花木が点在しております。

 

というのも元々この地域は養蚕が盛んだったのですが、時代の変化を経て次々と花卉園芸農家

へと転身して行ったために、長い年月を経た今では、集落のどこを見ても美しい花木を楽しむ事が

出来るという素晴らしい環境になったのでした。

 

 

おかげで、本当~にどこを見ても、見渡す限りの花、花、花。

赤い木瓜(ぼけ)がとってもきれい。

 

菜の花と桃の花のコントラストが愛らしい。奥に見える雪山は栗子山。

右手のテレビ電波塔(FTV)の後ろにあるのが信夫山。

 

なお春に「桜が美しい名所」はそれこそたくさんありますが、花見山地区の特色と言えばやはり、桜と

同時に多種多様の花木が花をつけるので、赤・黄色・紫・ピンク・白・緑と、それはそれは鮮やかな

風景を楽しむ事が出来るという一言につきます。

ハクモクレン、花桃、桜、雪柳、レンギョウ、木瓜に菜の花が百花繚乱。

 

 

何だか見ているだけでウキウキしちゃいます。春だー!!っと大声で叫びたい気分(笑)。

 

そしてこんな素敵小道を、お花を堪能しながらてくてく歩いて行くと、やがて「花見山公園(という

名の山)」が見えてきます。

 

山がとってもカラフルだ!ちなみにこの山、実は個人宅の「庭」なのです(笑)

 

なおここですぐ花見山公園敷地に入らず、そのまま心臓破りのきつい坂道をどんどん登って行くと

 

ばばーん。

手前にお花が咲きほこる花見山、その奥に福島市のシンボルたる吾妻小富士(あづまこふじ)と

吾妻連峰を一緒に楽しむ事が出来ます。う、美しい・・・。

 

ちなみにこの吾妻小富士。

中央右手の斜面の雪が解けてくると「雪ウサギ」が姿を現し、それが種まきの合図とされてきました。

なお今年は雪解けがちょっと遅く、まだうさぎっぽくありません(何かネコっぽい?:笑)。

 

という事で、花見山公園の外観を楽しんだ後は、いよいよ公園敷地(という名のA様宅のお庭)に

入って行きます。

 

この美しくお手入れされたお庭から、どんどんと山の頂上を目指して登って行きます。

 

すると

 

こんな感じで・・・

 

次々と現れる美しい花々を間近に見ながら、散策する事が出来ます。

ちなみに木瓜。今はピンクや白やまだらや斑や八重など色~んな種類があるけれど、三毛田は

シンプルな赤が一番可愛いと思うのです。

・・・そういや亡き父も赤い木瓜が好きだったわ・・・(似た者親子?笑)。

 

 

ところで花見山地区の花木は販売用の商品なので、普通に山に自由に生えている「木」とは違い

わざと頂芽を切って則枝・ひこばえをたくさん出したり、一枝に山盛りの花芽をつけさせたり

しています。また収穫作業がしやすいようにか、樹高を抑えて樹形を小ぶりに整えたりして

いるので、自然の姿とは違うけれどそれもまた一味変わった独特な美しさがあります。

 

そんなこんなを味わいながら更に高度を上げていくと、まあお茶目。

畑の持ち主さんが、丁度花見山から見える開いている土地に、菜の花でハートを描いてくれたん

ですって。サービス精神が旺盛ですね(笑)。

 

そして頂上近くまで登ってくると・・・

 

渡利地区のみならず、福島市街地や県境の方までしっかりと見ることが出来ます。

それにしても、地面のカラフルな事よ・・・。

(黄色いのはレンギョウや菜の花、赤いのは木瓜、ピンクは花桃)

 

また、こんな桜のトンネルもあったりします。

 

なお一般に「桜並木」と言うと、通常ソメイヨシノがだーっと植わっているものですが

花見山は一味違います。

 

販売用なので(しつこい:笑)、各種桜を取り揃えております。

 

うーん、桜だけで一体何種類植わっているのだろうか・・・。

今度行った時に、しっかり数えてみようかな。

 

 

とそんなわけで、花見山公園内は一番頂上まで歩くコースで一周60分、あとは45分コースと

30分コースが整備されているので、ご都合に合わせて散策頂けるようになっています。

でも一押しはやっぱり60分コース。是非山頂で吾妻小富士と美しい風景を眺めながら、

東屋でゆったりお弁当を食べたりおしゃべりしたりして、心に栄養を補給してほしいと思います。

 

 

なお今回は、シャトルバス発着所横にある本部前で、来場者に一人一束、花木のプレゼント

サービスを行っておりました。お花の種類は日替わりで、椿、花桃、各種桜などなど。

 

いやん、太っ腹!

最高潮の時は一日に何千人と観光客がやって来るのに、一人一枝だなんて凄すぎる・・・!!

 

そんなわけで、三毛田とばあばで2枝を頂戴して来ました。

素敵なお花をこれだけ堪能した挙句、お家の中でも花見が出来るなんて、最高ですね。

 

 

さあ、いかがでしたでしょうか、花見山。

今年の桜、ピークは過ぎたようですが、まだまだ色んなお花が咲き誇っています。

また三毛田の写真では素晴らしさが全然伝わりません。

よろしければ是非、お出かけの上ご自分の目で確かめてみて下さいませ~。

 

新幹線・東北本線でおいでの方には、福島駅からシャトルバスが出ております。

(注:運行期間など必ず事前にHPでチェックしてくださいね!)

 

お車でお越しの方には臨時駐車場が用意されており、そこからシャトルバスが出ております。

(いずれも日記上部のリンクから、HPをチェックチェック!)

 

なお三毛田はいつも阿武隈川沿いの親水公園に車を置いて、始発7:00のシャトルバスを利用

しています。桜の時期は特に、時間が経つほどに観光客が増えてきて出遅れると大変な事に

なるので、早朝が狙い目です・・・。