はじめまして、台湾出身のくるみと申します。
来日4年目、2021年でもうすぐ5年目になります!
よく日本人の友達に中国語の質問されるので、
なんとなくブログを始めたいという気持ちになりました(笑)。
台湾華語は、日本ではその教材も限られていて、独学するにはハードルが高いので、
少しでも台湾華語や台湾に関心を持っている人の役に立てれば嬉しいです。
日常で使えそうなものを中心に、言葉やフレーズを紹介していきたいと思います!
まず、台湾華語ってなんだろう?
説明すると、台湾(中華民国)で使う公用語のことを指しています。
台湾では様々な民族が暮らす島国ですが、中でも一番多くの人が使う方言、台湾語があります。
台湾華語と台湾語を一緒だと考えやすいかもしれないが、全然違うものなんです。
台湾華語=公用語 台湾語=方言 と覚えるとオーケー!
中国で使う中国語とほぼ通じ会えるけど、使う言葉や、喋る時の癖もかなり違います。
その原因として、台湾の歴史と深く関わっているので、
これらについて、今後紹介します。
中国で使う「簡体字」と違って、台湾では「繁体字」を使って文章を書きます。(ちなみに香港も繁体字です)
その名の通り、簡体字は書き順が少なく、書く時は楽です。
繁体字は書き順が相対的に多い(日本で使う漢字より複雑な場合も......!)
日本語も中国語も漢字を使用しているんだけど、形が違うことがかなり多い。
どれくらい違うかというと......
例えば、日本の漢字で「医学(いがく)」と、形は簡体字と全く同じだが...
繁体字は「醫學(ㄧ ㄒㄩㄝˊ)」になります。
うわぁ....めんどくさい...と思うかもしれないが、こういう字を普通に書いています(笑)
ちなみに、日本の方に「醫」という漢字を見せると、醬油の「醬」に見えると言われました( ´∀` )
全然そう思ったことがなかったので、かなり衝撃的でした。
(昔は「聲の形」が「蟹の形」と読んでしまうというニュースのことを思い出します。)
じゃ、なぜ繁体字を学ぶメリットってないじゃん!と思うかもしれない。
でも、形が日本で使う漢字に近いものが、実は多いんです!
例えば、「楽園」は繁体字で書くと「樂園(ㄌㄜˋㄩㄢˊ)」、
簡体字だと、「乐园」になります。
確かに、簡体字は書き順が少ないが、形が省略することで原型が分かりにくい。
日本語の漢字は省略もの、形を保っているもの、独自に変化したものが織り交ざっているからこそ、
繁体字も簡体字も難しいと感じたところはあると思います。
でも、形が保たれている繁体字は、形が似ているので、覚えやすいかもしれません。
そして、書いてみてかっこいい、楽しい!繁体字の独特の美しさを体験できます。
昔ながらの文字が使えるようになりたいと思う方にぴったり!!
今でも、中国ではわざわざ繁体字を学び、歴史の文献を読もうとする人もいて、
書道を学ぶ人が、綺麗な繁体字を書けるように、練習を重ねてたりすることもあります!
それと、台湾華語で使う発音記号も台湾でしか使わない「注音符號(ㄓㄨˋㄧㄣ ㄈㄨˊ ㄏㄠˋ)」です。ボポモフォとも呼ぶ。
台湾も香港も同じ繁体字を使いますが、香港は中国と同じようにピンインを使います。
注音符號は本当に台湾人しか読めないらしいです
しかもいくつかとても日本語のひらがな、カタカナに見える記号もあって、初心者はその見た目で、発音を間違えたりすることもある。
例えば、「せ」と「ㄝ」、「ヌ」と「ㄡ」、「く」と「ㄑ」、「ム」と「ㄙ」、「せ」と「ㄝ」、「へ」と「ㄟ」......とか(前が仮名で、後ろが注音符號)
もうほぼ一緒に見えるけど、発音が違う!!
注音符號は、個人的に韓国のハングル文字とすこし似ていて、組み合わせて発音する点では一緒!
でも注音符號は発音の変化とかはない。単に音を記しているだけなので、覚えたらそのまま発音したら大丈夫!
今回はざっくりと台湾華語について紹介してみました。
また、面白い内容を思いついたら、続きに更新しますので、よろしくお願いいたします。