久留米三井薬剤師会のブログ

一般社団法人・久留米三井(みい)薬剤師会の会員活動を報告するブログです。
公式ホームページはコチラです。
→ http://www.kmpa.or.jp/


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平成29年9月8日(金) に第10回 久留米三井薬剤師会主催 Develop Seminar が、

ホテルマリターレ創世にて開催されました。

 

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今回のナビゲーター、久留米三井薬剤師会の常務理事 杉岡 勇樹 先生の紹介により、

聖マリア病院臨床・教育・研究本部長 靍 知光 先生から、

『 小児急性胃腸炎ガイドライン 2017 の上手な利用法 ― 特に経口補水療法と薬物療法を中心に ― 』

についてご講演いただきました。

 

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靏先生は、小児急性胃腸炎診療ガイドラインの作成委員を務められ、経口補水液「OS-1」の開発にも関わっていらっしゃいます。

 

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今回の講演は主に「ウイルス性胃腸炎」の対応についてのお話でした。

O-157等の細菌性にはまた別にガイドラインが存在しています。

 

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経口補水療法(ORT)は、一般診療で最も遭遇し、患児数も多い軽~中度のウイルス性胃腸炎に対応しています。

 

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急性胃腸炎で一番重要なのは「脱水」の治療と予防です。


危険信号の兆候をなるべく早く察知し、下痢や嘔吐により喪失し、不足している水分と電解質を補充する「補水相」と、下痢や嘔吐の持続により喪失していく水分と電解質を補充する「維持相」の2相により、脱水を予防もしくは補正することで重症化を防ぎ、治療する目的があります。

 

経口補水療法は、具体的には、はじめの4時間以内に、少しずつ経口補水液を与えることからはじまります。

この時、一気に与えると逆に嘔吐する可能性が高いため、特に乳幼児などにはスプーン一杯ずつからはじめることが重要です。

はじめは受け付けずに嘔吐するかもしれませんが、根気よく続けることで効果が出てくるため、看病する保護者等にその旨を指導する必要があります。

 

これからの時期に流行がおこりやすいノロウイルスはとにかく排出することが重要であるため、下痢は止めずに、できるだけOS-1等で補水するとよいとのことです。

特に止瀉薬は乳児でイレウスの発症が報告されているため、6か月未満は禁忌、2歳未満は原則禁忌となっており、使用しないことが強く推奨されています。

 

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現在、特別用途食品の経口補水液の表示が許され、病者用として市販されているのは「OS-1」「アクアライトORS」の2点です。処方用として「ソリタT配合顆粒」もあります。

OS-1にはゼリータイプもありますが、リキッドタイプよりも胃から腸に届くまでに時間がかかるという注意点があります。いずれも少量ずつ摂取する必要があります。

 

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経口補水液は、急性胃腸炎にはもちろん、これからの季節はインフルエンザ等で食欲が落ちた時、その他脱水がまだでも嘔吐・下痢がはじまったら速やかに摂取を開始してよいとのことでした。

摂取目安は5歳以下であれば280ml程度から、体格が成人と同等であれば喉がかわいていれば飲用してよいとのことです。

 

また、経口補水液を受け付けず、まだ脱水が始まっていない患児にはリンゴジュース等で対応してもよいが、脱水がはじまり、それでも受け付けない場合は重症化を避けるため輸液を視野に入れるそうです。

 

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点滴輸液のお話もしていただきました。

生理食塩水は急性期のみで、低Na血症のリスクを減らすため子どもにも大人用の等張電解輸液を使ってもよいとのこと、また今後ガイドラインが必要とのことでした。

 

 

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最後に、危険なのは「今までこれでやってきたから大丈夫」というフレーズであり、必要な時は常に変わらなければならないとのお言葉をいただきました。

最近では見る機会の増えた経口補水療法も、20年かけてようやく普及したところだそうです。

 

日ごろの業務も「いつも通り」ですませず、患者さんに常に最良のお伝えができるように研鑽をつまねばならないと、改めて感じました。

 

講演全体を通し、軽妙な語り口で非常に楽しく学ばせていただくことができました。

 

今回の講演で紹介された内容を全て記載することはできませんでしたが、わかりやすく、詳しい内容がセミナー当日配布されたガイドライン冊子に記載されています。

医療従事者であれば、(株)大塚製薬工場様よりお取り寄せが可能ですので、こちらも是非、一度目を通されることをおすすめします。

 

また、久留米三井薬剤師会HPのCOM Summaryコーナー内にも、今回学ばせていただいた概要を抜粋・記載してありますので、よろしければご覧になってみてください。↓


http://www.kmpa.or.jp/com/outo-a-5.html

 

 

生涯学習委員、広報委員 水久保愛

 

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平成29年6月29日(木) に第9回 久留米三井薬剤師会主催 develop seminar が、開催されました。

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今回のナビゲーターは
久留米三井薬剤師会の常務理事「園田茂先生」
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講師の先生は
名古屋大学 准教授 安田宣成先生です。
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今回は新しい国民病と言われている
慢性腎臓病(CKD)について詳しくご講演いただきました。

現在、日本の透析の患者さんは約33万人。
透析に至ると、著しく生活に規制がかかり
非常に辛い上に、国家の財政としても医療費が莫大にかかってしまいます。

透析に至らないように腎臓を守って行くのが
治療の最善の課題です。

透析に至る理由として、腎由来の患者さんは実は50%で
糖尿病や高血圧など生活習慣病から透析に至ってしまうのが実は半分以上を占めるのです。

我々薬剤師も患者さんが透析にならないよう
なんとかして食い止めて行くのが必須課題と言えるでしょう。

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↑この表を見るとよくわかりますが
アルブミンの量はとても重要です。
患者さんが、どのステージにいるのか
この表で確認することで
薬の投与設計も変わってきます。

腎機能がどの程度なのか把握するには…
※eGFR →指標としては有用ですが、体型によっての考慮が必要となります。
※シスタチンc →クレアチニンのような誤差は出ないが、検査費用も高く3ヶ月に1度程度しかできない

まだシスタチンの検査値を示してくれる病院は少ない印象なので
個人的にはeGFR を参考にし、しっかりと自分の眼で患者さんの体型に注目して、筋肉質なのかどうかを確認すべきかと思います。

この後は
急性腎障害(AKI)を起こす薬物についても解説がありました。
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NSAIDS…
痛みが取れるからといって
漠然と投与がされている例を見かけますが
これはいけません

ここは薬剤師の力で、NSAIDSに頼らない疼痛管理が求められます。

添付文書を読み解く力を身につけて
この薬は腎排泄なのか、肝代謝なのか見極める力をこれからはしっかりと身につけていくべきでしょう。

この知識は、薬剤師の専門中の専門分野だと思います。
薬物動態学、大事ですね。

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薬薬連携として、お薬手帳の表紙に腎機能が一目でわかるような工夫も必要でしょうし
薬棚に「CKD注意!」なども良いかと思います。

薬を出すまでの注意
そして
薬を出した後にも慎重な観察と再評価が重要です。

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講演の最後にも、内容の濃い質問が続きました。
短い時間で非常に濃く、且つ、満遍なくCKDの解説が散りばめられ
参加して良かったな〜と感じるseminarでした。

このように
久留米三井薬剤師会主催のdevelop seminarでは
明日にでもすぐに保険薬局で役に立つ内容を
これからも企画していきたいと考えています

今後も皆様のご参加をお待ちしています



広報&生涯学習委員    今村葉子



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🔷平成29年6月16日(金)
🏢ホテルマリターレ創世にて
✨第153回福岡県筑後地区薬剤師研修会が開かれました。

薬局だけでなく、病院で働く薬剤師の方も多く参加されていました。

話題提供で、
⭐️久留米三井薬剤師会 常務理事の
🌟今村葉子先生🌟がご講演されました。

「薬剤師のパワー集結で成功した『お薬健康フェアinくるめ・2017』」と題して
😊地域の方に薬剤師を身近に感じてもらい
☺️健康維持に貢献できる
薬剤師会主催のイベントについてご紹介されました。



このイベントを行う経緯には、様々な苦労と思いがありました💓

💡1回目💡2015年2月15日
「筑後地区糖尿病および合併症の為の講演会」のイベント「こども薬局」ニコニコ

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こども達に体験してもらい星薬剤師星という仕事に興味を持ってもらいたい❗️との思いで行いました。

💡2回目💡2015年11月8日
「健康くるめ21フェスタ」のイベント「こども薬局in久留米」ウインク
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詳しくは本ブログの過去分に掲載されています💫

ここで❗️他のイベントの一部という形ではなく、様々な制約を超えて久留米三井薬剤師会が主催となり本当にやりたい事を為すために、3回目のイベントを開催しました☀️

💡3回目💡2017年3月19日
久留米三井薬剤師会主催のイベント
「おくすり健康フェアinくるめ2017」爆笑
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詳しくは久留米三井薬剤師会のホームページに掲載されています💫

久留米市と久留米市教育委員会の後援をいただき、広報くるめと公立小学校にパンフレットを配布、ホームページや薬局での呼びかけをした結果、、、
以下のブースを設けて、なんと❗️❗️
276名の来場者がありました❗️爆笑爆笑
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関心の高かった「こども薬局」では
全員が白衣を着て、
低学年は薬剤師を体験して楽しんでもらい✨
高学年は調剤だけでなく、服薬支援も体験してもらいました🌟
いずれもアレルギーチェックは大切な業務として伝わったと思います😊

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アンケート結果から
地域の方々の「健康」への意識の高さ☀️
薬剤師の職能を身近に感じていただく事ができた❗️と思います🌟

キラキラ輝くこども達の顔を見るためにも、
地域に根ざした活動である、
「健康フェア」を今後も継続していこうと思いますおねがい

われわれ薬剤師は薬局を越えて能動的に活動していく必要があると強く感じます💫

患者さんだけでなく、地域に目を向けた、予防や健康維持に貢献していきたいと思います🌟

ぜひ病院で働く薬剤師の方も一緒に行動を起こしてみませんか⁉️
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今村先生、わかりやすい説明ありがとうございました爆笑
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written by Sugi-OK☆


追記  ( by今村)
杉岡常務の原稿に追記させていただきます。
本来ならば、お話の最後に
「病院薬剤師の皆様ともいつの日か共に、このようなイベントを共同で企画できればと願っています。久留米の街全体で☆薬剤師☆の職能をアピールし、地域住民の皆さんと薬剤師が笑顔で交流できる⭐︎そんなイベントを願っているということを皆様にお伝えして今日のお話を締めさせて頂きます」
と話すつもりでしたが、時間も迫っていたので割愛しました
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