一日一品江戸料理―275「長芋おでん」(『日々徳用倹約料理角力取組』より)
江戸の節約おかず番付『日々徳用倹約料理角力取組(ひびとくようけんやくりょうりすもうとりくみ)』
精進方・秋の段にランクインしている「長芋おでん」です。
現在では、おでん種に長芋を使うことはあまりなく、じゃがいもに取って代わられた
感がありますが、生でも食べられる長芋は、シャキシャキ感を残して煮た方が
おいしいように思います。
「長芋おでん」
■材料
・長芋…100g
・出汁…2カップ(400ml)
・塩…小さじ1/3
・みりん…大さじ1
・醤油…大さじ1
・薬味(七味唐辛子、粉山椒、練り辛子など)
■作り方
1)長芋の皮はスプーンでこそげ落とす。
2)鍋に出汁を沸かし、塩、みりん、醤油を入れて一煮立ちさせ、1を入れて
お好みの固さになるまで煮る。器に取り、薬味を添える。