ロードスターに続いてGR86にもIRPシフターを装着します。

今週のFSWイベントでお披露目だ!

 

このキューブ型のリンケージ取り付け部。シフトレバーとミッションリンケージを繋ぐ部分です。

ZN6用を流用する場合は削る必要があったみたいだがGR86/BRZ用はちゃんとそのサイズになってます。

ワッシャは最後にスナップリング装着する前に挿入するので無くさない様に。

 

まずは装着前にゴムブーツ取り付け。ブーツとユニットのボルト穴数が明らか違うので仕様変更されたようだ。

 

やはり2か所でブーツの固定は外れるんだろうな。

 

付属のボタンキャップボルトは首下10ミリ。付属のナイロンナットのナイロン部分がしっかりロックするところまで締めこむとブーツのゴムが潰れてしまう。首下15ミリのボルトに替えた方が適度のテンションで締め付けできます。ナイロンナットも含めて付属を使わずにホームセンターで買ってきました。

 

シフターのベースをボディに取り付けする際に使用するナイロンワッシャ、右が付属品のM8サイズ。

しかしベースは10ミリの長穴ってのが気に入らない。バイク用品店でツバ付きワッシャM8用とナイロンワッシャM10を別途用意した。バカ穴にボルトとナイロンワッシャで固定する・・・どう考えてもズレる気がして嫌なんだが。

 

まずは底から作業しておこう。

フロントパイプは後々考えて最初に外しておいた方が良い。

横着してフランジだけ外しておいたが・・・結局外したのよね。

 

シフトレバーとリンケージを切り離し。

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スナップリングはストックしておいた方が良いね。

装着するときは良いけど外すときに変形させたりプライヤーが外れて行方不明なったり。

次にシフト周りとセンターコンソールから外していきます。

エアコン操作ボタン下、シフトレバー前の小さなパネルから順に外していきましょう。

 

センターコンソールのサイド、後席シート足元から横方向にM6ボルトが左右で2か所。

ビスが4+2か所(6本だが形状が異なる2種類のため)、あとは基本クリップで差し込みなってます。

ちなみにシフトノブ外したら見えるレバーのスナップリングは外したらダメよ。

バネが飛び出して室内にグリスが飛び散ります(経験談)

 

また底に戻りまして。

ミッションマウント外しておきます。

 

コレを外したいの。ハンガーのピンというのかな。

フロアトンネルとの隙間で外せそうで外れない。

で、少しずつミッションとプロペラシャフトを降ろしていくと。

 

摘出できます(左上)

これらがシフターシステムに変わる訳だ。

ブーツをセットしたシフターASSYに頑張って純正ブーツを履かせてみたけど・・・

これも指が疲れたな・・・純正よりボリュームあるし四角形だから兎に角挿入に手こずった。

頑張りすぎたらブーツが裂けるしね。

 

リンケージにグリス塗って装着。割とタイトなのとカラーのバリが引っかかって最初は入りにくい。

最初にM10ボルト挿入して慣らしておくと良いね。

ブーツはこの時点で付いてるが・・・このあと被せる作業が大変すぎて諦めた!

二度と外さないなら頑張るのもアリだが、クラッチ交換などで都度外す部分だから手間取るのは御免だ。

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なのでカットした。

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これでも十分防塵効果は少しあるだろう。定期的に外してグリスアップするにも作業性が良い。

なによりインシュロックをカットするだけで外せる整備性は幸せだよ。

再び室内へ。左右方向のガイドはロードスターと同じ。

スクリューが当たる所まで締めこんで1/3緩めてロック。

 

ベースの位置は何度かやり直したが・・・長穴のセンターがベストだと判断した。

底から見たときにフロアに対して前傾後傾なくセンターとなるようにしたら長穴の真ん中だったのです。

撮影しわすれたけどベースには防振ゴムが付いてますがコレはズレるのが嫌なので薄い両面テープで軽く固定しておいた。

 

さぁ内装を組み立てていこう。まずはシフト横にあるニーパット部のパネル。

左右を結合する部分がユニットに干渉しますのでカット。

ネジ穴部は残しておくと純正復旧の時に助かりますよ。

 

上手くかわしましたね。とりあえずカットした割にはジャストサイズだった。

 

続いてセンターコンソールも一部干渉するので。

だいたいこの辺りだから最小限で斜線部分をカット。

 

こんな感じに削りました。

 

コレも結果的に最良のカットでした。

バッチリ過ぎて気分上々♪

 

ブーツ穴は拡大、カットせずともそのままでシフターの頭が入ります。

レバーとVSCスイッチの間あたりにシフターのユニットがいるので、ブーツ枠パネルを装着するときに少し当たるのだが(カットしたことで2か所ネジ穴を失った故、高さを維持できないのも原因かな)その為に削るよりはコンソールを少し持ち上げパネルを装着してみると意外と不自然な感じにはならなかった。

 

ってな感じ無事完了。

リバース機構はなるほど良くできてるけど、横握りで押しながら左手で1速より外へ奥に入れる作業は右利きの僕には微妙にやりにくい。レフティさんなら容易だろうけどね。

操作感としては予想通り3-4速のアップ&ダウン操作が気持ちよいのだがセンターへの戻りに対するリターン機構が少し弱いかな。特に5速から4速に落とす作業で2速か?と思わせる不安な感じがあったのでコレはIRPに確認してみよう。ユニットの調整で可能ならもう少し戻りを強くしたいな。

 

とはいえやはりこの節度感は期待通りで堪らなく良いぜ!

短いとはいえリンケージ経由でシフト操作をするGR86は純正シフトだと少し曖昧なフィーリングあるのだけどコイツは直挿し?と思うほどフィーリングにダイレクト感がある。シンクロが止まってギアに入ってく感覚が分かる~みたいな。

そういえばメンバーやデフを強化マウントに交換するとエンジンブレーキで不快な共振音が出てたのだけど偶然の産物で消えたな。純正シフトシステムだとリンケージのほか不随するシステム全体が強化マウントと相性が良くなかったのかもね。

まぁとはいえマスダンパー機構のないシフターなので多少のメカノイズや共振は許容しないといけないけどね。

 

兎にも角にもFSW 86BRZスタイル には間に合いました。

今週末皆様のご来場をお待ちしてますよ。