NCロードスター、お客様のリクエストでクーリング対策します。まずはJOYFASTさんの電動ファンキットで。このキットの存在と内容によって電動ファンは回転数制御されてるのを知りました(笑)つまり常にファン全開で回ってくれてなかった訳だ。イマドキは当たり前?

作業内容は定番だろうから割愛。

ちょっと何様?なこと書きますが。

シンプルだけどアナログ回路開発って意外と手間喰うから面倒なのよね。だからこそこのキットを開発された事自体が評価に値すると思います。

って事でデモカーにも装着しないとね。

 

室内への引き込みは一旦穴より下にハーネスを回して上げてから穴に通すと雨漏り防止になります。これハーネスワークの常套手段なので覚えておくと良いですよ。

とりあえずコレで経過観察するか、、のつもりだったがファンが回ったところでエアの抜け道なければ熱気は溜まるし、本当コレだけでお客様の望む熱害対策になるのか?と自問自答すると…おのずと定番移設作業もやっておくべしだな!となりまして。

まぁやった事無かったんだけどね。

何となく移設する事でエア導風路を稼ぐのが効果的って事だけは知ってるから。

 

歴代のNCデモカー全車そこまでやって無かったけどそれなりに走ってたしなぁ。。オイルクーラーと水回りのローテンプサーモだけはマストで付けてたけどね。それが良かったのかな。。

 

とりあえず該当するものは外す!

とりあえずウォッシャは外して後で考えるとする。とにかくラジエターリザーブタンクから。何せコレをウォッシャタンクスペースに移設してラジエター電動ファン後方のスペースを確保する事が目的の作業だから。

仮置きしても何となくそれなりに纏まりそうだね。サーキット系NCでよく見る光景だ。

 

タンク下のホースは一旦抜いてクーラントが溢れ無いように、、とバタバタするの嫌だからタンク内の水は一旦抜き取りなるべくホースがストレスのない角度で再接続。

タンク上のホースは長い方をカットして、その余りを足らない方に。配置は逆の方がスッキリするが念のため元位置で復旧させる。不良在庫のエアホース用中継ジョイントが役に立ちました。昔買って使わなかった部材も…いつかはこうして日の目を見るタイミングが来るんだよね。コレがあるから捨てられない、だから工場は片付かない(笑)

 

定番のタンク取付穴を結ぶステー。

この幅のアルミ板を定尺で買ってストックしてます。何かと使えるのよね。ステーは勿論、プレス作業の打痕防止とかにも。

 

一手間かけて角は3Rくらいに慣らしておいた。切りっぱなしより質感出るから。

中央の穴で車輌と固定するから…ココはスチール製の厚めでL型の強固なステーを用いた。

 

で、バッテリーを元位置に戻してクーラント入れるかぁと…何と!配管が邪魔して搭載できなくないけど無理な応力かかりそう!なので軽量化兼ねてB19Lバッテリーに換装しておく。隙間は運転席寄せ?助手席寄せ?

とりあえずマイナスケーブルの座りを考慮して助手席寄りとした。縦置きとするのも定番みたいだけど…横置きの方がファン直後の空間は確保できるからコレでも良いんじゃ無いか?あとパワステタンクとの間だけ導風路作っても間も無くエンジンに当たるし…それならバッテリーを助手席寄りにしてエキマニまでの通路を確保した方が後方に排出しやすくなったりしないか?とか妄想してみたり。

まぁ一定の効果は得られるだろう。

 

困ったのはウォッシャタンクの移設。

助手席側バルク付近が定番だけど、水ホースとカプラーを延長する必要あり。

何よりエンジン吸気音を室内に引き込むサウンドナントカ的な装置があると付けようが無いだとか。

汎用のウォッシャタンク、通称カンガルーバックで凌ぐのもなぁ、、と色々あてがっていくと!

 

 

ブレーキマスター前のスペースにハマりました。ただタンク取付穴ステー部分は1つ曲げ、1つカットしました。コレで何とかハマりますのでクランク形状のステー作って純正タワーバーボルト穴使って固定。ただ配線の延長も少しだし配管は延長しなくてもOK!

タワーバーに添うような角度でしかマウントできないけどまぁ画像を見る限りは不自然でもないかな。

これくらいスペース確保できました。

タンクに補水してエア抜きした感じ…なかなか水温も低めで安定してるけどなぁ。

でも、ちょっと気温も下がってきてるので何にせよ効果は一定以上見込めるのだと思う。

 

何かの文献で読んだけど水温93度がターニングポイントなの?

つまりそれ以上でリタード補正が入る訳だ。

ローテンプサーモ併用なので全開循環温度は低いから何とかコレで90度手前の推移になってほしいところ。

 

とりあえず納車までの数日、暖気してから周辺を走ってみる限りはバッチリなんだけど。

あとはスポーツ走行での油温に引っ張られてどれだけ水温が踏ん張れるかだね。

これだけは実データベースで精査するしかない。

まだ残暑残るこのシーズンでのテストドライブをオーナー様にお願いしておこう!