国枝先生とのラスト・クラシックに向けて、結果が求められる自己条件への出走となったルージュナリッシュ。
前走はタイトな間隔の中、レコードを記録した強い相手に積極果敢に挑んで7着。今回は距離を1F短縮してのレースとなりました。何とか結果を残して、春の大舞台へ望みを繋げたい一戦です。





結果的にラスト1F以外は11秒台が続くタフなレースに。隊列は縦長のまま、4F目11.7秒。



とはいえ、まだ春を諦める必要はないかなと思える良い走りでしたし、次走以降も期待したいですね。
2月8日レース後コメント(3着)
●国枝栄調教師
少しファイト気味の返し馬だったので、無駄にエネルギーを消耗しないかと心配したんですけどね。ゲートの出がもうひとつだったものの、それを逆手にとって上手く競馬を組み立ててくれました。結果こそ残念でしたが、こういった競馬ができたことは先々に繋がるでしょうし、今日は一番強い競馬をしていたように思いますよ。この後は状態を見ながらにはなりますが、使えるようであれば桜花賞トライアルを目指していくつもりです。
●横山和生騎手
返し馬で少し手綱を譲ったらガッツリ噛んで頭を上げて走っていたので、注意して何とかなだめながら走らせました。待機所では落ち着いていましたけどね。ゲートに入ってから待たされてしまったのもあって出負け気味のスタートにはなってしまいましたが、前でゴチャつくよりは結果的にあの位置で良かったかなと思います。道中はインの経済コースを通らせて、ちゃんと溜めを作ることもできました。直線でも反応はしっかり。スパッとはこなかったですけど、いい脚を使ってくれました。新馬戦を勝った時にクラスが上がった方が競馬はしやすそうだなと感じたとおり、今日は中団からの競馬でレースの形が違う中でもいいレースはできたかと思います。ただ、この距離は少し忙しく感じたので、マイルくらいが今はいいと思いますよ。
国枝先生も評価してくれているようで、次走は桜花賞トライアルへ向かいたいとのこと。本線は3月15日(土)のアネモネS(中山芝1,600m)、除外となった場合は翌週3月22日(土)のGⅢフラワーカップ(中山芝1,800m)にスライド、といった感じでしょうかね。
一度放牧に出されると思うので、そこでもうひと成長して帰ってきてくれれば、十分にチャンスはあると思います。次が本当に最後のチャレンジになりますから、何とか権利を掴み取りたいですね……!
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