前走ではルメール騎手を手配しながら、ゲートで暴れて外枠発走+レース中も気の悪さを見せて7着に敗れていたレッドベルダンス。
当初は放牧予定でしたが、教え込んだことを忘れないうちに使いたいとのことで、ゲート再試験合格から1週後の今週のレースを使われました。
ここが初ダートでしたが、母系は米国血統のパワータイプ。雨で湿った馬場も合いそうですので、ここは期待していました。
時計としては大したことはない(同条件の8R/3歳上1勝Cの勝ち時計が1:45.0)ですが、この時期の2歳馬ですから1つ勝てたことが何より大きいです。
立て直してくれた手塚厩舎、調教から付きっきりだった嶋田騎手に大感謝ですね。
11月2日レース後コメント(1着)
●手塚貴久調教師
おめでとうございます。東京競馬場のモニターでの確認となりましたが、とにかく今日はゲート内で我慢してくれてスムーズにスタートを切れたのが一番。初めてのダートでしたが、キックバックに怯む様子もなく内枠でジッと我慢することができていましたし、直線で外に持ち出してからの脚力はなかなかのものでした。雨で脚抜きが良くなった馬場もプラスに働いたかもしれませんね。前走からの立て直しを図るベルダンスに付きっきりだった嶋田騎手、彼が決めてくれた勝利ということもあって嬉しさ倍増という感じです。ゲート再審査なんかもあったこの中間。練習を重ねながらでベルダンスも大変だったと思いますけど、本当に良く頑張ってくれました。この勝利で無理をする必要はなくなりましたので、まずは心身のメンテナンスに時間を使いたいと思っています。今後の予定についてはコンディションを見ながらですね。また応援よろしく願いします。
●嶋田純次騎手
おめでとうございました。実戦で乗せていただくのは初めてだったので比較はできませんが、返し馬でだいぶ気が入っていたとはいえ我慢できた方で、調教の時よりもむしろ落ち着いていたくらい。何よりゲートの中でも我慢してくれて、発馬を決めることができたのが大きかったですね。キックバックは思いのほか気にしていませんでしたし、インコースをロスなく回って手応えも良かったので、直線でうまく外に出せれば…と思っていたのですが、うまくいきました。ベルダンス自身もよく頑張ってくれたと思います。今回は芝に向かうかダートに向かうかという選択肢があった中で、ダートに替わってこうして結果が出たのは適性があったということなのでしょうし、何より能力的にこれくらいは走って当然の馬で、今日のように気分良く走れればクラスが上がっても楽しみだと思います。とはいえ、気性面の問題が解消したわけではありませんから、これから成長とともに競馬へ行っていい方に作用するようになってくれるといいですね。自厩舎の馬で勝てて嬉しいです。今日はありがとうございました。
年内はゆっくり休んで、年明けの中山辺りからのリスタートですかね。芝に行くのかダートに行くのかは不透明ですが、3月くらいまでは出来れば芝で見てみたいかなぁ。タフな中山2,000mなんかは条件的にも向くんじゃないかと思います。
ひとまずはお疲れ様でした!2歳のうちに勝ち上がれたことがとにかく大きいです。ゆっくり休んで英気を養って、また次走頑張りましょう!!
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