全国で3歳世代の不振に枕を濡らす、東サラ会員の皆さん、HP上で閲覧できる『当歳馬情報』ってご覧になっていますか?
 

 

 

 

非会員の方でも閲覧が可能なこのページは、クラブが保有する繁殖牝馬の産駒情報が掲載されています。
誕生時〜募集前までの様子が分かる、個人的には東サラで屈指の良サービスだと思っています。
 
 
で、この中で何頭か良さそうに見える馬がいるので、今回はそれをピックアップしてみようというお話です。
3月に入り、今年の募集を見据えての動きも少しずつ出てきますからね。早めの予習と洒落込みましょう。
 
 

 

 

ラストグルーヴの22
 
性別牝馬(母12歳時/8番仔)
 :レイデオロ(母父ディープインパクト)
生産:ノーザンファーム
生日:2月1日
血統:★★★★★
評価:★★★★☆

募集価格:5,000万円[12.5万円/口] ※予想

 先ずは何と言っても、東サラ屈指の良血馬であるラストグルーヴの産駒から。

祖母に日本が誇る名牝系の祖エアグルーヴ。兄弟には重賞2着馬が2頭のほか、3勝クラスを快勝しOP入り、この春の活躍が期待されるレッドモンレーヴ(ロードカナロア)がいます。

ここ3年はロードカナロアが配合されていましたが、同じキンカメ系でもダービーを勝ったレイデオロに相手が変わった点も好印象。この牝系との相性は良さそうです。

 

馬体を見ても、1歳馬とは思えない完成度です。ゆったりとした首差し、横からですが胸前もボリューム感があり、配合通りの距離適性が期待できそう。何よりもシュっとした顔がいいですね。

 

ダービー馬×エアグルーヴ牝系のロマンは無限大です。価格的にも、牝馬に生まれたことで少しお安く済みそう。東サラは母馬優先もありますしね。現時点で今年の最優先筆頭候補です。

 

 

 

レッドセシリアの22
 
性別牡馬(母12歳時/6番仔)
 :エピファネイア(母父ハーツクライ)
生産:下河辺牧場
生日:4月1日
血統:★★☆☆☆
評価:★★★☆☆

募集価格:5,000万円[万円/口] ※予想

母はクラブで募集され、阪神JFで3着するなど活躍を見せたレッドセシリア。産駒はここまで走っていませんが、1つ上の全姉ルージュリリカルに続いて2年連続エピファネイアが付けられましたね。

非常にバランスの良い馬体は魅力的で、立ち姿の安定感は素晴らしいですね。トモの容積もあり、筋肉が付いてくると一気に見栄えする馬体になりそうです。

エピ牡馬なのでお高くなりそうなことだけが懸念点ですが、下河辺牧場は今非常に勢いがありますし、出資馬でもレッドテンペストが奮闘中。要検討の1頭です。

 

 

 

③プラヤデシエルタの22
 
性別牡馬(母11歳時/4番仔)
 :キズナ(母父Orpen)
生産:坂東牧場
生日:2月21日
血統:★★★☆☆
評価:★★★☆☆

募集価格:3,600万円[9万円/口] ※予想

東サラゆかりの母で、初仔のレッドロワ(ディープインパクト)が2勝、2番仔レッドファーロ(ハーツクライ)が3勝と堅実な走りを見せています。この仔から坂東牧場(以前は社台牧場)になったのでご留意。

サンデー系のキズナが付けられた本馬は、まだ立ち姿のバランス感こそ悪いですが、手脚がスラッと長く非常にスタイルの良い馬体の持ち主。成長して胴が伸び、体に筋肉が付いてくると中々面白い形になってくれそうな1頭です。空胎明けなのも良いですね。厩舎次第では化けそうな気がします。

 

 

 

 

④レッドファンタジアの22
 
性別牡馬(母12歳時/7番仔)
 :レイデオロ(母父Unbridled's Song)
生産:ノーザンファーム
生日:4月8日
血統:★★★★☆
評価:★★★☆☆

募集価格:7,200万円[18万円/口] ※予想

レッドベルジュールレッドベルオーブ(ともにディープインパクト)と2頭の重賞馬を輩出した優秀な母親ではありますが、同時に産駒はどれも気性がやべぇでお馴染みです。ここに来て初のキンカメ系となるレイデオロが配合されましたが、これがどう出るか。

馬の形は良いですが、写真写りの関係かこの時期にしては少し細く映ります。気性が荒い子は体重も増えてこないので、それがちょっと気がかりかな。こちらも空胎明けはGood。

レイデオロ牡馬ということで間違いなくお高い点もマイナス。ただ、やはりその血は魅力的ですから、募集時までにどう成長するかを楽しみに見守りたいです。

 
 
 
⑤レッドアトゥの22
 
性別牝馬(母8歳時/2番仔)
 :ダイワメジャー(母父カジノドライヴ)
生産:社台ファーム
生日:2月9日
血統:★★☆☆☆
評価:★★☆☆☆

募集価格:2,000万円[5万円/口] ※予想

お母さんはダートで5勝を挙げる活躍を見せたクラブ出身馬。東サラとゆかりのあるフェアリーバラード牝系出身です。

父はプライベート種牡馬となったダイワメジャー。ダメジャー産駒の出資チャンスも残りわずかですから、検討はしておきたい1頭です。

この時期ですが、ダイワメジャーらしくトモはムキムキに見えます。芝・ダートの短距離〜マイルといった感じでしょうか。社台ファームも好調ですから、その面でもプラスですね(東サラ馬はダメだけど)。

 

 

 

 

 

以上、現時点で気になる東サラ1歳馬5頭をピックアップしてみました。ここに庭先、セリ馬達が入ってきます。

今年も50頭前後がラインナップされるでしょうが、3歳世代が不調の東サラですから、よく馬を見て選びたいところ。そのための一助として、当歳馬情報も上手く活用していきたいですね。