本日行われた東京大賞典(JpnⅠ)は、オルフェーヴル産駒のウシュバテソーロ(牡5)が勝利。オルフェ産駒の、しかも牡馬の活躍は嬉しいですね!
1頭でも多い後継種牡馬に恵まれるためにも、今後も牡馬産駒の活躍を大いに期待したいです
さて、ノーザンファーム組に引き続き、非ノーザン組の東サラ1歳馬2頭の近況です。
[栗]齋藤崇厩舎
母ディエンティ(母父Storm Cat)
2022.12.28 @坂東牧場
馬体重:443キロ(+16kg)
しっかりとした土台作り、正しい走行フォームを身に付けることを主眼に、周回コースにおける2400mのキャンターを継続しています。背中を巧みに使う、軽やかで、伸びやかな走りが特徴。運動神経の良さも光っていて、父ドゥラメンテの長所を、強く受け継いでいる印象を受けています。トモの張りが良く、肩や胸部の筋肉量が増してくるなど、馬体も順調に成長中。体高も、まだまだ伸びてくるはずです。ときにイタズラもしますが、人の気持ちを汲み取ってくれる、とても賢い牝馬です。
先月の更新と比べると、トモがパンプアップされて非常に目立つようになっています。まだ坂路で時計は出していませんが、順調に乗り込まれている証拠ですね。
イタズラっ子とのことですが、ここまでは気性的な課題は見せていませんから、このまま進めていって欲しいですね。
[美]大竹厩舎
母父キングカメハメハ
2022.12.28 @辻牧場(BTC)
馬体重:457キロ(∔8kg)
ハロン15~16秒の時計を出す日も設けた坂路調教、直線ウッドコースを使用したキャンターなどをおこなっています。少し硬いところもありますが、体幹の強さを活かした、力強さと伸びやかさを併せ持つ走りが特徴。常に活気に充ちていて、元気いっぱいな点も、強調材料です。気性には子供っぽいところもありますが、気の悪さはなく、人の指示をキッチリと理解できる賢い若駒。飼い葉喰い良く、幅も出てきましたが、馬体もまだまだ変わってきそうで、今後の成長が楽しみな期待馬です。
辻牧場の坂路がどういった施設なのかは分かりませんが、とはいえこの時期でハロン15秒台は立派です。体付き、顔付きもとても良くなってきました。
先月の写真と比べて、体高も伸びているのが分かります。5月の遅生まれですしまだトモ高ですので、春先にもうひと成長してきそうです。
気にしていた左前足の内傾も、今回の調教映像では気になりませんでした。改善傾向かな?
この子は2次募集で余っていたところを、キャロットCの入会チャレンジに失敗した勢いでポチりましたが、とにかくここまでの成長曲線が素晴らしいです。
これが募集時のお写真ですが、この頃はポニーと見間違えるような貧相な体付きでした(動画の動きからはセンスを感じましたが)。
しかし、あれよあれよのうちに成長して、今では同期たちと比べても見劣りしないところまで来ています。
馬体重も、募集時から既に+68kg増えており、上述したようにこれからまだまだ大きくなりそう。
初子の遅生まれとは思えない体付きになってくれそうです。
今年の出資馬の中では、ある意味で一番成長が楽しみな存在となりました。
デビューまで、しっかり注視していきたいと思います
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