間 黒助です。
『 抗がん剤は結果的に糖質制限・カロリー制限になっているだけ 』
の続きですが、
抗がん剤の効果を調べる研究では、
同じように、
抗がん剤なしでも食事量低下、体重減少したコントロール群を作って、
比較したものがありません。
つまり、
ガンのグループの一方を、
抗がん剤を与えて食事量低下、体重減少をしたグループ、
そして一方を、
抗がん剤なしで食事量低下、体重減少しているグループに分けて、
ガンに対する効果を比較して調べる研究です。
もし抗がん剤に本当にガンに対する効果があるのであれば、
抗がん剤なしで食事量低下、体重減少しているガンのグループよりも、
ガン細胞が退縮するという結果になるはずです。
しかし、
現実はこのような比較試験は行われていません。
一般の薬だときちんと薬以外の条件を同一にしたコントロール群を作って、
比較試験を行うことが義務付けられているにもかかわらずに、
抗がん剤に関しては、
このような指摘を米国医療品食品局(FDA)や日本の厚生労働省も行っていません。
これはとても不思議なことです。
人間に投与する医薬品が許可されるためのテストは3段階に分かれています。
第1段階は、
薬の安全性を確かめるための少人数でのテストです。
ここで適切な薬容量や投与法を検討します。
第2段階では、
第1段階をパスした薬をさらにテストする人数を増やして安全性、効果を検討します。
そして第3段階で待ち受けているのは、
第2段階をパスした薬とプラセボ(偽薬)の比較試験です。
この比較試験も、
『 ランダム化二重盲検』 という、
バイアスが極力少ないデザインでテストしなければなりません。
しかも最低2つ以上の比較試験が必要です。
抗がん剤はこの最終試験が免除されているのです。
新しい抗がん剤が開発されては、
たくさんの論文が出ますが、
今後はカロリー制限・糖質制限の効果以上のものを生み出しているのかを、
きちんと第3段階レベル明示しなければならなくなるでしょう。

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