間 黒助です。
『 Sugar Stacks 』 というアメリカのサイトがあります。
アメリカで普通に売られている食品に含まれる糖分をまとめたサイトです。
同様の試みをしているサイトは他にもありますが、
『 Sugar Stacks 』 の秀逸なところは、
それぞれの食品に含まれる糖分を “ 角砂糖(1個4g) ” に換算して、
角砂糖の量として糖分量を視覚化している点にあります。
『 Sugar Stacks 』 を見てもらえば分かりますが、
某メーカーのコーラ 350ml で 39g 、590ml(=20オンス)で 65g 、
1リットルでは 108g の糖分が含まれ、
それぞれ角砂糖に換算すると、
約10個、約17個、約27個となります。
『 Sugar Stacks 』 を見ると、
各商品の前に積み重ねられている角砂糖の量にビックリすると思います。
「590ml で 65g の砂糖が含まれている」
と言われてもピンときませんが、
「590ml で約17個の角砂糖が含まれている」
と言われれば、
誰でもそれが尋常ではない量だと分かるはずです。
要するに、
コーラ 590ml を一気飲みするのは、
角砂糖約17個を一気食いするのと同じです。
角砂糖約17個を一気にむさぼり食えば、
血糖が急上昇するのは当たり前ですよね。
以上はアメリカの清涼飲料水ですが、
日本の製品はどうなのだろうか。
もちろんジュース、缶コーヒーなど、
どれもかなりの量の糖分を含んでいますが、
案外盲点なのがスポーツドリンクと呼ばれている商品です。
例えば、
スポーツドリンクの代表格である某有名ドリンクには 500ml 中 33.5g 、
「スポーツ後のアミノ酸補給」
というコピーで有名な某ドリンクには 500ml 中 32.5g の糖分が含まれています。
つまり大きめの角砂糖8個分を超える量です。
糖分が少なめのスポーツドリンクにしても、
500ml 中 23g 、
つまり大きめの角砂糖6個弱です。
ちなみにこれらの糖分の少ない商品には、
人工甘味料が加えられていて甘めを調整しているようです。
実際のスポーツドリンクはそれほど甘くなく、
酸味や塩味の印象が強く感じませんか。
これはスポーツドリンクを自作してみれば分かります。
例えば、
500ml の水に 33g(角砂糖8個超)の砂糖を溶かし飲んでみて下さい。
恐らく甘ったるくて飲めた代物ではないでしょう。
しかしこの砂糖水に、
ちょっとレモンの搾り汁を加えると甘味が押さえられ飲みやすくなります。
そしてさらに少量の食塩を加えると、
それはいつも飲んでいるスポーツドリンクの味に変身します。
さらにそれを冷やせばとても飲みやすくなり、
500ml くらいなら一気に飲めるようになります。
要するに砂糖の甘さは、
少量の酸味と塩味と温度で目隠しされてしまうものなのです。
この飲料水中の角砂糖に換算する手法は、
他の食品の炭水化物の量にも使えます。
例えば、
6枚切りの食パン1枚には炭水化物 30g 、
白米飯1膳や素うどん1玉には 55g の炭水化物が含まれ、
それぞれを角砂糖(1個4g)に換算すると約8個、約14個となり、
これもかなり強烈な量です。
もちろん炭水化物には、
人間には消化できない、血糖も上昇させない食物繊維も含まれていて、
食パンでは重量の14%、
素うどんでは10%が食物繊維ですが、
これらを差し引いても、
かなりの量の糖質であることには間違いありません。
いずれにしても、
「この食品の糖質は角砂糖何個分なのか?」
という置き換えは、
視覚的に訴える力が強いので、
人に糖質制限を紹介する際には強力な説得材料になるはずです。
「今、あなたが食べている食パン1枚は角砂糖8個分(1個4g)ですよ」
と言われたら一瞬、食パンを食べる手が止まるはずです。

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