こんにちは


黒崎真音です


良い天気だー

今日は少しだけ日光浴しました

眩しいの苦手だけどたまにはいいね





それにしても..


連日、硬膜外血腫の話ですみません


ただ忘れないうちに、書いておきたくて


ということで、今日は初めてのICU(集中治療室)について




たぶん手術をする人には2通りあって


準備をしてから臨む人、そして

事故などで、いつの間にか手術が終わっている


この2つかなと思います


わたしは


もちろん後者でした


手術前、運ばれてあんまり意識ない中、それでもPCR検査が

あったのは覚えています


鼻に綿棒を突っ込むやつです


ビックリした


あとは、目を瞑っていると、看護師さんたちが「群発?」と

話しているのが聞こえる


群発頭痛というのは激しい痛みを伴って、のたうち回るくらいの異常な頭痛です

(知らない人は調べてみてね)


疑われていたんでしょうね、痛がり方で


なんとなくの記憶だけど痙攣もしていたと思う


それを看護師さんが先生に伝えていたのは覚えてる


ところどころ、ポツポツと覚えていることがあるけど

ほとんど忘れてしまった


手術前に母がいた気がして、あれ?夢かな?と思ったけど

実際に少しだけ顔を見にきていたようです


コロナ禍で、基本的に面会は禁止ですが、ICUは命に関わる人たちが

運ばれてくる場所なので、術後何かあったら、ということで

少しの面会がOKだったようです


不安だったでしょうね


もうここらへんは意識ないので、手術の記憶とかピークの痛みとか

全然覚えてません


気付いたら何もかも終わっていて、3日後くらいに目が覚めました


起きたら喉が痛い、ってかなんか管が入ってるし、酸素マスクみたいのついてるし

両腕点滴だらけだし、えーと、看護師さんになんて伝えたらいいんだろう


と思った末、手を上に上げたら、一番近くにいた看護師さんが

気付いてくれて、ものすごい勢いで駆け寄ってくれました


「大丈夫ですか!?手術したんですよ。病院です。わかりますか?」


あぁそうなんだ、倒れたのか


その時理解しました


「はい、わかります、今日何日ですか?」


921日ですよ」


と言われ、え、舞台の稽古の開始日じゃん、間に合うかな


なんてことを考えていた


この時はそこまで大きな手術だとわかってなかったんですね


すぐに帰れるものだと


まさか倒れたところ皆に見られちゃったのかな?

スタッフさんはどう思っただろう..

怖かっただろうな

そんな気持ちでいっぱいでした


看護師さんが

ご家族と事務所の方に電話しますか?と言ってくださり

母と、マネージャーさんに電話


意識戻ったとはいえ、ふらふらな中、平気ですよーーと強がった気がする


わからないけど


そうだったとしたら、わたしの悪い癖かも..



寝て、寝て

しばらくすると喉が乾いてきたけど、まだ飲んじゃいけないタイミングらしく

飲み物を我慢するのがつらかった


少ししてお水をもらえた時はめっちゃ嬉しかった


マジ水サイコー

ってなった


この期間は、右側の頭部を手術した影響で

顔の右半分もパンパンに腫れていました


目も開かないし、常にウィンク状態

(いつもファンサ状態)(とか言ってる場合ではなかった)


やっと流動食??みたいなものが食べれるようになってからも

右側の口が開けづらいので食べにくい食べにくい


しばらくは腫れっぱなしでした

頭包帯グルグル

でもこれについては手術したんだからまか仕方ないよなぁと思っていた




ICUは一対一で担当の看護師さんが付いてくれて


何かあれば、ナースコールどころか手を上げただけで気付いてくれる


あの安心感はすごかった


枕に触れるだけで頭痛かったけど、何とか試行錯誤してくださったり

有難いな、看護師さんってすごい、尊敬するなぁって思ってた


大きな入院もしたことがなかったわたしは、この過酷な環境下で

働く皆さんの優しさとか、強さとか、思いやりとか

知っているつもりで全然知らなかったなと思いました


「大丈夫、大丈夫、今は体を治すのが最優先」


「必ず良くなるからね」


勇気づける言葉をかけてくださる方

沐浴をしてみませんか?とリラックス出来る様に提案してくれる方

気持ち悪い、というとずっと背中を撫でてくれる方

欲しいものがあるとすぐにお買い物に行ってくれる方

暇でしょ?とテレビを持ってきてくれた方

ナースコール押してないのに何度も様子を見にきてくれた方


優しい人ばかりだったなぁ


出来ることなら、お礼をちゃんと言いたかった


感謝しています


医療従事者の方は素晴らしい




ICUの患者さんには色々な方がいて

声を出して自分より苦しんでる方がいて

甘えてられないなと、思い、1週間後にICUを出て一般病棟へ


ちょっと怖さもあったけどね


この時、まだ頭の傷は痛々しかったと思います


メガネがなかったので自分の姿は一切見れなかったけど

正直それでいいと思った


見たくなかったし、怖かったし


しばらくぼんやりとした世界を漂ってました


これが初めてのICUで感じたこと




最初の1週間はこんな感じでございました


不思議と恐怖がなかった頃

たぶん体に必死だったから


このあとまた新しい問題が出てきます


あと言わなきゃいけないこともあるなぁ


はい


それでは


今日はここまでです


毎度長くてすみません


読んでくれてありがとう


良い日曜日を


またね









Maon@医療従事者の方全員幸せになって欲しい