揺れる枯葉が
手を振る 君に見えたんだ
思い出す プラネタリウム
まだここに 残ってるよ
大人になってゆく度に
色褪せてしまう写真が
笑い合うことさえ
淋しくさせても
この思い出(ばしょ)で 僕たちは
繋がってる
オレンジの空 いつでも
照らし続ける 紅い陽(ひかり)
「行くんだ」と 手を振った
温かい
この夕陽の下で
いつも思ってた
ライトを消したみたいに
誰もいない世界にひとり
置いていかれちゃいそうで
落ち葉 踏みしめて歩いた
途方もない長い道を
立ち止まることより
感じてみること
君がただ そこに居て
くれたこと
オレンジの空 ありがとう
なんとか今日を 歩いてきたのは
秋風 舞う色に
あの日を
重ねたから
夜が君をさらっても
同じ空の下
見つけた炎は 消えない
時が過ぎて 僕らはまた
引き出しに鍵をかけて
夢の続きを探すよ
いつかまた
笑って会えるように
行くんだ.. 一緒に
見てきた景色が 僕の陽
君から もらったもの
新しい
始まりの詩
夜が君をさらっても
同じ空の下
見つけた炎は 消えない
ありがとう
黒崎真音