下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)【32】
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mixi日記2023年08月07日から
テーマサイトは下記。
【「心臓をする】
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===========引用開始
質問者:maruchan83質問日時:2023/08/07 01:21回答数:9件
漫画を読んで、次のセリフに遭遇しました。
「んんっな心臓してんだ。ブレーキイカレてんだろ。あの野郎」
でも「心臓してる」というのは聞いたことがない表現です。どう言う意味ですか。
よろしくお願いします
===========引用終了
ごくフツーに使っている表現だけど、「文法的に考えるとどうなるんだ?」と悩むことがある。
今回もそんな話。
「んんっな心臓してんだ」はマンガのセリフなんで相当砕けた日本語になっている。
もう少し丁寧な言葉に直すなら、
「どんな心臓(を)しているんだ」ぐらいだろう。
これはありふれた表現で、下記あたりもよく目にする。
「どんな神経(を)しているんだ」
「どういう性格(を)しているんだ」
「いい根性(を)している」
「なんて顔(を)しているんだ」
よく目にするけど、文法的にどうなっているのかと訊かれたら……一瞬戸惑う。
「心臓(を)する」……。「心臓する」って、サ変動詞なんだろうな。「お茶する」よりヒドくないか?
幸いなことに、辞書をひいたらのっていた。
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===========引用開始
出典:デジタル大辞泉(小学館)
する【▽為る】 の解説
[動サ変][文]す[サ変]
㋓ある状態・性質であることを示す。「鋭い目付きをした男」「むじゃきな顔をした子供たち」
===========引用終了
そうか。
「心臓(を)する」だと異様に感じるけど、「どんな心臓(を)している」ならおかしくない。
「した」「する」よりも「している」のほうが一般的かな。
先行コメントにあるように「強い心臓をしている」もアリだろう(フツーはそうは言わないだろうけど)。
「スゲー心臓してるな」(度胸あるな)ぐらいが自然か。
辞書に〈ある状態・性質であること〉とあるように「心臓をしている」ではなく「強い心臓をしている」のように修飾語を伴って使う。
これを疑問の形にしたのが「どんな心臓(を)しているんだ」ってこと。
どういうときに(を)の省略が自然なのかはなんとも言えない。
辞書の用例にある「鋭い目付きをした男」だと(を)は省略しにくい気がする。
「異様な風貌をした男」あたりも(を)は省略しにくい。
おそらく、使用頻度が高い表現(話し言葉に近い表現)ほど、(を)を省略する傾向があるんだろう。
これはたぶん下記と関連する。
【「~をする」 と「~がする」の違いについて 教えて!goo】
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とってもうれしいです。
※やはり「うれしいです」は美しくない。
https://ameblo.jp/kuroracco/entry-12282289501.html
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