tobiのブログ

 フリーランスの編集者兼ライターです。
 主として日本語関係のことを書いています。


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 下記の仲間。 
日本語アレコレの索引(日々増殖中)【18】 
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1955992054&owner_id=5019671 

mixi日記2017年月日から 

 直接的には下記の続きだろうな。 
【すごい すごく すごい+用言〈1〉〜〈4〉】 
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-3363.html 

 テーマサイトは下記。 
【すごい と すごく の使い分けです。】 
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/9749842.html 
===========引用開始 
最近、林先生が凄いと凄くの使い分けをTVで語っています。 
日本放送協会もアナウンサーには使い分けを指導しています。民放も準じています。 
しかし凄いは辞書に出てきますが、凄くは俗語であるためか辞書によっては出てきません。 

俗語ではあっても凄くを使うべきか「たいへん」や「非常に」を使うべきかで悩みます。俗語はできれば使いたくないため!ひょっとして、日本放送協会は凄くは俗語から脱出したと判断しているのでしょうか? 
連用と連体は理解しています。 
凄くの使い方をご指導ください。 

【補足】 
私の手元の辞書には「凄い」の解説において①②③の3番目において明確に「凄く」は「凄い」の俗語表現であると区分しています。  
===========引用終了 

 質問者の対応を待っていた。質問者がどこまで考えているかによって、書き方が大きくかわるから。 
 ……締め切られてしまった(泣)。 

 過去にウダウダ書いてきたが、辞書の記述も揺れているようなんで、現段階(2017年5月18日)の結論をまとめておきたい。いつもは「スゴい」「スゴく」と書くようにしているが、今回はすべて平仮名書きにする。 
 辞書の引用の全文は末尾に。 
 質問者がひいた辞書には、〈「凄く」は「凄い」の俗語表現〉と明記してあるらしい。なんという辞書に、正確にはどう書いてあったか教えてもらえまえせんか。あの書き方では資料にならない。 
「すごい」「すごく」の俗用(またこれが曖昧な言い方で……)は、何段階かに分かれる。 

■第1段階 「すごい」自体が俗用 
 ↓の『大辞泉』には〈「すごい」は俗語的な言い方で、「すごく険しい」「すごくおいしい」「すごく悪い点数」など副詞的に幅広く用いられる。〉とある。辞書がこういう書き方をするのはやめてほしい。この記述は2通りの解釈ができる。 
 まず、〈「すごい」は俗語的な言い方〉という解釈。これもよく目にする。元々「すごい」というのは程度が非常にはなはだしいことを表わし、俗っぽい表現らしい。当方は半信半疑。「凄まじい」「凄惨」なんかと混同している気もする。あんまり上品な言葉ではないだろうが、現代では女性が口にしてもおかしくはない。「でかい」とか「うまい」よりはずっとマシってレベル。  

■第2段階 「すごく」が俗用 
 これも聞いたことがある。『大辞泉』の記述も、たぶんこの意味と思われる。〈俗語的な言い方で、「すごく険しい」「すごくおいしい」「すごく悪い点数」など副詞的に幅広く用いられる〉……余計な読点を打つから誤読される。質問者の趣旨もこれのような気がする。真偽のほどは不明。相当昔の話のようなので、実感がない。当方はかなり昔から使っている。『大辞林』には「副詞」として、注釈なしで立項されていることを確認してほしい。 

■第3段階 「すごい+用言」が俗用 
 これは『大辞泉』の〈俗に連体形を副詞的に用いて「すごいおもしろい人だ」のような言い方もある〉の話。『大辞林』にも同様の記述がある。近年問題視されているのはコレ。林先生がTVで語っているのもこれだろう。 

 第1段階と第2段階に関しては、古い話なので、あまり興味がない。 
 第3段階に関しては、「すごい+体言」「すごく+用言」が一般的と考えるのが無難だろう。 
 ここで打ち切っておかないと泥沼にはまる。 

 と言いつつ、泥沼にはまるためのメモ。 
「すごい+体言」「すごく+用言」が妥当な使い分けだとする。 
 ということは……。 

■「すごい美人」「すごく美しい人」 
 ↑のように使い分けるということですね。 
 本当なんだろうか。 

■「すごく美しい 人」「すごい 美しい人」 
「すごく美しい人」の「すごく」は用言にしかかからないとすると、当然のことながら、「すごく美しい 人」ってことだろう。 
 これを「すごい」が「美しい人」にかかると考えるのは邪道なんだろうか。「美しい人」はフツーに考えれば名詞だろう。名詞にかかるのは「すごい」ですよね。 

■「美人」の品詞は 
「美人」の品詞は名詞だろう。ここで質問です。「〜すぎる」の「〜」に入るの形容詞か形容動詞のはずです。ってことは、いまや一般的な表現になっている「美人すぎる」って誤用でしょうか。 
【この違和感は何ですか? 「〜すぎる」】 
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/9167850.html 

■副詞は名詞にかからないのか? 
 これが非常に微妙な問題で、「用言のことが多いが、体言のときもある」と考えるしかない気がする。 
【続「主に」の使い方】 
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/9220123.html   


https://kotobank.jp/word/%E5%87%84%E3%81%84-541501#E3.83.87.E3.82.B8.E3.82.BF.E3.83.AB.E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.B3.89 
===========引用開始 
デジタル大辞泉の解説 

すご・い【▽凄い】 


[形][文]すご・し[ク] 
1 ぞっとするほど恐ろしい。非常に気味が悪い。「―・い目でにらむ」 
2 びっくりするほど程度がはなはだしい。大層なものだ。「―・い人気」 
3 (連用形を副詞的に用いて)程度のはなはだしいことを表す。「―・く寒い」「―・くおもしろい」 
[派生]すごさ[名]すごみ[名] 
[用法]すごい・ひどい――「すごい(ひどい)嵐」「すごい(ひどい)寒さ」「すごく(ひどく)速い」など、はなはだしいの意では相通じて用いられる。◇「すごい」は俗語的な言い方で、「すごく険しい」「すごくおいしい」「すごく悪い点数」など副詞的に幅広く用いられる。また「すごい評判だ」「すごいあばら家」などプラス、マイナス両面の評価に使う。◇「ひどい」は「ひどい人」「ひどい仕打ち」「ひどいことを言う」のように、マイナス評価について用いられる。◇俗に連体形を副詞的に用いて「すごいおもしろい人だ」のような言い方もある。  
===========引用終了 

https://kotobank.jp/word/%E5%87%84%E3%81%8F-302309#E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.9E.97.20.E7.AC.AC.E4.B8.89.E7.89.88 
===========引用開始 
大辞林 第三版の解説 

すごく【凄く】 

( 副 ) 
〔形容詞「すごい」の連用形から〕 
程度がはなはだしいさま。大変に。大層。非常に。主に会話で用いられる。 「 −速い」 「朝晩−冷える」 「 −酔っぱらう」 〔近年、くだけた言い方で「すごく」の代わりに「すごいでっかい」「すごいきれいだ」などと言う場合があるが、標準的でないとされる〕  
===========引用終了 
『大辞泉』の記述はほぼ前回どおりだろう。問題は『『大辞林』のほう。「すごく」なんて前はなかったと思う。以前は「連用形を副詞的に用いて」いたのが、めでたく副詞と認定されたのだろう。

 

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